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2007年10月05日

【格づけ?】「女性タレント・ミシュラン」今井 舞


女性タレント・ミシュラン
情報センター出版局
今井 舞(著)
発売日:2005-02
おすすめ度:5.0



【本の概要】

◆今日は、先日の未読本の記事で取り上げた「タレント本」をご紹介。

実は、あの記事の時点で既にお買い上げ下さった方がいるという一冊(笑)。

この本、「ビジネス本」ではないのですが、blogでご紹介下さったモリコウスケさんは、キチンとマーケティング視点でこの本を捉えてらっしゃいます(さすが!)。


◆私も負けずに、と行きたい所ですけど、あえて(?)純粋に「面白かったところ」を挙げてみようかと。

ろくすっぽテレビも観ていないのに、「ミーハー心全開」(?)で参ります(笑)。

なお、記事の終わりの方に「アマゾンキャンペーン」のお知らせもありますので、RSSリーダーをお使いの方も、今日はぜひご一読を(汗)。


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【目次】

この本について、そしてオトコ視点
「女性」と「16分類」について
AAAA―老若男女から全方位好かれる完全無敵な女
AAAB―昔からいうところの「キレイな女優さん」ゾーン
AABA―キレイで足も長いが色気のない、粗野な美人
AABB―女が畏敬の念を抱くわりには、男ウケはさほどよくない
ABAA―才色兼備を匂わせたがり、女ウケ悪し。男人気下降とともに凋落しやすい
ABAB―男にモテるが、「到底かないっこない」と同姓から陰口を叩かれにくい
ABBA―性的魅力に乏しく男に人気薄。女人気が翳ると存在の危機
ABBB―女を啓蒙することが生業。ファッションリーダー性が生命維持装置〔ほか〕



【ポイント】

■本書におけるカテゴリー分け
◆目次にある「AABA」とか見て、何のことやらお分かりにならない方も多いと思います。

これは本書において、著者の今井 舞さんが、女性タレントを分類するのに用いたカテゴリーで、次のように表示されているもの。

1.スタイル

「良」がA、「悪」がB

2.顔

「美人系」がA、「ファニーフェイス」がB

3.男人気 or 女人気

「男からの人気に支えられている」がA、「女からの人気に支えられている」がB

4.男度高い or 女度高い

「性格の構成要素が男的」ならA、「女的」ならB



◆なお、注意しておきたいのが、トップの「スタイル」

本書においては、「モデル的な等身のみをA」としています。

いわゆる「男目線」の「ナイスバディ」とは違うということ。


◆結果、上記で挙げた「AABA」というのは、「スタイル良し」「美人系」「女人気」「男度高い」ということになります。

そして、その「AABA」のページについた小見出しは、「キレイで足も長いが色気のない、粗野な美人」(汗)。

モデル出身らしい、キレイな顔に伸び伸びとした体躯。
そこに女々しさ0%のサバけたキャラクターが加わると、女からの支持率が高くなる。
しかし、そのサバサバの度合いがすぎると、単なる「ガサツ」な印象に。
美しくても色気は皆無なので、男からの支持が取り付けられないぶん、飽きられたりして女性からの人気に翳りが出ると、寄る辺ない身の上となる。

・・・アイタタタ(汗)。


◆ちなみに、このカテゴリーの例として挙げられている女性タレントは、米倉涼子

付されているテキストがこれまた結構辛らつです(汗)。

 米倉涼子には、情がない。美人だし、モデル出身でスタイルも抜群。ドラマやCMでも頻繁に見かける。が、情がない。(中略)
喜怒哀楽の怒と楽しかなさそうだ。物事に対する心の動き方が、ものすごく大雑把そうだ。いや、実際はとても繊細なのかもしれない。しかし、「そう見える」時点で、彼女は失敗したのである。

かなりキッパリ言い切ってらっしゃいますよね(汗)。

ただ、それはただの「悪口」ではなく、次のような理由によるもの。

 敗因は、彼女の表情のなさにある。試しに彼女の顔の、目から下を隠してみてほしい。どれもまったく同じ表情になるのがわかる。

うーん、そんなこと考えたことありませんでしたよ。

男前なキレイな人だとは思ってましたが・・・。


■ピンと来たタレントさんの分析
仲間由紀恵(「BABA」・・・(「スタイル悪い」「美人系」「女人気」「男度高い」)

次期「ドラマの女王」の座を射止めるのにふさわしいと、誰もが思っていた。しかし今、そのイスに彼女の姿はない。それはなぜか。人気若手俳優に最も求められる役・「ラブコメディの主人公」がまったく似合わないからである。

◆その理由についてはこう。

ゾロ目で揃いすぎた美が現実性を奪い、表情から、恋にまつわる微妙な喜怒哀楽が伝わってこない。見ていて感情移入しづらいのである。役柄の前に美人が立ちはだかっている感じだ。

なるほど(汗)。

役柄的に、恋愛モノを避けていたのかと思ってましたが、素材的に向いてないという話ですね。


浜崎あゆみ(「BBBA」・・・「スタイル悪い」「ファニーフェイス系」「女人気」「男度高い」)

 それにしても、本当に作りこんだ顔である。(中略)
雑誌などにノーメイクっぽいプライベートな写真が載ることもあるが、それは「完成形のあゆ・ラフバージョン」であり、決してすっぴんなんぞではない。
 もちろん、そんなのどんなタレントだって同じなのだが、浜崎あゆみのそれはレベルが違う。(中略)
歌番組などでの「生身」でなく、たとえば宣伝ポスターやCMなど、手を加えられる映像で見る彼女の姿、顔かたちは、もう完全にCGだ。実在の人物とは思えない。そのうち「あゆは全部CGで、実は存在してなかった」なんて都市伝説が誕生しそうな勢いである。

◆ここまでの部分でも納得しまくりましたが、一番ウケたのが、ここ。

容姿的にいちばん似ているのは、実は相原勇だったりするのだが。

茶吹きました(笑)。


川島なお美(「BBBB」・・・「スタイル悪い」「ファニーフェイス系」「女人気」「女度高い」)

 ふと気づけば、近頃川島なお美を見なくなった。(中略)
 しかし、彼女を見なくなったということに、我々はなかなか気づかなかった。なぜか?それは代用品・叶姉妹が出現したからである。

◆「叶姉妹が代用品」とは、言われるまで気が付きませんでしたね。

ただ、この本が出た後に、「鬼嫁日記 いい湯だな」に出演されたりしているので、現状では「見なくなった」とは言えないような。


■その他の読みどころタレント
伊東美咲は、葉月里緒奈に憑依されている?

●女から「キライじゃない」と言われることの多いタレント、小西真奈美

●自分の容姿が華やかな類のものでないという自覚がしっかりとあり、しかしそれを悲観せず、卑屈にもならない、MEGUMI

●男女ともに、異性のモノであると手をつけなかった井川遥

●顔の扱われ方が「変」な田中麗奈

●出ていてもいいのに何故かダウンタウンの番組に出ない飯島愛とその「理由」


【感想】

◆女性が女性を見る目というのが、いかにシビアであるかが、イタイほど良く分かる一冊でした。

それに比べると、男性が女性を見る目というのは、かなりアバウト。

本書では「男目線チャート」として、「顔」「ボディ」「女っぽさ」「親近感」「吸引力」の各項目ごとの評価と、「色っぽい⇔カワイイ」「恋人的⇔友達的」のマトリックスが掲載されているものの、普段、そういった点については、おそらく無意識に考えている(感じている)程度だと思います。

もっと言うなら「顔」「ボディ」「性格」の3点評価程度なんじゃないでしょうか(え?違います(汗)?)。


◆ただ、それにしても著者である今井 舞さんの視点は鋭すぎます。

その点については、本書の冒頭で、構成を担当された石黒謙吾さんが書かれているように、「幼稚園の頃、かなりしっかりした顕微鏡を買ってもらい、虫や布や皮膚や髪の毛といったものの観察に没頭した」という今井さんの先天的なモノによるものなのかも。

いくつかの「男脳・女脳」的な本を読むと、女性は男性よりも観察能力に優れているようですが、その女性の中でも今井さんの能力は秀でているのだと思います・・・って、女性が皆このレベルで他人を見ているのだとしたら、それはそれでチョット怖いような(汗)。


◆この本が出てから、既に2年半経っており、その間、新たな女性タレントが何人もデビューしています。

最近話題の(?)沢尻エリカをはじめとする若手女優を含め、続編で「バッサリ切って」頂けるなら、ぜひ読んでみたいもの。

また、この観察眼が、男性にも使われているのなら、同じように男性タレントも、「返す刀でバッサリ」 と(笑)。

そうそう、「男性用モテ本」とかも面白げですよね(笑)。


◆なお、今井さんのタレントに対する「毒舌ぶり」には、故・ナンシー関さんを連想される方も多いかと。

実は今井さんは、ナンシー関さんの大ファンだったらしく、本書の「あとがき」には、「熱い想い」と、「固い決意」が述べられています。

「ナンシー関フォロワー」としては、かなりの才能だと思う自分。


「観察眼とはこういうものなのか」と知りうる一冊!





【編集後記】

◆今日は、日頃このブログのSEOやユーザビリティの件でお世話になっている、中嶋茂夫さんのご本のアマゾンキャンペーンのお知らせを。



「ポッドキャストでガンガン稼ぐ!」公式サイト(目次他)

「ポッドキャストでガンガン稼ぐ!」公式サイト(特典情報他)

期間は2007年10月5日12:00〜10月9日23:59まで!

★5日はスタート時間に注意です!


何でも、「iPod touchが当たる」ということなので、私も一応それ狙いで(笑)。

また、外れた場合にも、「30,000円相当の教材」が漏れなくもらえるとのこと。

・seesaaブログテンプレート(ポッドキャスト&ビデオキャスト&アドセンス対応)(正規版:9,800円)
 (コピペで簡単に使えるPDFマニュアル付き、ポッドキャストでガンガン稼ぐバージョン)

・第6章の活用事例で掲載している「ポッドキャストでアフィリエイトするノウハウ」「新世代アフィリエイト(ポッドキャストでガンガン稼ぐ!バージョン)」(正規版:19,800円)

・出版記念セミナー(9/29大阪、9/30東京)のセミナー音声(スピード人脈構築編)&セミナースライドPDFをプレゼント(出版セミナー価格3,000円)



◆私もよくわかってなかったんですけど、ポッドキャストって、音声だけではなくて、動画もできるんですね(汗)。

いずれ私も、父が作った「篆刻消しゴムハンコ」の作品で何かやってみたいと思っていたので、これは買っておかねば、と。

iPodに下にあるような動画が入ってたら、それはそれでお洒落かも(ウソ)。

スタート画面が背景と同じ黒なので、見にくくてスイマセン(汗)。

半年前とは読者数が違うので、初めてご覧になる方もいらっしゃるかと。


smooth父の消しゴムハンコ作品集
(動かない時は再度クリック願います)

                  




◆フォームにありますように、必要事項を記載して、10月9日の23:59までに忘れずにお申し込みを!。

また、初速重視のようなので、ポッドキャストで何かやってみたい方は、今日のお昼の12時以降に、是非アタックかけてみて下さい!!

なお、アマゾンの購入場所は、私の記事からでも大丈夫、と確認を取っております(ナイショ)。


【編集後記】

◆最近、ムスコの狼藉ぶりがひどいです。

手の届くところにあるものは、引き寄せて破壊するという(汗)。

f6eceea7.jpg






特に紙関係はビリビリに。

間違っても、読みかけの本は近くに置けません(汗)。


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この記事へのコメント
               
こんにちは!この本を買って、先日届きましたー。(もしかして俺かな?)(笑)

この本の構成と巻頭部に出てくる石黒さん関係で最近こういう本が出てますよね。

「バカには絶対解けないナゾナゾ」
http://www.blueorange.co.jp/books/ishiguro/nazo.htm

これも某MLから買っちゃいましたよ。私。
Posted by 中里 貴幸 at 2007年10月05日 11:43
               
おもしろい本ですね!

スタイル悪いとかはっきりいってたり、
内容的にも何だかナットクできちゃって
同じ女性から見るとすっきりしちゃいそう(笑)
Posted by イヴォンヌ at 2007年10月05日 17:47
               
なかなか手厳しい本です。つくづくタレントという職業はストレス耐性が強くないと続けられませんね。最近話題のSEさんは見た目ほど強気ではなかったということでしょうか(笑)。

Posted by マチスケ at 2007年10月05日 21:10
               
今井さん鋭いですね!ぜひこのジャンルでエッジを効かせてほしいです。芸能ネタってのがうけるんですよね!
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年10月05日 21:21
               
smoothさん、こんにちは。

これは想像以上のすごい内容ですね。
観察眼もすごいですが、それをわかりやすく
構成する能力にも関心します。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年10月05日 22:15
               
>中里さん

そっか、中里さんでしたか(笑)。
なるほど、納得デス(笑)。
後、同じナゾナゾなら、先日ご紹介した「外資系〜」はマジ面白いっすよー!

>イヴォンヌさん

やはり女性目線の方が腑に落ちますか。
私はこの方が特別なのか、女性が皆そうなのかよくわかりませんでしたよ。

>マチスケさん

私はSEさんの謝罪観てないのでなんとも。
アクトレスですから泣くのはお手の物、という可能性も(汗)。

>hikaruさん

hikaruさんはモリさんのようにマーケッター視点で読んでください(笑)。

>LuckyUSさん

確かにこの今井さんって、テキストに落とし込む能力もなかなかだと思いましたよ。
それより、お目々大丈夫ですか?
お大事になさってください。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年10月06日 01:13
               
先日本屋でみかけ、タイトルの意味がよくわからないと思ったら、こういう本でしたか。
男性目線が勉強できていいですね。
米倉涼子さんには情がない??
言われてみるとそうかもしれません・・・。
私も男前美女でいいなぁと思ってましたが。

Posted by ビルダーナース at 2007年10月07日 00:07
               
>ビルダーナースさん

いやー、本書の9割は女目線ですねー(笑)。
そういう意味ではあまり女性にはオススメしてもしょうがないのかも(涙)。
他にもバッサリ斬られているタレントさんがいて、読んでるほうがハラハラしました(笑)。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年10月07日 09:53