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2010年01月09日

【激論350分!】「勝間さん、努力で幸せになれますか」勝間和代 香山リカ




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、新年のテレビ番組での対談(私は観てないのですが)が話題となった「カツマーVSカヤマー」の頂上対決本(?)。

昨日が発売当日なのに、下書きしている段階で既に5つもレビューが挙がってるって、皆さんどんだけ早く読んでるんですかwww

アマゾンの内容紹介をば。

あなたの不幸せにはワケがある!
ふつうの幸せを手に入れるための処方箋を説いた香山リカは、成功者のアイコン・勝間和代を目指すなと書いた。そもそも勝間は<成功者>なのか、ふつうの幸せとは何か、仕事、結婚、出産……は幸せに結びつくのか。いまもっとも話題のふたりが真正面から議論した350分の記録。

軽く読み流すツモリだったのですが、思ったより付箋貼ってしまいますたよ!

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【目次】

第1章 <勝間和代>は成功者のアイコンか

第2章 ふつうの幸せとは何か

第3章 努力は楽しいか苦しいか

第4章 仕事で幸せは得られるか

第5章 女と結婚と幸せ

第6章 教育と政治で幸せはもたらせるか


【ポイント】

◆今回は対談集ということなので、お二人の発言のみピックアップします。

流れの中の発言を抜き出すと、誤解を招きそうな部分はできるだけ避けたいので今回はあっさり目で。

■精神科医の診察室に来る「カツマー」

香山 勝間さんの本を筆頭に、あらゆる自己啓発の本やビジネス書を読んで、「朝4時に起きろ」とあれば朝4時に起き、「手帳を3冊持て」とあれば3冊持つ。なんでもやっちゃう。それでできなかったら、「私はダメだ」と落ち込む。全部やったつもりなのに年収10倍じゃないとか、世界一の営業マンになっていないとか、そういうふうにアウトプットといまの自分とを比べて「こんなはずじゃない」「おかしい」と言っているうちに、パニック発作を起こしたりします。


■<勝間和代>は気づきのきっかけでいい

勝間 私の本を買ってくださるのは20代と30代前半の人が多いのではないかと思うのですが、たまたま手に取ってみたらちょっと使える部分があったと若い人に思ってもらえるように、簡単なことをなるべくわかりやすく書くことを心がけています。手帳を使いましょうとか、自分の予定は夢ではなくて目標に落としましょうといった、当たり前なんだけれども分解すると結構な数になるようなものを100個に分解してみせて、そのうちの10個でも20個でもやってみて、「これ、けっこういけるじゃない」という気づきをもたらしたい。<勝間和代>というアイコンは、その気づきのきっかけに過ぎません。


■インターネットが普及して、小さな幸せを感じることが難しくなった

香山 例えば、カラオケがうまいと「うちの会社の美空ひばり」とか、ゴルフがちょっとうまいと「当社のジャンボ尾崎」とか言われたりして、気分がよくなっていた時代があるじゃないですか。(中略)でもいまは、例えばピアノで何かの賞をとったという若い患者さんをおだてても、「何言ってるんですか、先生。こんな賞、世界のランクじゃどれくらいで、日本にはこれより高いランクの受賞者が何人いて」と説教されるんです。


■努力は苦しいか?

勝間 香山さん、努力という言葉を間違って使われていると思います。努力というのは、別に苦しいものではないんですよ。私は無理なく続けられるということをずっと言ってきていますから。うまく言えませんが、努力そのものが幸せなんですよね。

香山 私には、その感覚がまったく理解できないんですよね。私の人生は、勝間さんに空費とか浪費と言われる時間だけで成り立ってるようなものなので、そこを減らすなんて全然「無理なく」じゃないですよ。意味のないコレクション、仕事に役立たないプロレス、スポーツ新聞の購読、十分寝たのにさらに寝る、そんな欲望をずっと抑え続けてスキルアップだなんて、私には苦行そのものです。


■報われない頑張り方は危険

勝間 報われないような頑張り方をしているのは非常に危険だから、やり方を変えたほうがいいですよということは教えたほうがいい。間違った方向に頑張れば頑張るほど、不幸になりますから。

香山 それでも頑張っても報われないという人には、その理不尽さをどう説明すればいいんですか。

勝間 申し訳ないけれど、やはり頑張り方が悪いケースが多いんですよ。どうしても頑張っているということに対して満足してしまっている人が多いです。


■利他が自分の得になるのは真理?

香山 私は、人間が本来持っているヒューマニズムみたいなものにすごく懐疑的なところがありまして……。自分が小ズルイ人間だからだな。勝間さんは、人間は本来は利他的なものだと思われますか。

勝間 私は強くそう信じています。ただ、後天的な学習でも十分だと思いますよ。実際、成功者と呼ばれている人たちほど利他的ですよね。利己的な成功者は長続きしませんから。結局、利他が自分の得になるというのは、世の中の心理です。


【所感などなど】

◆まずは350分もの対談をされたお二人にお疲れ様でした、と申し上げたいワタクシ。

ところどころでお二人の意見が噛み合いそうな気配(?)がすることもあったのですが、結局「交わることなく終わった」と言いますかw

この対談とは別に、冒頭でも触れたテレビ番組では「一触即発(?)」的雰囲気があったようなのですが、少なくとも本書でのお二人は感情的になることなることはありませんでした。

とはいえ、お互い主張を曲げることもなかったのですがw


◆最終的には、タイトルにもある「幸福」がキーポイントなのだと思います。

何を得られれば、自分が「幸せ」なのか。

その対象が異なれば、必然的に、「それを得るにはどうしたらいいのか(どうするべきか)」も異なってしかるべきかと。

私なんて、「人は人、自分は自分」ってタイプなので、ぶっちゃけ、「何でお互い反目しあう相手に自説を主張しているのか」がよく分からず……って、そういう本だからですよね、分かりますw


◆私が思うに、香山さんが本書で主張している点は大まかに言って2つあって、1つは勝間さん(のような成功者)を目指して努力しすぎた結果、うつ病ないしはそれに近い状態になってしまう人がいること。

もう1つは、勝間さんの主張によれば否定されてしまうような「空費」「浪費」が生きがいのような人も世の中には存在していることを勝間さんに理解して欲しいこと。

ちなみに後者は、香山さん自身のことでもあるように本書では読めます(ホントかどうかはわかりませんが)。

もしそうだとしたら、一連の勝間さんの著作での主張は、香山さんにとっては自身を否定されるようなものだったでしょうし、自説を曲げないのも分かるような。


◆一方前者は、当ブログの読者の方でも該当する方がいらっしゃる可能性があります。

病気のことでもあるので、軽々しく発言すべきではないのでしょうが、その対応について、本書での勝間さんの主張や、私自身が思うところを少々。


●正しく努力する

◆上記ポイントで「間違った方向に頑張れば頑張るほど、不幸になる」と勝間さんも言われているように、報われない、と思っている方は、今一度、自身のやっていることを確認すべきかと。

ちなみに、同じようなことをこの本の中で本田直之さんも言われています。


彼らは、努力をして自分に負荷をかけなければ目標に到達できないということはわかっていて、それなりに努力もしているのです。ただ、悲しいかなその努力の仕方が適切でない。

参考記事:【本田流 しりあがり的】「額に汗する幸福論」から学ぶ7つのポイント(2009年12月15日)


●ゼロイチ思考で考えない

◆私もちょっと想像できなかったのですが、頑張りすぎちゃう人は、「ほどほどに頑張る」ということができないのだそう。

ただこれも、自分自身のスペックや持っているリソースとの兼ね合いで、どこまで頑張れば、どれくらいのリターンが得られるか、という推定をしないで「やる、と決めたらやる!」的に思考停止しちゃっている可能性が。

「やる」「やらない」の間の、広大なスペースの存在を認識すべきだと思います。


◆私自身は、気持ち的には「カツマー派」でいたいものの、「手帳は2ヶ月続いたことはない」ですし、朝4時に起きるどころか、最近は朝4時に就寝しているような人間です。

だからと言って自分を責めるつもりはないですし、勝間さんのようなスーパーウーマン(スーパーマンですねw)になりたいわけでもありません。

ただ、勝間さんが本書で言われている「他人が自分のやったことについて感謝してくれる」という「幸せの定義」については良く分かりますし、このブログはまさにそう。

これからも、良い本を沢山ご紹介して、読者さんや本の関係者さんに「ありがとう」と言って頂けるように頑張っていきたいな、と思います(もちろん、このブログをお読みくださる皆様に対して、私が一番「ありがとう」と言いたいのですが)。

とりとめもなく書き連ねてきましたが(いつものことですねw)、日頃意識していなかった「幸福」について考えさせられた1冊でした。


恐らく、「カツマー派」の方が読んで得るところがあると思われ!



【関連記事】

【本田流 しりあがり的】「額に汗する幸福論」から学ぶ7つのポイント(2009年12月15日)

【力作!】「やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力」勝間和代(2009年12月04日)

【処世術】「認められる力 会社で成功する理論と実践」太田 肇(2009年02月26日)

【提言】勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan(2008年09月27日)


【編集後記】

◆先日編集後記でご紹介したこの本を、昨日リアル書店で買ってきました!


出身大学や企業名を背負って生きる時代は終わり、自分自身をセルフブランディングする現代――twitterやブログなどで自ら情報を発信し、人脈やキャリアをどうアップすべきなのか?ベストセラー『google』の著者、ITジャーナリスト佐々木氏がそのノウハウを開陳します。

まだ目次程度しか読んでいないのですが、かなりヤバそうなヨカン!

果たして、パーソナルブランディング本の「台風の目」となるか?!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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この記事へのコメント
どうもこんばんは。
実はどちら派でもあるんですが、
そういう人はどうすればいいんですかねぇ?
でも一番共感出来るのはsmoothさんの
「人は人、自分は自分」
ホントそう思います☆
Posted by オレクロ at 2010年01月10日 23:36
>オレクロさん

>「人は人、自分は自分」

社会全体にそういう考えの人が多くなりすぎると、収拾がつかなくなる可能性が(笑)。
まぁ、私のようなタイプの変人(?)がそんなに多くなることはないと思いますが。

あと、この本では記事で触れなかった「結婚」「家族」「外見」といったテーマについても語られていて、思ったより(失礼)面白かったデス。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月11日 04:28
年明けの2人の対決かきっかけで香山先生の本を読みました。
次は、勝間さんの本でも読んで、2人の基本的な考えを知ってから、この本にチャレンジします。
Posted by nbhkst at 2010年01月17日 22:59
>nbhkstさん

そちらの記事拝見して、おそらく本書を読まれたら、ますます(?)勝間さんに肩入れしたくなられるのではないか、と。

香山さんも魅力的だと思うんですけど、あえて(?)グータラを装っているようなw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月18日 03:04