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2008年01月05日

【本】ネガティブ書評の5つのデメリット(私の場合)


【概要】

◆記事のトップに画像がない記事が延々と続き、いいかげん何とかしなくては、と思って、久しぶりに本を紹介しようとしていたところ、小飼 弾さんが、こんなエントリを投下(汗)。

「blog書評のためのクソ本対策」:404 Blog Not Found

そこで今日は、かつて毒舌記事も書いていた時期があったワタクシと致しましても、自分なりの考えを表明してみようかと。

題して「ネガティブ書評の5つのデメリット(私の場合)」


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【ネガティブ書評のデメリット】

◆と言うわけで、私の考える、「ネガティブ書評のデメリット」を列挙してみます。

なお、小飼さんの記事ではフィクションについても言及されていますが、ウチはノンフィクション(一応ビジネス書メイン)が基本なので、その点はご留意を。


1.著者&出版関係者に良い印象を持たれない

◆まずわかりきったことを前提として書いておきますが、このブログと小飼さんのブログでは、PVも影響力も圧倒的に違います。

確かに、ダメ書評は関係者にとって心理的ダメージは小さくないと思います。しかしよく考えてみて下さい。「ダメ」だというのもまたアテンションであることを。そしてこれだけ出版物も書評サイトもある現在、このアテンションこそが最も貴重な資源であることを。ダメだと言われるのは、何も言われないよりずっとましなのです。

ここで小飼さんが言われている「アテンション」も、ある程度のPVがあってこそのもの。

ゆえに、私が自分のブログで「クソ本〜!」と叫んだところで、「アテンション」もたいした事はないですし、それによって売上が上がることも下がることもほとんどないと思います(「激オススメ!」ともし書いたとすれば、多少は売上があがるのでしょうが、本の売上全体から見たら、誤差の範囲でしょう)。


◆しかし、私のこうした暴言(?)は、ほぼ確実に著者並びに出版関係者の耳には届くのが昨今の出版マーケティング事情。

今や、書籍名や著者名で検索をかけたり、gooのRSSリーダーに登録してチェックする関係者の方も多いようです。

となると、私レベルのブロガーにとって、マイナス評価の書評を記事にすることは、単に感情のしこりを残すだけのような気が(超弱気)。

もちろん、その記事の内容がしごく真っ当なものであっても、恐らく当事者さんにとっては「わかりきったこと」か、「メールででもそっと言ってくれよ」的なものではないか、と。


◆私のブログの場合、中立性を保ちたくて、「献本お断り」をうたっておりますが、時折、著者さんや出版社さんから献本のご提案を頂くことがあります。

面白そうなものは自腹で買って、記事にすることもありますが、記事にできなかった場合でも、「何故ご紹介できなかったか」等について、ご連絡を差し上げるように心がけているわけでして。

最近では、記事を書くのと同じくらいの工数をかけて、そのお返事を書いている自分がちょっと不憫なんですが(涙)。


2.記事内容がネガティブなので、ポジティブな書評に比べて当然本が売れない

◆これは当たり前のお話。

本blogの場合、取り上げた本は確実にbreak evenしますが、取り上げなかった本は、2冊以上売れることさえ稀です。

小飼さんのように「ダメ書評」でも「取り上げただけで売れる」という方は極めてマレ(多分)。

私の場合はネガティブ記事は書きませんけど、ちょっとだけビミョウな本をビミョウな記事にした場合なんぞ、非常にビミョウな売上ですよ(当たり前)。


◆ただ、これについては、あの小飼さんの巨大ブログで「break even」ということは、それこそ本全体の売上に関しては結構ビミョウなような(汗)。

例えば、その本が新聞広告を展開する予定であったとして、そのネガティブな記事さえなかったら、新聞広告を見て買っていた人が一定数いないとも言い切れないのではないでしょうか?

つまり、その本全体の売れ行きから考えた場合、本当に「ダメ書評」「ノー書評」より「ずっとマシ」なのかどうかは、正直なところ、わからないと思います。

もちろん、全く広告を打たず、それこそブログで取り上げられなければ「ノーアテンション」でしかない本も世の中にはたくさんあるのも、また事実ですが。


3.2に関連して、基本が「1日に1記事」なので、そのネガティブ書評のおかげで紹介しそこなった本があるということは、一種の「機会損失」

◆これは単に私の個人的な事情。

紹介できる本のストックが他にもあるのに、ネガティブな記事でその日の記事投稿を終えてしまうことは、やはり「機会損失」なんです。

もちろん、これは「1日に何度でも投稿すれば?」と言われたら、返す言葉もございません(汗)。

ただ、1本書くのに2時間とかかかってますんで、これ以上は無理(涙)。


4.もしネガティブな書評ばかり続くと、ポジティブな読者さんがブログから遠のきかねない

◆この件に関しては、以前こちらの本で読んだ内容を踏まえております。


お読みでない方は、マーケットプレイスで安く出回ってますので、是非(笑)。

登場される方々のブログのURLが、下記参考記事にございます。

ただし、引用しているのは、今回のテーマとは違ったところですけど。

(参考記事:「アルファブロガー」 徳力基彦、渡辺聡、佐藤匡彦、上原 仁 (著)


5.キチンとしたネガティブ記事を書くには、ポジティブな記事より数倍神経を使う

◆こちらも私の個人的な事情(汗)。

「どこどこがいい」という記事は、無責任でスイマセンが、ある程度感覚的に書ける気がします。

それに対して、ネガティブな記事はそれではダメで、あくまで「論理的に展開する」必要があるかと。

本当は、コンテンツ力を高めるのなら、ポジネガどちらにしても論理的な記事を書くべきなんでしょうけど、私は今のスタイルでもこれだけ遅筆なので、とても無理です(涙)。←敵前逃亡


【所感】

◆結局私の場合は、小飼さんが言われるところの「ホメ書評」が書けない本は、「ノー書評」で済ませています。

そこで「書評サイトに対する作り手側の視線」:ラノ漫―ライトノベルのマンガを本気で作る編集者の雑記―さんで

作り手側も人間ですので、書かれるなら宣伝になることを書いてほしいし、書評は的を射ていてほしいし、それもできることなら誉め言葉であってほしいと願っています。いいものが描けたときは話題にしてほしいし、調子が悪かった時はスルーしてほしいのです。

と言われているように、内容がイマイチならば、私は華麗にスルー


◆小飼さんは恐ろしい読書量ですから違いますけど、ネガティブ記事を書かれる方の中には、「折角買った本だから」ということで、記事にしてらっしゃる方もひょっとしたらいるんじゃないでしょうか・・・って、昔の私ですが(汗)。

当時は「いい本だと思って買ったのに、ムキーッ!」と半ば脊髄反射的に感情的な駄文を垂れ流していたこともありました。

深く反省(汗)。


◆とは言うものの、つい最近までは私も、「折角買った本だから」と律儀に最後まで読んでいました。

途中まで読んで「はずした(涙)」と思っても、「記事にはしなくとも、せめて最後まで・・・」と悪あがきをしていたんですね。

今は、「いかに早い段階で読むのを止めるか(見極めるか)」がテーマです(笑)。

というか、「ちゃんと選んで買えよ」という(汗)。


◆ちなみに、『「ホメ書評」ばかりだと信用ならない』というお話も理解できます。

私の場合は、手持ちのネタで、紹介するに値する本がなければ、紹介できる本に出会うまで読み漁るまでのこと(汗)。

一度、3冊連続でスカを引いて、半分泣きながら途中下車して書店に駆け込んだこともありました。

ヘタにハズレ本を誇張して褒めようものなら、読者を失いかねませんし、それが怖くて献本をお断りしている(献本受けた本を無視したり、「ダメ書評」が書けないため)、というのがホントのところです。


◆なお、小飼さんも、こうおっしゃっています。

「ダメ」の一言を言うのだって、手間暇がいるのです。本当につまらない、取るに足りぬものであれば何も言う気が起きぬほど。

本当の意味で、建設的な「ダメ書評」は非常に難しいと思います。

ダメな部分はダメといい、しかしその中にもキラリと光る部分を見つけ、それを読者に提示する・・・。

そんな記事も書いてみたいと思う、今日この頃です。

書評ブログの道は険しい!


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「本の達人―Smooth氏に聞く」:日経BPnet


【編集後記】

◆昨日読み終えた1冊。


「朝日記の人」という認識しかなかったのですが、勉強ネタ満載でちょっとビックリ。

嬉しい誤算でした。


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Posted by smoothfoxxx at 09:30
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下手な鉄砲数うって本を読んでいると、「ありゃりゃ」本に出会うこともあります。 私は基本的にそういう本は途中で読むのをやめて、ブログ??.
ネガティブ書評について考える【ビジネス書 多読メモ ☆私が読んだビジネス書を紹介します☆】at 2008年01月05日 12:00
この記事へのコメント
smoothさんこんにちは。

>ダメな部分はダメといい、しかしその中にもキラリと光る部分を見つけ、それを読者に提示する・・・。

こういったレビューは信頼できますよね。マーケ本にもこういったことは結構書かれていたような・・・

ダメ出しについては、難しいところがありますよね。個人的にはダメ出しは相手をつぶしにかかる行為だと思います。

先日のM-1の審査員かわら長介のようにヘタにダメ出しすると”サイト炎上”のリスクもありますし、オブラートに包んでソフトに伝える程度ならいいと思いますが、攻撃的なダメ出しは個人的には好きじゃないですね。

それにしても、smoothさんの表に出ない労力がすごいんですね。それはそれでまとめるとコンテンツ価値が高いのでは・・・

表に出せないかもしれませんが、個人的には読みたいです(汗)
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2008年01月05日 13:09
smoothさん、こんにちは。
師匠です。

自分も駆け出し書評ブロガーですが、やはりなるべく本のポジティブな側面を全面的に紹介するようにしています。ネガティブなことは、smoothさん同様あまり書くべきではないかなと思っています。

ネガティブなことを書いて、どこから突込みが来るかわかりませんし・・・。自分も弱気です・・・・。

アクセス数が多くなってくると、記事に対する責任が重くなってくるような気がします。やはり、書評ブログは難しいと感じます。
Posted by 師匠 at 2008年01月05日 15:47
読書家がカーボンオフセットをサポートするブログです。
まだ、始めたばかりですが応援よろしくお願いいたします。
【地球を冷やそうプロジェクト】
http://earthstation.blog42.fc2.com/
よろしくお願いします。
Posted by 読書家からエコ at 2008年01月05日 23:30
>hikaruさん

少なくともウチレベルのブログだったら、アテンション以上に関係者のモチベーションを下げまくるような気がします。
それと私の表に出ない「お返事」は、主に出版マーケティング絡みです。
コンテンツについては、既に本として出来上がっているわけですし、変えようがないので。

>師匠さん

ども!いつも見てますよ〜。
ネガティブな記事を書く場合、某著名書評家さんに聞いた話ですと、「装丁をけなす」という手があるとか。
詳しくは言いませんけど、コレって応用効きます(多分)。
そして、今やブログ検索やRSSリーダーがあるので、どこで何書いても、誰かが見ていることは意識した方がいいと思います。

>読書家からエコ様

はじめまして。
コメントありがとうございます。
活動、頑張ってくださいね!
あまりお力にはなれませんけど、地球の住人として、何かしなければ、とは思っております。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年01月06日 02:21
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりありがとうございました。
非凡な努力のうえに成り立っているこのblogに取り上げてくださった光栄を改めて思いました。

私もなるべくポジティブな記事をと心がけています。同感しきりでした。

本年もよろしくお願いいたします。
Posted by meg at 2008年01月06日 08:13
smoothさん、あけましておめでとうございます。

どんな本からでも学ぶものがあると思えば、
本当に良い本でなくとも自分にとっては
学びがあるし、あえてダメ出しすることもないかと。
ここは残念だった、くらいなら個人的には
OKだと思います。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年01月06日 10:09
>megさん

明けましておめでとうございます。
こちらこそ旧年中は大変お世話になりました。
今年はもうちょっと効率的にブログ運営して、家族との時間を増やしたいです。
・・・って本業は(汗)?
記事はポジティブでいながらも「提灯記事」にだけはならないように、「献本お断り」は続けたいと思っております。
本年もよろしくお願いします。

>LuckyUSさん

明けましておめでとうございます。
ホント値段から言えば、本なんてどんなにスカでもコストパフォーマンスは高いんですよね(笑)。
私もはっきり「ここは残念」くらいは言うように心がけたいと思います。
本年もお互いいい本探していきましょう!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年01月06日 10:12
どーも。
麻佐志です。

やっぱりネガティブなことを記事にするってよくないですよね。
僕もなるべく書かないようにしています。

書評もあまりよくない本は書かないようにしています。smooth様(ヒトバシラー)のお陰で変な本はあまりつかみませんが(笑)
どうぞ今年も宜しくお願いします。
Posted by まさし at 2008年01月06日 13:22
>麻佐志さん

以前は私も結構「毒舌」だったんですけどねー(笑)。
ひょっとしたら、著者のお知り合いが増えて、結構な人数の方が、アマゾンレビューやブログの記事で、心を痛めている話をお伺いしたこととかも関係しているかもしれません。
今年も「ヒトバシラー道」を歩む所存でおりますので、よろしくお願いします。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年01月07日 02:52