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2010年01月07日

【名言集】本田直之「人を動かすアフォリズム」90


本田直之「人を動かすアフォリズム」90
本田 直之
小学館
売り上げランキング: 4169


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本田直之さんの新刊。

雑誌『プラチナサライ』での連載が、いよいよ書籍化です!

アマゾンのページがちょっとしょぼいんで、出版社のサイトから。

年間400冊以上のビジネス書を読破する“ビジネス書の目利き”である著者が、選びに選んだ30冊の中にある90の「金言・格言」(=アフォリズム)を紹介、解説。仕事はもちろん、人生の指針ともなる先人たちの警句は、プレゼンやスピーチにも使える。『プラチナサライ』に連載中の「人生に大切なことは『ビジネス書』から学んだ」を大幅加筆し収録。さらに、新規書き下ろしも加えた、パーソナルキャピタルを増やしたいビジネスパーソン座右の書。

実際に、私が本田さん自身から直に薦められた本も何冊か収録されていて、感慨深かったです。


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【目次】

第1章 個人の力

第2章 パーソナル部ランディング

第3章 脳科学を活用する

第4章 スポーツマネジメントに学ぶ

第5章 中国の古典に拠る

第6章 偉大なる人物の言葉

第7章 ドラッカーの言葉

第8章 商人の思想

第9章 コミュニケーションスキル上達のために

第10章 シンプルシンキングの方法


【所感などなど】

◆冒頭であったように、本書は雑誌『プラチナサライ』の連載をまとめたものなのですが、通常そちらでは本1冊につき、取り上げる言葉は1つのみ。

それを本書は3つに増やしたことにより、解説も3倍に増加しています。

さらに、第8〜10章までは、完全な書き下ろしなのだそう。

通常、雑誌の連載をただまとめたものだと、日頃その連載を読んでいる読者にしてみれば既読部分がほとんどなところ、本書はむしろ1/3以下になっているわけで、この辺の本田さんの心配りはありがたいです。


◆考えてみれば、本田さんは著作でオススメ本を紹介することはあっても、このような読書ガイド(名言集)は初めてだったハズ。

選ばれた本も、実際に本田さんが監修等を手がけられていたり、過去の著作のオススメリストに載っていたりしていたため、存在自体を知っているモノはありましたが、具体的な「フレーズ」が抜き出されているのが、本書のキモ

そのフレーズも1つだけだと、必ずしも本の本質を突いているか微妙ですが、3つとなれば、かなりカバーされていそう。

これらを「写経」してみるのも良いかもしれません。

…一応私も、ブログで引用することによって、キーボードは叩いているんですけどねw


◆私がこのブログで記事にした本も、何冊かありました。

ただ、本田さんが選ばれたフレーズを、何故か自分の記事ではスルーしていたりするのが面白かったりw

もちろん、「経営者」として経営に携わっている本田さんと、机上の空論で「読むだけの私」とでは「響くフレーズが違っても当たり前」

逆に、私がいつか会社経営をすることがあったら、「なぜ本田さんがこのフレーズを選んだのか」がわかるのかもしれません。

そういう意味では、読んだことがある本でも、本田さんと自分自身の「立ち位置の違い」を意識しながら再読して、抜き出された「名言」をかみ締めるべきなのだと思われ。


◆また、冒頭で触れたように、今までの本田さんとのお付き合いの中で、私が薦めて頂いた本のうちの何冊かが、今般、本書に収録されていました。

ブログでご紹介したものもあれば、買ったきり読んでなかったものもチラホラ。←ヘタレw

逆に、収録されてしかるべき、と思っていた本がなかったのは、おそらくテーマの関係、というか、元々の掲載メディアが『プラチナサライ』だったからでしょうね。

『プラチナサライ』自体、元々の本田さんの読者層より上の世代向け(多分)の雑誌ですが、その分、「ドラッカー」「古典」も登場するので、今までその手の本を避けていた方は、この機会に挑戦してみては?(自分モナーwww)


◆基本的に、ここで登場する30冊は、すべて「読んで損なし」だと思います。

定番本や王道本は、現在のような「不況下」において、より重みを増すハズ。

昨年のリーマンショック時においても、事前に株を売り抜けていたという本田さんの「先を見通す目」は確かだと思われ。

今読むべき本とそのエッセンスが詰まった1冊です!

本田直之「人を動かすアフォリズム」90
本田 直之
小学館
売り上げランキング: 4169



【収録されている本&フレーズ等】

◆本来、具体的にどの本が収録されているかを記事で書いてしまうと「モロにネタバレ」ではありますが、表紙にある22冊(くらい)は、画像からわかっちゃいますので、今回は軽めにご紹介。

■ブログでご紹介していない本

◆引用部分が太字の時は、本田さんが選んだフレーズです。


「ニューノーマルの勝者と敗者を分けるのは、時間への取り組み方である。時間を武器として使っているか、それとも時間に制約されているか」



 古典には読むコツがあります。それは、一見物足りないのでは? と思うような、できるだけ平易に書かれたものに取り組むことです。そうした入門書をまず読み、興味を覚えたら、もっと歯ごたえのある解説書に取り組めば、途中で投げ出すことがなくなります。



「これまで3時間かけてやっていた仕事が限りなくゼロになる方向を考えなければ生き残れないのだ」



「鉄道が生んだ真理的な地理によって人は距離を征服し、eコマースが生んだ心理的な地理によって人は距離をなくす。もはや世界には1つの経済、1つの市場しかない。」


■ブログでご紹介した本

◆30冊中9冊ご紹介しておりましたが、ここではその中から3冊を。

なお、本田さんが抜き出した名言はあえて載せませんので、本書にてご確認ください。


◆もしこの本が「今」出るのならば、当ブログの月間売上ランキングで1位になるであろう1冊。

戦術論が充実しすぎているのが素敵(「小手先のテクニックに走りすぎてしまう読者」って、「それ何て俺」状態www)。

参考記事:「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ(著)本田直之(訳)(2005年06月09日)



◆こちらもまた「ノウハウ満載」のスゴ本。

プレゼンに限らず、人前で話す機会のある方なら、必読です!

参考記事:【テク満載!】ブライアン・トレーシーの 話し方入門(2008年08月03日)



◆2009年の本田さんのテーマの1つであった「物を減らす」にピッタリだったのがこの本。

こちらも上2冊同様に「ノウハウだらけ」で充実しております。

参考記事:【ライフハック】「減らす技術 The Power of LESS」レオ・バボータ(2009年08月08日)


【関連記事】

【スゴ本】アナタが「アメリカCEOのベストビジネス書100」を読むべき6つの理由(2009年11月17日)

もしものときのための「トップMBAの必読文献」6選(2009年11月15日)

【読書】「仕事ができる人になる!厳選100冊」も良かったです!(2009年06月26日)

【読書】「ほんとうに読んでほしい本150冊」は結構キテます!(2009年06月21日)

【レバレッジ】レバレッジ・シンキング おすすめブックリスト12(2007年07月01日)


【編集後記】

◆これまた気になる本がw


かなり期待しております!


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この記事へのコメント
               
おはようございます。
アフォリズム書評完了なう。
Posted by とっしー at 2010年01月07日 08:50
               
面白そうなので、Amazonで買ってきました。
企画勝ちな感がありますね。
Posted by はらたつ at 2010年01月07日 12:49
               
>とっしーさん

おっと!書評待ちのようなお話だったので、急いで買ってきて記事にしたのですが、遅かったようですね。

以後頑張ります!

>はらたつさん

うちでのアマゾンアタックでしたら、恐縮です(汗)。

他の方の書評ガイド本だと、合わない本が結構あったりするのですが、本田さんの選択は今までもほとんど自分とマッチしてたんですよね。
収録されている本で気になるものがありましたら、是非読んでみてください。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月08日 04:33