2010年08月09日
【目利きがオススメ】「夏休みお薦めビジネス書」@日経産業新聞

【はじめに】
◆ちょっと前の話になってしまいましたが、8月4日の日経産業新聞に「ビジネス書の特集」が掲載されていましたのでご報告を。題して「ビジネス書で頭クールに」。
有力書店や出版取次会社のビジネス書担当者さんに「売れ筋」と「おすすめ」の書籍を紹介してもらうものです。
当ブログでもおなじみの作品も含め、「目利きのお薦め」をご覧アレ。

【夏休みお薦めビジネス書】
■三省堂書店 竹内蓉子さん◆最初は「三省堂書店の竹内蓉子さん」。
竹内さんのお薦めは6冊ありましたが、一応ネタバレに配慮してそのうち3冊を。
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現代社会の諸問題を哲学・倫理面から読み解く作品で、日々にマンネリを感じている方に新しい視野・視点を与えてくれるのでは。
◆この本はもう、あちこちで取り上げられており、ご存知の方も多いはず。
サンデル教授の来日講演も、いよいよ今月25日に迫っております。
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努力一点張りの自己啓発本とは一風違った科学の書で、自らの能力向上や人材育成のあり方などを考える上で興味深い内容だ。
◆出た当時に書店で手に取ったものの、タイトルからして「育児書」っぽかったので、スルーしてしまった記憶が。
うーん、当ブログ的に「大アリ」な内容っぽいじゃないですか。←今さらw
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「優れた経営戦略は人に話したくなるほど面白い」という著者の思いから生まれた書籍で、経営者層やリーダー職にあるビジネスマンに好評を博している一冊だ。
◆以前、土井英司さんが紹介されていて、気にはなっていたのですが、500ページ超の厚さにくじけますた。
そもそも経営者でもリーダーでもないのですが、挑戦してみるべきか…?
■紀伊国屋書店 奥野智詞さん
◆次に、「紀伊国屋書店の奥野智詞」さん。
奥野さんが推薦されている本は5冊全部が翻訳本なんですけど、うち3冊が当ブログでご紹介済みでしたw
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生存を目的としていた人類最初のやる気を引き出すための動機づけが、「モチベーション1.0」、信賞必罰に基づいて与えられた動機づけが「モチベーション2.0」。しかし、これから活力ある組織に必要なのは自分の内面からわき出る自発的な欲求であり、それをモチベーション3.0と位置づける。リーダー・管理職の方にすすめたい一冊。
◆7月売上ランキング2位の骨太本。
すでに多くの著名ブロガーの皆さんにも取り上げられております。
参考記事:【はてブ3000超!】ダニエル・ピンクの新作『モチベーション3.0』がついに登場!(2010年07月06日)
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米雑誌「ニューヨーカー」に掲載された名コラムを収録した「ケチャップの謎」はビジネスに新たな視点を求める人向けだ。世界を発想で変えた天才たちのエピソードが面白い。
◆こちらも7月ランキング15位だった、M・グラッドウェルのコラム集。
つい先日、この傑作選の第2作目をご紹介しております(こちらも面白いです)。
参考記事:【注目!】マルコム・グラッドウェル新作『THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”』がいよいよ発売!(2010年07月07日)
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営業担当者に特におすすめなのが「スティーブ・ジョブズ 脅威のプレゼン」。聴衆を魅了することにかけては世界一といわれる米アップルの最高経営責任者(CEO)のセリフや演出の数々を紹介している。
◆この本は7月にぶっちぎりの1位だったので、お買い上げ頂いた方も多いことかと。
単純にプレゼンをやる必要のある方にオススメだと思ってましたが、「営業担当者」というのは、新たな気づきですね。
参考記事:【スゴ本】『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』カーマイン・ガロ(2010年07月11日)
■日本出版販売 円道秀治さん
◆最後は「日本出版販売の円道秀治さん」。
取次の方が選ばれる本というのは、潜在的に売れるポテンシャルがあるんでしょうか?
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片付けが仕事や人生でプラスに働く意義を説き、習慣化する方法も解説。読めばすぐに実践したくなる内容だ。
◆すでに20万部を突破している、隠れたベストセラー。
今現在、この記事を書いている私の自宅の部屋の中はカオスですが、何か?
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女性ながら時速150キロメートルの速球を打てるという速読インストラクターの著書。読者が、読書時間の短縮だけでなく「脳力」開発につながることを解説する。
◆150キロの球は、多分著者の呉さんも打てますが、このメソッドのミソは、野球の全くの初心者でも速球が打てるようになる点にある…って、速読の本じゃないみたいですがw
実際、呉さんの最新作では、今まで目的ではなかったハズの「スポーツ」に軸足を置いた本になってます。
参考記事:【速読】「だから速読できへんねん!」呉 真由美(2009年04月20日)
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日本経済の現状を分かりやすい例えで解説し、復活の方策を提言する。「小泉・竹中改革が日本沈没を食い止めていた」との立場を取り、財政再建や成長戦略の必要性を説いている。
◆つい先日、「金融日記:夏休みにぜひ読みたい最近出版された経済の本」でも推薦されていたのがこの本。
個人的には、辛坊治郎氏の「"非実在老人"予言」もスゴイと思いますがw
【感想】
全16冊推薦されているうち、今回は当ブログにて取り上げたものを中心に、9冊ご紹介してみました。とはいえ、漏れた本のほとんどが未読であり、上記でも触れたように、今回の記事を契機に、リアル書店でチェックしてみたいな、と。
ただ、ジャンル的に、読者の皆様がお望みでない本だと、結局記事にはできない可能性も高いんですけどね。
それに、そもそも私の場合は、「夏休み」は「家族サービスで本読んでる暇がない」というのが実情だったりしますし。
◆一応、今回の特集は、「日々の仕事に追われがちなビジネスパーソンがまとまった読書時間を確保できるチャンス」である夏休みに、読んで欲しい本というくくりになっています。
ですから逆に、日頃から本を読まれている方は、「いつもと違った傾向の本」に手を出してみるのもいいかも。
私も実は、「日頃の傾向とは違う」ジャンルである「マンガ」で、この本を読んでみたいと思っておりまして。
![]() | 久保 ミツロウ ![]() |
先入観で「何もしないで(?)急にモテるようになった」という設定がイヤでスルーしてたんですが、もうちょっと奥が深そうな?
【関連記事】
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【メモ】「新任管理職にお薦めの本」@日経産業新聞(2009年03月13日)
【編集後記】
◆まだ発売が全然先過ぎる本だと思ってましたが、既にアマゾンのランキングは3桁なのがこの本。モレスキン「伝説のノート」活用術 〜記録・発想・個性を刺激する75の使い方
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これは当然買いでしょう!

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おはようございま〜す
朝の応援ポチ!!
朝の応援ポチ!!
Posted by 大阪の子育て主婦 トモの日記 at 2010年08月09日 08:13
>大阪の子育て主婦 トモの日記さん
ご無沙汰しておりました。
赤ちゃん、相変わらずかわいいですね〜。
うちの下の子は、もう赤ちゃんじゃなくなってしまって、パパ寂しいです…。
ご無沙汰しておりました。
赤ちゃん、相変わらずかわいいですね〜。
うちの下の子は、もう赤ちゃんじゃなくなってしまって、パパ寂しいです…。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年08月10日 01:23

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