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2011年02月24日

【読書】「本と付き合うコツ」@日経産業新聞


本300%活用術


【はじめに】

◆日経産業2月23日号18面に掲載されていたのが、「本と付き合うコツ」という記事。

書店プロデュース等を手掛けるBACH社長の幅 允孝(はば・よしたか)さんにお話を伺ったものです。

タイトルからは、必ずしもビジネス書に限るわけではなさそうなのに、媒体を意識されていたのか、当ブログの読者さんの皆さんにも参考になりそうな充実ぶりでした。

そこで、備忘録代わりにまとめてみましたので、ご覧下さいマセ。


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【本と付き合うコツ】

■1.ベストセラーだからといって無理して読まない
「話題についていくためにも手に取るのが理想だが、必ずしも読めばいいというものでもない」
◆幅さん曰く、「周囲が読んでいるから、という理由だけで漠然と読んでも、あまり価値がない」とのこと。

逆に「自発的に読んで、他者経験を自分のものにすることが読書の醍醐味」という指摘には納得です。

ただし個人的には、マーケティング的な意味合いでベストセラーを読むのは、アリだと思われ。

土井英司さんも、ベストセラーはクオリティを問わず、読んでおくそう……って、私たちは出版プロデューサーではないですがw


■2.複数冊を同時平行で読み、気分によって読む本を決める
「今日は気分が乗らないと思えば読みやすい本を選び、集中している時には難解な本を読む」
◆これは実践している人も多いスタイルですね。

硬軟取り揃えておくと、どんな気分にも対応可能。

私の場合は、新刊は買ったら出来る限り一気に読み切って、間を空けずにブログ記事にするようにしていますが、新刊でない場合は、ついつい暇な時を見つけて読んでいるわけでして。

おかげで未だにこの本を読み終えられないという……。

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった
コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

成毛 眞さん大推薦のオモシロ本です。


■3.最後まで読むことにこだわらない
「この本はためにならない、自分に合わないと思ったら、無理せずそこでやめればいい」
◆これもまたビジネス書的な読み方。

小説等の場合、最後の方まで行かないと評価しにくいですが、ビジネス書は「最初の●ページで判断する」みたいな話は色々あります。

もっとも一方では、「字面見るだけでも最後までページをめくる」という意見もあるのですが。

そして私はそもそも、途中でやめるような本は買わないように心がけております。


■4.紙の本と電子書籍を使い分ける
 まず、電子書籍は、通勤や出張時でも重い本をわざわざ持ち運ばずにいつでもどこでも気軽に読めるメリットがある。ただ、登場人物が多く内容が複雑な小説などは、紙の本が向いているという。
◆ということは、私たちビジネス書好きは、電子書籍オンリーでOKということなんですかねw?

ちなみに紙の本が小説に向いている理由と言うのは「前に戻る場合に『ここらへんだったかなあと』手触りで思い出すこともできる」からだとか。

ただ、電子書籍でもしおりはつけられるハズですし(持ってないのでよく知らないw)、登場人物が新たに出てくるたびに付けていけばいいような。

一応、ダイヤモンド社さんのにはしおりがありますね。

ダイヤモンド社のiPhone・iPad電子書籍:電子書籍ビューアDReaderの操作方法


■5.本は「売らない、捨てない、なるべく貸さない」
読み終わった本はどうすればよいのか。幅さんのモットーは「売らない、捨てない、なるべく貸さない」。過去に読んだ本でも、何かのきっかけで再度手にすることで新たな発見をすることが少なくないという。
◆これはまたハードルが高いww

幅さんの場合、お仕事がお仕事だけに、そうなさるのも分からないではないですが、一般的なビジネスパーソンには、ちょっと難しいでしょうし、そもそも途中で読むのをやめた本まで大事に取っておく必要があるのかどうか(「後で読み返してみたら良かった」、ということもありますが)。

なお幅さんは、もし古本店に本を売るときには、「自分が良いと思う店選びにこだわってほしい」と言われているのですが、フツウに考えたら、

●買い取り価格が高い

●手間がかからない(家に来てくれる等)

のどちらかになるような。


◆また、この本にあるように、中島孝志さんは、個人経営の古書店にドカンと売り飛ばして、必要に応じて買い戻しており、その費用は「貸倉庫代」と考えているそう。

キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)
キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)

参考記事:【速読・多読・省読】「キラー・リーディング」中島孝志(2007年09月29日)

この考え方は、なかなか「目からウロコ」でした。

私も大昔に考え方だけ真似しようと、最寄の図書館にまとめて寄贈しようとしたものの、「区内のどの図書館に行くか分からないし、処分する場合もある」と言われて、断念したことがw

ちなみに、結局私は「整理しないで段ボールに詰めて積み上げる」というパターンにしたのですけど、後で読み返したくなっても基本的に無理ですw


【所感などなど】

◆いかがだったでしょうか?

基本的には同意できる部分が多かったものの、微妙な部分も無きにしもあらず。

特に本の読み終わった本の処理については、そのまま参考にしてたら、部屋中本だらけになってしまうこと必至。

実際に幅さんは、「置く場所がなくなったら引っ越している」そうなので、やはり鵜呑みにするのは危険ですw

小飼さんのお家も確かに広いんですけど、増える本の量も半端ないみたいなので、いったいどうされているのやら。


◆なお、紙面では幅さんのお話に加えて、NPO法人読書普及協会が認定した読書ソムリエで、古本店「本の越後屋」を経営する佐伯英雄さんの「書店の選び方」というお話もありました。

大型店、街の店、ネットの使い分けのアドバイスなどなど。

また、「小規模書店の店主と仲良くなる」、というのは、結構いいアイデアかもしれません。

もちろん、引き続き当ブログも、皆様の選書のお供にお願いします! ←これ重要


【関連記事】

【速読】『超ビジネス脳の作り方 速読で脳と仕事が変わる!』(2011年02月17日)

【本ネタ】当ブログの人気「読書本」はコレだ(2011/01)!(2011年01月22日)

【読書術】『頼れる!読書術』@週刊東洋経済(2011年01月18日)

【本】今回のアソシエは「読書特集」です!(2010年04月20日)

【読書】本200%活用ブック(2007年10月02日)


【編集後記】

◆お気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、冒頭の画像は、この本の画像の一部をトリミングしたものです(「ブログ画像ゲッター」利用)。

本300%活用術
本300%活用術

一方本自体は、2007年に出版されたムック本『本200%活用ブック』をリバイスし、単行本化したもの。

実は、この『本200%活用ブック』は、私が初めて商業誌に掲載された、思い出深い1冊なのですが、今般、100%増えたことに伴い、他のブログと差し替えられてしまいました。

(。´Д⊂) ウワァァァン!!

でも、ページが倍増し、本の中身としてはかなりパワーアップしているので、読書好きならマストな1冊だと思われ。


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