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2008年02月16日

【隠れた名著?】「成功学キャラ教授 4000万円トクする話」清涼院 流水


成功学キャラ教授 4000万円トクする話 (講談社BOX)
講談社
西島 大介(イラスト)
発売日:2006-11-01
おすすめ度:4.0


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の『成功本50冊「勝ち抜け」案内』の記事の編集後記で、「唯一全く知らなかった」本として取り上げた一冊。

著者の清涼院 流水さんは、本業は推理作家さんです。

・・・てか、私は本業の作品も全然存じ上げなかったんですが(汗)。


◆かといって清涼院さんが、ビジネス書に疎いかと言うと全くそうではなく、「あとがき」にもこうあります。

ぼくは親兄弟が経済系の人間である血筋のせいか、昔からビジネス書の類が大好きで、やたら読んでいました。ビジネス書の中でも特にぼくが愛読していたのがいわゆる<成功本>で、数百冊は読んでいますから、あらゆる<成功本>に無視できない共通点があるのはイヤでも気づいていて、自分なりにまとめたいと思っていました。

そして、まとめあげてしまったのが、本書というわけです。

なるほど、推理作家さんが、「成功本」を書くと、こうなるのか、と思わせられるストーリー展開と、かなり奥深いコンテンツに正直ビックリ(汗)。


◆私も実際に読んでみて、『成功本50冊「勝ち抜け」案内』の中で、著者の水野俊哉さんの

「成功本のパロディ形式で、多くの成功本で紹介される成功法則を読者に疑似体験させる」という試み自体は大成功しており、『夢をかなえるゾウ』などと比較して「不当に低い評価しか受けていない」とすら言える。

というお言葉にも納得しました。

というか、実はその水野さんからメールを頂いて、

「キャラ教授」はおすすめですよ!!blogを拝見した感じですとsmoothさんならきっと気に入る本だと思います。

激プッシュされて買った次第(笑)。

隠れた名著ここにあり!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第1講 成功法を学ぶ基本ルール
第2講 今すぐ成功する唯一の方法
第3講 プラスとマイナス成功テスト
第4講 必ず使える史上最強の成功法
第5講 成功法を最大限に活かす方法
第6講 スーパーマンに変身する方法
第7講 タイム・イズ・マネー成功法
第8講 魔法のコトバでQ&A成功法
第9講 シンカンセンで成功チェック
第10講 ハイエンド・リターン成功法



【ポイント】

■他人を肯定する
⇒誰もがわかっているようで、実はほとんどの人がわかっていない、実践できていないのが、「他人を肯定する」という単純な大原則

⇒重要なのは「決して相手を否定しないこと」

⇒なぜなら、人間にとって最大の幸福が、自分の存在を他人に認めてもらうことだから


■絶対プラス思考
マイナスの時は大勝負を避けつつ、「このマイナスが、未来には、すべてプラスに変わるんだ」とワクワク夢想しながら不遇を楽しむ

プラスの時は負けを恐れる必要がないので、どんどん勝負し、できるだけ連戦連勝を続けつつ、周囲への感謝は忘れない

⇒ただ、いずれマイナスの波が襲ってくるのは確実なので、その時に転落しすぎないように、調子に乗りすぎずに、今はひたすら波に乗る


■自分の可能性限界を超える
⇒本当に「自分にできない」かどうかのわかりやすい判定方法が、「あなたがそれをしないことで人類が滅びるとしても、それができないか、どうか」

⇒これにより、「自分にはできない」と決めつけていた色んなことが、実はできないと決めつけていただけだとわかる


■タイム・イズ・マネー成功法
作業時間を目的にするのは非生産的であり、働く時間ではなく、今、果たすべき目標を決め、それを果たすまでやめなければ、効率は飛躍的にアップする

「とにかく今すぐやる」のが大事なので、「目的を先延ばしにする禁句」(「いつかそのうち」等)を設ける

⇒目の前にいくつもの用事があって、重要度に差がある場合には、優先順位の一番低いもの一番高いものから取り掛かるのが賢明

スキマ時間を活用する場合には、3分か5分を最小単位とする


■ココロとカラダ
背筋を伸ばせば、それだけでマイナス思考になりにくくなるので、姿勢を正すことは、今を正す第一歩

⇒人間関係において覚えておきたいのは、他人を先に変えることはできないということ

⇒大切にしている持ち物ならば、定期的にメンテナンスして大切に使うように、自分のカラダもそうした持ち物であることを認識し、また、ココロも同じようにメンテナンスの必要な消耗品であることを知る


■ノーリスク・ハイリターン
成功者にとって、目に止まって気になる本を買うことはつねにノーリスクであり、そういう本なら借金してでも買うのが成功者

⇒なぜなら「気になる」ということは、無意識で必要としているものと、その本重なっている証拠だから


■リタ(利他)成功法
⇒人は誰でも自己中心的なので、そこにちょっとしたリタを導入するだけで、他人に大きな差をつけることができる

⇒リタの基本として絶対にやってはいけないことが、「油断」「自慢」

絶対プラス思考を使って、他人のいいところを見つけるのがリタの第一歩

どんなひとにでも、いいところは見つけられるのであり、例外はない(もし見つけられないとしたら、ただ視野が狭いだけ


【感想】

◆本書は「夢をかなえるゾウ」と同じく、ストーリー形式をとっています。

ただし、さすがに本業が推理作家だけあって、清涼院さんの舞台設定は見事というか、突拍子もないというか(笑)。

かんたんにフレームだけ説明するとこんな感じです。


全10回の無料の人生成功講義(ただし、全部の講義の価値は安く見積もっても4000万円とのこと)の第1回の講義にに集められた人数は5000人

講義をするのは、通称「キャラ教授」

講義が重ねられるごとに参加者は徐々に減っていき、そして最後の講義はとうとう一人に。

その一人とは誰か。

そして、「キャラ教授」とはいったい何者なのか。

さらにはそもそも、この3年に1回行われると言う「人生成功講義」の本当の目的は(汗)・・・?



◆個人的に思ったのが、場所から、乗り物(笑)から、すべて成功法則を考えた上で(笑)設定されているのが、すごいな、と(笑)。

また、どんでん返しというか、思いっきりネタバレなんで書けないんですが、「本当に講義に残るのがいいのか(汗)?」みたいな葛藤ですとか。

うーん、まさか成功本をドキドキしながら読むとは思いませんでしたよ(マジ)。

読み始めたら止まらなくて、本業忙しいのに夜中の2時までかけて読了したくらい(笑)。


◆なお、収録されている成功法則自体は、極めてオーソドックスなものがほとんど。

ただ、私は清涼院さんや、水野俊哉さんのように、成功本を極めていないので、分かりませんでしたが、水野さんによるとオリジナルなものも含まれているそう。

私以上に、成功本、自己啓発本をお読みの方は、また違った味わい方ができるかもしれません。


◆なお、本書は私も送られてきて初めて知ったんですけど、図鑑のように紙のカバー(って言うんですか?)に入っています。

「書店で手に取っても中が見にくい」とう超不親切設計(汗)。

しかも、装丁がアマゾンの画像の通りなので、これは書店としても置く場所に困ったであろうことは想像にたやすいです。

てか、この装丁の本を、フツウにビジネス棚には置けませんよ(笑)。

私やbestbookさんが、全く知らなかったのも、ある意味当然かも。


◆ただし、中身のクオリティは極めて高いと言えます。

マーケットプレイスの在庫がなくなる前に、興味のある方は是非!

なお、なくなったら、代わりに水野さんの『成功本50冊「勝ち抜け」案内』をどうぞ(笑)!




【関連記事】

【成功本!】『成功本50冊「勝ち抜け」案内』水野俊哉(2008年02月05日)

【最強のメンター?】「夢をかなえるゾウ」水野敬也(2007年08月30日)

「オレンジレッスン。」犬飼ターボ(2006年11月14日)

「スイス人銀行家の教え」 本田 健 (著)(2005年08月24日)

「チャンス―成功者がくれた運命の鍵」 犬飼ターボ (著)(2005年08月15日)

「ユダヤ人大富豪の教え」本田 健(著)(2005年02月17日)


【編集後記】

◆この本のタイトルを見ると、「♪もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対〜♪」と口ずさみたくなるワタクシ(汗)。


でも、勝間和代さんによると上巻よりも面白いそうですよ!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:30
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この記事へのコメント
どーでもいいけど・・・このキャラ可愛いですね(笑
Posted by ITおやじ at 2008年02月16日 12:31
smoothサンこんばんはー。
面白そうですね!デモこちらから注文出来なくて申し訳ないデス。

日本はアメリカと違い失敗の数が少ない者を優秀と判断しますので失敗談は控えてますー。←若い頃からチャレンジャーなので消えたい程の失敗は多いデス。今何とか生きてられるのは、「死に逃げずに成功につなげるまで諦めない」と決意してるからデス(^^)
あ、デモ最新記事は【この7つの原因を避ければ結婚に成功する?】デス(汗) 重いコメントでスミマセン。

自慢話って自分の為のはイヤデスネ。リタの為の自慢話はその人を知る為にすすんで訊いてます。
Posted by 瑠璃 at 2008年02月16日 18:33
こちらも面白そうですね。
先日本屋でsmoothさんおススメ本を見てきたところでした。
この装丁は見かけなかったような・・・
夢をかなえるゾウはドラマ化されるんですね。配役が楽しみ♪

あっ・・文章の、岩波新書買ってきました。
しかと勉強しまーす。
Posted by ビルダーナース at 2008年02月16日 22:49
>ITおやじさん

逆にキャラが災いして(?)、成功本好きからスルーされた可能性も(汗)。

>瑠璃さん

言うか言わないかはさておき、失敗を多くしている方が、成功に近づくというのは、世界共通の考えではないでしょうか?
そして、言わない方がいい、というのは、こと日本においては正解ですね(笑)。
自慢話は、他人のを聞いてあげるのは、とても良いことだと思いますよ。
特にお年寄りとか、年配の方なら余計に(笑)。

>ビルダーナースさん

「夢をかなえるゾウ」は、撮影にはそれほどお金かからない(俳優のギャラは別として)ハズですが、こちらはそれなりにかかります(汗)。
ちなみに、私もこの本はリアルでは見ていませんでしたから、時期的にもう置いてないと思います。
岩波新書の本は、勉強になりますよ!
ぜひご一読を。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月17日 01:37
smoothさん、リンクありがとうございます。

本書についてはずっと気になっていたのですが、この記事を読んですぐ注文させてもらいました。到着を楽しみにしています。

読み終えたら、二番煎じになってしまいますが、書評しようと思います。
Posted by bestbook at 2008年02月17日 02:25
>bestbookさん

こちらこそ、お買い上げありがとうございます。
もはや新品は長期待ち、マーケットプレイスは高値しかなく、正直ご紹介するのもどうかと思ったんですが(汗)。
記事の投稿もお待ちしております。
その頃には在庫も復活するといいんですが・・・。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月17日 02:43
作家さんへの興味から
既に読了しておりました。
やはりお勧めの1本ですか。

語学学習への興味を喚起するならば、同氏の『パーフェクト・ワールド』(全10巻)もよいですよ。↓
data: 最終巻(10)
単行本: 166ページ
出版社: 講談社 (2007/10)
ISBN-10: 4062836424
ISBN-13: 978-4062836425
発売日: 2007/10

Posted by goya at 2008年02月17日 10:13
>goyaさん

コメントありがとうございます。
何せ清涼院さんを存じ上げなかったもので、この本の存在も全く知りませんでした(汗)。
書評ブログやっててお恥ずかしい限りです。
「パーフェクトワールド」、アマゾンでチェックしてみました。
舞台設定等、この本に通ずるところ(大掛かり(?))がありそうですね。
10巻というのが、ちょっとアレですが(涙)。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月17日 14:13
smoothさんに、ついに!

こうした隠れた名著(?)が発掘されることが、知の共有化につながるんですかね。

私もまだ隠し玉が幾つかありますが、これは知らねーだろ っていう本があれば読んでみたいです。

Posted by 水野 at 2008年02月18日 22:42
>水野さん

ハイ(笑)!
ついに記事にしました。
しっかりメールも引用させて頂きましたし、本当にありがとうございました。
私は隠し玉はほとんどなくて、ドカスカ記事にしてますが、水野さんの隠し玉は、そっとメールで教えてください(爆)!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月19日 00:27
smoothさん、こんばんは。
この本は、私にとっても隠れた名著
(ミステリィ好きは知っているが、
 ビジネス書好きはまず知らない)で、
まさか紹介されるとは思っていませんでした。

ちなみに名前の由来は、当然ですが、
「清涼飲料水」からきています。。。
Posted by IKE at 2008年02月19日 23:12
>IKEさん

ご無沙汰しております。
そっか、IKEさんなら、この本読んでいてもおかしくないですね(笑)。
私も上記の水野さんにプッシュされなかったら、多分読んでませんでしたよ。
それにしても、ビジネス書として売るには装丁が・・・(汗)。
名前の由来は、Wikipedia読んで知りました(笑)。
また遊びに来てくださいね!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月20日 00:26
 この本における暗黒面ともいうべき、真に注目に値する事はキャラ教授の講義時に行われる巧みな心理操作です。

 ほぼそのまま、マルチ商法として悪用できます。なにせ、自分たちに対して、疑心を抱いているような「常識的かつ理性的」人間は失格者として切り捨ててしまえばいいのです。

 そういう視点で見ると、物語の終わりは、被害者だったはずの人間が、加害者の一員となりはて、更なる被害者を生み出す現実世界におけるマルチ商法に良く似ていることに気づくはずです。
 
この本はそういう面を気にかけて読むとその価値は倍増します。
Posted by エピクロス at 2009年05月05日 20:58
>エピクロスさん

はじめまして、コメントありがとうございます。

なるほど、そういう視点は私にはかけていました。
「成功法則」のまとめ本のようなつもりでチェックしていたもので。
清涼院さんにもそういう意図はあったのかどうか。
いずれにせよ、もう一度読み返すときには、その視点からアプローチしてみますね。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。



Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年05月06日 04:04