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2008年01月07日

【公認会計士】「新 公認会計士試験 非常識合格法」石井和人




【本の概要】

◆新年第一弾の「本の紹介記事」に登場するのは、いきなり勉強本

しかも、私の預かり知らない(?)「公認会計士の受験本」でございます。

実は以前、「税理士試験突破法」という本をブログでご紹介した際に、公認会計士でいらっしゃるeksminさん(旧mind_extreamさん)から、「内容は一致しているのではと思うのですが」とコメント頂いて、あわてて購入したという(汗)。


◆アマゾンの商品の説明から。

公認会計士試験の常識を打ち破り、ムダな勉強をしないからこそ合格できるとする「非常識合格法」を是非体験してください。

丁度この本、公認会計士試験の制度改正に伴い絶版となっていたものが、私の購入するちょっと前に改訂版として出版された模様。

これはツイてます(笑)!


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【目次】

1章◎公認会計士試験の実像を知る
2章◎公認会計士がどんな職業かを理解する
3章◎公認会計士の試験制度を理解する
4章◎短期合格を可能にする受験生活を送る
5章◎非常識合格法1 合格に直結する勉強をする
6章◎非常識合格法2 最短合格を可能にするスケジューリング
7章◎非常識合格法3 得点につながる答案を作成する
8章◎受験指導校の選択と利用について考える



【ポイント】

■「非常識合格法」の根本原理
●採点のカラクリ

⇒公認会計士試験では、採点上、受験生のできのよい問題の配点を高くし、できの悪い問題の配点を低くするように調整が行われる

⇒多くの受験生が正解できない難しい問題が解けても、配点が低く、無駄に終わる可能性アリ


●「合格必要得点配点範囲アプローチ法」

⇒受験生は、出題範囲の中から、多くの受験生が正解できると思われる「基本論点」を抽出し、それを徹底的に勉強して確実な知識にしていくべき

⇒この「徹底的に勉強すべき範囲」「合格必要得点配点範囲」といい、このような攻め方をする勉強法スタイルを「合格必要得点配点範囲アプローチ法」という


■素直に耳を傾ける
25年にもおよぶ合格指導の経験から、資格試験に合格するためにもっとも重要なことは「謙虚さ」だと思う

「謙虚さ」がないと、我流を脱皮できず、よかれと思って提供している学習方法や指導内容を信じきることができない


■成功イメージを自分におくる
「私は日1日とあらゆる面でよくなっている」自己暗示する

⇒以前に比べてよくなったことだけを毎日書く「いいこと日記」をつける(何もない時は、試験に関係ないことでも構わない)


■効率性を最大限に高める
⇒特定の科目に深入りして勉強しない

⇒すべては「合格のため」という観点から、「必要か不必要か」を判断し、不必要な部分は意識的に捨てていく


■「基礎力」を重視する
みんなが知らないことを知っていても合格には近づかない

⇒極論を言えば、答練であれば「基本論点は満点、細かい論点は0点」というのが短期間で公認会計士になるための本質を突いた勉強スタイル

⇒短期合格ができる人は、物事の本質を見抜き、基礎力を重視する勉強ができる人


■「スピーチ」を徹底する
●「スピーチ」とは?

⇒何らかの内容について暗唱すること

⇒内容によって、「基本スピーチ」「定義スピーチ」「解答スピーチ」「マスタースピーチ」の4つに分類される(詳細は本書を!)


●暗記なくして合格はない

⇒社会人で一発合格を果たした受験生の、合格祝賀会での言葉

「先生、私が公認会計士試験の受験勉強でやったことは、テキストと答練を暗記することだけでした。受験勉強は、それ以上でもなければそれ以下でもありません」


■「できない」ではなく「やる」
⇒答案提出率(答案提出回数÷答練実施回数)が低い受験生は、合格の可能性も低い

⇒成績は「上がる」ものではなく、自分で「上げる」ものだし、公認会計士試験も、「受かる」「落ちる」ものではなく、受験生自身が「受からせる」「落とす」もの

⇒「できない」「間に合わない」といった言い訳をするおとは、受験生自身が「落とす」ことを選択しているのに他ならない


■薄いテキストを有効活用する
⇒⇒自分で消化できないにもかかわらず、「テキストをたくさんくれるから」といった安易な考えで受験指導校を選んだのならば、それは選んだ本人が悪い

⇒薄いテキストであれば、スピーチをきちんと実践すれば、そのテキストの内容だけは確実な知識になり、1冊の内容が丸ごと受験生の頭の中に入る

⇒「合格必要得点配点範囲」だけに限られた薄いテキストを用いる意義は、勉強したことを確実な知識にできるということのほかに、「効果が同じであれば、インプット時間は最小にすべき」という受験勉強における効率性の論理にかなうという点にもある


【感想】

◆受けたことがない公認会計士試験の受験本とはいえ、私自身の受験生活を振り返って、納得できる点が多々ありました。

まず、本書の旧版でもっとも反響の大きかった「採点のカラクリ」のお話。

実は税理士試験においても、最初に想定していた配点とは別に、採点後、受験生のできを見て、得点の再配分が行われています。


◆つまり、周りのみんなができないのに、自分だけが正解していたような場合は要注意!

下手すると、その問題は著しく配点が減ってしまう可能性が高いです。

ここが、受験歴の長い受験生が陥りがちなワナでして、答練等の模試ではそういう調整が行われないため、「自分だけができた」と悦に入ってしまうという(汗)。

この「採点のカラクリ」の話は、私が受験生時代から普通に知られていたことなのですが、それを踏まえての受験指導というのは、あまりなされていなかったような記憶が(少なくとも税理士試験では)。


◆そこで、下手に細かい論点を掘り下げるよりも、「皆ができているような基本的な論点をいかに完璧に仕上げるか」に注力するのが、この「非常識合格法」なわけですね。

私は公認会計士試験の試験勉強には「暗記」はいらないのかと思ってましたが、あにはからんや(汗)

著者の石井さんの学校では、「スピーチ」という手法で暗記に励む模様。

ちなみに、税理士試験では、個々の論点である個別理論は、「基本的に丸暗記」がどの受験校でもデフォルトになっております(汗)。


◆「スピーチ」に関しては、税理士試験の受験勉強で行う「理論を回す」(暗記したものをアウトプットする作業で、本試験では紙に書くものの、時間的制約から、口で唱えることが多い)作業に近いようですが、一番違うのが、グループでのスピーチを推奨していること(この学校独自のようです)。

自分ではできているツモリでも、他人に聞いてもらうと、確かに漏れや間違いが見つかりやすいです。

また、他人が聞いて、内容がわからないようなものは、理解できたとは言えないハズ。

なお、これについては税理士試験の合格体験談でも、「理論を唱えて家族に聞いてもらった」等の話があるので、やはり効果的なのではないでしょうか?


◆本書は当たり前ですが、「公認会計士試験」にフォーカスしており、私のような公認会計士試験に関与していない者には、あまりピンと来ない内容(「短答式試験対策をしない 」等)も散見されます。

ただし、「勉強の本質」ですとか、「なかなか合格しない原因」といった普遍的なテーマについても扱われており、これらは非常に納得できるものでした。

特に私がかつてそうだったように、「模擬試験では好成績なのに受験が長期化」しているような方は、騙されたと思って(笑)一度お読みになることをオススメします。

ちなみに、上記ポイントでも挙げたように、資格試験合格には「謙虚さ」が必要なようです・・・(汗)。




【関連記事】

【高品質】「税理士試験突破法」TAC税理士研究会(2007年11月30日)

【超短期合格!】『「一発合格!」勉強法』超速太郎(2007年11月21日)

【資格王】「ここで他人と差がつく最強の勉強法」成合 弘(2007年08月28日)

【勉強】「最短!勉強法」後藤武士(2007年08月07日)

【スタディ・ハック】「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦(2007年07月02日)


【編集後記】

◆私が元旦にリアル書店で買った本。


300ページとは言え、文庫本。

しかもカラーページもないのに、1260円ナリ(汗)!

でも激オモシロ(笑)!


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Posted by smoothfoxxx at 08:45
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【非常識勉強法】「ごく普通の人でも難関資格に受かる非常識勉強法!」石井和人【マインドマップ的読書感想文】at 2008年09月14日 10:01
この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは。

謙虚さが大事とか、イメージとか成功法則みたいですね。
暗記に「スピーチ」という手法が有効とは初めて知りました。なかなか面白そうですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年01月07日 17:58
>LuckyUSさん

成功法則というか、自己啓発系的なものは、結構色々な勉強法で書かれてますよね(モチベーションアップとか)。
私も「スピーチ」って最初に目にした時「?」でしたけど、なるほど、それも実践したら良さそうだな、と(笑)。
そちらでは、勝間さんの大作に取り掛かってるようですが、頑張ってください!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年01月08日 02:18