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2007年11月30日

【高品質】「税理士試験突破法」TAC税理士研究会


税理士試験突破法
TAC出版
TAC税理士研究会(編集)
発売日:2006-03
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 勉強法の本としても良くできている
おすすめ度5 とても参考になりました。
おすすめ度2 具体的なTACの学習方法を紹介


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の記事の編集後記でちょこっとだけ触れた勉強本

チラっと見て、なかなかいい、とは思っていましたが、改めてじっくり読んでみたところ、「何このクオリティの高さ」(笑)。

税理士試験とは無関係な方でも、「高濃度の勉強本」とはこういうものだと、知っていただきたく、とりあげてみた次第です。

こんな本が私の受験生時代にあったなら(涙)。


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【目次】

第1章 短期合格のための心構えと基本方針
第2章 受験校での勉強法
第3章 成果を上げる勉強法
第4章 科目選択と科目別の勉強法
第5章 ケアレスミス対策
第6章 時間の作り方と活用法
第7章 スランプ対処法
第8章 直前期の勉強法
第9章 本試験での対処法



【ポイント】

■モチベーションを高めるには
「なぜ税理士になりたいのか」という問いに対して、心の底から、自分の闘志に火をつけるような言葉を見つける

⇒その言葉こそ、自分の「魂の声」であり、毎日口に出したり、紙に書いて目に付く場所に貼っておく


■勉強法のタイプ
●理解の方法のタイプ分け(詳細は本書を)

読んで理解するタイプ

聞いて理解するタイプ

書いて理解するタイプ

話して理解するタイプ


●注意点

⇒上記のタイプはあくまで理解の方法であり、暗記の方法とは必ずしも一致しない


■人並み以上の勉強量をこなす
⇒税理士試験においては、「勉強量=勉強時間」ではなく、「勉強量=回数」

⇒計算問題を何回解いたのか、理論を覚えるために何回暗記したのか、が大事であり、勉強を時間で考えるのは意味がない

⇒つまり、時間当たりの勉強密度を濃くすれば、少ない時間でも勉強量を増やすことができる


■基本事項を100%マスターする
⇒税理士試験においては、基本問題を取りこぼすことは致命傷になりうる

⇒短期合格者ほど普段から基礎を重視し、本試験でも基本問題を確実に得点しているのに対し、不合格者は基礎を軽視し、難問・奇問に手を出す

⇒本試験では、基本問題は解答し、難問・奇問は捨てる、という判断をしなくてはならないが、基礎力のない人は、それらの境界線がわからないため、手を出してはいけない問題に手を出してしまう


■効率よく記憶するための4つの要素
●繰り返す

●理解する

●整理する

●興味を持つ



■簡単にできる集中法
●時計

時計を目に見える場所において、時間を計って勉強する

⇒デジタル式よりアナログ式の方が集中力がアップする


丹田呼吸法

⇒下丹田に空気を送り込むことによって、脳の働きが活発になり、集中力が高まる

⇒丹田呼吸法は、毎日やらないと効果が出ないため、半年続けてみる


■ケアレスミス防止策
●書き込みをする

⇒重要な資料にマーク(必ず自分なりの「決め事」をつくっておくこと!)をつける

⇒資料の変わり目に横線(境界線)を引く


●作業を定型化する

確認事項の定型化(資料の確認事項を決めておく)

作業手順の定型化(作業の順番を決めておく)

計算パターンの定型化(図の書き方や計算用紙の使い方を決めておく)


●「速く解こう」は間違い

⇒「速く解こう」とすると、焦って、問題をよく読まず、かえってミスが多発する

⇒「速く解こう」とする人は、「速く読もう」とするが、これがミスの根本原因なので、これを防ぐために「ゆっくり読む」「自分のペースを守って落ち着いて読む」


■勉強スピードを上げる
●じっくりやるのではなく何度もやる

⇒「じっくり1回やるより、同じ時間で3回やる」ほうが確実に成果は上がる


●わからないことが出てきても、そこで立ち止まらない

⇒2回3回と繰り返すのだから、わからないことがあっても、どんどん前に進む


●すぐ答えを見る

⇒問題が解けないということは、知識解き方のどちらかが足りないということであり、いくら時間をかけて考えても、わからないことはわからない


■スランプの解消法
●精神的スランプ

「いま何が問題なのか」を紙に書き出してみる

⇒それらに優先順位を付け、高いものから順に片付けていく


●肉体的スランプ

⇒次の3つのことを確認する

「睡眠時間は足りているか」「体調を崩していないか」「食事はちゃんと取っているか」


【感想】

◆本書は一応税理士試験受験のための本であり、当然、税理士試験に特化したコンテンツも豊富に収録されています。

読む人(というか税理士試験の受験生や合格者)が読めば、その部分も、かなりクオリティが高いとわかるのですけれど、さすがに当ブログとしては、特殊な内容なので割愛(笑)。

このブログの読者の方で、もし税理士試験を受験される方がいらっしゃったら、マジで一読をオススメしたいところです。


◆私自身は、受験時代は大原簿記学校に通っており、本書の編集をしているライバル校のTACの模擬試験を初めて受けたときには、そのスタイルの違いにちょっと戸惑ったものでした。

今はどうだか知りませんが、当時の個人的な印象としては、大原は、「緻密」、TACは「割り切り」とでも言いますか。

前にも書いたように、ある程度受験生活が長引くと、どんどんマニアックな方向に行きたくなるものであり、そういう人にとっては、TACの比較的あっさりした(?)教材より、大原のディープな(笑)教材の方がツボだったんですよね(遠い目)。

ただ、今、振り返ってみると、その「あっさりレベル」の内容を「どれだけ多く繰り返したか」が、実は大事だったのだ、と思うわけでして。

もちろん、両校とも同じような合格率ですから、学校間の優劣などなく、単に私自身の勉強方法や、心構えがまずかったんですけど(涙)。


◆今まで、税理士試験の勉強本については、合格体験記か、合格者の個人の受験経験に基づく本がほとんどで、本書のように、有名専門学校が独自に編集したものはおそらく初めてのハズです。

それだけに、内容如何によっては、専門学校の入学者にも影響を与えかねないわけで、気合も入るというモノ。

実際、私が今まで読んだ税理士受験の本としては、この本がベストでしょう。


◆これはあくまで私のカンですけど、本書の編集に際して、色々な勉強本を研究されているフシがあります。

以前、『【驚愕!】「幻の絶版勉強本」にとんでもなく高い金額が付いている件』という記事でご紹介した本(今はえらく値下がりしてますね(笑))を、10万円超で買うとしたら、こうした専門学校ではないかと思っている自分。

ちなみに本書の初版は、昨年3月なので、今年に入ってからの勉強本ブームとは無関係です。

あらためて、TACという学校の底ヂカラを感じましたよ。


◆また、余計な体験談や、ページ増やしのため(?)の項目もなく、ひたすらこってり進行するのも好印象。

税理士試験に特化した部分をバッサリ削除したとしても、字を大きくして、行間開けて、イラスト加えて、タイトルと装丁変えれば、マジで売れそうなほど(笑)。

まぁ、本書のバックエンドは、あくまで「専門学校に入ってもらうこと」でしょうから、ネタの出し惜しみなどあるわけないですか(笑)。


色んな意味で衝撃受けました(汗)

税理士試験突破法
TAC出版
TAC税理士研究会(編集)
発売日:2006-03
おすすめ度:4.0


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「できる人の勉強法」安河内哲也(2007年01月19日)


【編集後記】

◆昨日、さっそく自宅から職場まで歩いて通勤してみました。

徒歩15分というのは、確かに健康にはいいんですけど、実際、今後どこで本を読むか、というのは大きな問題になりそうです。

私自身、二毛作という意味で、通勤中に本を読むようにしていたワケなので、自宅や職場でわざわざ本を読む、というのはどうも抵抗が・・・。

ただ、そうなってくると、このブログの存続(大げさ)にもかかわってきてしまうので、早急に対策を練りたいと思います。

まさか勤務(ry


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Posted by smoothfoxxx at 07:00
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この記事へのコメント
私は、税理士と宅建は大原、
中小企業診断士とシスアドはTACでした。

確かに、大原の方がロジックが
しっかりしていて、学問そのものを
教える感じ、TACはとりあえず
最短距離での合格法を考えるような
イメージでしょうか。

やっぱり、学校法人と上場企業の違いかも。
Posted by ヨシザワ@手ガネ経営 at 2007年11月30日 10:02
smoothさん、こんにちは!

速読なんだから、

勤務中でも、ありなんじゃないでしょうか。

わたしは、そう思いますが。

Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年11月30日 11:05
smoothさんこんにちは。最適な読書スペースがありますよ!トイレ!だめでつか(笑

立てこもり犯。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年11月30日 19:27
ご無沙汰してます。これがらみで、私(会計士試験合格)からみたら「新 公認会計士試験 非常識合格法」てのも実は内容は一致しているのではと思うのですが、いかがでしょうか。

Posted by mind_extream at 2007年12月01日 01:21
ネット未だ接続できず(涙)。
レスはひよっとしたら週あけになるかも。
明日も予約投稿の予定です。
Posted by smooth@ケータイ君 at 2007年12月01日 08:52
>ヨシザワさん

おっしゃるとおり、「学校法人と上場企業」てのはあるかもしれませんよね?
でも大原って、元々は幼稚園か何かで学校扱いになったんじゃなかったでしたっけ?

>ニタさん

今は通勤途中で喫茶店に立ち寄って読んでますが、最悪そうします(涙)。

>hikaruさん

トイレは雑誌を読むスペースになっております(笑)。
あと、「リーチドラ5」でもハネ満ナリ(笑)。

>mind_extreamさん

ご無沙汰です。
ご紹介の本、知らなかったんですが、クレアールの先生の本なんですね。
なるほど、あそこならそういう本もアリです。
さっそく購入させて頂きますが、記事書いてもあまりつっこまないで下さいね(笑)!
「外資系〜」は私もツボでした。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年12月03日 09:09