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2010年10月12日

【仕事術】『THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律』ホアキン・ロレンテ


THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律
THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「スペイン発」の仕事術のご本。

先日の未読本記事でご紹介した後、実際に読んでみたところ、なるほどフツウの自己啓発本とはちょっと違う感じ。

アマゾンの内容紹介から一部引用します。
◇「アイデアは浮かぶけど、実行できない、成果が出ない人」が何度も立ち返る本です。
「アイデア」や「思考法」などの入門書を読んだ人が、価値を生み、成果を出すための次のステップを知るためにも最適な本です。
 一流の広告プランナーならではの、自らの経験を抽出した、「コミュニケーション術」「売るために重要なこと」「人を育てるコツ」「リーダーに備わっているべきこと」「信頼を手に入れる方法」をはじめ、人生、仕事の本質を解き明かします。
なるほどこれが、「スペイン流」なのかな、と。


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【目次】

◆本書は、章立てがなく、84の「黄金律」が列挙されているので、アマゾンの目次にあったものを。
考えるのはタダ!(Principle1)

◇人生の少なくとも五一%は純然な物々交換だ。君は交換できる何かを持っているか?(Principle 12)

◇ゴミは売るな! 売れば売るほどあとからニオイがひどくなる(Principle 22)

◇実行をともなわない「ひらめき」は、怠け者の言い訳にすぎない(Principle 45)

◇マーケティングはシステムだが、広告はアートだ(Principle 64)

◇個性がなければ、ハエと同じだ(Principle 72)

◇問題はたったのひとつだけ? ならば君はツイている! あとは解決策を見つけるだけだからだ(Principle 79)


【ポイント】

■1.ウインストン・チャーチルの名言「運とは細部に注意を払うことである」
絶妙なタイミングで電話をかける。ライバルが昼寝をしているあいだに興味深いものを見つける。細かい作業を根気よくこなし、最後には大きな仕事をやり遂げる。休息が足りず能率が下がっているときに、睡眠が必要なことに気づく、というように。
 無数の細かい要素に反応して、神経細胞がすばやく動き出せば、他者よりも多くの成果を上げられるのだ。
 一般に、単なる「運」と見なされている出来事を決定づけるのは、これらの細かい要素なのだと気づいた。重要なのは細部に注意を払うことである。


■2.ブランドに関する4つの質問

●1.君が願客を増やそうと必死に戦っているブランドは、「天国に行けるような何らかの価値」を提供しているだろうか?

●2.顧客は、「君が提供している見返り」が何か説明できるだろうか?

●3.君の会社には、「その独自性を表わす覚えやすい象徴」があるか?

●4.君の会社の「序列」は、シンプルか?


(詳細は本書を)


■3.販売員が商品を信頼していればいるほど、その絆も強くなる
 すぐれた販売員は扱っている商品を心から愛している。商品を知り尽くし、評価し、愛し、確信を持ってほかの人々に勧めているのだ。
 商品のことをよく考え、その商品にはどんな特別な意味やメリットがあるか、何かびっくりするような特長はないか見出そうとする。それを自分専用の武器として心のポケットにしまい、見込み客を相手にここぞというところで使うのだ。


■4.ライバルのミスを探す
「ライバルも間違いを犯す」。これは普遍的で非の打ちどころのない事実だ。それなのになぜ、会社の幹部はたかだか五分程度の時間を割いて、ライバルのミスを探そうとしないのか、わたしには理解できない。
 もちろん相手をいじめることで、サディスト的快感を得るためではない。直接の目的はさらに踏み込んで、愛すべきライバルをできるかぎり粉砕することだ。
 顧客サービス部門が役に立つと思うなら、ライバルのミスを探す部門も同じくらい、またはそれ以上に使えることに気づくだろう。


■5.自分の仕事を通じて会社をよくする
 朝起きたとき、「ふとんから出て仕事に行くだけだ」と考えているとしたら、それは間違いだ。というのも、このままでは10年経っても同じことを考えながら起床し、仕事も変わり映えしない可能性が高いからだ。朝、目が覚めたら、自分の努力で何かが改善すると信じ、実際に計画的に働き、これを実現していけば、本物の価値を生み出すことができる。


■6.「信頼」は人間関係において最も大切な条件
 これまで話してきたように、人間にとって「生きるべきか、死ぬべきか」が問題だというなら、あらゆる人間関係にとっての問題は「信じるべきか、疑うべきか」となる。
 だから「名前さえ売れれば、どんな宣伝もいい宣伝だ」といわれるが、そんな言葉は"世界愚言集"にでも入れるべきだ。意味もなければ、何の基準にもならず、未来もない。
 基準になるべきは、「他人から認められるか、単なる知り合いで終わるか」、「高く評価されるか、低く評価されるか」である。それはすべて君しだいだ。


■7.仕事の具体的な改善策を上司に提案する
 上司があまり忙しくない時間を見つけて、席を訪ねよう。そして、「大切なことを話し合いたい」と告げるのだ。上司は君が何か問題を提起するか、給料を上げて欲しいとか、会社を辞めたいとか言い出すと思うだろう。
 ここで、サプライズを起こし、状況を一変させられるのは君だけだ。上司に君が会社のことを考えていることを伝え、その場で証明してみせるのだ。
 君の同僚たちは何の見返りも求めずに、仕事の改善策を何度提案しただろうか? おそらく一度もなかったのではないだろうか。もしだれかが提案したら、君はどう思うだろう? しかもそれを簡潔に読みやすい書面で提出したら。
 君が同じことをしたらどうなるか考えてみよう。提案する相手は君を昇進させることができる唯一の人物、上司である。彼らも人間だということを覚えておこう。


■8.成功とはときに媚薬のよう
「成功」とは、カクテルである。有名になれぱなるほど、味が濃くなり、アルコール度数が強くなる。だからこそちびちぴ飲み、酔っぱらわずにいられる方法を覚える必要があるのだ。
「成功」の実用的な側面として、社会から認識され、ドアが開き、よいコネができることがあげられる。公共の場で純真にふるまう、つまり近づきやすく、愛矯があって、親切な人物でいると、さらに称賛される。
 成功しているうちは、「成功が成功を生む」という法則を疑うべきではない。疑うと、ケチで嫉妬深いと思われるリスクを冒すことになる。


【感想】

◆実は冒頭で引用したアマゾンの内容紹介には、直後にこんな一節がありました。

「比喩を巧みに用い、皮肉を含んだ辛口なユーモアあふれるメッセージが心と脳を揺さぶります」

なるほど、私が感じた「ちょっと違う感じ」とは、この「比喩」だったのかも。

その比喩も、具体的に類書と比べて何%くらい多い、というのではなくて、一般的に英語で書かれた翻訳本に登場する比喩とタイプが違う印象。

考えてみたら、今までご紹介してきた翻訳本のほとんど全てが「英語圏」のものだっただけに、使う比喩が異なっているのは当たり前なのかもしれません。

そう言えば、昨日ご紹介した本の著者であるイビチャ・オシム氏の比喩も独特でしたが、東欧の方でしたし。


◆一方、比喩を除いた「仕事の仕方」「ブランディング」「マーケティング」等々の中身については、独特ということはなく、むしろ「王道」のような。

ポイントで挙げたように「勤勉であること」を推奨しているのを見て、「ラテン系なのに何で?」と思ってしまうのは、偏見ですねw

実際、世界11カ国で出版されるなど、本書のコンテンツは幅広く受け入れられているようですし、日本においてヒットしても不思議ではありません。

ただ、繰り返しますが、その比喩に馴染みのない分、速読で読み飛ばすのには、向いてないとは思いますが。


◆ただこれは、私があまり(と言うかほとんど)純文学を読まないからなのかも。

ビジネス書ではなく文学畑の本であれば、英語圏だけでなく、もっと多様な言語や文化に接することができますし、日頃そういう本を読まれている方なら、何ら違和感がない可能性が。

と言うか、英語圏以外のビジネス書で、どんな「名著」があるのかも知れないワタクシ。

今、ググる余裕がないのでアレですが、何か「コレ!」というものがあればお教え頂きたく。


◆なお、本書の著者であるホアキン・ロレンテ氏の職業は広告プランナーなのですが、本書は特に広告業界に特化することなく、ビジネス全般に関して述べているので、あらゆる職業の方に読んで頂ける内容だと思います。

ただ、本書にある「84の黄金率」は、すべて小見出しになっており、その1つひとつはさすがに「広告畑の方」らしく、「コピー」のよう。

上記の目次やポイント以外で「ビビビ」ときたフレーズをいくつか。

●知識とは、心のないエンジンのようなもの。動かすのはやる気だ
●成功とは、自分の与えるものを他者に欲しいと思わせること
●理想とともに目覚めなければ、現実とともに眠ることになる
●消費者の目盛りは、100%理性的から100%感情的まで、いつも動いている
●すばらしいイメージは人々を驚嘆させる。すばらしい言葉は人々を圧倒する


他にもエッジの効いたフレーズがちらほらあり、目次ページだけでもコピーして持ち歩きたいくらいでした。


もう1度読み返したくなる味わい深い1冊!

THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律
THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律


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【出世のヒミツ】「外資系キャリアの出世術」シンシア・シャピロ(2008年03月21日)

「ある広告人の告白」デイヴィッド・オグルヴィ(著)(2006年07月12日


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

アイデアの接着剤
アイデアの接着剤

個人的には好きなジャンルなんで、チェックしてみたいな、と。


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Posted by smoothfoxxx at 07:30
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この記事へのコメント
はじめまして、ノンフィクション作家の相楽総一郎と申します。

実は、この度、私のブログが書籍化されることになりまして、

是非、感想を頂きたくコメント致しました。

そのブログというのが、こちらです⇒ http://ameblo.jp/nonfiction1 

お忙しいとは思いますが、もし、よろしければ是非ともお願い致します。


Posted by 相楽総一郎 at 2010年10月12日 14:04
>相楽総一郎さん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

ブログ拝見しました。
黒背景というのが、他人とは思えずw

ただ、感想等については、全部を読まないで申し上げるのはどうかと思いますし、逆に全部を読むほどの余裕がないのも事実です。
…てか、もうすぐ朝の5時だ(涙)。

お力になれず申し訳なく思っております。


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年10月13日 04:55