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2008年10月31日

【超強力ガイド本】「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」神田昌典&勝間和代




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「読書の秋」(ってここで言うのは何回目か(汗)?)にふさわしい1冊。

「秋の勝間本第2陣」の2冊目、「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」です。

本書はタイトル通り「ビジネス書のガイド」

しかもコンビを組むのが、勝間さんもかつて著作を愛読したという神田昌典さんですから、濃い〜本がわんさかでございます(汗)。

・・・てか、こんな本出されたら、書評ブログは商売あがったりなんですがー(涙)。


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【目次】

■巻頭対談――神田昌典・勝間和代「いかにして、10年後あなたの本棚に残る本を選んだのか?」

■巻頭インタビュー――神田昌典「ビジネス書を読む意義と"スピード情報編集法"としてのフォトリーディングの実践」

■巻頭インタビュー――勝間和代「1か月に100冊読む勝間式読書投資法」

■神田昌典が初公開! この本だけは絶対読もう! 究極の10冊

■勝間和代が厳選! この本だけは絶対読もう! 至高の10冊

■神田昌典が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
  大ヒットを飛ばしたいときに読む9冊
  経営マネジメントに強くなる8冊
  未来を見通す力をつける6冊
  1%の本質を見抜く力をつける7冊
  壁にぶつかったときに読む10冊

■勝間和代が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
  壁を乗り越えたいときに読む8冊
  あなたの潜在能力を開花させる6冊
  大ヒットを飛ばしたいときに読む5冊
  経営戦略のプロフェッショナルになる8冊
  未来を見通す力をつける4冊/人間・歴史を知る9冊

■巻末付録1全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊

■巻末付録2神田昌典・勝間和代が明かす「年齢別」読書年表

■巻末付録3神田昌典・勝間和代の厳選オーディオブック37+DVD3選


【ポイント】

●『巻頭対談――神田昌典・勝間和代「いかにして、10年後あなたの本棚に残る本を選んだのか?」』より

・神田さんの『非常識な成功法則』を全部マネするのではなく、どういうプロセスで神田さんがそこまでたどり着いて、それに対して自分はどのようにやり直せばいいのかを考えるのが一番大事だと思う(勝間さん)


・翻訳書は、1回マーケットで立ち上がったものしか版権が来ず、和書に比べて1回スクリーニングが多いので楽(勝間さん)

・会社を飛び出す前に、今の会社の制約条件の中で、最大限努力すればどこまでできるのかをいろいろ試してみたほうがいい(神田さん)


●『神田昌典「ビジネス書を読む意義と"スピード情報編集法"としてのフォトリーディングの実践」』より

・自己啓発書は、著者独自の事例等の「本質的なこととは無関係な内容」も多いので、読む側としては、その中から自分に当てはまるパターンを読み取れるかどうかがとても大事

・フォトリーディングは速読法のように読んで理解するスキルに加えて、自分でその情報を受け取って、自らの知識と組み合わせて自分なりの情報が発信できる

・目の前のこと、リアルな体験をきちっとしていくことが重要で、そうした中で、出合うべきときに出合う本と出合う



●『勝間和代「1か月に100冊読む勝間式読書投資法」』より

・自己啓発書に書かれていることはだいたい共通していて、『自助論』『7つの習慣』『「原因」と「結果」の法則』の3冊に書いていないことはそんなにない

・いろいろな情報の中で、本質的に必要なものはせいぜい1%であり、その必要なものを手に入れるための1番簡単な方法は、本を読むこと

・セミナーに参加することで、著者の人となりがよくわかり、理解が深まるが、自己啓発本と同じで、あれこれ手を出しても意味がない



●『神田昌典が初公開! この本だけは絶対読もう! 究極の10冊』より

小倉昌男 経営学
日経BP社
発売日:1999-10
おすすめ度:4.5

 まずこの本を読んでから他の経営戦略書を読むと、「ああ、これはヤマト運輸のこの部分を理論化したものだな」とわかるはず。だからいろいろなビジネス書に手を出す前に、この本を読むべし。


●『勝間和代が厳選! この本だけは絶対読もう! 至高の10冊』より

人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)
新曜社
Thomas Gilovich(原著)守 一雄(翻訳)守 秀子(翻訳)
発売日:1993-06
おすすめ度:4.5

 私はこの本は3日くらいかけてじっくり読みました。本体価格は29000円(税抜)ですが、私なら3万円でも「買い」です。


●『神田昌典が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ! 』より

マーケティングに携わる人は、まず初めに読んでおくべきだ。


夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
ストーリーアーツ&サイエンス研究所
Christopher Voglar(原著)クリストファー ボグラー(翻訳)岡田 勲(翻訳)講元 美香(翻訳)
発売日:2002-11
おすすめ度:4.5

 ハリウッドの映画のシナリオの根底にあるパターンを解析した本で、神話学者のジョーゼフ・キャンベルの調査をもとに、ハリウッドで活躍するシナリオライターがまとめたもの。万人の琴線に触れるストーリーとはどういう構成で、どんな登場人物がいて、それぞれがどんな役割なのかについて書かれている。


●『勝間和代が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ! 』より

競争の戦略
ダイヤモンド社
土岐 坤(翻訳)服部 照夫(翻訳)中辻 万治(翻訳)
発売日:1995-03
おすすめ度:4.5

この本は基本書中の基本書で、私はマッキンゼーに入社してすぐに読みました。何しろこのフレームワークを知らなければ、会話にもなりませんでした。


ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
日本経済新聞出版社
井手 正介(翻訳)
発売日:2007-05-25
おすすめ度:4.5

 少なくともプロの投資家で、この本を読んでいない人はいないはずです。「これを読まずに投資をするのは無謀」と言いたいです。


●『全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊』より

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
ブルース・インターアクションズ
発売日:2008-07-04
おすすめ度:5.0

 読んでみると、読み物としても感動できるし、経営書としても非常に優れたものでした。(有隣堂ヨドバシAKIBA店 門脇順子さん)


【感想】

◆勝間さんや本田直之さんが、ご自身の本の終わりの方に「オススメ本一覧」を載せるようになってからというもの(多分)、ずい分とこういったリストも市民権を得るようになってきた感じがします。

そんな中でも、本書はリストがメインで構成されているという、ビジネス書好きにとって、嬉しくも、「ハードコア」な1冊。

何せ、本書を読み終わってもそれは1つの「スタート」に過ぎないという。


◆このリストの中から「どの本を選んで読むか」

そしてその内容を「どう活かすか」

そこまでやってこそ、本書の本当の「価値」がわかるのではないでしょうか?

ちなみに、神田さんとの対談の中で勝間さん曰く、

「少なくともここにある神田さんの50冊、私の50冊をひと通り読んでもらえれば、かなりパフォーマンスは変わると思います。

さらっとおっしゃりますが、100冊は大変ですよ(涙)!


◆まぁ、100冊はムリだとしても、掲載されている本は、このお二人の「お墨付き」といって良いかと。

内容的にも「いかにも」なものや、「意外!」なものまでサマザマ。

通常書籍の付録のリストと違って、1冊が最低でも1/2ページを使って紹介されているので、納得した上で買うことが可能です。


◆ここでタイトルだけでも大量にご紹介して良いのですが、やはりそれぞれ解説をお読み頂きたいところ。

私も当然、何冊かはアマゾンアタックしております。

・・・新刊じゃないので、どうしても後回しになりがちですが(汗)。


◆また、巻末の「神田昌典・勝間和代の厳選オーディオブック37+DVD3選」のオーディオブックが全部英語モノだったので、ショボーンとしていたところ、神田さんご推薦のDVDでコレがあって、思わずニヤリ(笑)。

紳竜の研究
アール・アンド・シー
発売日:2007-05-30
おすすめ度:4.5

(参考記事:【紳助のヒミツ】「紳竜の研究」はスゴかった はてなユーザーの評価

これは、神田さんのみならず、鮒谷周史さんにも薦められた「ビジネスパーソン向けの名DVD」ですので、まだの方は是非!


◆私の場合、ある日突然(笑)ビジネス書を読み始めたようなものなので、結構読み逃している名作が多く、こういった「定番の名作」を解説してもらえるのは、大変有難かったです。

この本1冊から始まる「読書の旅」のなんと壮大なことよ(遠い目)。

いずれにせよ、このブログをお読みの方なら、読んで損はないことは間違いないでしょう。

当然、激オススメでございます!



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【編集後記】

◆昨夜は、珍しく顧問先の役員さんたちとの会食がありました。

日頃、仕事の話がメインだったところ「ところで先生のご趣味は?」と聞かれ、ハタと困ったワタクシ。

「ブログ書きです」と言うわけにもいかないので、真顔で「ビジネス書を読むことですかね(笑)」と答えたら、よほどウケがわるかったらしく、何もなかったかのように、そのまま別の話題を振られますた(汗)。

 (。´Д⊂) ウワァァァン!!


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この記事へのコメント
               
smoothさん、おはようございます。

趣味は…、
子供と遊ぶことですねー
と親バカっぷりをみせつけるのも一興かと…(笑)
このムック本はある意味禁断の書です。これを読んでここに出ている本がほしいと大蔵省に言ったらと思うと…(汗)
来月の給料日まで待ちます。サラリーマンはつらいっす。
Posted by しみっちゃん at 2008年10月31日 08:52
               
こういうのを読んだら、ますます読みたい本リストが増えていきますネ。
神田さんと勝間さんという最強の組み合わせには叶いません・・・・

それにしても勝間さん、露出のたびにお綺麗になっていかれてますよねぇ。
これからさらに綺麗になってほしいです♪
勝間さんのロングヘアスタイルも見たいなぁ。。。
(基本的に女性は内容がいくら良くても、綺麗な雰囲気のしない人からは、学ぼうと思いませんからっ)
Posted by ビルダーナース at 2008年10月31日 14:01
               
本の内容とはかな〜りかけ離れてしまい申し訳ありませんが
このムギちゃんの写真、未だかつてないほどcuteだと思いません?
もちろん、女の価値は綺麗では左右されませんけれどね(笑)

ということで、今度会ったときにもらおうっと(ちゃっかり)
Posted by さやすず at 2008年10月31日 22:02
               
>しみっちゃんさん

確かに「禁断の書」ですよ、コレ(汗)。
この本買って、掲載されている本を全く買わないことなどできないのではないか、と。
私の場合、財務省には極秘でプロジェクトを運営しておりますので、問題は読んだり書いたりする時間なのですが・・・(汗)。

>ビルダーナースさん

なるほどー。
てっきり女性の場合、「なまじ綺麗な著者さん」だと、売れているのは外見のせいで、中身はそれほどでもない、みたいに思っちゃうのかと考えてました(汗)。
逆なんですね〜。

勝間さん、髪型は最近は比較的長めなんじゃなかったでしたっけ?
これとか。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2008/10/200812-5d1d.html

>さやすずさん

神田さんは勝間さんにとっては、ある意味で目標だったわけでしょうから、普段よりも肩肘張ってないような気がします。
先日の小宮さんとの講演会の時も、結構普段よりリラックスされていた感じがしましたし、「一人で頑張らねば!」とならないと、いい意味で肩の力が抜けてるのかな、とか(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年11月01日 02:38
               
このムック本、読ませていただいたのですが、手元においておきたいのでこちらから一冊注文しました!(Smoothさんの記事を読んだらすぐほしくなったというのもります)

そして、記事も書いてみました。
http://mindmap.jp/000382.html
Posted by ken at 2008年11月02日 21:35
               
>kenさん

(。´Д⊂) うわーん、そんな2冊目をわざわざありがとうございました(涙)。

記事も拝見しました!
さすがkenさん、痛いところを突いてきたな、と。
「気づきを得た」のは、私なんですね、分かりますwww

でも「ファンキービジネス」はkenさんらしくないかも(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年11月03日 01:58