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2009年09月13日

【図】「図で考えるとすべてまとまる」村井瑞枝




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日小飼 弾さんの記事で、美崎さんの本と一緒に紹介されていた1冊。

著者の村井さんは、アマゾンの著者紹介によると、

約10,000枚以上のプレゼン資料を作成し、ビジネスで使えるアートのテクニックとして図解技術を習得。現在はミシュラン3ツ星レストランを運営するレストラングループにて、戦略プロデューサーとして活躍する。

というお方です。

本書では、その実力が垣間見れる「手書き図」や、愛用の「ツール」も掲載。

「手書き好き」「図解好き」なら、要チェックです!


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【目次】

第1章 あなたは文字で考える人? 数字で考える人? それとも……

図にすると、モノゴトの本質が見えてくる
「そうそう、そういうことなんですよ!」

第2章 図で考える人の5つのメリット

 メリット1:図は頭を整理する
 メリット2:図は問題解決能力を高める
 メリット3:図を使うと仕事が早くなる ほか

第3章 絵を書くのがヘタでも大丈夫です!

 仕事で使う図とは?
 図の基本形は誰でも書ける
 手書きだとアイデアが浮かぶ ほか

第4章 7つの必勝パターンを身につけよう!

 「図で考える」のではなく、「考えるために図を使う」
 モノゴトを分解して考える「因数分解のパターン」
 モノゴトを分類して考える「マトリックスのパターン」 ほか

第5章 実際に、図を使ってビジネスを考えてみる!

 図でビジネスに必要な2つのスキルを身につけよう
 売上を1・5倍にするストーリー
 分解して考えることで打ち手を広げる ほか


第6章 プロフェッショナルの資料の作り方

 内容に合わせてソフトを使い分ける
 資料の骨組みを決める
 メッセージを書き始める ほか


【ポイント】

■図で考える人の5つのメリット(抜粋)

●図は頭を整理する

◆個人的に「なるほど」と思ったのが、この一文。

 日常生活では、私たちはほぼ無意識にものを選別して、それぞれが1番おさまりがよいところにきちんとしまっているのです。図とは情報に対して、これと同じように分類と整理を行う作業なのです。

私の場合、日常生活で整理ができてないから、図も上手くないのか、と思った次第(?)。


●図は効果的に相手に伝わる

◆図を使った資料と言えば、コンサルタントがお手のもの。

時間のない経営者に提案をするためには、簡潔でパッと見ただけでわかる資料でないといけません。そのため、コンサルタントは一瞬で効果的に考えを伝えられる図を用いて資料を作るのです。

また、いちいち細かく説明しなくても相手に伝わるので、こういう利点も。

本当に伝えたいポイントを強調したり、内容を印象づけるためのエピソードの説明などに時間を割くことができるので、より相手の記憶に残るプレゼンテーションができるようになります。

きれいな資料を作るのではなく、あくまで相手に伝えたいことを伝えるのが目的ですしね。


■図がいつでも書ける環境をつくる

◆村井さんオススメのツールがいくつか。

ネタバレかもしれませんが、小飼さんも書いてるし、まぁいいかな、とw


このノートはなぜか私は仕事(打ち合わせのメモ等)で使っております。

方眼なのですが、図を書いた記憶がない・・・。

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確かにあればいいな、と思うのが、電子黒板。

今は普通にホワイトボードに書いたものをデジカメで撮影したり、というのが主流なのかもしれませんけど、20年近く前に勤務していたメーカーではかなり活用していました。


■図を書く際の7つの必勝パターン

◆第4章では、村井さん直伝の「7つのパターン」の解説が。

個人的には、この部分が「本書のキモ」だと思われ。

「どういう状況の時に、どの図を用いるか」というのは、初心者にとってはわかりにくいところですし。

目次ではカットしてしまいましたが、小見出しを列挙します。

モノゴトを分解して考える「因数分解のパターン」
モノゴトを分類して考える「マトリックスのパターン」
頭を整理する「表のパターン」
比べることで良いものを際立たせる「比較のパターン」
時間を可視化する「線表のパターン」
アイデアをシンプルに伝える「コンセプトのパターン」
モノゴトの流れを捉える「プロセスのパターン」

現役コンサルサントのように、バリバリに図を活用されている方にしてみれば「今さら」なのかもしれませんが、日ごろ図を用いてない私のようなモノにとっては、このパートは有難かったです。


■ストーリーで学ぶ図の使い方

◆第4章の内容を受けて、第5章では実際に図を使って考え、プレゼンを行う方法を、「物語形式」で解説。

クッキングスクールの企画部に異動した主人公が、「事業規模を3年で1.5倍にする」、という事業計画を立てるお話です。

ここでは、村井さんご自身が書かれた「手書きの図」がふんだんに挿入されているのがミソ。

弾さんも記事で

「図で考えるとすべてまとまる」が素晴らしいのが、本物の手書きノートの写しがそのまま使われていること。

と言われているように、全編手書き!

135ページの図なんて、上記でご紹介したクリッパーノートの方眼がうっすら見えるんですが、私の携帯カメラではわかりにくいので、別の図を(3×3のマトリクス図)。

図で考えるとすべてまとまる












・・・相変わらず見にくくてスイマセン。


【感想】

◆この後の第6章では「プロフェッショナルの資料の作り方」ということで、プレゼン資料等の作り方について解説がなされています。

ただ、このあたりの「形式的なこと」は、むしろ、プレゼン資料の専門書等を見ていただいた方が宜しいかも。

私自身は、「パワポすら使ったことがない」ので、これでも若干オーバースペックなのですが、1年前までまったくの素人だったヨメが、大学院でパワポで作っている資料を見て、「技術の進歩というのは恐ろしいものだな」と思っております。

いや、ホントにパッと見の見た目だけだったら、専門家が作ったのと変わらないんですよ。


◆逆に言うと、中身が分かる人にしてみれば、見た目が良くても「中身がなければ」、それは見抜かれてしまうハズ。

当たり前ですが、あくまで「中身あっての図」なんですよね。

本書においても第5章の物語で分かるように、まずは「自分の考えをまとめるため」に図を活用。

次に「グループでディスカッションするため」、さらには、「プレゼンをして上司に承認してもらうため」にも図は活躍しています。

つまりあくまで、「問題の解決のため」に図があるワケで。


◆そして本書もそのほとんどが、「図を使って考える」ことに主眼を置いています。

そう言えば、以前ご紹介したこの本も、「図を使って考える」ことがテーマでしたね。


参考記事:【オススメ】「超ビジュアルシンキング」ダン・ローム(2009年05月25日)

ただ、今回の村井さんのご本は、この本よりは、もうちょっとシンプルですし、私のような初心者にも実践できそうな感じ。


◆しいて難を挙げるとすれば、私や、当ブログの読者さんの多くは、「図の効果」についてよく理解しているので、第3章まではそれほど掘り下げなくても良かったかな、と(この手のビジネス書をそんなに読まれてない方にとっては有益かもしれませんが)。

むしろ「1万枚以上のプレゼン資料」を作られた方なわけですし、別の図やパターン、別の物語も拝見したかったところです。

もしくは、この本は「入門編」であって、いずれ「実践編」が登場するのなら、それはそれで楽しみですが・・・と煽ってみるテストw


図解好きなら、要チェックな1冊!

村井 瑞枝 ¥ 1,344


【関連記事】

【オススメ】「超ビジュアルシンキング」ダン・ローム(2009年05月25日)

【仕事術】『「見える化」仕事術』石川和幸(2008年12月23日)

【強力!】「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」勝間和代(2008年06月15日)

「創造的仕事の技術」忰田進一 (著)(2005年03月16日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

ハックシリーズでもお馴染みの、原尻淳一さんの新刊です。

原尻 淳一 ¥ 1,365

あのベストセラー「HACKS!」シリーズのカリスマ著者が初めて語る、自らの「ダブルインカム・ノーリスク戦略」の体験的ストーリー!
会社からの給料と、副業によるプラスオン収入を合わせて、「所得倍増」を達成するには何をすべきか?

タイトルからすると「マネー本」っぽいですが、副業本っぽいですね。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:45
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