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2010年06月29日

【豚組なう】「小さなお店のツイッター繁盛論」に学ぶ5つのポイント


小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力


【本の概要】

◆今日お送りするのは、ネット系の数々のイベントの会場となったことでも知られる「豚組」@hitoshi(中村 仁)さん「ツイッター活用術」

ビジネステイストのツイッター本も今まで何冊か読んできましたが、こと「リアル店舗との連携」という点で、ここまで掘り下げた本は初めてかもしれません。

ちょっと長くなりますが、アマゾンの内容紹介から。

大人気のミニブログサービス「ツイッター」。 その流行を受け、巷には入門書や解説書があふれているものの、 しかし、「つぶやきをお金に変えた」ビジネスでの活用例は、まだ多くない。 本書は、ツイッター経由のお客様だけで 【月300万円】を売り上げる豚肉専門料理店・豚組の ツイッターを使った販促ノウハウを具体的に紹介する。 ・「勝手口アカウント」で本音の会話をする ・「ツイッター会議」でお客様の声を活かす ・2つの工夫で「RTの大波」を起こす ・「炎上」に短時間で正しく対応する ・「ツイ割」を上手に活用する など、小さなお店でも費用をかけずに今日からできる、 効果の高い「繁盛テクニック」が満載。 飲食店を中心としたお店の店長・経営者に加え、 広告・マーケティング・ウェブ関係者も必読の一冊!

確かに、店舗経営者のみならず、広告関係者の方も必読の1冊です!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第1章 飲食店に大切な「つながり」をもたらすツイッター
 1-1 激変の時代を迎える外食産業
 1-2 ビジネスで大事なのは「常連さん」を育てること
 1-3 ツイッターが「常連さん」を育てる ほか

第2章 お客様との距離を縮める「勝手口マーケティング」
 2-1 豚組独自の「勝手口アカウント」とは何か?
 2-2 勝手口アカウントは「会話」をするメディア
 2-3 勝手口アカウントで「プレミアム感」を演出する ほか

第3章 リアルとネット、人と人をつなぐツイッター
 3-1 ツイッターはお客様を「行動」に導く
 3-2 「店舗がある」強みを活かそう
 3-3 ネットとリアルで「お客様との物語」を紡ぐ ほか

第4章 「豚組なう」や「サプライズ」で口コミを生む
 4-1 ツイッターは「口コミ増幅装置」
 4-2 口コミを誘う「豚組なう」の威力
 4-3 「サプライズ」こそが口コミにつながる ほか

第5章 「店舗力」をアップするツイッターの使い方
 5-1 お客様とのつながりでお店の力をアップする
 5-2 お客様の声を活かす「ツイッター会議」
 5-3 ツイッターでトラブルが起きにくい3つの理由 ほか

第6章 お店のツイッター運用体制を整える
 6-1 お店のツイッター運用には4つの形がある
 6-2 ブランドツイッターが抱える問題点
 6-3 あなたのお店で「勝手口」を実現するポイント ほか

第7章 誰をフォローし、つぶやきとどう付き合うのか?
 7-1 フォローの前に「クラスタ」を理解する
 7-2 あなたのお店の「フォロー方針」を決める
 7-3 フォロワーは「正しく」増やそう ほか

第8章 「豚組」流 ツイッターで成功するコツと心得
 心得1 お店でやっていることをそのままツイッターでやる
 心得2 サービス精神を第一に
 心得3 様々な数字を気にしない ほか


【ポイント】

■1.「公式アカウント」と「勝手口アカウント」を上手く使い分ける

◆豚組さんにおいては、「公式アカウント」@butagumi)と、中村さん個人の「勝手口アカウント」@hitoshi)の2つを運用し、そのアカウントごとに上手く使い分けているのが特徴です。

フォロー対象からツイートの中身まで、両者はかなり異なっており、本書収録の一覧表を見る限り、「対照的」と言っていいほど。

そして特に豚組さんの特徴とも言えるのが、実は「勝手口アカウントが主力である」ということ。

以降、その勝手口アカウントの運用を含め、「豚組さんの秘密」を見ていきたいと思います。


■2.来店前からファンを作る

◆通常、リアル店舗で「VIP待遇」してもらうためには、何度か店に通い、その店の常連になる必要がありました。

しかし豚組さんでは、勝手口アカウントによって、来店前からコミュニケーションを取ることにより、「VIP扱い」にすることができます。

 こうなれば、お客様は当然、お店との心理的な距離感も違ってくるし、ご来店時の満足度も大きく変わってくる。これまでだったら「お手並み拝見」という姿勢でお店を利用していたところが、最初からファン目線になってくれているようなものだ。

実際、中村さんは客席まで来て、ご挨拶してくれることもあるのだそう。

これは、まだ行った事がない人でも、「行くのが楽しみ」になります罠。


■3.ツイッターを単なる集客で終わらせない

◆ツイッターで「ディスカウント情報」を流せば、それなりに集客ができることは、他店の例でも明らかです。

本書では一例として、牛角・西山社長のツイッターマーケティングの取り組みを紹介していますが、さらに「もっとこうすれば良かったのでは?」という中村さんアイデア(詳細は本書を)を列挙した上で、こう述べています。

 このような工夫があるだけで、単なる割引にとどまらない、次につながる企画になったかもしれない。そして、そうやってファンになった人は、割引がなくても必ずまたお店に戻って来てくれる。そのときは、「西山さん! またお店に来ましたよ!」と一言ツイートしてくれることだろう。本来は金銭的に得することを求めて来店した方を、ちょっとした工夫によって「ファン」にしていくことができるのだ。

こうした「次へつながるコミュニケーション」を意識するのが大事なんだな、と。


■4.やみくもにフォロワーを増やさない

◆本書では、一般的にツイッターを使う目的として以下の4つを挙げています。

(1)最新情報の提供
(2)認知や親近感の獲得
(3)新規顧客の獲得
(4)顧客との関係強化

全国展開をしている企業等であれば、(1)(2)が中心となるのは当然です。

ならば、そうでない場合は?

 逆に個人店舗や中小企業であれば、むしろ「(4)顧客との関係強化」に向いている。商圏や店舗が小さくなれば、多くの人に認知してもらう必要性は低下する。その分、リーチできる人数は減っても、しっかりと深く刺さるコミュニケーションを展開したほうがよい。言わば「質のコミュニケーション」だ。この場合は、フォロワーをむやみに増やさず、1人ひとりと密な会話ができるように心がけたほうがよい。

豚組さんでも、公式アカウントはフォロー返しをしているのに対して、勝手口アカウントでは、やみくもにフォローしていません。

これは勝手口アカウントでは、「質の高いコミュニケーション」を求めているからなんですね。


■5.設備を整える

◆豚組さんがやたらとIT系のイベント会場やツイッターユーザーの集まりに使われる要因の1つは、「無線LAN(Wi-Fi)」「電源」の整備にあるとのこと。

 現在でも、Wi-Fiと電源が完備かつ使い放題の飲食店は思ったよりも少ない。先日も「なぜ豚組ばかり使ってくださるんですか」とお客様にたずねたら、「Wi-Fiと電源と美味しい料理が揃っているお店はそうそうない」とおっしゃってくださる方がいたくらいだ。ネットのヘビーユーザーにとっては、その環境があるというだけでお店の魅力が数段上がるのである。

もちろん、ツイッターを活用している以上、ネット環境を整えることは大事なのですが、同様に意識したいのが、「ツイッターでどんなクラスタの人とつながるか」

中村さんは元々ネットやIT系に強く、そういったクラスタの人とつながったことが、現在の豚組さんの繁栄に影響しているそうなのですが、皆が皆、「ITが得意というワケではない」かと。

ですから、そのつながるクラスタによって、適切な設備を整える必要があるのではないか、と個人的には感じました。


【所感などなど】

◆もともとリアル店舗でのツイッター活用では名高かった中村さんのご本だけに、安心して(?)読めました。

このブログでも何度かご紹介した、このセミナーの記事の内容が、より深く、より幅広く展開されている感じです。

[N] 「豚組」が培ったツイッターの飲食店向けノウハウを@hitoshiが惜しげもなく公開してた!

記事の文中、

途中「5万円くらいのセミナーの価値がある」というつぶやきもありましたが、最先端を走っている人の貴重なノウハウに感動を覚えた人も少なくなったのではないでしょうか。

とありましたが、それが「たった1680円で書籍化」ですからねーw

てか、この記事、現時点で「586ツイート」&「433はてブブクマ」されてるじゃないですか!

ツイートorブクマした人は、みんな買うと(・∀・)イイヨ!


◆それはさておき、実際にツイッターを運用している現場では「具体的に何をすればいいの?」という疑問も出てくるかと。

そういう場合は、本書の第8章『「豚組」流 ツイッターで成功するコツと心得』をご覧アレ。

お終いの方にある「ツイッターで成功するための22のコツ」なんて、まるでブログタイトルにしたらホッテントリ入りしそうな(ry

その中から1つ(上でも書きましたが、大事なのでもう1度)。

(9)フォロワーの「数」より「質」が大事
 念をおしておく。フォロワーで大切なのは、数ではなく質だ。こちらが何を書いてもまったく読んでくれないようなフォロワーを何千人と抱えていても、それは自己満足にしかならない。

長い時間をかけてでも、質のよいフォロワーを集めることができる人だけが、この「豚組流」のマーケティングを実践できるのかもしれません。


◆なお、上記では取り上げなかったものの、「豚組のツイッター炎上対処法」「ツイッター会議」のお話も読みどころの1つです。

特に「ツイッター会議」で決まった「会食コース」のお話は、6月24日の日経産業新聞の『中小企業「ツイッター」活用法』という特集でも取り上げられていたのですが、本書で一連の流れを追うとより一層理解が深まるはず。

いずれも、ツイッターを始めたばかりの方にとってはちょっと難易度が高いお話ので、まずは本書でじっくり読んでみて頂きたいところです。

もちろん、豚組さんのようにツイッターを活用されたい方なら、「本書全体が読みどころ」ですけどネw


ビジネスユースのツイッター本のイチオシです!

小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力


【関連記事】

【実戦的】「自分らしく儲かるツイッター」田渕隆茂(2010年06月15日)

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シンプルでセンスの良い「Twitter使いこなし術」一覧(2010年01月13日)

【スゴ本】『「ツイッター」でビジネスが変わる』ジョエル・コム(著),小林啓倫(訳)(2009年11月07日)

【Twitter】「Twitter マーケティング」を読みました!(2009年10月23日)


【編集後記】

◆ツイッターではないのですが、ネット絡みでこんな本をご紹介。

なぜ、あの会社だけが選ばれるのか?−成功し続ける会社がやっているたった3つの仕組み
なぜ、あの会社だけが選ばれるのか?−成功し続ける会社がやっているたった3つの仕組み

以前、鮒谷周史さんのセミナーでゲスト講師として登壇された宇都雅史さんが、「選ばれるサイト」の作り方を指南してくれるようです!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 07:30
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この記事へのコメント
鮒谷さんのセミナー以来、ご無沙汰しております。m(_ _)m

ご紹介頂きまして、ありがとうございます!!


今後とも、宜しくお願い致しますー。



Posted by うとまさし at 2010年07月05日 22:53
>宇都雅史さん

こちらこそ、ご無沙汰しております。
ウチは、ITネタは弱いのですが、少しでもお役に立てればいいな、と思ってます。

また、セミナー等でお会いできましたら…。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年07月06日 14:37