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2010年09月01日

【仕事術】『断らない人は、なぜか仕事がうまくいく』に学ぶ7つの「断らないメリット」


断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
断らない人は、なぜか仕事がうまくいく


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の記事で取り上げたばかりの「仕事術本」

本書の著者の田中和彦さんはリクルート社出身で、「4誌の編集長を兼任」されたこともあるというくらいの、まさに「断らない」お方です。

アマゾンの内容紹介から。
ベストセラー本「42歳からのルール」の著者が、20代30代に「仕事の悩みを99%なくす方法」を伝授します。 「自分に合う仕事が見つからない」「上司から認められない」「仕事に自信がない」など、仕事に関する悩みのほとんどは、実は「断らない」ことで解決できます。(中略)

「断らない力」こそが、面白い人生を歩むパスポート。「今の自分が好きになれない」20代30代、必読の書です。
今回は、この本を読んでわかった「断らないことによるメリット」を7つ挙げてみましたので、ご覧下さい!


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【目次】

第1章「向いている仕事がわからない」なら、断るな!

 向いている仕事は、実は「他人」が知っている
 意外な頼まれ事の中に、自分の知らない自分がいる
 才能を見つけるのは他人、伸ぱすのは自分 ほか 

第2章「才能を認めさせたい」なら、断るな!
 
 「誰もが敬遠する仕事」は、基礎点が高い
 人材の価値は、需要と供給のバランスで決まる
 時間をかけた「付加価値」は陳腐化しにくい ほか

第3章「毎日がつまらない」なら、断るな!

 自分探しをしても、自分はなかなか見つからない
 働く気が起きないなら、人から喜ばれることをやりなさい
 「YES(イエス)」が、チャンスをつくり、人生を変える ほか 

第4章「将来に不安を感じる」なら、断るな!

 大変な仕事こそ断らない」メリットがある
 断らなければ「逃げないカ」も手に入る
 「断らない」仕事の連鎖が信用を築く ほか

第5章「やれる自信がない」なら、断るな!

 「やるか、やらないか」迷ったら、前に進め
 断らなくとも、時間は湧いてくる
 切り替えのうまい人は、エネルギー効率がよい ほか


【7つの「断らないメリット」】

■1.才能の芽が見つかる

◆私たちは、意外と自分のことは分かっていないもの。

他人から何かを依頼されたとき、その人には「自分自身が気がついていない才能」が見えているのかもしれません。
「自分は、なぜ誘われるのか? なぜ頼まれるのか?」を考えてみましょう。
 そこには、必ず何か理由があるはずです。そして、その理由の部分にこそ、あなた自身も気付いていない才能の芽が隠されているかもしれないのです。

「断る」ことは簡単です。ただ、その前に、「なぜ」の中身を確認することが大切です。
むげに断るのではなく、「きっかけ」と捉えるのが大事ですね。


■2.チャンスが巡ってくる

◆田中さん曰く、「チャンスは万人に平等に降りてくるもの」

ただ、それを「つかみ取る」のか、「見逃すか」、の違いなのだとか。
 家でじっとしている人と、外を動き回っている人とでは、何かに出合う機会の回数も、違ってきます。チャンスが誰にも平等に訪れるのなら、一歩前に出たり、手を挙げたり、動き回ったりしている人のほうが、確率は絶対に高くなります。
「断る」ことは、それらの出合いをすべて遮断してしまうことになりますが、「断らない」ことは、「たまたま」と出合える世界とつながっていくということなのです。
この「たまたま」というのが、チャンスをものにしている人に共通しているのだそう。

そして、「たまたま」に出合うためにも、「断らない」ことが大事になってきます。


■3.価値の高いキャリアにつながる

「難易度の高い依頼」は、誰もが引き受けにくいもの。

それだけに、そこで断らずにやり遂げれば、普通の依頼をこなす人よりも評価が高くなるのは当然です。
「誰もが敬遠する仕事」というのは、意外に価値の高いキャリアにつながることがあるのです。それに、断らずに引き受けてくれたという段階で、お願いしたほうは、いつも以上に感謝の気持ちを持ちますから、通常の仕事よりも、そもそも点数が高い位置からスター卜できます。
確かに、誰も引き受けてくれないことをやってくれれば、依頼する側からすれば希少価値の存在ですよね。


■4.理屈ではない「福」を逃がさない

◆田中さんによると、あらかじめ予定されていたものではない「急な誘い」には「福がある」のだそう。

そもそも新卒でリクルートに入社したのも、内定をもらっていた会社の10月1日の拘束日の前日に、マスコミ志望の友人からの誘いの電話があったから、というのがスゴイですw

最近でも、いったんは辞退した「急な誘い」である飲み会から、始まった仕事があったとか。
「急な誘い」には、「急だけど、どうしても来てほしい」という相手の強い気持ちや、理屈ではない直感のようなものが入っている場合が多いように感じるのです。
 だからこそ、「急な誘い」には福があり、むげに断らないほうがいいと思うのです。
もちろん、アポイントはそれぞれ大事なのですが、キャリアを考える上では、こうした「理屈ではない部分」が意外と大事なのかもしれません。


■5.苦労は後で高く売れる

◆断らないで、色々な事にチャレンジすれば、苦労したり失敗したりするかもしれません。

でも、そういった体験は、後々自分の「武器」になるのです。
 飲み会の席などで、絶対にウケるのは、失敗談や苦労話と相場が決まっています。人の自慢話など、誰も好んで聞いてはくれません。
 また、苦労話は、転職するときの「売り」になったりもします。面接担当者が、「へえ、そんなご苦労があったんですか」と大きく相づちを打ってくれたら、かなりいい線までいったと思って間違いありません。普通なかなか体験できない苦労は、得難い経験として、高く評価されることがあるからです。
そういえば、鮒谷周史さんも、ご自身の勤められていた某大手外資企業が倒産した際のお話をネタとして活用(?)なさっていますよね(というか、ホームページが随分リニューアルされていてビックリしましたw)。


■6.大きな信用を勝ち取る

◆誰でも初めから大きな仕事を任されるわけではありません。

まずはとにかく小さな仕事からになります。
 上司や先輩から依頼された仕事は、忙しさや適性などを理由に断ることなく、積極的に引き受けることです。引き受けた仕事をきちんとやり上げ、期待以上の結果を出すことで、まずは、「小さな信頼」を得ることができます。
 そんな「小さな信頼」が積み重なることで、徐々に大きな仕事を依頼され、任されていきます。そして、それらに対して、やはり期待以上の成果を挙げて、やがては、「大きな信頼」を勝ち取ることができるのです。
そう、人のキャリアも「わらしべ長者」のように、小さなことを徐々に積み重ねて出来上がるのです。


■7.「学習的充実感」が身につく

◆「何をしても無駄というあきらめ感」が「学習的無力感」なら、「学習的充実感」とは、充実感がクセになること。

要は、
目の前に次々と現れる依頼を断らずにやり巡げて、小さな達成感を積み上けていくと、それがクセになって、たとえ困難なことが起きても、その困難なことに挑職したくてしょうがなくなる
ということです。

こうなってしまえれば、むしろ困難なことの方が自分にとっては好ましいこと。

確かに「課題が困難なほど燃える」という方はいらっしゃいます。

これも、「断らずに挑戦しつづける」からこそですね。


【感想】

◆他にも付箋を貼ったところは多かったのですが、今回は「メリット」にフォーカスしたので、このくらいで。

よく「できない」と言うよりは「できる方法を考えよ」と言いますが、田中さんの人生も「断らないで挑戦する」ことの連続でした。

冒頭で紹介した以外でも、アマゾンの内容紹介に田中さんの経歴はこう記載されています。
著者・田中和彦は、昔から「断らない」主義。新卒で入社したリクルート時代、どんなことでも「断らず」、社会人に必要なスキルを磨き、若くして人事課長に抜擢されました。 「リクルート事件」では人事課長を続けながら、広報課長も兼任し激動の日々を送りました。 その後は「B-ing」「就職ジャーナル」など計4誌の編集長を兼任。42歳で映画プロデューサーに転身し、過激すぎるという理由で映画会社をたらい回しにされていた「バトル・ロワイヤル」を「断らず」に引き受け、大ヒットさせました。キネマ旬報社の取締役の話も舞い込んできたのも、仕事でもプライベートでも「断らない」主義だったことが幸いしたといいます。
他にも、当ブログで原作を紹介している『受験のシンデレラ』も、田中さんのプロデュースだとか。

受験のシンデレラ (小学館文庫)
受験のシンデレラ (小学館文庫)

参考記事:【和田版「ドラゴン桜」?】「受験のシンデレラ」和田秀樹(2008年09月05日)

この本、「勉強本」「受験術本」としても、なかなかクオリティが高いので、大学受験をお考えの方(ご両親等も)なら、一読の価値アリ


◆また、上記では挙げておりませんが、本書ではこの映画も紹介されており、まさにこれこそ「断らない男」

イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD]
イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD]
全てに“YES”と言ったらどうなるか、を実際に試してみたBBCラジオディレクターの体験実話が原作の『イエスマン “YES”は人生のパスワード』。
こんな時代だからこそ・・・笑って、ぐっと来て、とことん前向きに。
元々1500円なのに、なぜか1000円ちょっとにディスカウントされていたので、アマゾンアタック

レビューによると「前向きになれる映画」のよう。


◆なお、本書のタイトルを見て、「アレ?」と思われた方は多いと思います。

私もてっきり『断る力』に対する反論なのかと思ったのですが、決してそうではなく。

田中さんによると『「断らない」と「断れない」は、決定的に違う』のだそうです。
「断らない」には、個人の明確な意思が存在していますが、「断れない」には、意思が感じられません。「断らない」が、能動的であるのに対して、「断れない」は、受動的です。
 もし、自分は「断れない」人だと思っていたら、「断る力」は必要かもしれません。その力を手に入れた上で、あえて断らなくてもいいことについて、「断らない」という選択をするのです。
ということなので、カツマーでも安心w?


◆自分自身、こういうブログを運営していると、色々な依頼を受けることが多いのですが、できるだけその期待に沿えるようにして参りました(もちろん「本を記事にする」等の依頼を除く)。

思えば、雑誌『宝島』での連載も、依頼を受けた時点で、締め切り的にはギチギチだったのを断らなかった結果のものですし。

もちろん、明らかに不可能な依頼の「安請け合い」はマズイですが、難しそう、と思った時でも「できるにはどうしたらいいのか?」ということを考えたいもの。

本書を読むと、「断るなんてもったいない」と思えるようになるハズです。


キャリアを積み重ねていきたい方なら必読!

断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
断らない人は、なぜか仕事がうまくいく


【関連記事】

【仕事論】「若者のための仕事論」丹羽宇一郎(2010年05月14日)

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【仕事術】「自分は評価されていないと思ったら読む本」から学ぶ7つのポイント(2009年12月30日)

【仕事観】「いい仕事ができる人の考え方」村山 昇(2009年04月06日)

【処世術】「認められる力 会社で成功する理論と実践」太田 肇(2009年02月26日)


【編集後記】

◆昨日たな卸しをしたばかりなのに、すでに追加分がいくつも。

3分でわかる問題解決の基本
3分でわかる問題解決の基本

過去の主要著作をいずれも取り上げている(『3分でわかる ロジカル・シンキングの基本』は『宝島』の連載で書評)、大石哲之さんの最新作が昨日出ておりました。

『過去問で鍛える地頭力』『ロジカルシンキング・リーディング』が良かった方ならマストかと。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:15
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この記事へのコメント
勝間さんを思い出しますねw

確かに仕事が回ってこなかったら成長もくそもないですよね。
Posted by タカダヨシヒコ at 2010年09月01日 18:57
>タカダヨシヒコさん

勝間さんの『断る力』とはフェイズが違うというか、厳密にはお二人は「同じ種類の仕事」について「断れ」「断るな」と言ってるわけじゃないんですけどね。
ちょっとその辺は読み取りにくいかもしれません。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月02日 06:06
田中和彦さんの前著(?)『「好きな仕事」は会社を辞めずにやりなさい!』で、その仕事観に共感したので、本書もきっと頷きまくりな予感が。
smoothさんが挙げられた7つのメリットも、確かに!という感じです。
ノーマークでしたがちょっと店頭でチェックしてきます。
Posted by Taka@中小企業診断士(業務休止中) at 2010年09月03日 10:58
>Takaさん

前著は読んでなかったのですが、この本は納得できました!
特に自分が、最近断ってばかりだったので、反省しきり…。
ぜひチェックしてみてくださいね!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月04日 07:07