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2009年12月21日

【Twitter】『つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?』勝間和代+広瀬香美




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、日本のツイッター界が誇る迷コンビ(?)勝間和代さん広瀬香美さんのお二人によるツイッター本。

これまでにも、様々なツイッター本が出版されてきましたが、本書は帯にもあるように「Twitter最強の入門書」かもしれません。

とは言え、ツイッター創業者であるビズ・ストーン氏と勝間さんの対談等、ツイッター中級者以上であっても見逃せない部分もアリ。

今までの著作で、あまりツイッターについて語っていなかった、勝間さんの考えも知りえることができます。

これはやはり押さえておくべき1冊かと。


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【目次】

はじめに(勝間和代)

1時間目
〈広瀬香美が教える〉ツイッターを始めよう!

2時間目
〈勝間和代のソーシャルコミュニケーション論〉
ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?

3時間目
〈勝間和代が教える〉ツイッター・使いこなしの10ステップ〈初級編〉

4時間目
〈勝間和代が教える〉ツイッター・使いこなしの10ステップ〈中級編〉

5時間目
〈対談:広瀬香美×勝間和代〉ツイッター、いったいどこが面白いの!?

6時間目
〈特別対談:ビズ・ストーン×勝間和代〉創業者にツイッターの展望をきく
〈勝間和代と広瀬香美がいく〉サンフランシスコ本社訪問レポート

付録1・ツイッターをもっと楽しむガジェットのご紹介
付録2・みんなで歌おう!ビバ☆ヒウィッヒヒー
付録3・人気ツイッターアカウント一覧


【ポイント】

■ツイッターは「140文字の言葉」ですべてを統合する

 たとえば、ユーチューブは映像を媒介にして、フリッカーは写真を通じて、それぞれ人をつなぎます。ブログは、自分の記事を通じて、人をつなぎます。人力検索サイトは、質問を媒介に人をつなぎます。そして、ツイッターは「140文字の言葉」で人をつないでいるわけです。(中略)

 私は、ツイッターが140文字にすべてを標準化してつぶやき合える機能を担っていることを、「コミュニケーションのパケット化」と呼んでいます。

 インターネットは、すべての情報をパケット化することにより世界中での情報共有を可能にしました。ツイッターが革新的だったのは、その情報をさらに「140文字の言葉」にパケット化して、ひとつのプラットフォームに乗せて、それをみんなで交換できるようにしたということなのです。


■ツイッターの持っている課題

 ●楽しむにはある程度のITリテラシーが必要

例えば、先に紹介した広瀬さんだが、私が使っていて実際に使い方を説明する機会がなかったら、おそらく利用しはじめるのはもっと遅かっただろう。それに私は、広瀬さんにはTwitter専用のクライアントソフトを導入してもらいたいのだが、そこまではいっていない。自分でパソコンの環境設定などをしたことがない人は、まだそれくらい難しいらしい。

 ●意外と難しいコミュニケーション

実際、140字制限で面白いコンテンツを作るのはかなり大変だ。広瀬さんの発言がユーザーに受け入れられているのは、もともとの作詞家としての強い言語感覚に、他のユーザーが新鮮な驚きを感じているためだということは特筆すべきだろう。

 ●類似の競合サービスがすでにたくさんある

 日本でTwitterの女性ユーザー比率が低いのは、他の類似メディアにすでに同様のコミュニケーション欲求を満足させるサービスがあるからだろう。

『「Twitter」が日本でブレークするための条件 勝間和代 日経NET IT-PLUS』より)


■ツイッターは、メディアをゆるく「つなぐ」軸になる

 これまで、こういったマスメディアで視聴者や読者の意見を集めようとして、メールを募集したり、特設サイトを開設したりしてきましたが、それはあまり大きな成果を得られませんでした。それは、視聴者や読者が能動的にメールを書いたり、サイトを訪れたりしなければならない、プル型メディアだったからです。

 しかしツイッター上にテレビ番組や新聞、雑誌などのアカウントを立ち上げておいて、ハッシュタグを使って、そこに番組や記事への感想や意見をつぶやいてもらい、メディア側がそれを適宜すくい上げていくようにすればどうでしょう。メディアとユーザーの間の「つながり」の状況はずいぶん変わるはずです。


■「ツイッター・使いこなしの10ステップ」より(抜粋)

 1.とにかくだまされたと思って、専用クライアントか専用ウェブを使う

 3.いろいろな人に、@+ユーザー名で積極的に話しかけてみる

 4.RT(リツイート)を積極的に使う

 6.フォローされる人数をがんばって、100人以上に増やしてみる

 9.慣れてきたら、ハッシュタグを使ったような会話やイベントに参加する

 (詳細は本書を)


■対談:広瀬香美×勝間和代(司会 干場弓子)「ツイッター、いったいどこが面白いの!?」より

 ●ツイッターは人の善意を引き出すメディア

勝間 自己承認欲求と、他人に対して親切にしたい欲求。ツイッターのタイムラインには、このふたつが絶妙に混じり合っているんです。

 ●ツイッターなら相手が早口でも理解できる

広瀬 これは和代ちゃんにも初めて言うんですが、私、ツイッターを始めてからの2ヵ月で、初めて和代ちゃんと仲良くなれたと思っています。
 彼女の口調でわーって話されると、最初の3秒ぐらいしか頭に入ってこないんですね(爆笑)。でもツイッターだと140文字なので、ゆっくり読んで、ゆっくり返すことができて、やっと和代ちゃんが何を言ってるかわかってきた(笑)。

 ●ツイッターは大縄跳びのイメージ

干場 ――私の中で、ツイッターって大縄跳びのイメージなんです。みんなが縄を回しているところに、自由に入っていく感じ。参加すればすごく楽しいし、一体感もある。疲れたらいつでも抜ければいい。やっている人は「楽しいからみんなもおいでよ」って言うんだけど、最初はなかなかリズムがつかめないので入りにくい、みたいな。弊社の編集部長なんか、全然つぶやかないんだから!

 ●ツイッターはコミュニケーションを標準化する

勝間 つまり、私みたいにベラベラ話す人もいれば、じっくり考えて話す人もいるし、忙しい人もいれば暇な人もいます。ツイッターでは、そこで生じるタイミングのズレが、140文字というパケットに交換するところで全部吸収されて標準化されるんです。だから普通の会話より、かえってコミュニケーションがやりやすくなる。


■特別対談:ビズ・ストーン×勝間和代 「創業者にツイッターの展望をきく」より

 ●ツイッターは強者に有利なプラットフォーム?

勝間 その反面、たくさんのフォロワーが得られないという点で、一般人にとってツイッターは難しいようにも感じます。また140文字で自己表現するスキルがない人のことを考えても、ツイッターは強者に有利なプラットフォームではないでしょうか?
ストーン 確かにそうだと思います。その観点から言えば、まだやらなければならないことはたくさんありますね。

 ●ツイッターのポジションは?

ストーン  私たちはツイッターをSNSとは見なしていません。とてもオープンなので、SNSとは異なるモデルです。「知り合いですか?」「はい」「いいえ」などと確認する必要はありません。そういう観点からすると、ツイッターはグーグルのように情報ネットワークの領域に近いと考えています。興味深い、意味のある、自分にかかわりのある情報を探しにくる場所です。情報を求めることもでき、アカウントをフォローすることもできる。情報ネットワークを商用化するという意味では、私たちはいい地点にいます。


■アメリカのツイッターユーザーの男女比が近いわけ

 日本でのツイッターユーザーの男女比は8:2〜7:3と推測されますが、アメリカではすでに5:5になっています。どうやって5:5までもっていったのかと尋ねたところ、やはり、アメリカの恋人といわれる名MC、オプラ・ウィンフリーの加入が大きかったそうです。オプラのつぶやきを聞きたいと言うことで、多くの女性がサインアップしました。


【感想】

◆何だかあまり初心者むけではないところばかりご紹介してしまった感じが。

ただ、冒頭の勝間さんの「はじめに」に続く1時間目(第1章)は広瀬さんによる「ツイッターを始めよう!」

ここがフルカラー、かつお馴染みの広瀬さんテイストでなごめることウケアイ。

私、広瀬さん以外に文章のおしまいに「(微笑)」とつける方を知りませんよw

編集の手が入っているとはいえ、広瀬さんが初心者の方にツイッターを指導されているのが素敵です。


◆2時間目、3時間目あたりでは、便利なツールやサービス、さらにはフォローしておきたい人気ツイッターアカウント等も紹介。

この辺はググってもわかることなんですけど、まとまっているとこれはこれで便利です。

私自身は、相変わらずクライアントソフトも導入していない状態だったので、ぶっちゃけ初級者以下かも


◆というわけで、この記事を書くのに際して、一念発起して(大げさw)、「HootSuite」なるものを導入。

参考にしたのはネタフルさんのこちらの記事です。

[N]ツイッターのウェブクライアント「HootSuite」が高機能すぎてヤバい!!

まだ使い始めたばかりなので、よく分かってませんが、複数のアカウントを持ってらっしゃる方には便利そう。


◆ところで、一見手放しでツイッターを奨励しているような勝間さんも、ツイッターの課題点は認識しており、その一つが、ビズ・ストーン氏との対談であった「強者に有利なプラットフォーム」というもの。

これは常々私も感じており、ツイッターを始める時点での知名度や、人脈、肩書き等で、フォロワーの伸びが全然違うわけで、この辺が、ブログとは異なるところかな、と。

私はこのブログを全く無名の段階で始めて、何とかこの辺(どの辺?)まで来れましたが、ツイッターで同じ事をやり続けても多分ダメだと思われ。

おそらく様々なウェブサービスの中でも、最も「ジップの法則」に近いのがツイッターではないでしょうか?


◆ただ、そんな非力な私たちでも、どこで有力な方にRTされるか分かりません。

そのRTされた発言を見ただけでフォローしてくれる人もいるかもしれませんが、まずはご自身のツイッターのページを整備しなくては。

1つ1つの発言だけでなく、自己紹介アイコン、はては壁紙まで気を遣うことも大事ではないでしょうか?

そして、その辺のことがかなり突っ込んで書かれているのがこの本。


参考記事:【スゴ本】『「ツイッター」でビジネスが変わる』ジョエル・コム(著),小林啓倫(訳)(2009年11月07日)

自己紹介の書き方や、背景のカスタマイズにまで言及されていますので、本書の次に読んで、フォロワーを増やしていただきたく。


◆というわけで。

本書は、入門部分では画像入りでとっつきやすく、手に取った方が女性や初心者の方でも安心して購入できそう。

また、広瀬さんのホンネトークが、過度にテクニカルになるのを上手く中和させています。

ただし、ところどころに散見される勝間さんの「ツイッターに対する考え方」は、中級者以上でも見逃せないところ(個人的には「コミュニケーションのパケット化」というのが、目からウロコでした)。

やはり社長自らツイッターを活用されている出版社のツイッター本は違いますわw


初心者から上級者まで一読をオススメ!



【関連記事】

【忘年会】小飼邸で広瀬香美さんの生歌を聴いてきました(2009年12月13日)

【tsudaる?】「Twitter社会論」津田大介(2009年11月09日)

【Twitter】「Twitter マーケティング」を読みました!(2009年10月23日)

【鳩山総理も読んだ?】「ツイッター 140文字が世界を変える」コグレ マサト,いしたに まさき(2009年10月11日)

【Twitter】『仕事で使える!「Twitter」超入門』小川 浩(2009年09月29日)


【編集後記】

◆今日発売の週刊東洋経済は、第2特集が「ビジネス書ベスト30」

第2特集
『ビジネス書ランキング&経営者が選ぶこの3冊』
書店のビジネス書担当者らが選ぶ「ビジネス書ランキング」と上場有力企業の経営者が選ぶお勧めの3冊を紹介します。年末年始の本選びにぜひご活用下さい。

これは見逃せませぬ!

週刊 東洋経済 2010年 1/2号 [雑誌]
週刊 東洋経済 2010年 1/2号 [雑誌]


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Posted by smoothfoxxx at 07:45
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この記事へのコメント
明日、丸ビルでイベントがあるらしく…でも、TSUTAYAもあるし…どうしようかな。両方参加のsmoothさんに聞いてみよう(微笑)

Posted by とっしー at 2009年12月22日 03:51
>とっしーさん

丸ビルイベント、私はPCで参加しました!
楽しかったですよね〜。
TSUTAYAは多分欠席でございます(涙)。
出不精でスイマセン(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年12月23日 02:59
勝間さんから伝言です。
D501かいましただそうです。携帯かな?
Posted by とっしー at 2009年12月26日 16:20
>とっしーさん

そのイベントの頃、私は子供達の世話してましたよ(涙)。
基本的に年末年始は記事書くのも大変(涙)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年12月27日 04:07
はじめまして。
私の以下の記事からこちらにリンクを張りましたのでお知らせします。
http://konton.cside.com/index.php?%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E5%8A%9B%20%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%BD%95%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%3F

Posted by 混沌 at 2012年04月07日 11:29
>混沌さん

レス遅くなってスイマセン。
記事拝見しました。
リンクありがとうございます。

そうなんですよね〜。この本というか勝間さんにはもうかなり根強いアンチが付いているので、不当に評価されてしまうことが多いです。

また勝間さんも煽ったりするので、さらに炎上してしまったりするのですが(涙)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年04月08日 22:23