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2010年09月25日

【自炊】『iPadでつくる「究極の電子書斎」』に学ぶ自炊に便利な8つのグッズ&ツール


iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書 531-1C)
iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書 531-1C)


【本の概要】

◆今日お送りするのは、9年も前から「自炊」に挑戦してきた皆神龍太郎さんの力作、『iPadでつくる「究極の電子書斎」』

まだスペック的に十分なスキャナや電子リーダーがなかった頃からの先達が書かれているだけあって、自炊ビギナーから経験者まで、参考になる情報が満載です。

そこで今回は、本書内で皆神さんが推奨しているグッズツールを8つご紹介してみようかと。

全く知らなかった機種もあり、私自身勉強になりました。


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【目次】

はじめに

第1章 蔵書はすべてデジタル化しなさい

 知らぬうちにメジャーになっていたスキヤン文庫元年
 「自炊」経験は2割?
 日本で一番多くの本を持って出勤する・男・通勤用ipad読書のすすめ ほか

第2章 蔵書デジタル化の実践 スキャン文庫の作り方

 これですぐ始められる――三種の神器とデジタル化手順
 アクロバットで大丈夫か
 本は切ってもいいのか? ほか

第3章 デジタル蔵書とipadで変わる読書スタイル

 電子書籍は読むに堪えるのか?
 iPadかキンドルか?
 キンドルは日本語が苦手? ほか

第4章 「究極の電子書斎」の活用術

 スキャン読書術、整理術
 パソコン以前の整理術の歴史
 情報の標準化と集約の狙い ほか

第5章 同時に1000冊を読む! 「ギガバイト読書術」

 ギガバイト読書術のツボ
 ポータブル書斎
 蔵書を守る ほか


【皆神さんオススメのグッズ&ツール】

■1.iPadケース「TUNEFOLIO for iPad」

TUNEWEAR iPad用PUレザーケース TUNEFOLIO for iPad ブラック TUN-PD-000006
TUNEWEAR iPad用PUレザーケース TUNEFOLIO for iPad ブラック TUN-PD-000006

◆いきなり「iPadユーザー」でないと関係ないグッズがw

デスクの上で使うならまだしも、外出時等、さまざまなシーンでiPadを使うには、こういうケースが必要なのだそうです。
 このケースは、横にするとiPadをどんな角度にでも立てておけたり、ケースにゴムべルトが付いているので、持ち歩く時に、ぴちっとカバーを留めておくことができたりと、デザイン的にもかなりのスグレものといえる。
 だが、デザインや機能よりも、筆者がこのケースを選んだという理由は、次の一点に尽きる。それは、このケースにはキャリング用のストラップが付いているという点だ。
なんでも皆神さん、電車の中で読んでいた文庫本を、慌てて駅で駆け降りた乗客に叩き落されたことがあったのだとか。

アップル社純正のケースには、ヒモを付けられる穴が開いてないため、皆神さんはコチラを選択。

しかも念入りにデジカメ用のストラップを別途購入して、付け替えているのだそうです。


■2.ファイル一覧をツリー表示できるソフト「Win Tree」



◆iPadの容量はマックス64ギガであり、皆神さんのように蔵書1万冊ともなると、全ての本をこの中に収納するわけにはいきません。

そこで、本のインデックスファイルだけ別途作って、それにより蔵書を管理。

ただ大量にあるファイルのインデックスを作成するのは大変なので、このソフトを利用されているそう。
 これは、フォルダの中にあるファイルの名前の一覧を自動で作ってくれるというソフトだ。パソコン上で、Win Treeのアイコンの上にスキャン文庫のデータが詰まったフォルダをドラッグ&ドロップで落としてやると、ファイル名の一覧を一発でテキストファイルにしてくれる。
 あとはそのテキストファイルをiPadに読み込ませて検索すればよい。
このソフトは、自炊以外にも使えそうな感じです。


■3.プラス裁断機「PK-513L」

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106

◆これは自炊用裁断機としてはかなりメジャーかと。
大きさは42×40×17センチ(重さ2・3キロ)で、A4だと160〜180枚を、一撃でさばける。
 LEDライトで赤い線が本の表面に投射され切断線をガイドしてくれるのが、なかなか実用的で、かつ格好イイ。
 安全で、裁断面もきれいだ。文庫本や新書ならば、セットから裁断までほんの数秒でできてしまう。我らのおすすめの一品である。
なお、この機種の半値程度の、競合品についても簡単に触れられていました。

ただ、アマゾンのレビューを見ると問題もありそうな…?


■4.ドキュメントスキャナ「FUJITSU ScanSnap S1500」

◆スキャナについては、二大勢力である富士通(PFUは富士通の子会社)とキヤノンのどちらを選ぶか、という話ではなく「両方買って使い分けよ」とw
 手短に言えば、新書・文庫などはキヤノン、雑誌・カラー本はPFUという使い分けである。
 白黒の文字が多い本を素早く読み込み、OCRまで自動でかけてくれるキヤノンと、カラーと白黒を自動判定して、写真や図像を忠実に再現してくれるPFU、という使い分けだ。
さすが先達は違います!

というワケでまずは定番であるScanSnapから。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

本書では比較の一覧表もあり、それによると「カラー&精細なモノクロ写真が多いもの」に向いているそう。


■5.ドキュメントスキャナ「Canon DR-2510C」

◆本書で比較されているもう1機種がこちら。

Canon imageFORMULA DR-2510C 2455B001
Canon imageFORMULA DR-2510C 2455B001

このキヤノンの機種は私は初めて知ったのですけど、ScanSnapより重送(紙がダブったまま送られること)が少なく、PDF化と同時にOCR化されるのだとか。

普通2台持ちはできませんので、選ぶ際の参考まで。


■6.日本語入力ソフト「Google日本語入力」



◆図書のデジタル化まではドキュメントスキャナがやってくれるものの、個々の書名は自分で入力する必要があります。

その際便利なのが、この「Google日本語入力」
 ふだんはATOKの日本語入カシステムを使って原稿などを書いているのだが、ATOKだと、滅多に見ない難しい漢字を呼び出す手間が、やや大変だ。
 そういった時には、まだべータ版段階だが、グーグルが無料で配布している日本語入カシステムを利用することにしている。グーグルのホームぺージから無料でダウンロードできる。
 グーグルの日本語入カシステムは、途中まで単語を入れてやった場合に、その先にどんな字が続いてくるのかを予測する能力が非常に高いのだ。単語を途中まで入れてやると、その先にくるであろう漢字を先読みして、提示してくれる。
私はビジネス書しか読まないので気が付きませんでしたが、一般的に本の著者名には、変わったペンネームや、滅多に使わない漢字の名前の人が結構いて、それらを手打ちするときに便利なのだそう。

それにしても、有料のATOKをお持ちなのに、わざわざコレを使うということは、それだけ便利なのかな、と。


■7.PDFリーダー「グッドリーダー for iPad」



◆皆神さんは、PDFリーダーも2種類使い分け。

まずはメインの「グッドリーダー for iPad」から。
「グッドリーダー」は、ipadを代表するPDFリーダーとして有名だ。安いし、とにかく評判がいい。一部では「神ァプリ」とまで呼ばれている。(中略)

グッドリーダーはPDFだけではなく、写真や動画なども再生できる、いわばiPadの「万能ピューワー」といえるアプリだ。PDFだけに限ってもかなり多機能で、反応も速い。
また、PDFリーダーとしてみた場合、「書籍の内容を全文検索できる」点が素晴らしいです。
 電子書籍ならば、全文検索ができて当たり前と思われるかもしれない。だが、それは最初からテキスト形式で書かれていた文書をPDF形式に直したという電子書籍などの場合だろう。元がテキストならば、内容が検索できても当たり前だ。
 だが、スキャン文庫の場合はテキストではなく、写真状態の書籍のなかから、画像認識技術を使って活字部分を抜き出し、認識した文字を、元の文章の上にテキストデータとして被せてPDF文書としている。このOCR技術で後から読み込んだ文章の内部まで検索をかけられる、というアプリはめったにない。
全文検索ができれば、何となくフレーズだけ覚えている部分の抜き出しも簡単に出来て便利そうだな、と。


■8.PDFリーダー「i文庫HD」



◆もう一方の「i文庫HD」もなかなか魅力的。
たとえば、指先でぺージの端を押さえてめくっていくと、ぺージが徐々にめくれ上がっていく、というアクションが楽しめる。指先の動きにつれて、ぺージの端が徐々にめくれていくとその途中に見えるぺージの裏側には表側に印刷されている活字がうっすらと裏写りして見え、芸も細かい。(中略)

またi文庫HDは、iBooksで有名になった木目模様の本棚に、スキャン文庫を並べて飾ることもできる。本は題名だけでなく、その表紙や背表紙といったイメージでも覚えているものだ。だから表紙を一望のもとに眺めることができれば、目的の本も探しやすくなる。これはグッドリーダーにはできない芸当だ。
それからi文庫HDは、両面開きの形での表示もできる。「本はできれば、見開きで読みたい」という、読書好きの希望を叶える機能といえるだろう。文庫や新書といった小さな本ならば、iPadを横向きに寝かせて見開き形式で読んでも、そう見にくくはならない。
これは私はiPhoneで聖幸さんに見せて頂いたことがあります。

なかなか凝った作りだな、と感じた記憶が

YouTubeにユーザー動画が結構上がっていますので、その中から1つ。




【感想】

◆今回は、「グッズ&ツール」に絞ってしまいましたが、本書は単なる「自炊のガイドブック」ではありません。

例えば、『第4章 「究極の電子書斎」の活用術』

そもそも自炊される方の中には、マンガがメインの人も多いらしいのですが、この章は特に「ビジネス書読者」なら見逃すことはできないハズ。

と言うのも、自炊することによる大きなメリットである「全文検索」の機能は、本を「情報の集合体」と考えるビジネス書読者の方がより有益であり、この章ではその点について掘り下げているから。

私も記事を書く際に、かつて読んだ別の本の内容を引用したくとも断念したことが何度あったことか。


◆さらに『第5章 同時に1000冊を読む! 「ギガバイト読書術」』では、立花隆、勝間和代、成毛眞の三氏の読書術とスキャン文庫(注書きしてませんでしたが、本書では紙の本をスキャンしてPDF化したものを「スキャン文庫」と呼んでいます)の親和性に言及。

皆神さんが、三氏の読書術を大胆に要約したものが、次の三ヵ条。
(1)メモなど不要だ。まずは読め
(2)並読しながら、多数読め
(3)仮説、関心、興味が失せたら別の本を読め
なるほど、これらの前提となる「大量の本を読む」ということは、「1000冊同時に持ち運べる」スキャン文庫の方が有利であることは確かです。


◆そういえば私も先日、高速バスで往復8時間の移動をしたことがあったのですが、その時は堅めの本を大量に鞄に詰め込みました。

私の場合、実際に読み始めないとその本がどのくらい速く読めるかが分からないため、トータルの所要時間が全く読めません。

通勤電車とはワケが違い、途中下車して本を買うこともできないので、結局多めに8冊持っていったものの、読みきれたのは4冊だけ(途中居眠りしたのも悪いのですが)。

この時には、「スキャン文庫があればな」、とマジで思いましたね(マジで)。


◆もちろん、それにはまずはiPadなりキンドルなりを買う必要があるわけですし、キンドルは第3世代から日本語対応ができているそうなので、またひと波乱(?)ありそうな。

本書ではタイミング的に日本語版が間に合わなかったせいか、キンドルについての言及は少なめですし、皆神さんが「自炊派」だけあって、元からデジタルの電子書籍については、あまり触れられておりません。

ただ逆に、タイトル通り「iPad+自炊」を考えている方なら、本書は必読と言えるかと。

もちろん、持ち運びをしない方ならPCで読んでもいいわけですし、とにかく自炊さえしてしまえば、物理的な問題も解決できます。

私も単純に、事務所に積んである本の段ボールの山を眺めては、「いつか決断しなくては」、と思っている次第。


自炊を考えるなら、まず読んでおきたい1冊!

iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書 531-1C)
iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書 531-1C)


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【編集後記】

◆ドキュメントスキャナーは、まだそれほど活用していない私ですが、このペン型スキャナーは使いまくり

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読み取り精度はもうちょっと何とかして欲しいところですが、頻繁に書籍から引用する方なら、元は取れます

参考記事:【動画アリ】ペン型スキャナー「mini ScanEYE3」を試してみました!(2010年05月17日)


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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この記事へのコメント
「電子書籍」。興味をそそられるタイトルですね。私の周りで電子書籍を活用している人、まだいませんが、数年前まで「eメール」といっていたのが何時の間にか「メール」となったように、「eブック」もそのうち「ブック」になるんでしょうね。
Posted by 片木 at 2010年09月25日 10:22
>片木さん

私は先日(といっても2ヶ月ほど前ですが)小飼さんのご自宅に行った際に、10回くらい「iPad買ったほうがいい」と洗脳されましたw

冷静に考えて、使う用途がほとんどない(私の場合)のですが、本書のように「とりあえず自炊」というのも、アリだと思います。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月26日 01:53