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2010年01月16日

【スーツ指南】『男の「外見(ヴィジュアル)」コーチング 』




【本の概要】

◆最近、バレンタインデーに備えて、「モテ本」を買いまくっておりまして、今日ご紹介するのは、その中の1冊。

著者の三好凛佳さんは、パーソナルスタイリストということで、本書では主に「スーツ姿」並びに「身だしなみ」について言及されています。

アマゾンの内容紹介から。

ビジネスマンなら絶対にはずせない「外見」のルールと、あなたの魅力をアピールする方法をコーチング!パーソナルスタイリストが教えるスーツ姿でモテる秘訣。

最後の「スーツ姿でモテる秘訣」というのが、ミソですねw


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【目次】

序章 「外見」のコーチングをしよう!

第1章 スーツ―スーツを変えれば男があがる。本当です!

第2章 Vゾーン―ネクタイとシャツ=男と女?

第3章 靴―最も効果的な投資法

第4章 小物―小物にこだわる人ほど大物になれる

第5章 身だしなみとフェイスバランス―やってる人はやっています

第6章 クールビズ―これで安心!もう恥ずかしくない!

終章 「外見」の先にあるもの


【ポイント】

◆本書も付箋を貼ったところが多いので、簡潔に参ります。

■1.本来のサイズより大きめのスーツを着ない

◆三好さんのパーソナルスタイリングの経験上、「本来のサイズより大きなスーツ」を着ている人が多いのだそう。

30代後半以上の方々は、ぴったりサイズより大きめのものを選ばれる傾向があります。これはおそらく『ソフトスーツ』でゆったりしたものを着慣れた名残りがあるからではないでしょうか。

今の若い人はご存じないでしょうが、バブル時代は、そういうゆったり目のスーツが流行ったのですよ。

体を締め付けないという意味ではラクなのかもしれませんが、実際にはジャストサイズのスーツの方が、動きやすいですし、アームホールが小さいので腕が釣られることもありません。

本書には「スーツのサイズチェックリスト」もありますので、そちらでご確認を。


■2.スーツの袖丈は、シャツが1〜1.5cm程度のぞくのがベスト

◆カジュアルなスーツやジャケットだと、長めの袖丈にしたがる店員さんもいらっしゃるかもしれませんが、スーツの袖口からシャツが見えていないのは(シャツの丈が短いのでない限りは)、袖丈が長すぎる証拠。

 スーツの上着を着た際に、腕をまっすぐ下ろしてみて、袖が1〜1.5cm程度のぞくのが理想のサイズです。それより長い場合は、お直しで調節してください。ちょっとしたことですが、この気遣いが全体のバランスをとてもよく見せます。

なお、当たり前ですが、元々のスーツのサイズ自体が大きいと、当然袖丈だけでなく、肩幅もオーバー気味になってますから、それを単純に袖丈だけで調節しようとすると、身頃に比べて妙に袖丈が短くなってしまいますので要注意!


■3.ビジネスシーンでのシャツは、白か水色を

◆無難と言えば無難ですが、逆に「暗め、濃いめの色はNG」

濃いブルーやグレーのシャツは、シャツ自体の印象が強くなりすぎるものです。カジュアルなイメージを与えるので、一般的なビジネススタイルにはお薦めしません。

ゆえに着こなしとしては

スーツはダークな色を、それに合わせてVゾーンのベースとなるシャツは、白や淡い色を選んで爽やかに着こなすことが良い印象を獲得する秘訣

となります。

面倒くさければ、「全部白」でも良いと思われ。


■4.ネクタイの柄について

◆いきなり結論から。

正式なビジネスシーンでは、【水玉】【小紋柄】【無地】のネクタイがふさわしいでしょう。

もちろん、業界や会社でのドレスコード等もありますので一概には言えないんですけど、ことビジネスシーンにおいてはあまり冒険をしない方が良さげ。

一応、「どんな柄を選ぶか」についてのアドバイスも。

 シャープなイメージにしたい方は、直線的でいろのコントラストのはっきりしているものを、ソフトなイメージにしたい方は小さい柄や曲線的なもので色の濃淡が少ないものを選ぶのがコツです。

ちなみに動物柄は、よく見ないと分からない位、模様が細かければよいみたいです。


■5.ビジネスでの最強の3足

◆これまた定番ネタですが。

 まず、お薦めなのは『ストレートチップ』。フォーマル度が高い靴なので正式な結婚式やパーティなどの冠婚葬祭に対応可能ですし、もちろん日常のビジネスシーンでも活用できます。
 そして『プレーントウ』。基本的な日常使いの1足として重宝する靴です。

残り1足は、ネタバレ自重w

<参考画像>

●ストレートチップ

[スコッチグレイン] SCOTCH GRAIN 内羽根ストレートチップ

●プレーントゥ

[スコッチグレイン] 外羽根5アイレットプレーントゥ

なお、については、やはり無難に「黒か濃い茶色」が本書では推奨されています。


■6.バッグは手に持とう

◆この点については私も意識しています。

ラクだからという理由でしょうが、肩にベルトをかけてバッグを持っていらっしゃる方をよく見かけます。でもそれはNGです。スーツは、大変デリケートな洋服なので、肩に重いものをかけると型崩れしてしまいます。(中略)

スーツを着るときに使うバッグは、手で提げて持つ形のものを選んでください。

パソコン等を持って移動される方ですと、結構大変だと思いますが、一応ご留意頂きたく。


■7.ヘアスタイルはヘアを含めて「卵型」か「ソフトな菱形」

◆本書の第5章は「身だしなみとフェイスバランス」ということで、ファッション以外についても言及がなされています。

その中でも参考になったのが、「ヘアスタイル」

スーツを着たときに、自分の顔が一番映えるバランスをもたらすのは、「卵型かソフトな菱形」を意識したヘアスタイルなのだそう。

 例えば、丸顔の方ならサイドはすっきりさせ、トップにヴォリュームを持たせるか、前髪を上げて少し立たせるようなシルエットにします。細長い顔の方なら、サイドにヴォリュームを持たせ、トップは自然な流れを活かして下ろすといったイメージです。

私はやや丸顔なんですが、確かにサイドは短めに刈り込んでいますね。

……髪に元気がないので、トップは立たないんですが。


【感想】

◆この後に「メガネの選び方」や、第6章では「クールビズ」に関して触れられているのですが、ボリューム的にこの辺で。

今までご紹介してきた書籍や新聞記事等とかぶる内容もあるものの、「基本」は誰が言っても同じことなので、これはしょうがないかな、と。

むしろ、スーツの着こなしに関しては、「ファッション原理主義」でもなく、かといって「いい加減」でもなく、程よいさじ加減だと思われ。

しいて言うなら、「自分の後輩に読ませたい」と言うか(後輩なんていませんがw)。


◆本書はビジネスシーンでの着こなしが中心なだけに、「スーツ」に関して、多くのページを費やしています。

その中でも、私が嬉しかったのが「ジャケットのシワ」に関する解説があったこと。

大昔に購入したスーツ中に「つきジワ」(背中で首の付け根の下に横に入るシワ)が出てしまうものがあって、どうしたら良いのか分からず困ったことを思い出しました。

スーツのシワ









まぁぶっちゃけ、「シワができてしまうスーツを買った時点でアウト」なんですがwww


◆上記画像を見て頂いてもわかるように、本書は必要に応じて「カラーページ」が含まれています。

「鞄」「靴」、そして「ネクタイ」等の紹介は「カラー写真」で、それ以外の部分については「モノトーンのイラスト」だったりと、メリハリが付いている感じ。

今まで読んできた服飾系の本の多くが、「カラーだらけ」か、「完全黒一色」だったので、これもまた新鮮でした。

そういった節約(?)のおかげか、本書はカラーページがあって200ページを超えているのにもかかわらず、税込み1365円という良心価格。

……と言いつつ、実際はマーケットプレイスでの取り扱いしかないので、現時点で100円以下で買えちゃったりするわけですがw


◆なお、ポイントでも触れている「袖丈」については、以前、この記事でも言及したことがありました。

【モテ】「美人OL品評会 あなたのファッション、審査します」に物申してみました 【モテ】「美人OL品評会 あなたのファッション、審査します」に物申してみました:マインドマップ的読書感想文

上記記事のリンク先の写真を見てもらえれば、スーツの袖丈の長いのが、どんなに違和感があるかお分かり頂けるハズ……って、女性陣が誰も指摘していないんですが。

一方で、私が気になった「鞄」「靴」の色あわせに関しては、本書にはバッチリ「靴・ベルト・バッグの3つはぜひとも同じ色、できれば同じような素材感の革で統一するようにしてください」との指摘アリ。


この値段ならやっぱ「買い」でしょう!



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【編集後記】

◆長らくお休み(?)していた、ビジネス書書評サイト「みんビズ」が、装いも新たに新URLで再始動していました。



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この記事へのコメント
               
早速のご紹介ありがとうございます!!
やっとこさ完成・復活できました!

これからガンガン本を読んで紹介していく予定ですので、今後とも書評系ブログ仲間としてよろしくお願いします!!
Posted by 具太郎 at 2010年01月16日 21:09
               
>具太郎さん

さっそく紹介しちゃいましたでございますよ!
連絡なかったのは、ひょっとしてまだ本の記事がなかったからですか?
空気読まずにリンクしてスマソwww
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月17日 06:14
               
はじめまして。この本の著者の三好凛佳です。
ご紹介をどうもありがとうございました!

おかげさまで完売しており、マーケットプレイスでしかご購入頂けなくなりました。

背中のツキシワは程度にもよりますが、お直しで解消することや程度を少なくすることが可能です。

購入されたお店かリフォーム専門店でご相談されるといいと思いますよ!


Posted by 三好凛佳 at 2010年01月17日 21:26
               
>三好凛佳さん

著者様直々のコメントありがとうございます。
そうなんですよ、気が付いた時には完売状態でして、新刊時にご紹介できていたら、と後悔しきり…。

ツキシワは結局買ったお店で何とかしてもらったのですが、やはり完全には取りきれませんでした。
自分自身の肩の付き具合等にも問題があるのだとおもいますが(涙)。

今後ともよろしくお願いします。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月18日 03:02