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2008年06月29日

【オススメ速読本】「王様の速読術」斉藤英治


王様の速読術
ダイヤモンド社
発売日:2006-05-12
おすすめ度:4.5


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本好きなら避けて通れない「速読ネタ」のご本。

ただし、本書は発売されてから丸2年以上経っています。

今頃になって買うことになったきっかけは、はてな3大女性アイドルの一人、asami81さんのコチラの記事。

私でもできたよ\(^o^)/「王様の速読術」:iGirl

「もっと早く出会いたかった・・・」という台詞をリアルで吐くなんて・・・!!!


◆そしてダメ押しが具太郎さんのこの記事。

【読書術】王様の速読術 斉藤英治:みんなのビジネス書 多読のすすめ

今まで多くの「速読術」の本を読んできましたが、やっと出会えました!「王様バンザーイ!」


◆そう言われてみたら、過去においてもLuckyUSさんの記事tenさんの記事でも好評だったのでした。

実際私も読んでみたところ、「大きくうなずきまくり」(笑)。

メンタルブロックを外すきっかけとなる一冊です!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
 王様は忙しい。限られた謁見時間で知識を吸収したい!
 なぜ、家来の時間に合わせるのか? ほか

第2章 30分で1冊を読破―王様の速読術
 この本と付き合う時間は30分と決める
 30分でどこまでわかるか挑戦してみよう ほか

第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
 速読術を使いこなそう
 専門書を短時間で読む ほか

第4章 錬金術でアウトプットしよう
 読んだだけで満足してちゃダメ
 頭の中で創造的に活用する ほか

第5章 大王様への道
 TPOに合った速読術を極める
 キーワードだけを読む ほか


【ポイント】

■斉藤先生の「速読術30年の歴史」
●第1世代「右脳型速読術」

⇒ひたすら1分間に読む文字数を増やしていくために、目の動かし方などを練習


●第2世代「日本QC速読術」

⇒合理的な「欧米型」に、日本が開発したもっとも高い生産性を生み出すQC(クオリティコントロール)の発想を加えて、「日本QC(情報処理型)速読術」を確立


●第3世代「写真読み」

脳神経の研究に基づいた画期的な方法で、よりスピーディに本をよむことができるが、どんな目的の場合でも1つの方法(「5段階法」)しかないので、すべての目的に適しているわけではなかった


●第4世代「知識創造型システム速読術」

さまざまな速読術をシステムとして組み合わせ、目的にあった速読を行えるように統合・発展20種類の目的に対してもっとも役に立つ効果的な速読術を活用)

⇒読むだけでなく、読んで得た知識をアウトプットにつなげる


■30踏んで1冊を読破
●第一段階―プレビューを5分間行う

「この本を読む目的」をはっきりさせてしまう

「表紙」「カバー」「目次」「見出し」「図表」「目次」等々を見ていく


●第二段階―見開き2秒ですべてのページをチェック

⇒写真を撮るように、見開き2ページ全体を視野に入れ、パッパッとやるのがコツ(「写真読み」

「本から浮かび上がってくるキーワード」「自分自身で持っているキーワード」の2種類のキーワードに注意


●第三段階―スキミングで、重要な2割を読んで、8割を獲得する

⇒そもそも本を読む理由目的があり、プレビュー写真読みどのあたりに必要な情報があるかはわかっているはずで、それを確かめるのがスキミング

 まるで大海原の上を舞う鳥のように、滑空しながら海面を見渡すのである。そして魚の気配を見つけたら、急降下していく。
 鳥のように高いところから本を見ていくのである。そしてキーワードが出てくるところ、「ここは大切だぞ」と思ったら、速度を落としきちんと読む。
 この繰り返しをするのである。

⇒大切なことは、2割を読んで8割を得ること、つまり8割を捨てるということ


■目的別に速読術を使いこなす(抜粋)
●「専門書を短時間で読む」「試験に備える」

「ギネス3段ロケット法」(詳細は本書を)


●「資格王になる」

「資格王式3回転学習法」


(参考記事:【実直!】「もっと効率的に勉強する技術!」高島徹治


●「英文書籍や資料を読む」

「トピック・センテンス法」

⇒通常、最初に結論や要旨が書いてあり構造がパターン化されていて、必要な部分を探しやすい


●「インターネット、メール、新聞」を読む

「逆三角読み」

⇒情報の大半は前の方、つまり最初の見出しとその周辺に固まっている


■いい本と出会うコツ
「ピンときた」「ハッとした」「グッときた」といった「なんとなく」には、非常に大きな自分自身が気づいていない脳内からのメッセージが含まれている

⇒ぶらぶらと書棚を眺めても「ピンとくる」ものに出会わない場合、まず自分の周囲に既にある本を読むと、脳内で知識となって躍動する

⇒そして、そこから得た情報量が一定量を超えていくと、潜在的には自分なりの目的・テーマが出来て、今度は書店でも必要な本が選べるようになる

⇒目移りする人は「目的」が明確になっていないので、まず「当面の目的」「自分なりのテーマ」を意識すること


■インプットしたらアウトプットせよ
⇒『「インプット」(入力)「プロセッシング」(加工)「アウトプット」(出力)』の循環を大切にする

良質のインプットをしているかどうかは、アウトプットされた結果を見て判断する

⇒ビジネスや学校ならば、「業績」「成績」等のアウトプットは明確になるが、そうでない場合は、インプットしたものを意識的にアウトプットする


【感想】

◆よく誤解(?)されるのですが、私はフォトリーディングをやったことがありません。

フォトリーの元講師(?)の方に、その方独自の速読術を習ったこともあったのですが、自分の今のアウトプット(ブログ)から逆算すると、その方のやり方だとちょっとキツかったというか。

それは、まさに本書の中にもあるように、「早く読むことは目的ではなく手段」ということにも繋がります。

別に速く読むだけだったらそのやり方でも構わなかったのですが、目指すブログの完成形とは違ったものしかアウトプットできなかったもので・・・って、目指す完成形がこんな「お笑い」ですが、何か?←逆ギレ


◆また、自分自身、「ベタな速読本」というのは、全然紹介していなかったというのが、今さらビックリ。

実際、書店で「速読」の文字を見かけると必ず手に取ってはいるのですが、中に「視点移動」等のための図が掲載されていると、それだけでパスしたくなるという・・・(汗)。

ちなみに私は10年以上前に、キチンと速読教室に通って、そういった視点移動等の訓練もこなしたことはありますが、それを当ブログの読者の皆さんにやって頂きたいとは思っておりません。


◆そういう意味では、この本は「ライトな速読好き」にはピッタリ。

ただし、本書を読んで乗り越えるべき「壁」は、本好きであればあるほど高いであろう、「1字1句ちゃんと読む」というもの。

これは「技術の問題」ではなく、「考え方の問題」です。

そして、この「考え方の問題」―メンタルブロックさえ何とかなれば、おそらく読むスピードはかなり上がるのではないか、と。


考え方の問題という点では、「20%のコストで80%の内容を得られるのであれば、残りの20%の内容を得るには80%のコストが必要」というのは、100%の内容を目指すことであり、まさに「1字1句読む」ということに他なりません。

私の場合で言うなら、その残り20%部分をブログの記事にすることはまずないですし、大事な80%の中から、さらに選んでアウトプットしている位ですから、ハナからコストは20%でいいんです。

・・・単にアウトプットにえらく時間かかっているだけで(汗)。


◆なお、私の読書法については、以前まとめたこの記事に詳しいです。

【読】読書や速読について考えてみる

本書の内容とかなり近いので、今さらパクリとか言われそうで怖いんですがー(笑)。

しかも、専門書の読み方についても、最近書いた下記記事より、本書の方がより詳しく解説されているという(汗)。

【本リスト有】専門書を素早く読む5つの方法

さすが専門家は違います(汗)。←アタリマエ


◆フォトリーを受講なさったり、他の速読教室やソフトでおやりになって、自分の読書スタイルが確立されている方なら、本書には一種の既読感を感じるかもしれません。

ただ、まだ速読系の本を読む以上のことをなさってない方にとっては、本書は「読書に関する接するべき思想」の1つだと思います。

フォトリーを含め、従来の速読技術を踏まえた上で書かれているので、「何か1冊」と言われたら、今なら迷わずコレを(今さらですが(笑))。

2年前の本でも、かなりオススメ!!


王様の速読術
ダイヤモンド社
発売日:2006-05-12
おすすめ度:4.5


【関連記事】

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「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日) はてなユーザーの評価

斎藤孝の速読塾(2006年11月01日)


【編集後記】

◆外出先で手持ちの未読本がなくなり、書店に駆け込み買ったのがこの本。


最近は、「婚活」がブームのようなので、2人の子持ちなのに、ワタクシも買ってみるテスト(笑)。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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この記事へのコメント
これは私も激オススメです!
Posted by ヨシザワ at 2008年06月29日 10:25
こんにちは。
本書は、速読本としてわかりやすいですよね。
初めて速読をやる人に良いと思います。
わたしの速読のやり方に近いなと感じました。(だいぶ前にメルマガで紹介したときに思いました。)
量を読めば自然と速読しようとするようにはなると思いますが、そういう「力技」ではない方法を知りたい方には良いですね。

Posted by ビジネス書書評メルマガ:こばやし at 2008年06月29日 10:35
こんにちは〜。
似非フォトリーダーの私としても、王様速読術はオススメ本ですね。
紹介されているメソッドも良いモノですが、記事で仰っているとおり、メンタルブロックをどうにかする所がキモだと思います。早く読めるだけでなく、読む機会も自然と増えますしね。
Posted by guratora at 2008年06月29日 11:47
こんにちは〜、いつもsmoothさんには本選びでお世話になっております。
僕もこの本を読んで、本を速読すると言う事に抵抗がなくなりました。
本格的な速読メソッドもいつか習ってみようと思います。
Posted by BNBN at 2008年06月29日 12:19
ご無沙汰してまっす。

斉藤さんの速読は僕も結構参考にしてました。

この速読法、実は前半にある「まず時間を決める」ことによる〆切効果も影響力あるのかな〜と最近思ってます。「30分で1冊」とか決めると、自然と読む気起きるんですよね(笑
Posted by 淺田@創造マラソン at 2008年06月29日 13:37
smoothさん、こんばんは!

記事の内容とは関係ないけれど、
【編集後記】でご紹介の『独身王子は早く死ぬ?』が気になるデス。
smoothさんが記事にしたら買ってみるデス。

ダメ押し具太郎より
Posted by 具太郎 at 2008年06月29日 23:24
まずは、ここまでのコメント頂いた方全員が読まれている、という事実にビックリでございます(汗)。

そっかー、速攻読んでおけば良かったのかー(笑)。

>ヨシザワさん

了解です!後押しありがとうございます!

>こばやしさん

スイマセン、ご紹介されてたんですね(汗)。
私も、自分が偉そうに書いた記事に近いことを、本書が理路整然と書かれていて、ちょっと「やられた感」強かったです。

>guratoraさん

guratoraさんもお読みだったんですね。
私も結局は「メンタルブロック」のところがキモかと思ってました。
そして、最近ますますそちらでは記事飛ばされてますね(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年06月30日 02:41
>BNBNさん

コメントありがとうございます。
また、ブログご覧頂き感謝感謝です。
わざわざコメントなさろうとするくらいですから、いかにこの本が有用だったかわかります。
この本を読んでから、他のメソッドに進まれるのもいいかもしれませんね!
今後ともよろしくお願いします。

>淺田さん

あら、淺田さんまで(汗)。
本書の新聞の記事の読み方あたりは、上記の過去記事にもあるように、私もまさに同じことを考えていました。
やはり「考え方」の問題かな、と。

>具太郎さん

了解です!
明日をお楽しみに(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年06月30日 02:46
smoothさん、こんにちは。

ご紹介ありがとうございました。
この本懐かしいっす(既に手元になし)。
速読のエッセンスが詰まった良書ですよね。
マーケットプレイスからのお買い上げが多いかも(笑)
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年06月30日 12:43
王様の速読術は私も1年ほど前に読みました。読書には何を得たいのかの目的が重要ですよね。
今ブレイクしているフォトリーディングと同じ概念ですよね。

Posted by 寿 at 2008年06月30日 20:59
>寿さん

コメントありがとうございます。
寿さんも既にお読みでしたか・・・って、このコメント欄は、マジで読んだ人ばかりですね(汗)。
フォトリーについても言及(写真読み)されているのですが、私自身がオフィシャルなフォトリーを習ったことがないので、どこまで同じなのかわかりませんでした(涙)。
勉強好き同士(?)今後ともよろしくお願いします!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年07月01日 00:58
smoothさん、はじめまして!

ずっと前から、憧れの目でsmoothさんのブログを読ませて頂いていましたが、今日は意を決しての
初コメントです。

『王様の速読術』、私も何冊か
読んだ速読本の中で、最もツボに
ハマった一冊でした!

皆さんおっしゃるとおり、やはり
速読のキモは「メンタルブロック」なんですね。
Posted by ハヤカワ ノブ at 2008年07月04日 05:32
>ハヤカワ ノブさん

コメントありがとうございます。
憧れだなんてそんな(汗)。
ウチは敷居が超低いので、気兼ねなくコメントくださいね。
そしてハヤカワさんも、既読者さんでしたか(汗)。
今頃記事にしていて、書評系ブロガーとして恥ずかしいワタクシ(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年07月04日 12:58
smoothさん
こんにちはzhuangyuanです。いつも的確な書評ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりに従来の速読を網羅した良い本でした。
Posted by zhuangyuan at 2008年09月21日 09:42
>zhuangyuanさん

コメントありがとうございます。
私は出たときに目にしていながら、2年放置していたので、今さら感が漂っていたのですが、あまりに良い内容なので、つい記事にしてしまいました(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年09月22日 02:34
なるほど、その本がオススメの速読本なのですね。速読の本は色々拾い読みしてきましたが、習得できた実感はありません。もう一回頑張ってみようと思います。
Posted by 竹内 at 2012年04月08日 21:54
>竹内さん

コメントありがとうございます。
確かに記事を書いた時点では、この本が一番オススメでしたね。
今だったら、どうだろう?
この本も上3冊には入っているとは思います。
中古で安く手に入るようでしたら、ご覧ください。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年04月08日 22:27