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2008年10月04日

【ラジオ版「人を動かす」】「こうすれば必ず人は動く」デール・カーネギー


こうすれば必ず人は動く
こうすれば必ず人は動く


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の編集後記でちらっとご紹介した自己啓発本

お馴染み「人を動かす」と原題(「How to win friends & influence people」)は同じなのですが、こちらは「ラジオ講座のシナリオ」(Radio Transcript)なんだとか。

ちょっと長くなりますが、きこ書房さんのページから。

全世界1500万部超の「人を動かす」から生まれた伝説のラジオ講座の書籍版!
本書はこれまで、世界のどこでも出版されなかった幻の書籍です。
元々、デール・カーネギーのラジオ講座のシナリオとして書かれ、ラジオ講座終了後にその生の声を文章化し、さらに増補改定を加えたもです。しかし、あとは引き出しの奥にしまい込まれていました。
このラジオ講座は、あらゆる階層の人々、上は大実業家や時の大統領までが、この放送を楽しみにしていたほど、熱烈に迎えられた講座で、未だにその時のメモを装丁してとってある人もいるほどです。このスクリプト原著の題名"How to win friends & influence people"は「人を動かす」(創元社刊)として訳されている書籍原著の原題と同一です。しかし「作り」が異なり、また事例が極めてリアルです。
本書で最も特長があり、読者をしてヤル気をかき立たせるのは、カーネギーの生の声を、紙上に再現したことです。圧巻なのは、各章で展開される「現場再現シーン」です。人の心を開かせて成功するためのノウハウがみごとに集約され、重要なところは、より深く、しかも具体的に解明されています。

なるほどこのスタイルは、本書のテーマにマッチしているかも!


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【目次】

訳者まえがき

プロローグ

第1章 人を非難する前にしておくべき心の手続き

第2章 あたり前のことをあたり前にして成功する方法

第3章 誰もあなたには関心がない

第4章 愚(おろ)かなことで人を動かせば、破滅しかない
 
第5章 年齢は付加価値である――とればとるほど価値は増す
 
第6章 空(むな)しい勝利には挑むな――議論に勝ってすべてを失うこともある

第7章 小が大に勝つ――敵対者を味方につける効果的な方法

第8章 ホワイトハウス・ギャングの教え――相手の波長に合わせて相手を支配する

第9章 友、遠方よりわざわざ来る――ちょっとした方法が強力な磁石となって奇跡を生む

第10章 成功に占める「知識」の割合は15パーセントに過ぎない

第11章 相手の損害を教えて、相手からお払い箱となる法

第12章 人に自信と勇気を与えて奇跡を起こす

第13章 過酷な状況でも人は必ず立ち直る

第14章 事業を飛躍的に伸ばす魔法のようなノウハウ

第15章 難しい環境下で、人にあなたの望むことをさせる方法

第16章 凶悪な人間の心をも動かす驚くべき力

第17章 人生におけるあらゆる目標を達成できる方法

第18章 他人に言いにくいことを言いやすく転化する方法

第19章 自らの意思に反して納得させられた人の意見は全く変わらない

第20章 50万人分の名前を記憶した男を直撃する

第21章 協力とエンズージアズム(熱意)を勝ち取る法

第22章 人はなぜ好かれ、なぜ嫌われ、なぜ蔑まれるのか

第23章 人扱いで悩む人への福音――無理難題はこうして乗り越える


【ポイント】

◆単にポイントを抜き出してしまうと、本書のスタイルの持つ意味合いが薄れてしまう気がするのですが、一応付箋を貼った中から何点か。


・どのような状況であれ、間違いを犯したときには、それを素早く、十分に、心から認めるということが、一番賢明である

・もし明日誰かを非難したいという衝動に駆られたら、紙も焼けつくような手紙を書いて、2,3日置いておき考えてみると、おそらくその手紙は出すことはない

・その人自身の過ちに気づかせなければならないのならば、思いやりをもって行い、その人の面目が保たれるようにすること

・人から興味を持ってもらいたいと思うならば、まず人に対して興味を抱くこと

・人に物を売りつけられたりとか、人の言いなりになったとか思うのは誰でもいやであり、誰もが、自分の都合で、そして自分の意思で、物を買っているんだと思いたいもの

・子供に対して文句を言いたくなったら、思いとどまって『まだ子どもなんだから、私と同じように考えられると期待するほうが無理なんだ』、と考える

・対人関係の大切さをいちばん説得しにくい人というのは、高度な技術を有する職人肌の人々である、と言ってよい

・ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取ることができるかということをいつも考えることではなく、人にどれだけのことがしてあげられるかを考えるところにある

・人の欠点を注意しなければならない場合には、まず良い点を指摘することから始める

・「人間性の最も深い部分にある衝動、それは自分が重要な人物であるという認識を得たいという欲求である」(ジョン・デューイ

・人に責任感を持ってもらいたいと思うならば、あなたがその人を心の底から完全に信頼しているということを、当人に示すこと

・時間管理のルール

 →表を作って、現在1時間ごとにどのようなことをしているか発見する

 →毎時間にやるべきことの仕事の計画を作る(できれば15分刻みで)

 →困難な目標を設定して、現在の2倍の成果があげられるよう、自ら負荷を課して挑戦してみる

 →細切れの時間を、たとえ1分なりとも友好に活用する

・「議論をして、反対して、相手を苛立たせるならば、ときには勝つこともあるだろうが、それは空しい勝利にしかすぎない。そんなことでは相手の好意を得ることはできないからだ」(ベンジャミン・フランクリン)  

・この世で自分の名前ほど耳に心地よく響く音はなく、人の名前を覚えておいて、それを頻繁に使うということほど、人を喜ばせるものはあまりない

・家族や友人や同僚のヤル気を起こさせる唯一の方法は、協力したいと思わせることで、そのためのベストの方法が、感謝して正当に評価することと、励ますこと



【感想】

◆しっかりチェックしたわけではないのですが、個々のテーマとしては、「人を動かす」とほぼ同じだと思います。

ただし、「理解のしやすさ」は、本書の方が上ではないか、と(汗)。

クオリティではなく、あくまで「理解のしやすさ」ではあるのですが、その要因について簡単に。


◆まず、そのスタイル

本当に「ラジオ講座の原稿」と言われたら信じてしまいそうなくらい、易しい表現が使われています(一部時代性というか古めかしい表現もありますが(汗))。

これは、「ラジオ」ということで、視覚的な情報がない分、そうならざるを得なかったのかもしれません。

というか、カーネギーさん、本書の中では一貫して「ですます調」ですしー(「人を動かす」では「である調」)。


◆そしてコンテンツの多くを占めるドラマ部分。

カーネギー氏の説明の後、テーマに沿ったシーンが登場人物のやりとり(ドラマ)で表現され、それをカーネギー氏が解説してくれるので、腑に落ちやすいんです。

例えば、「興奮してまくしたてている人」に対し、登場人物が「カーネギーメソッド」を使ったところ、最後にはニッコリ微笑んで、その後上得意客になる、とか。

こういうケースでは、ドラマ形式の方が臨場感があるかと。


◆また、場合によっては、番組内でカーネギー氏が登場人物を紹介し、そのままインタビューのようなやりとりになることも。

 本章で紹介する男性からも、実は何週間か前に手紙をいただいたんです。そうしましたら、その人の働いている会社が、これはビジネスマンにとってもきわめて示唆に富んだ内容だからということで、その人をはるばるコロラド州デンバーから私のいるニューヨークまで送り出したのです。
 その人の名前は、セールスパーソンとして、今までに50万軒は訪問したというチャールズ・D・ビゲロー(Charles D. Bigelow)さんといいます。(中略)

カーネギー  それでは、チャールズさん、私の紹介しているノウハウを応用して、どうやって売上を2倍、3倍に伸ばし、収入も2倍、3倍と増やしたのか、読者に話してくれませんか?

チャールズ  ええ、喜んで。昨年から、カーネギーさんの「成功のノウハウ」を用いるようになったんです。部下のセールスパーソンにもそのルールを教えたり、毎月の販売会議で検討したりしたんです。そうしましたら、年末には実に信じられないような好成績が実現しました。(後略)

こんな感じで。


◆さらに、上記の登場人物もそうなのですが、読者(リスナー?)実践して、「結果が出ました」と言って登場するわけですから、「事例」としても、かなり強力。

これはもう「お客様の声」「リアル版」ですよね。

聞いただけで、思わず納得してしまいそうな(汗)。


◆個人的には、ところどころ出てくる「子供のしつけ」に関連する内容がグサっと来ました(汗)。

ちょうど昨日も、聞き分けのないムスメに手を焼いたばかり。

「まだ子どもなんだから、私と同じように考えられると期待するほうが無理」ですか、そうですか(涙)。


◆テーマ的には「鉄板」なので、このスタイルが問題なければ、「買い」で良いのでは?

先日の「史上最強の人生戦略マニュアル」「自分に対する『内側』のもの」として秀逸であるのに対し、本書はもちろん「他人に対する『外側』のもの」として同様に秀逸。

もちろん、「人を動かす」を何度も精読しており、「今さらなー」、と思われる方は、スルーで構いませんが(笑)。

ただ、ビジネス書を読みなれてない方に「何かいい本教えて」と聞かれたら、本書はかなり良いんじゃないか、と数年前「人を動かす」を初めて見て、めまいがしたsmoothが言ってみるテスト(笑)。


読みやすさは保証できます!

こうすれば必ず人は動く
こうすれば必ず人は動く


【関連記事】

◆今回は、偶然(?)、すべて翻訳本です。

【スゴ本】「史上最強の人生戦略マニュアル」フィリップ・マグロー 著・勝間和代 訳(2008年10月01日) はてなユーザーの評価

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【編集後記】

◆今回ご紹介した書籍の原書を探している過程で出くわした一品。


なお、アマゾンで探した限りでは、肝心の原書は見当たりませんでした。

ひょっとして、これが元ネタなんですかね(汗)?


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Posted by smoothfoxxx at 09:45
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