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2010年03月24日

【東大式】「現役東大生だけが知っている!集中力を高める34のルール」





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、勉強するには必須の能力といえる「集中力」に関するご本。

一見、齋藤先生がお書きの本のように見えますが、先生は監修と巻末の1つの章のみの担当であり、実際はcubixという勉強系に強い編集プロダクションさんがまとめてらっしゃるようです。

アマゾンの内容紹介から。

いざ勉強を始めようとしてもなかなか集中できない……。
このように感じる学生やビジネスパーソンの方々も少なくないはずです。
そこで、”受験勉強の王者”とも言うべき現役東大生へのアンケート調査&徹底取材を敢行。「”面倒くさい”を禁句にせよ」や「情報源はなるべく一元化せよ」など、受験勉強に不可欠な「集中力」を強化する34のアイデアをまとめました。監修は様々なメディアで活躍中の明治大学文学部の齋藤孝教授。
東大卒の先生が自らの体験をもとに語る「集中力アップの勉強術」も絶対に必読です。
この本を読めば、あなたの勉強の成果が「超」短期間にアップすること間違いなし!
東大をはじめとする難関大学志望者からTOEICなどの資格取得を目指すビジネスパーソンまで役立つ一冊ができました。

「役に立つ」のは確かなんですけど、ぶっちゃけ「集中力」というよりかは、「勉強法全般」に関する内容でした!


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【目次】

■第1章 ターゲットを定めて意欲向上を図る
 1 目標を細分化して小さな課題を設定せよ
 2 目標を紙に書いて貼り出そう
 3 「できること」から取り組め ほか

■第2章 “我慢力”を高める基礎トレーニング
 6 「面倒くさい」を禁句にせよ
 7 「書く」ことを日常化しよう
 8 「もうひとふんばり」を心掛けよ ほか

■第3章 心理的・生理的なメカニズムを利用する
 11 ゴールデンタイムは2時間が限度
 12 集中する時間帯を決めよう
 13 1週間のメリハリをつけろ ほか

■第4章 整理整頓は集中力アップのキーワード
 17 情報源はなるべく一元化せよ
 18 「やるべきこと」を紙に書き出そう
 19 1時間以内にできることを優先せよ ほか

■第5章 学習効果を高める記憶力強化術
 22 覚えるときは「少しずつ、まとめながら」
 23 「その日のうちに復習する」のが効果的
 24 頭に入れた情報は必ずアウトプットしよう ほか

■第6章 生活習慣を変えて心身を鍛える
 29 スランプの原因は体と脳の不調にある
 30 「遅寝」型では集中力を維持できない
 31 朝食は絶対に抜くな ほか

■大学入試の専門家がアドバイスする 合格のための6つのポイント
 1 早寝早起きが勝利の鉄則!睡眠不足は集中力の大敵
 2 勉強も遊びも延長はしない。”切り替え力”が勝敗を分ける
 3 集中した”2時間学習”を連続させる。大切なのは「長さ」ではなく「濃さ」 ほか

■齋藤 孝先生の特別講座 「体験的・実践的」集中力アップの勉強術
 1 「勉強」の基本原則を押さえよう
 2 この身体技法なら、勉強がよりできる
 3 勉強の効率性を高めるコツのコツ ほか

■DATA 現役東大生の受験生活実態調査

 1 生活のリズムについて
 2 勉強への集中度とそのコントロール方法について
 3 目標設定とモチベーション維持の方法について ほか


【ポイント】

■目標を細分化して小さな課題を設定せよ

「順位を上げる」「偏差値をアップする」などのように漠然とした目標では達成が難しそうでも、細分化して具体的な課題を設定していけば「これならできそうだ」と思えてきます。それを一つひとつクリアしていけば、そのつど達成感が得られ、次の課題に取り組む意欲もわいてきます。


■やる気が出ないときは、こんなことがおすすめ!!(東大生アンケートより)
 
 1.机の上を整理する
 2.本棚、資料を整理する
 3.部屋を掃除する
 4.新聞・雑誌を読む
 5.学習用具を机に並べる


■短時間でも良い、苦手科目は毎日こなせ

 左ページのアンケートの結果のとおり、6割近くの東大生が配点への意識の有無にかかわらず、「苦手科目中心の時間配分」で勉強しています。(中略)
 いつまでも苦手科目から逃れていては、不安や心配はますます募るばかり。やる気が起きないときは、「10分でもいいからやろう」と言い聞かせて取り組んでみると良いでしょう。


■制限時間を設けて緊張感を高めよ

 人は「締め切り」があると、そのなかでがんばってやろうとします。「時間内にやらなければ」という緊迫感が脳の回転を高めるのです。言い換えれば、やる気がわかないときでも、締め切りを設けて緊迫感を起こしてやれば集中できるわけです。
 この脳の仕組みを利用して、ふだんの学習でも締め切りを設けて取り組むのがベター。たとえば、この問題は○分で解く、このプリントは○時までに終える、この問題集は○日までに仕上げる、と時間制限を決めて学習するのが効果的です。


■情報源はなるべく一元化せよ

 効率的な学習をしたいなら、参考書類はできるだけ1冊にまとめるのがポイント。「これは」と思う参考書を1冊決めたら、そこに教科書や資料集、ほかの参考書に載っていた必要情報を書き込んでいきます。こうしておけば覚えやすく、いつでもどこでもそれさえあれば勉強ができます。言い換えれば、この1冊をマスターしさえすれば、その科目は完成するわけです。


■覚えるときは「少しずつ、まとめながら」

「短期記憶のカウンター」はかなり狭く、「マジック7」という言葉があるように、一度に7つくらいの情報を載せると満杯になってしまうといわれています。だから、たくさんの情報を覚えるときは「少しずつ、まとめながら」ということが基本になります。教科書何十ページ分にもわたる広い範囲を一気に覚えようとするのではなく、まずは内容を分類・整理してファイリングし、それぞれのファイルごとに内容を噛み砕きながら、一つずつ確実に覚えていくようにしましょう。


■勉強も遊びも延長はしない。”切り替え力”が勝敗を分ける

 東大に合格できる人とできない人。はっきり分かれるのは、時間の"切り替え"ができるかどうかです。合格者の多くは切り替えができる人で、不合格者のほとんどはできない人です。たとえば、5時までおしゃべりをしてから勉強すると決めた場合、実際に5時にスパッとおしゃべりをやめ、机に向かえるか。そこが合否の分かれ目なのです。楽しいからあと30分だけ話そうとか、もう少しメールをしてから勉強しようとか、切り替えができない人は、まず勝者になれません。


■反応速度を高め「自動化」を

 自動化、つまり勝手に手が動く部分や、瞬間的に反応できるものがどれだけ多いかによって、思考の自由度は高くなります。自動的に動くものが多ければ多いほど、考える時間をほかの分野や科目に割くことができます。
 だから、英語における単語のような知識の基本になるものは徹底して勉強する。ワザ化するところまでやって、完全に身に付いたという状態をつくることが大切なのです。
 何となくわかるような気がするという程度の知識は、試験においてはたいてい役にたちません。


■勉強の成果は「2乗の法則」で進歩する

 勉強の成果は勉強の量に応じて階段式に表れるのではなく、2乗の法則で進歩するとみています。y=x²のグラフでいうと、xに1や2を入れても数字はさほど大きくなりません。ところが、10を入れると100になり、100を入れると10000になります。
 最初のころは結果がなかなか伴わないけれど、途中から急に良くなってきて、それからは少しやるだけで非常に良い結果が出る。そういう進歩の仕方をするように思います。
 それだけに、なかなか結果が出ないときにいかに我慢できるか。じつはそこが大事な分かれ目です。


【感想】

◆冒頭でも触れたように、タイトルには「集中力」とありますが、本書では厳密な意味での「集中力を高めるための方法」に関してはほとんど記述がなく、「成果の出る勉強法」とした方がよい感じでした。

もっとも、「成果が出るような勉強をしている状態=集中している」と言えないこともないので、あながち間違いではないのかも。

勉強方法については自分なりにある程度確立しており、単純に「集中力を高めたい」という方は、購入の際にはご注意下さい。

そもそも、「現役で東大に受かっている」という時点で、インタビューやアンケートに答えた方々は、デフォルトで集中力はありそうなw


「勉強本」として見た場合には、本書のコンテンツは、かなりオーソドックスです。

類書を持ってない方なら、手放しでおすすめできる手堅さかと。

目次をご覧頂いてもお分かりのように、かなり広範囲に渡ってカバーされており、「勉強本は本書1冊だけ」、という状態で何らかの試験に合格しても不思議ではないくらい(もちろん、キチンと勉強はする前提でw)。

逆に言うと、ある程度勉強本を読み込んでいる方には、既読の内容が多い…というか、基本的に勉強本というジャンル自体が「ネタがかぶりまくり」、という話もあるんですがw


◆本書は、こうした王道系のコンテンツに、現役東大生のインタビューと巻末のアンケート結果を加えているところが特長と言えます。

さらにそこに、河合塾の東大志望者専門のチューター・青木さんの「合格のための6つのポイント」と、「齋藤先生の勉強法」を加味。

なお、帯に齋藤先生の言葉として「正しい姿勢と呼吸が集中力のベースだ」とあるものの、これも齋藤先生の勉強法全体のお話の中から「集中力」に関する部分がそこだったので取り上げられたのであって、それ以外はやはり集中力以外のテーマでした。

ちなみに、その呼吸法について書いてしまうと「モロにネタバレ」なので、今回は割愛(齋藤先生のお得意のヤツです)。


◆以前ご紹介した「某東大生ネタ勉強本」では、かなり特異なやり方を堂々と語る合格者がいて面食らったことがありましたが、本書の場合は、間にキチンと編集の手が入っている分、より純度の高く、効果的な内容になっていると思います。

ただ、単純に「集中力を高めたい」と思われている方なら、本書よりはこちらの本をオススメしたいところ。


参考記事:【スゴ本】「最強の集中術」はキテます!(2008年04月02日)

とはいえ個人的には、「定評のある勉強ネタを凝縮したまとめ本」として、本書を推したいワタクシ。


タイトルに囚われなければ、良書だと思われ!



【関連記事】

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【スゴ本】「最強の集中術」はキテます! 【スゴ本】「最強の集中術」はキテます!:マインドマップ的読書感想文(2008年04月02日)


【編集後記】

◆本日発売されるのが、こちらの本。


紹介できるかは微妙ですが、面白そうなんで私は買いますw


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「私と100冊の勉強本」へ

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
Comments(4)TrackBack(0)私と100冊の勉強本このエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

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この記事へのコメント
興味深いエントリーでした。勉強だけでなく、仕事にも大いに応用できそうです。

1 目標を細分化して小さな課題を設定せよ
6 「面倒くさい」を禁句にせよ
11 ゴールデンタイムは2時間が限度
12 集中する時間帯を決めよう
18 「やるべきこと」を紙に書き出そう
19 1時間以内にできることを優先せよ

などは、目次を見ただけで、説得力がありますね。仕事でも「切替力」は必須です。。。
Posted by 苗村屋 at 2010年03月24日 15:55
>苗村屋さん

私は目次を省略しているのですが、アマゾンの目次を見ると、本書のオーソドックスさが分かるかと。
逆に、そういう基本的な部分を押さえていたからこそ、皆さん東大に現役合格されたのかもしれませんが。

仕事にも使える、というのは確かに言えますね。
私自身、耳痛い話が多かったですw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年03月25日 03:51
smoothさん

はじめまして
TAKU@幸せ届け人 と申します。

この度は、知り合いから紹介されて、
訪問いたしました。


コンパクトながら、分かりやすい書評ブログで、
楽しく読ませていただきました!

私のブログ記事で、紹介させてもらいました。

ぜひ、また訪問させていただきます。

TAKU
Posted by 齋藤 拓 at 2012年01月12日 08:03
>齋藤 拓さん

ご紹介ありがとうございます!
お知り合いの方にも、よろしくお伝えくださいませ。
ただ、コンパクトというには、長文すぎるような気もしますが(汗)。

今後ともよろしくお願い申し上げます!

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年01月13日 08:07