2008年01月11日
【夢の細分化?】「夢を実現する技術」藤沢晃治
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、ちょっと変わった「夢実現」のご本。著者の藤沢さんは、大手メーカーのソフトウェア・エンジニアだった方です。
そして帯にはこんなフレーズが。
「ベストセラー出版」のフレーズを見て、リアル書店で思わず目が釘付けになってしまいました。←出版マーケティング好き(笑)会社に通いながら「英検1級合格」「ベストセラー出版」などを実現させた、元怠け者サラリーマンのノウハウ
◆ちょうど先日、「俺と100冊の成功本」の聖幸さんのこの記事(「ネガティブ書評が集まって、自費出版から商業出版され映画化された話」:俺と100冊の成功本)を読んでいたこともあり、「ベストセラー出版」の秘密が知りたくて(笑)、即購入。
ちなみに著者の藤沢さんのベストセラーとは、あの『「分かりやすい説明」の技術』シリーズ3部作のこと。
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| Amazy | |||
そんなご本の著者さんですから、ご自身の体験を元に、「夢」の実現の仕方を「分かりやすく」解説してくださってますよ!
【目次】
はじめに 夢を持つだけで人生は変わる第1章 夢とはごく普通なこと
第2章 夢を見つける人・見つけられない人
第3章 私の夢実現体験
第4章 現在地と目的地を知ろう―夢実現のプロセス1
第5章 道のりを細分化しよう―夢実現のプロセス2
第6章 時間活用術―夢実現のプロセス3
第7章 途中で挫折しないためには
第8章 「運」を味方につけるには
終章 夢の実現は新たな夢の始まり
【ポイント】
■夢の価値
⇒「夢とは実現して初めて価値があるのではなく、夢に向かって進むこと自体にすでに価値がある」⇒「いつか夢を実現してやる!」との思いで、毎日、ワクワクした気持ちで過ごすことができた
■壮大な夢か具体的な夢か
⇒ポジティブな「良い夢」にも、「壮大で抽象的な夢」と「具体的で小さな夢」の2つのタイプがある⇒壮大な夢というのは、小さな、具体的な夢の積み重ねで初めて達成できるもの
⇒具体的な夢とは、大きな夢を日常レベルに落とし込んだもの
■藤沢流の夢(抜粋)
●芋づる式の夢⇒1つの小さな夢を諦めずに掘り出していけば、また次の夢が現れるように、連鎖している
●追いかけるだけで元気になる夢
⇒夢実現の道のりが楽しくないものは違う!
■初期抵抗のメカニズム
⇒人生でも自転車のペダルと似た初期抵抗(停まっている自転車を漕ぐときには、最初の一押しは抵抗があってペダルが重い)がいろいろある⇒適切な助言がもらえない多くの若者は、初期だけにしかない「ペダル重さ」が永続するものと勘違いしている
■メンターとなった本
「素人が原稿を持ち込んで、10社や20社に断られるのは当たり前。(中略)
10社や20社が評価しなかったからといって、あなたの原稿に価値がないということにはならない」
■夢実現プログラム
●目標の設定⇒出きる範囲でなるべく具体的な目標を設定する
●現在地の把握
⇒現在の自分を知る
●道のりの細分化
⇒「道のり」=やるべきこと=「目的地−現在地」
⇒苦手分野、得意分野を把握して、それぞれ目標からどのくらい足りないかを測り、それに応じてやるべきことを決める
⇒できるレベルにまで細分化すれば、あとはそれを「やり続けられるかどうか」だけが、夢実現へのカギとなる
■時間活用術
⇒会社の仕事は集中して早く終わらせる⇒本業以外に情熱を燃やす対象を持つと、お互いのストレスが相殺され、かえって元気になる
⇒仕事の段取りというのは、結局「その仕事を絶対達成してやる」と思うかどうかで決まる
■途中で挫折しないために
⇒進捗管理票を作る⇒疲れたら休む
⇒スランプのときに別のことをする
⇒失敗とは小さな成功
最終的に目的地に到達できればそれでいいのであって、最短時間、最短距離で到達する必要はない
【感想】
◆なかなか絶妙な空気感を持ったご本でした(笑)。いつもの私だったら、「もっと『目からウロコ』のノウハウ教えて!」となりそうなところ、そうはならずに、「フンフン」と大人しく読んでしまったという(笑)。
しいて言うなら『「肩の力抜いた」系』。
◆一般的に「夢」を語る本は、本書で言うところの「壮大な夢」とその実現について言及しているのだと思います。
逆に、本書でいう「具体的な小さな夢」であれば、普通は「仕事術」や「ハック系」、もしくは「勉強法」あたりのご本がカバーするわけで。
つまり本書では、「壮大な夢」も、そういった小ネタ(できること)の積み重ねからなるんだよ、と言われているんですよね。
◆例えば本書の例ですと、「バンドを組んでCDデビューをしたい」という夢があって、それを「ギターをうまく弾けるようにしよう」に細分化し、さらに「指がスムーズに動くようにする」とか「まずは一曲、お気に入りの曲が弾けるようにする」といった風に、ひたすら細分化していきます。
それでも実行不可能ならば、もっと細分化。
そして、「指がスムーズに動くようにするためには、必ず音階練習をする」とか「1曲弾けるようになるために、まずは最初の4小節をちゃんと弾けるようにする」というように、自分ができるレベルにまで落とし込んで、それを一つ一つただ、淡々と実行しなさい、と。
極めてシンプル。
◆ただ、その細分化された行為を行う際に「ワクワクした気持ち」になれないと、それはひょっとしたら目的地自体がまちがっているのかもしれません。
もちろん、例えワクワクしていたとしても、はなから目的地が間違っていたら、それはそれで問題ですから軌道修正が必要です。
実際、藤沢さんも30歳の頃、医学部受験を考えられたそう。
結果的にそれを断念したことによって、今の作家さんとしての地位もあるわけですから、軌道修正も大事ですね(汗)。
◆なお、私が思うに、「英検1級」は夢として「細分化」できるような気がしますが、ただの「出版」ではなく、「ベストセラーの出版」というのは、言い方は悪いですけど「運」もあると思います。
傍から見ていて感じるのは、たとえコンテンツが良くとも、出版されたタイミングや、メディアでの取り上げられ方といった、さまざまな要因が関係して、ヒットしたり、そうでなかったりするな、と。
「市場が小さすぎた」というような問題の場合は、まさに「目的地が間違ってる」わけですが(汗)。
◆本書に関しては、「時間管理術」のようなハック系のお話や、「自分の夢を何にするか」といったかなり抽象的なお話は、また別の本に任せて(笑)、肩の力を抜いて、サラっと読むのがオススメ。
「手が届かない夢」と「簡単に手が届く現実」の間あたり。
そう、「ちょっとずつ背伸び」をし続けよう、というのが、本書のキモチではないでしょうか(笑)?
【関連書籍】
◆ちなみに、同じく最近出た藤沢さんのこちらの本は、小飼 弾さんも激賞していましたね。こちらは現時点で3〜5週間待ちなので、よかったら今日ご紹介の本でも(笑)。
【関連記事】
◆今回は「しゃかりき」になっていない本を集めてみました。【仕事術】「もっと短時間で仕事を片づける方法」岡本象太(2007年12月29日)
【お金と仕事】「きっと、よくなる!2〈お金と仕事〉編」本田 健(2007年12月26日)
【実践的成功法】「夢は宣言すると叶う」祐川京子(2007年12月06日)
【脳的仕事術】「快ペース仕事術」佐々木正悟(2007年12月05日)
【時間術】「ひねり出す時間術」清水克彦(2007年10月16日)
【編集後記】
◆昨日から読み始めている本。結構スゴ本の予感(汗)。
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この記事へのコメント
技術と表現されると男性的表現でちょっと引きますが、言わんとしていることはよくわかります。
ちょっと背伸びですね・・・
このちょっとが難しいんですよね、つい欲張っていっぱいにしてしまって。
今年はちょっとをテーマに背伸びし続けてみます!
ちょっと背伸びですね・・・
このちょっとが難しいんですよね、つい欲張っていっぱいにしてしまって。
今年はちょっとをテーマに背伸びし続けてみます!
Posted by
ビルダーナース
at 2008年01月11日 10:52
smoothさん、こんにちは!
『広告コピーってこう書くんだ!読本』
リアルでお会いしていたら、
お勧めしていた1冊ですね。残念。
『広告コピーってこう書くんだ!読本』
リアルでお会いしていたら、
お勧めしていた1冊ですね。残念。
Posted by
ニタ@教えて会計
at 2008年01月11日 11:40
smoothさんこんばんは。
「広告コピーってこう書くんだ!読本」は
宣伝会議賞の記事を書いたときにご紹介した書籍です。
67Pのケツから4行目が肝ではないかと勝手に解釈しました^^;
良書ですよね!
「広告コピーってこう書くんだ!読本」は
宣伝会議賞の記事を書いたときにご紹介した書籍です。
67Pのケツから4行目が肝ではないかと勝手に解釈しました^^;
良書ですよね!
Posted by
週末サラ・・・hikaru
at 2008年01月12日 00:38
>ビルダーナースさん
この本、コンテンツの内容的には、それほど目新しくはないんですけど、何となく好印象(笑)でした。
その「何となく」を言語化しなくてはいけないんですが・・・(汗)。
私も日夜背伸びしまくりです!!
>ニタさん
ニタさんのところで紹介されていて、ニタさんもこういうの読むんだ、とちょっと驚いたんですが(笑)。
そこまで入れ込んでましたか。
早く読みきらねば(汗)!
>hikaruさん
hikaruさんがお好きというのは、わかります(笑)。
肝の部分については、色々ありすぎて、それだか他の部分だかまだ分かりません(汗)。
記事を書きながら再検討してみますね!
この本、コンテンツの内容的には、それほど目新しくはないんですけど、何となく好印象(笑)でした。
その「何となく」を言語化しなくてはいけないんですが・・・(汗)。
私も日夜背伸びしまくりです!!
>ニタさん
ニタさんのところで紹介されていて、ニタさんもこういうの読むんだ、とちょっと驚いたんですが(笑)。
そこまで入れ込んでましたか。
早く読みきらねば(汗)!
>hikaruさん
hikaruさんがお好きというのは、わかります(笑)。
肝の部分については、色々ありすぎて、それだか他の部分だかまだ分かりません(汗)。
記事を書きながら再検討してみますね!
Posted by
smooth@マインドマップ的読書感想文
at 2008年01月12日 01:34
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