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2009年03月10日

【速報】今度は「勉強法ブームのさきがけ本」も新書化!


【はじめに】

◆何やら最近、「新書シリーズネタ」が多いのですが、週末にリアル書店で発見したコチラも無視するわけにはいきません。

今度の新書はサンマーク出版さんから。

新書化されたのは、2006年出版の伊藤真さんのベストセラーです!


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【「夢をかなえる勉強法」が新書化!】

◆そう、伊藤 真さんの「夢をかなえる勉強法」が新書化されたのが、こちらの「(ポケットブック)夢をかなえる勉強法 」です。


なお、アマゾンの内容紹介よりも、サンマークのサイトのページの紹介文の方が、フックが効いていますので、そちらをご覧下さい。

司法試験の短期合格者を多数輩出している受験指導校・伊藤塾の「カリスマ塾長」が編み出した、「人生の夢をかなえる普遍的な勉強法」を公開したあのベストセラーが、ポケットブックで登場! 勉強の効率がぐんぐん上がるコツから、勉強することの意味までを熱く説く、勉強法本の決定版。

目次より
◎ 人はみな100%勉強に向いている
◎ 「大量の問題をこなす」のは最悪の勉強法
◎ 喜怒哀楽のはっきりしている人は記憶力がいい
◎ マーカーの塗り方一つで合否の差が出る
◎ なぜ具体例をメモすることが重要なのか
◎ 頭の回転を一段と速くする方法
◎ 「能力×気力×勉強法」の掛け算で考える
◎ 「一つだけ願いをかなえてあげる」と言われたら?
◎ スランプ克服には「東京タワー」と「年表」が効く
◎ 「小さな成功体験」があったから今がある

正直、アマゾンの紹介よりも、「買おうかな」という気になりますw


◆それにしても、オリジナルの単行本の方は、2006年4月発売ですから、もう3年近く経つわけですか。

夢をかなえる勉強法
サンマーク出版
発売日:2006-04
おすすめ度:4.0

確かこの本は20万部を超える大ヒットになったハズ。

ちなみに私も、かつて記事を書いております。

参考記事:「夢をかなえる勉強法」伊藤 真(著)(2006年06月21日)


◆今でこそ、東販日販のビジネス書の年間ランキングに勉強本が普通に鎮座していますが、私の記憶だと、(昔の和田秀樹さんの本等一部の作品を除けば)この本こそが、昨今の勉強本ブームのさきがけなんじゃないか、と。

・・・と書きつつも、私が熱心にビジネス書を読むようになったのは2005年からなので、その前に大ヒットがあったらごめんなさい。

ただ、そもそも昔は、「勉強本」と言ったら、「学校受験」「資格試験」のどちらかを対象としたものがメインだったんですよね。

書店の方でも、「勉強本」だったら、このどちらかの棚に置いてたでしょうし。


◆そこにこの伊藤先生のご本が登場して大ヒット

内容的には「テクニカル」というよりは、むしろ「自己啓発的」な要素が強いのが特徴です。

その後ブームとなるツールやらハックと言った要素はまだ見受けられません(伊藤先生がそういうタイプじゃないですが)。

ですから、どちらかというと「裏ワザ好き」ではなく、「コツコツやりとげる」タイプの方向けではないか、と。

実際、伊藤先生ご自身も、ものすごい量の勉強をなさって、司法試験に合格されていますので、真面目に努力して夢をかなえたいアナタなら、読んで損なし!


【同時発売の新書がこちら】

◆なお、同時にこちらの本も新書として発売されております。


こちらもまた困った事に(?)、サンマークのページの内容紹介の方がGoodなんですよねー。

2004年に刊行し、ベストセラーとなった『どん底からの成功法則』が、ポケットブック版になって登場! ホームレス生活から、年商102億円の社長にまで駆け上がった堀之内氏。未曾有の経済危機と言われる今日、もう一度堀之内氏のメッセージを届けるべく、タイトルと装丁を一新してお届けします。

【プロローグより】
私に言わせれば、誰かが言うとおりこれが本当に100年に一度の不況だというのなら、それにめぐり合えた私たち世代は人類史上最もラッキーな世代なのではないか。
なぜなら、「どん底」とは、考え方をいやおうなく、しかも一瞬にして変えられる、またとないチャンスだからです。
人間というものは調子のいいときに変革ができるほど立派にはできていません。「いいとき」に何かを変えるのは本当に難しい。うまくいっているとき、上り調子にあるときに「ちょっと反省してみようか」という気持ちにはなかなかなれない。それが人間なのです。
一方、困ったとき、悪くなったとき、果てはどん底になったときは、それまでのどの瞬間よりも、どの節目よりも、自分自身について反省し、「考え方とやり方を変える」ことができるのです。 

タイトルもビミョウに変わっているので、アマゾンの内容紹介だけだと、新刊だと思って購入する方もいらっしゃいそうな。


◆なお、こちらの元本はコレ。

どん底からの成功法則
サンマーク出版
発売日:2004-02-17
おすすめ度:4.5

やはり2004年発売。

社会情勢的には、むしろ、大不況の今の方がマッチしている、と言う点で、この新書化はタイミングが良いですよね。


【2月に出ている新書も】

◆サンマークから出ている新書は「ポケットブック」と名づけられており、実は上記2冊に先立ち、2月にもこのシリーズから2冊刊行されています。

集中力 (ポケットブック) (ポケットブック)
サンマーク出版
ハーパー保子(翻訳)
発売日:2009-02-03
おすすめ度:5.0

「集中力とは、終始一貫して、心の強さ以外の何ものでもありません」
何かを達成するためには、集中しなければなりません。
それは誰でも知っていますが、「自分には集中力がない」「今は集中できない」などを理由に諦めている人が数多くいます。
意識的に集中力を鍛えることは可能です。
本書の中には、集中力を鍛えるための実践的なエクササイズが詰まっています。

本業の弁護士のほかに、インド名「ヨギ・ラマチャラカ」などのペンネームを使い、生涯で100冊の書を残したウィリアム・ウォーカー・アトキンソン。
そんな彼が「セロン・Q・デュモン」と名乗って記した本書。東洋思想にふれながらも、「集中力」の大切さに迫っています。
全米ではいまだに読み続けられている一冊が、ポケットブックになって登場です!

この原本はこちら。

集中力
サンマーク出版
ハーパー 保子(翻訳)
発売日:2006-02-17
おすすめ度:3.5

どうもレビューを読むと、30代以上の方にオススメみたいですね。


◆そしてもう1冊。

上記の内容紹介にも書かれていますが、同じ著者が本名(?)で書いた本のようです。

記憶力 (ポケットブック) (ポケットブック)
サンマーク出版
ハーパー保子(翻訳)
発売日:2009-02-03

2007年に小社から刊行された『記憶力』が、お求めやすいポケットブックになりました。

本書の原著である『Memory Culture』が刊行されたのは、なんと1903年!
刊行が古いからといって、内容まで古いかといったらそうではありません。
その内容は現代の私たちにも十分読む価値のあるものです。

「記憶」が完全になくなってしまうことはありません。だからこそ、その「記憶」は自分の意志で思い起こすことができるのです。
ポイントは注意力と集中力。本書では、その2点を活かした記憶力の高め方を、心理学的側面からわかりやすく解説してくれています。数字を覚えるのが苦手、方向オンチ、人の顔や名前がなかなか覚えられない。
そんな問題をかかえる人たちも、本書を読めばもう悩む必要はありません!

こちらの原本もあります。

記憶力―成功をもたらす無限の力(パワー)
サンマーク出版
William Walker Atkinson(原著)ハーパー 保子(翻訳)
発売日:2007-03
おすすめ度:3.0

単行本で値段も結構高いので、評価も若干辛めな気がしないでもなく・・・。


【感想などなど】

◆引用ばかりでスイマセン。

読んでない本の内容を紹介しようとすると、ついつい他力本願になってしまいます。

実は、後の方の2冊は、先日お忍びで(?)聖幸さんが状況された際に、話題に上ったのでした。

両著の著者が同じというのも、聖幸さんに指摘して気が付いたという。


◆一方、伊藤先生のご本については、単行本を読まれてない方なら、手に取る価値はあると思います。

ただし、上でも書いたように、若干自己啓発チックなので、好き嫌いは分かれるかも。

なお、当時の空気感は、正確には覚えていないのですが、2006年の1月にライブドアに強制捜査が入っています。

それを契機に、それまでの「起業」ブームが冷め、「勉強」「スキルアップ」と言った方面に人気が出始めたのと、タイミングが合ったのかな、とか(憶測ですが)。


◆そして、堀之内さんについては、今般、新書の原本をアマゾンで探していたところ、こんなものを発見。

どん底からの成功法則 (サンマーク文庫)
サンマーク出版
発売日:2007-01
おすすめ度:5.0

なんと、今回新書になる前に、既に一旦文庫化されていた模様。

これからのコンテンツ業界の目指す、「シングルソース・マルチユース」を地で行く、何ともステキな三毛作ぶりでございます・・・(いい意味で)。


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【編集後記】

◆アマゾンの「ヒット商品コーナー」(本の売上ランキングで、過去24時間に最も売上が伸びた商品)で発見した1冊。


アマゾンのレビュー情報で知ったのですが、昨日(3/9)夜10時より番組の再放送があったそうですね。

NHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか〜天才数学者 失踪の謎〜」

やはりテレビ絡みの本は強いなと、改めて思った次第。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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