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2008年08月16日

【豪華!】「心に書きとめておきたい名経営者の至言」日経ベンチャー編


心に書きとめておきたい名経営者の至言
日経BP社
日経ベンチャー編(編集)
発売日:2008-08-04


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、日経ベンチャーの経営トップへのインタビュー記事をまとめた1冊。

見開き2ページごとに、「至言」「解説」「チェックポイント」とそつなくまとまっており、読みやすい作りになっています。

アマゾンのページにまだ情報が無いので、「日経BP書店」から引用。

世の中を変えた画期的なサービス、大ヒット商品、社員と顧客から愛される企業風土など、名経営者が創り出してきたものの裏側に、どのような経営哲学があるのか。「日経ベンチャー」が長年の取材記事から、時代を超えて通用する普遍的な名言を選び抜き、意味や解説、学ぶべきポイントを加えました。1冊でビジネスの要諦を広く学べる「骨太の教科書」です。

「教科書」と言われて、装丁の色が「はじめての課長の教科書」っぽいなー、と思ってみたり(笑)。


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【目次】

第1部 自分を動かす
 目標設定
 自己研鑽
 思考訓練
 自己評価

第2部 会社を動かす
 戦略立案
 意思決定
 顧客開拓
 顧客満足

第3部 人を動かす
 人材育成
 士気向上
 権限委譲
 規律維持


【ポイント】

■やるべきことを紙に書く
◆柳井 正さん(ファーストリテイリング会長兼社長―以降肩書きは全て2008年6月末時点)のお言葉から。

『1年後や10年後にこうありたいといったことを紙に書き、そのために何をどの順番でやったらいいのか優先順位をつける。自分の頭の仲を整理して、行動に移す。紙に書くと客観的にも見られる』

今までも「紙に書く」ことの重要性は色々な本で語られてきました。

ただ、単に書くだけではなく、ポイントが2つ。

□やるべきことをチェックするだけでなく、優先順位を決める

□本当に実行するつもりで書く


ちなみに柳井さんは、教科書通りのことしか書かれていない計画書を見ると、「こいつは、やらないな」と一発でわかるそう。


■手抜きはすぐにバレる
◆松井道夫さん(松井証券社長)のお言葉。

『部下と一緒に苦悩するのが面倒になって、「適当にやっといてくれよ」と思うと、部下は上司が吐き出すそういう空気を敏感に読むものです。』

私は今まで「部下」というものを持ったことがないので今ひとつピンと来てないのですが、ここでのチェックポイントの1つ、

□自分が投げやりになると、周囲も確実に投げやりになる

というのはわかります。

逆にリーダーが本気だと、部下もひっぱられるもの。

もう一つのチェックポイント

□異変に気づいたら、まず自分に原因があると考える。

も、もっともではないか、と。


■自己否定を恐れない
◆本村昌次さん(スタジオアリス社長)のお言葉。

『努力すれば2割か3割は良くなるが、その先には進めない。強く自己否定できた瞬間に目の前の壁が消える』

我が家もお世話になっている子供専門の写真館「スタジオアリス」。

本村社長も20年前までは「写真は品質がすべて」というプライドを持っていたそう。

しかし客足が伸び悩む中、「何がいいかはお客様が決めること」と発想を変え、その後の成功につなげたそう。

まさに「パラダイムシフト」ですね。


■1を聞いて10の理由を考える
◆これは正垣泰彦さん(サイゼリヤ社長)のお言葉。

『「1を聞いて10を知る」ではなくて「1を聞いて10の理由を考える」』

正垣さんは、売れる理由やおいしいと感じる理由をとことんまで掘り下げて考え抜くそう。

平凡なビジネスパーソンは「おいしければ売れる」「デザインがよければ売れる」と単純に考えがちですが、その判断には「自分の好み」という主観が入ってます。

しかし正垣社長は、主観を排除し、「客観的に売れるかどうか」を見極め、そのために「なぜ」を繰り返すのだとか。

私たちブロガーも、例えば「何でこの記事にアクセスが集まったんだろ」と、理詰めで考えなくてはいけませんね(汗)。


■本から学んだことを整理整頓する
◆酒巻 久さん(キヤノン電子社長)のお言葉から。

『本を読んで、重要だと感じた部分は必ずメモに書き留める。必要があればファイルなどにまとめ直す。「書くこと」を通して、自分の頭の中で2S(整理整頓)をする』

これはもう、当ブログの読者さんならおやりになってる方が多いのでは?

そもそも、ブログで記事にしている方なら、その時点で「他人に見られても恥ずかしくないレベル」でまとめているわけですし。

もちろん、本田直之さん「レバレッジメモ」のような形で、オフラインでまとめらっしゃる方も多いかと。

やはり、「アウトプット」あっての「インプット」ではないでしょうか?


■本当に売りたい商品だけに絞る
◆これは、おなじみ高田 明さん(ジャパネットたかた社長)のお言葉。

『品揃えが豊富なほど顧客が喜ぶと考えるのは誤解。商品点数の多さは顧客を迷わせるだけ』

確かにジャパネットのCMは、品数を絞ってエネルギーを注いでいますよね(笑)。

実際、高田社長自身が「売れる!」と見込んだ商品は数ヵ月間、番組でプッシュし続けることもあるのだとか。

なお、本書の別の項目で知ったのですが、高田社長はテレビではあんなに饒舌なのに、雑誌でのインタビューや日ごろの部下とのトークでは、驚くほど物静かで、言葉を選んで会話するのだそう。

・・・ちょっと想像できませんが(笑)。


■まずは店をきれいにする
◆高島郁夫さん(バルス社長)のお言葉。

『どんなにおしゃれなものを売っていようと、小売業は本来泥臭いもの。ゴミが落ちていないか、陳列が曲がっていないか。成否の鍵はそういうところにある』

雑貨ショップ「フランフラン」をチェーン展開するバルスの高島郁夫社長が挙げる小売業の成功する条件が「泥臭さ」

お洒落な店舗や商品とは真逆のような気もしますが、高島社長は商品や店に新しさがあるかどうかに加えて、上記で挙げたような基本部分をひたすらチェックし、店舗を回るそう。

華やかな店舗も、こうした地味な作業の上になりたっているのだな、と(汗)。


■一人ひとりを褒める
◆漆 紫穂子さん(品川女子学院校長)のお言葉。

『たとえ大した記録じゃなくても、その子にとってベストタイムであれば、どんどん認める』

漆校長の教育方針の柱は「生徒一人ひとりにスポットライトを当てて認めること」

そして「人を育てるコツ」「褒めること」だとか。

うーん、最近ムスメを叱ってばかりであまり褒めていない私には耳イタイお話ですねー(汗)。


【感想】

◆まだまだ付箋を貼ったところはあったのですが、この辺で。

私は常日頃、あまり経営本を読んでおりませんでしたので、こういう形での「まとめ」をしてくれる本はありがたかったです。

今回挙げた方以外で本書に登場される経営者の方々は次の通り(敬称略)。

松下幸之助 松下電器産業(パナソニック)創業者
大竹美喜 アフラック創業者・最高顧問
井深 大 ソニー創業者
小菅正夫 旭山動物園園長
永守重信 日本電産社長
鈴木 修 スズキ会長
渡邉美樹 ワタミ社長
鍵山秀三郎 イエローハット取締役相談役
井上英明 パーク・コーポレーション社長
南場智子 ディー・エヌ・エー社長
岡野雅行 岡野工業代表社員
松本 大 マネックス証券社長CEO
齋藤正勝 カブドットコム証券社長
三木谷浩史 楽天会長兼社長
小倉昌男 ヤマト運輸元会長
山内 溥 任天堂相談役
後藤 正 GOKOカメラ会長
寺田和正 サマンサタバサジャパンリミテッド社長
梅原勝彦 エーワン精密相談役
藤田 晋 サイバーエージェント社長
渡部隆夫 ワタベウェディング会長
篠原欣子 テンプスタッフ社長
森 雅彦 森精機製作所社長
奥田 碩 トヨタ自動車取締役相談役
米山 勉 ヨネックス社長
大平喜信 雪国まいたけ社長
松浦元男 樹研工業社長
木村皓一 三起商行社長
宋 文洲 ソフトブレーン創業者
澤田秀雄 エイチ・アイ・エス会長
窪山哲雄 ザ・ウィンター・ホテルズインターナショナル社長
宗次二 壱番屋創業者特別顧問
睨槝唾法’鯔影下卍
稲盛和夫 京セラ名誉会長
高原慶一朗 ユニ・チャーム会長
星野佳路 星野リゾート社長
青野慶久 サイボウズ社長
小笹芳央 リンクアンドモチベーション社長
鈴木 喬 エステー取締役会会長兼執行役
本田宗一郎 ホンダ創業者
孫 正義 ソフトバンク社長
吉越浩一郎 吉越事務所代表
信太 明 アウンコンサルティング社長
相澤賢二 ホンダカーズ中央神奈川会長
林野 宏 クレディセゾン社長
島野喜三 シマノ会長
飯田 亮 セコム取締役最高顧問
稲盛和夫 京セラ名誉会長


・・・そうそうたるメンバーですよね。

何度か複数回に渡って登場される方もいらっしゃいますが、基本は1回2ページのみ。

何という贅沢(汗)


◆ただ、このように細かく分けられた作りゆえ、すき間時間にはかなり重宝しました

私の場合は、ト●レに置きっぱなしだったという(笑)。

一気に読んでしまっていれば、ホントはもっと早くご紹介できたんですがー(汗)。


◆なお本書は、名経営者の皆さんの77の至言の後に、まとめが載せられています。

その中でポイントとなっているのが次の2点

●名経営者の3つの共通点とは?

●名経営者の思考の「空間的な広がり」と「時間的な広がり」とは?

この辺は、実際に読んでご確認下さい。


◆今回の記事、並びに本書で取り上げられた「至言」は、あくまで名経営者さんの思考の結果であって、本当に大切なのはそういう「思考」を身に付けることです。

もちろん、本来であれば、それぞれの方の著書を読むのが一番なのでしょうが、本書も活用の仕方によっては、より一層の意義が見出させるかと。

本書の終わりは、こういう文で締められています。

 この本で取り上げた名経営者の至言と解説を繰り返し読めば、次第に彼らの未来志向の思考習慣が実感できるはずです。名経営者に一歩でも近づき、ビジネスパーソンとしてはもちろん、一個人としても、充実した幸福な人生を送るための知恵をそこから学び取ってください。

成功者のエッセンスがここに!


心に書きとめておきたい名経営者の至言
日経BP社
日経ベンチャー編(編集)
発売日:2008-08-04


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「USEN宇野康秀の挑戦!カリスマはいらない。」和田勉(著)(2006年04月22日)


【編集後記】

◆最近音声教材用に使い始めた、ノイズキャンセリングイヤフォン。


思ったよりも(笑)効果がありました。

もうちょっと使いこなしたら、レビューしてみるつもりです!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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