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2011年02月05日

【英語公用化!?】『もし御社の公用語が英語になったら 生き残るための21の方法』森島秀明


もし御社の公用語が英語になったら
もし御社の公用語が英語になったら


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、これからの日本の企業において十分考えられる「英語公用化」に関する1冊。

著者は、「ITmedia オルタナティブ・ブログ」上で、「こんなところにも、グローバリゼーション2.0」を連載されている、森島秀明さんです。

アマゾンの内容紹介から、一部抜粋。
給料も上がらない、雇用も減る一方、国内市場は縮小の一途。
“ガイジンと英語で仕事”が、日本のフツーのサラリーマンにもデフォルトになる時代は、実はすぐそこまで迫ってきているのです。(中略)
すでに10年前から「英語公用語」の現場でビジネスリーダーを務めてきた著者が、現場で学んだ「英語公用語化の会社で学ぶ仕事術」と、「グローバル時代のビジネスマンに必須の仕事術」を教えます。
5年後、10年後の生き残りを考えるビジネスマン、必読!
タイトルは若干煽り気味ですが、中身は意外にオーソドックスでした。


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【目次】

はじめに ――あなたの会社が「英語公用語化」を宣言する可能性は身近になった

第1章 もしも社内で英語がデフォルトになったら

 1 「英語公用語化」の本当の意味とは
 2 日本人の給料が上がらない理由
 3 迫る「ラストチャンス」

第2章 英語が公用語化した未来のサバイバルTips【基礎編】

 ベースとなる、英語の使い方・学び方
 英語を使った会議の臨み方
 メール、SNSでのコミュニケーション

第3章 英語が公用語化した未来のサバイバルTips

 グローバルに通用する仕事術

第4章 身近にできる英語力・異文化理解力の習得術

 1 グローバル2・0時代のリーダーに必要な英語力
 2 実際に海外に出て、経験を積む

第5章 日本および日本人の強みを活かす、グローバリゼーション2.0

 1 日本の強み、そして日本人の強み
 2 日本人の特色を活かせる三つの方向

おわりに


【ポイント】

■1.「英語」もツールとして割り切り、ほどほどに使いこなそう
十数年前のインターネット登場時に、「電子メールをビジネスツールとして認めるか」という大議論があった。今では、周囲を見渡せば、仕事の話もプライベートも「出先でケータイからメール」は当たり前になっている。数年後、今を振り返ると、英語公用化の議論も同じように当たり前の過去のものになっているような気がする。だとすれば、いち早く使いこなす術を身に付けた方が得策というものではないか。


■2.「英語公用化」により外国からの労働者が流入する
 これまでも、実際には「日本語」という参入障壁のおかげで日本市場が鎖国化されており、日本国内の高賃金労働市場が日本人向けに限定されていただけだ。社内公用語を英語とする企業が増えれば、「日本人より人件費が安価だが、自国通貨では十二分に高賃金になることが期待できる」高いスキルと英語力を身に付けた外国からの労働者が続々と流入してくることは想像に難くない。特にインド相手では、IT業界におけるオフシェア開発とかアウトソーシングといわれる形で、そのような動きが実際に起こっている。


■3.英語は「専門分野の単語力」が必須
 今後グローバルに仕事をするうえで絶対に必要となる力、それは「単語力」。それも「専門分野の単語の力」である。(中略)

 このような単語力は、街の英会話教室に駆け込み、汎用的な「ビジネス英会話」講座を受講してもほとんど教えてもらえない、一歩突っ込んだ内容のものである。汎用的ではなく、個々人のビジネスに特化した話なので、普通の英会話教室ではカリキュラムの設計が困難で教えようがないのである。


■4.単語力強化にRSSリーダーを活用する
(RSSリーダーで)見出しや要約だけを読んで気になった単語やフレーズを、ワードやエクセルなどのワープロソフトや表計算ソフトにコピー&ペーストすれば、簡単に単語帳が作成できる。特に見出しに用いられている単語は、その一言・ワンフレーズで内容を理解できるようにネイティブの新聞編集者が考えた表現であるから、そのままそっくり暗記して再利用するにはもってこいなのである。


■5.会議で通用する英語は「短いセンテンスで結論から先に」
 私の実感としては、拙く、慣れない英語でも、
・短いセンテンス、メッセージにして、長い文章を書かない
・英語的な論理に飛躍のない説明を行なう
・結論から先に言えるようになる

 この3点に気をつければ、十分に会議の場でも通じる英語が話せるようになる。


■6.議事録にはボイスレコーダーを活用する
 リスニングとスピーキングが不得意であればあるほど、英語での会議の議事録作りの役割を率先して引き受けるべきである。(中略)

 とはいえ、まったくリスニング能力に自信がないと、議事録を作るのも大変な作業になるだろう。そこで活用したいのが、ボイスレコーダーである。今は携帯電話に付属のボイスレコーダー機能で十分だろう。リスニングに不安がある英語の会議は必ず録音しておき、何が話されていたのか後で確認できるようにする。これは個人レベルですぐにできることだ。


■7.話が振れるようになるべく、海外のニュースをチェックする
 ニュースのおすすめは、新聞・雑誌系であれば、なんと言っても「Business Week」と「New York Times」であろう。「Business Week」は、技術と経営の関係のような話にも強く、日本で言えば「日経ビジネス」のような雑誌だ。中でも「Behind the cover story」の購読がおすすめだ。文章ではなく、Podcast(ポッドキャスト)という機能で音声ファイルをMP3形式でダウンロードし、携帯音楽プレーヤーやスマートフォンで聞くことができる。ラジオの録音データが最初から用意されているようなものだと思えばいい。「New York Times」も以前は英語版で同様のサービスを実施していたが、ここ最近は雑誌と同様の画面をスマートフォン向けに提供するなどの方針転換を行っているようだ。


【感想】

◆上記ポイントでは挙げませんでしたが、本書では、大前研一先生とユニクロの柳井 正さんの『この国を出よ』における「パナソニック・ショック」についても触れられています。

パナソニック採用の8割外国人 大学生就職深刻になる一方だ:J-CASTニュース
パナソニックの場合、10年度新卒採用1250人のうち海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」は750人だった。11年度は外国人の割合を増やし、新卒採用1390人のうち、「グローバル採用枠」を1100人にする。残る290人についても、日本人だけを採るわけではないという。
こうなると、社内で英語が公用化されるのは、ある意味必然かと。

そう言えば、私の住んでいるマンションでも、インド人の家族を見かけます。

今まで周りにいる外国人、というのは、サービス業中心のアジア系の人か、外資系企業の役員クラスが多かったと思うのですが、今後はそれらとは違う層に、外国人がどんどん増えていくことになるのかと。


◆というワケで、その流れに対処すべく、本書では様々な「サバイバルTIPS」が紹介されています。

英語はもちろん、フレームワークの活用法や、交渉の仕方などなど(詳細はアマゾンの目次をご参照のこと)。

若干軽めなのですが、この辺は本来、それぞれの項目で本1冊レベルの内容になるハズなので、しょうがないのかな、と。

一方で、最終章では、個人レベルのスキルアップではなく、「日本」という国レベルでグローバリゼーションを考えており、単なるノウハウ本で終わらせない、という心意気を感じました。


◆もっとも私は小ネタが好きなので、上記でも挙げた「RSSリーダー」の活用法などが結構ツボw

最近ではTwitterのおかげで、役目が終わった(?)とか言われることもあるRSSリーダーですが、「英語学習」という新たな利用目的で、活用される方が増えるのかもしれません。

もちろん、このブログも「ビジネス本ネタを仕入れる」意味で、RSSリーダーの登録を熱烈歓迎しておりますw

ライブドアリーダー

Googleリーダー

また、小ネタで言うなら、ボイスレコーダーはそんなに高くないですし、議事録のみならず、1台持っておくと色々と便利だと思われ。

参考記事:【メモ】ICレコーダー、上手な活用法(2009年03月27日)


◆私自身は自営業ですし、今すぐ英語力が必要になったり、取引先が外国人だらけになることがないためか、本書を読んでいても、それほど切迫感は感じませんでした(←ヲイ!)。

ただ、逆に、既にお勤め先で英語公用化の話が出ているような方にとっては、本書の内容は「マスト」とも言えるものかと。

実際に、現時点で英語公用化されている会社の方のお話があれば一層良かったと思うのですが、まだサンプルとして少ないでしょうし、これは次回作への持ち越しですかね?

その頃には、電子メールと同じように「英語公用化」も「当たり前」になっているのかもしれませんが。


「備えあれば憂いなし」な1冊!

もし御社の公用語が英語になったら
もし御社の公用語が英語になったら


【関連記事】

【アマゾンキャンペーン有】「自分をグローバル化する仕事術」天野雅晴(2008年08月30日)

【リストラなう】「外資系金融マンのリストラ日記」六本木健(2010年05月08日)

【英語】「ビジネスパーソンの英単語帳」関谷英里子(2009年12月24日)

【マル秘転職術】「外資系キャリアの転職術」シンシア・シャピロ(2008年11月16日)

【出世のヒミツ】「外資系キャリアの出世術」シンシア・シャピロ(2008年03月21日)


【編集後記】

大相撲の八百長の件で、急に注目されたのがこの本。

ヤバい経済学 [増補改訂版]
ヤバい経済学 [増補改訂版]

参考記事:ヤバい経済学 [増補改訂版](2007年05月16日)

参考記事:「ヤバい経済学 」スティーヴン・レヴィット&スティーヴン・ダブナー (著)(2006年05月07日)

「いやもう、どう考えても八百長でしょうJK」と外国の学者にまで言われていたんですよねw


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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この記事へのコメント
英語…出来て当たり前になってきましたね。私は転職活動中ですが身に染みてわかってきました。
英語が出来ないだけで職種が限られてくるんですよね(泣)この本参考にします!個人的には英語上達完全マップっていう本がオススメです!ってここで紹介してたらすみません。
Posted by mishia at 2011年02月05日 11:27
>mishiaさん

うーん、やはり転職においても英語は重要なんですね!
今さらですが、私も語学留学時の能力を維持すべきだったか(汗)?
って言っても、税理士やる上では、ほぼ100%近く英語は使わないので、維持するための費用対効果を考えると、捨てざるを得なかったんですが。
『英語上達完全マップ』は名前は聞いたことありますし、アマゾンでも高評価ですよね。
いつか英語をやらねばならない日が来たら、ぜひ購入したいと思います!



Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年02月06日 04:19