2007年09月29日
【速読・多読・省読】「キラー・リーディング」中島孝志
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、多作で知られる、中島孝志先生の最新作。今回のテーマは、ズバリ「読書」です!
何といっても中島先生は、本書にも書かれているように、年間3000冊を「読破」する多読家。
これは1日8冊強ペースです。
果たしてその秘訣とは(汗)?
【目次】
第1章 仕事脳をたちまち変える!キラー・リーディングの秘密インテリジェンス×イマジネーション=キラー・リーディング
キラー・リーディング(キラー・ワード×キラー・フレーズ)は仕事を一翻あげる ほか
第2章 「速読」×「多読」×「省読」でキラー・リーディングを完全にモノにする!
「本を読んでいる時間がない」は真実か?
ナレッジを「インテリジェンス」にバージョンアップさせる ほか
第3章 芋づる式にアイデアがひらめく!キラー・リーディング
参考図書をチェックしても、新しいアイデアなど生まれるわけがない!
アイデアは「異質×異質」の化学反応から生まれる ほか
第4章 どんどん情報が得られる!キラー・リーディング
「ザイガニーク・リーディング」で早朝の1時間を読書タイムに充てる
出かけるときは、本を忘れずに! ほか
第5章 3000冊をとことん消化しつくす!キラー・リーディング
年間3000冊読破、20冊執筆、50冊プロデュースするわたしの方法
インテリジェンスをゲットする3つの習慣―1考える習慣、2まとめる習慣、3メモる習慣 ほか
【ポイント】
■「キラー・リーディング」とは?
⇒「キラー・リーディング」の「キラー」とは、「ダントツの、他を寄せ付けない、並はずれた」という意味⇒単なる速読や多読ではなく、情報のインプットから成果や結果というアウトプットを生むまでをシステマティックにマネジメントしていく「究極の読書法」
ビジネスマンの読書は、絶対に「知的消費」のレベルで満足していてはいけない。(中略)
キラーリーディングはこんな暇つぶしの読書法ではない。仕事に活用でき、結果を出し、成果を生む知的生産の読書法である。いわば、読めば読むほど、どんどんお金が生み出されていく読書法なのだ。
■「キラー・ワード」と「キラー・フレーズ」
⇒深いイマジネーションを湧き起こす一言を「キラー・ワード」、1節を「キラー・フレーズ」と中島先生は呼んでいる黒澤明監督のキラー・フレーズの例
⇒キラー・ワードとキラー・フレーズを総称して、「インテリジェンス」と呼ぶ「アイデアは記憶力だ。いろいろなものを記憶しておいて、どのタイミングで出すかがポイントだ」
■14の読書法
⇒中島先生のブログの記事、『「キラー・リーディング」 中島孝志著 実業之日本社 1575円』:『年3000冊の毒書王!中島孝志の「通勤快読」』より引用。1.「キラーワード×キラーフレーズ」の法則
2.「速読×多読×省読」の法則
3.「インパクト×サプライズ」の法則
4.インテリジェンス×イマジネーション・システム
5.パラレルリーディング・システム
6.モチベーション・システム
7.チョイスフリーの法則
8.ネットリーディング・システム
9.スパーリングリーディング
10.フィードバック・システム
11.ザイガニークリーディング
12.オーディション・システム
13.マインドマップ・システム
14.「Skipping/Skimming/Scanning」の法則
■いい仕事はすべて「インテリジェンス×イマジネーション」から生まれる
⇒「事件の点景(=インテリジェンス)から全体像を紡ぎ出す構想力(=イマジネーション)」が仕事を具体的にデザインする⇒1冊1冊の読書でも、価値あるインテリジェンスに注目してイマジネーションを起動することを意識すれば、仕事の内容も格段にアップするはず
■「速読」×「多読」×「省読」の三位一体リーディング
●「速読」⇒常時、ポストイットを用意して、「これは!」というヒント部分にどんどん貼り付けて読み進める
⇒貼るのは「目からウロコ」部分と、「これは違うだろう?」という反論部分の2つ
●「多読」
⇒「量の中から質は生まれる」
⇒特に大切なのは、「偏食しないこと」(色々なジャンルの本を読む)
●「省読」
⇒隅から隅までを覚えようとするのではなく、必要部分(キラー・ワード、キラー・フレーズ、ポイント等)のみを検索してピックアップする
⇒優先順位1位のテーマ(問題意識)に関する情報のみにフォーカスする
■読む順番
1.まえがき⇒まえがきにはテーマが明確に書かれており、また著者の思いのたけが密度濃く凝縮されてつめこまれている
2.目次
⇒本の設計図、式次第、そしてこれからの「段取り」について書かれたもの
⇒まえがきとすりあわせて、どこを重点的に読むべきか、どこは省いてもいいか、を前もって予定しておくのもよい
3.あとがき
⇒本来は読まなくてもよいもの
⇒あとがきには、その人の「人間性」や「性格」がかいま見えて面白い
⇒「訳者あとがき」には、訳者が「ここが読みどころ」というポイントをしっかりつかんでいるため、本文全体のサマライズとしての価値もある
■中島先生の本との付き合い方など
●リアル書店⇒書店にいるだけで、どんどん情報が入ってくるから、3時間はぶらぶら立ち読みする
⇒「そこ(書店)にいれば、ヤツ(企画)が来る」(「フィールド・オブ・ドリーム」のキラー・フレーズ「それ(野球場)を作れば、ヤツ(亡き父)は来る」のもじり)
⇒持ち帰るには重いので、1,2冊しか買わず、あとはICレコーダーにタイトルを吹き込んで、ネット書店で購入
●古書店
⇒個人経営の古書店はドカンと処分したら、ドカンと陳列するので、自分の本が仕事場から古書店にそのまま平行移動したようなもの
⇒必要に応じて、かつて自分が処分した本を再購入するが、この代金は古本代ではなく、貸倉庫代と認識している
●図書館
⇒知人のビジネスマンは、家族を総動員して読みたい本を図書館の購入希望ノートにずらっと書いておいて、入荷と同時に読み倒している
⇒図書館のそばに住むと読書好きになると思う
■アナログリーディングの道具術(抜粋)
⇒京大カード⇒ローロデックス
⇒切抜きはコピーを取る等して、全部A4サイズに統一
【感想】
◆私のような「読書好き」にとっては、かなり美味しい内容でした(笑)。「読書術」を書いた本は結構あるのですが、アウトプットに主眼を置いて書かれているのは、実はそれほど多くないとの話もちらほら。
その点本書は、ハナから読書を「手段」として割り切って(?)捉えているのが秀逸です。
これが、読書を「目的」としてしまうと、「楽しむために読む」、という「知的消費」になってしまうわけで。
◆「手段」だからこそ、年間3000冊買っても、先生曰く、
のだそう。2400冊は空振り、なんとか600冊がヒット。空振りのなかには、目次を開いた途端に中身を読まずそのままダンボール箱に放り込む本が2割はある。
もっともこれは、中島先生がネット購入が多いからで、私もリアル書店で確認せずにアマゾンで購入した本は、結構ハズしています。
まぁ、リアル書店で確認した上で買っても、失敗に終わるケースも多々あるんですが(汗)。
◆中島先生の「付箋を貼ってどんどん読み進めていくスタイル」は、私も同じ。
ただし、中島先生の基準はかなり厳しいようで、
とのこと。どんなに分厚い本でもポストイットでマーキングするのはほんの数ヵ所しかないのが現実である。
私なんぞ、ツボにはまった本だと、50ヵ所とか貼っちゃっております(汗)。←貼りすぎ
◆実は本書には、そんな中島先生が読まれた本と、そこからピックアップされたフレーズや読書のノウハウが、いくつも掲載されています。
今回の記事で、あえてその部分を外しているのは、「それだけで記事がもう1つできるから」・・・って、記事が手抜きとかじゃないですから(涙目)。
しょうがないですねー。
一つだけ、私が延々と記事にし損ねている名著(今年上半期の「裏」ベスト!)、「外食の天才が教える発想の魔術」の「読み方のコツ」の部分の画像(笑)を。

・・・良く見えないのは、私の携帯カメラの画像のデフォということで(汗)。
◆そして、ノウハウとは別ですが、「古書店の使い方」は、私には「目からウロコ」でした。
少なくとも、要らない本のためにトランクルーム借りるよりは、絶対に良さげ。
私の事務所の本の処分方法の一つとして、検討する価値はあるかと。
◆いずれにせよ、本書は、「ただ読むだけ」では満足できない人に向けて書かれたものです。
もちろん、ご自身のスタイルや考え方が確立されてらっしゃる方は、「こういうやり方もあるんだな」と参考にされる程度でも構いません。
ただ、中島先生は、「年間3000冊読破」というインプットだけではなく、「年間20冊執筆、50冊プロデュース」というアウトプットもされている方だというのは、留意しておきたいところ。
「知的生産」を目指すあなたに!
【関連書籍】
◆「アウトプットを意識した読書」という意味では、やはりこの本は外せません。
「レバレッジシリーズ」の1作目ですね(詳細は下記関連記事を)。
【関連記事】
【本】「本を所有することについて考えてみた」(2007年09月22日)【レバレッジ】レバレッジ・シンキング おすすめブックリスト12(2007年07月01日)
【読】読書や速読について考えてみる(2007年06月30日)
【読書術】「差がつく読書」樋口裕一(2007年06月15日)
「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日)
【編集後記】
◆昨夜は急遽会社員時代の同窓会(?)に顔を出してきました。海外駐在していた方と再会するのは、何と20年ぶりだったり。
久しぶりに、昔話に花を咲かせまくってしまいました(笑)。
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「キラー・リーディング」 中島孝志 その1【成功者になるための!!オンライン図書館】at 2007年10月17日 05:26
キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)中島 孝志 (2007/09/19)実業之日本社 この商品の詳細を見る
おはようございます。そろそろインフルエンザの予防接種をする時期ですね。痛くて子????
「キラーリーディング−「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法」 中島孝志【ビジネス書 多読メモ ☆私が読んだビジネス書を紹介します☆】at 2007年10月27日 09:52
この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは。
これまたヤバい、いや魅力的な本を発見されたようで(汗)
年間3000千冊の量をこなせばポストイットを貼る箇所が少ないのも納得ですね。
これまたヤバい、いや魅力的な本を発見されたようで(汗)
年間3000千冊の量をこなせばポストイットを貼る箇所が少ないのも納得ですね。
Posted by
LuckyUS@フォトリーダー
at 2007年09月29日 20:43
>自分の本が仕事場から古書店にそのまま平行移動
この発想はなかなかできません。(笑)
私の場合、仕事のテーマによって参照することもあるので、仕事場にあることが前提ですね。
この発想はなかなかできません。(笑)
私の場合、仕事のテーマによって参照することもあるので、仕事場にあることが前提ですね。
Posted by
マチスケ
at 2007年09月29日 22:01
smoothさん、こんばんは!
古本屋の使い方に関しては、予想外でした。「手元に置いておきたい」と思いながら、結局は見返してない本も多々あるので…似たような方法が無いか考え中です。
古本屋の使い方に関しては、予想外でした。「手元に置いておきたい」と思いながら、結局は見返してない本も多々あるので…似たような方法が無いか考え中です。
Posted by
淺田 義和@創造マラソン
at 2007年09月30日 00:28
>LuckyUSさん
書評ブロガーとしては必読かも(笑)。
それとご紹介ありがとうございます。
今日の記事はうちも未読本で(汗)。
>マチスケさん
リアルビジネスに結び付けてる方なら普通そうですよね(笑)。
とんかつ美味しそうでした。
>淺田さん
私の場合、買った本の9割は2度と読まないので、この手はアリですよ、マジで。
あと例のauoneは私も登録してみようかな?
書評ブロガーとしては必読かも(笑)。
それとご紹介ありがとうございます。
今日の記事はうちも未読本で(汗)。
>マチスケさん
リアルビジネスに結び付けてる方なら普通そうですよね(笑)。
とんかつ美味しそうでした。
>淺田さん
私の場合、買った本の9割は2度と読まないので、この手はアリですよ、マジで。
あと例のauoneは私も登録してみようかな?
Posted by
smooth@マインドマップ的読書感想文
at 2007年09月30日 10:07
この本興味あります。
読んでみます。
年間3000冊、すごいですね。
ポストイットを張る箇所が少ない=大事な箇所がすぐわかるもしくはすでに知っていることが多いのでしょうね。
私はマークするところが多すぎて・・・。
読んでみます。
年間3000冊、すごいですね。
ポストイットを張る箇所が少ない=大事な箇所がすぐわかるもしくはすでに知っていることが多いのでしょうね。
私はマークするところが多すぎて・・・。
Posted by
あや@ビジネス書多読メモ
at 2007年10月01日 09:49
>あやさん
この本、あやさんのような読書家さんにはオススメです(相変わらずいい本選んでらっしゃいますね(笑))。
私もいい本だと、付箋貼りまくりですよ。
その辺は人それぞれですから、あまりおきになさらずに(笑)。
この本、あやさんのような読書家さんにはオススメです(相変わらずいい本選んでらっしゃいますね(笑))。
私もいい本だと、付箋貼りまくりですよ。
その辺は人それぞれですから、あまりおきになさらずに(笑)。
Posted by
smooth@マインドマップ的読書感想文
at 2007年10月01日 11:18
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