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2010年01月30日

【仕事術】「人生と仕事の段取り術」小室淑恵




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「ワークライフバランス」の第一人者、小室淑恵さんの最新刊。

小室さんの本と言えば、どうしても「女性向け」のイメージがあったのですが、この本は違うそう。

小室さんのブログ(アマゾンと違って、小室さん顔写真付きの帯の書影もありますw)から引用します。

コンサルティングに入らせて頂くと、「うちの職場の若い男性の心に響く、ワークライフバランスの本は無いですか?」というリクエストが非常に多いです。
そこで、自発的にはなかなかワークライフバランスを意識することのない、若手男性をメインターゲットにして書かせて頂きました。

私は「若手じゃない男性w」ですが、かなり得るところがありましたよ!


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【目次】

第1章 「残業は仕方がない」という意識を変える
第2章 残業スパイラルから抜け出すスケジューリング術
第3章 残業スパイラルから抜け出すための仕組みづくり
第4章 コミュニケーション上手は残業知らず
第5章 チームワークで残業スパイラルから脱出する
第6章 プライベートも段取りよく過ごす


【ポイント】

■これからは「親の介護」が大きな問題となる

 実際、最近大企業の役員が突然退職するというケースが増えていますが、その理由のほとんどが「親の介護」です。今まで、「時間制約のある女性社員なんて使えない。24時間会社のために捧げてこそだろう」と公言してきたことが、自分を追いつめる結果になっているのです。


■ワーキングマザーの働き方をお手本にする

「保育園のお迎え」というリミットがあるワーキングマザーには、なんとしても定時までに仕事を終わらせようという気迫があります。(中略)

 もう1つ彼女たちに見習いたいのは、「明日も会社に来れるという保証はない」という危機感です。


■楽天蠅痢峅餤8分の1」ルール

 会議に来る人の数を半分に、会議の頻度と時間をそれぞれ半分にするというもの。(1/2)×(1/2)×(1/2)の積算で、8分の1にできるというのです。


■手帳の活用法:必要な時間の長さによって、フセンの太さを変えて使う

 30分、1時間、2時間と太さの違うフセンをいくつか用意しておき、2時間の作業だったら、2時間分の太さのフセンに書いて、貼っておくのです。私は10min.(テンミニッツ)というフセンが便利でよく使っています。



■大事なことは紙に書かないで「フセンにメモ」

あとでフセンをスケジュール帳や書類などにポンと貼るだけでいいので、書き写す手間が要りません。(中略)

フセンは必ずどこかに貼り付けておくものなので、メモのように紛失することも減らせます。


■「マニュアル利用休暇」をとる

 弊社が、コンサルティングをさせていただいている企業には、「誰でもできる化マニュアルをつくったら、部署のメンバー全員が順番に4日ずつ有給休暇をとりましょう」と提案しています。
 もし4日続けて休んでもちゃんと仕事が回るようだったら、マニュアルがちゃんとできているという証拠です。


■「1人しかできない仕事」を作らない「マルチ担当制」

例えば、A社との取引という仕事があるとします。それをメインで担当する人のほかに、「サブ担当者」をつくるのです。
 A社のメイン担当者は、別の仕事ではサブ担当を受け持ち、A社のサブ担当者は、また別の仕事ではメイン担当を受け持つという具合に、それぞれの人が複数の担当を持つようにすればよいのです。


■上司が答えやすい相談メールの例

「……という状況なので、3つ案を考えました。それぞれのメリットはこうで、デメリットはこうです。自分として派2番の案がいいと思いますけど、いかがでしょうか」
 こういう聞き方をしてくれると、返信で「OKです」もしくは「1番にしましょう」と答えるだけでいいので、聞かれるほうも大変ラクです。


■男性は「最終的な評価」を重視するが、女性は「途中のコミュニケーション」を重視する

 女性社員には、こまめなコミュニケーションを心がけましょう。
 最後の評価をちょっとよくしてあげるよりも、ふだんから面談の量を増やして、仕事内容をしっかり評価するほうが、満足度は上がると思います。


■「朝メール」と「夜メール」でスケジュール管理

●朝メール

「朝メール」とは、朝出勤したら、1日のスケジュールを定時の時間内で組み立てて、上司や同僚にメールするという簡単なものです。

●夜メール

 朝メールは、1日の仕事の段取りとその優先順位を上司とすり合わせるためのものですが、夜メールは、その業務が実際はどうなったのか、上司に報告するためのメールです。

(具体例は本書にて)


【感想】

◆1年ちょっと前、某出版社の方とお食事をしている際、「勝間さんに続く著者は?」という質問を受けたことがありました。

即答できなかった私に対して、お相手の方が意見を求められてきたのが「小室淑恵さん」

実際、私は小室さんの著作も読んだことがなく、ただ単に印象として「ちょっとお綺麗過ぎませんか?」と返答したというw

実際に小飼邸でお会いしたら、ガチでお美しかったんですがーw


◆そもそも当ブログにおいては、「勝間さん以外の女性著者は苦戦する」傾向にあるので、そのまま小室さんの著作をちゃんと読んだことがなかったのですが、本書を拝読して「あら、ビックリ」

ガチ「ネタだらけ」なんですよ。

とにかく「残業しないため」のノウハウがてんこ盛り。

上記の小室さんのブログの記事でも

「6時に帰るチーム術」を出版してから既に1年2ヶ月が経過しており、私の中に新しいノウハウがたくさん増えました。
それを全部「人生と仕事の段取り術」に書かせて頂きました。

とありますが、まさにそう

少なくとも「量」においてまず圧倒されました。


◆一方、「質」においても、類書の「仕事術の本」とは、どこか「違う」印象が。

それが小室さんが「女性であるから」かどうかはわかりませんが、例えば上記で挙げた『女性は「途中のコミュニケーション」を重視する』というあたりは、「女性ならでは」の目線だと感じました。

家事や育児で育まれたのであろう、こうした「目線」「段取り力」が、小室さんの大きな「武器」なのかもしれません。


◆また、おしまいの「朝メール・夜メール」は、他の小室さんの本でも紹介されているそうなのですが、このシステムを取り入れた会社のなかには、残業時間が1人当たり「月間30時間も短縮できたところもある」のだとか。

「夜メール」の「上司に報告するためのメール」というのは、大昔に堀江貴文さん「100億稼ぐ超メール術」(最近、堀江さんがブログで紹介してまた売れたそう)で言われていた「日勤表の内容をメールで行う」ようなものだと思うのですが、それに加えて「朝メール」という、自分の予定を周りに事前に報告するものも一緒に行うのがミソ。

事前に用意するので当日の仕事にスムーズに入れますし、周りもこちらの置かれた状況がわかるという優れもの。

つい最近小室さんの会社が始められた「働き方チェンジナビ」というのが、実はこの「朝メール・夜メール」のシステムだというのは、本書を読んで初めて知りました。




◆小室さんの過去の著作を読んでいないため、それらとどれほどネタ的にかぶっているのかはわかりませんが、前作から1年2ヶ月の間に新たなノウハウも仕入られたわけですし、ネタの鮮度は確かだと思います。

本書の想定読者層も「若手男性社員」ということなので、おそらく当ブログの読者さんとも親和性は高いハズ。

「一般論」に終始すると思ってスルーするには勿体無い1冊。

初めての「小室淑恵作品」として、想定を超えて満足できました。


仕事術系が好きな方には結構オススメ!(マジで)




【関連記事】

知っておきたい『「やり残しゼロ!」の仕事術60』活用法 改訂版(2009年11月05日)

【ライフハック】「減らす技術 The Power of LESS」レオ・バボータ(2009年08月08日)

【残業しないための6つの方法】『残業ゼロの「1日1箱」仕事術』佐々木正悟(2009年06月04日)

【時間管理術】「マニャーナの法則」マーク・フォースター(2009年05月23日)

【整理術】「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン (著)田口 元(監修)(2009年01月26日)


【編集後記】

◆今日ご紹介した小室淑恵さんのご本は、当ブログではキチンとご紹介するのは今回が初めてであるにもかかわらず、今までコンスタントについで買いが多かった著者さんの一人です。




果たして、今回のご本は?


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:30
Comments(2)TrackBack(1)ビジネススキルこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録

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人生と仕事の段取り術小室 淑恵PHP研究所 ( 2010-01-19 )ISBN: 9784569771182おすすめ度:sickboyのバインダーで詳細を見るMediaMarker ■感想 仕事をしていく処ゥ..
『人生と仕事の段取り術』ワークライフバランスを求める理由【hobo-多読多評-】at 2010年05月24日 06:41
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

小室さんとは香港で開催された講演会でお会いして、ワーク・ライウバランスという考え方の真意を知り、まさに「目から鱗」の体験をしました。

「6時に帰るチーム術」の朝メールは、まさに画期的。自分のチームにいきなり取り入れるのは抵抗があるかと思ったので、まずは週報から始めています。

これだけでも各スタッフが何に時間を割いているかが良く分って非常に効果的でした。

本書もぜひ読んで見たいですね。ご紹介ありがとうございました。
Posted by 苗村屋 at 2010年01月30日 21:07
>苗村屋さん

ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます。

それにしても、小室さんと香港でお会いになられた、というのはスゴイですね〜。

朝メール、私もやってみようかと思って、色々考えております。
まぁ私の場合、一人しかいないので、自分自身のToDoリストと変わらないのですがw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月31日 03:42