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2007年09月20日

【携帯サイト】「大人が知らない携帯サイトの世界」佐野正弘




【本の概要】

◆今日お届けするのは、性懲りも無く(?)「ケータイ関係」のご本。

職場近くの書店で手に取って、中をめくったところ、本書の「はじめに」にこうありました。

皆さんは、次の言葉をご存知だろうか?

「グーグル」「ユーチューブ」「ミクシィ」「セカンドライフ」

 おそらく多くの人は、これらのうち2つ以上は見たり聞いたりしたことがあるだろう。では次の言葉はどうだろうか?

「プロフ」「モバ」「パネェ画」「メーリス」

「プロフ」は「前略プロフィール」とかの「プロフ」だし、「モバ」は「モバゲータウン」だとしても、残る2つはよくわからず。

特に「パネェ画」ってナンですか(汗)???


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【目次】

第1章 インターネットに存在する「2つの世界」
 注目される「ケータイ世代」の存在
 携帯サイトで「電車男」は生まれなかった? ほか

第2章 PCからは得られない「携帯サイト文化」
 PCとは大きく異なるケータイ世代の情報発信
 ブログやメルマガも取り込む「ホームページ」 ほか

第3章 ケータイ世代の「コミュニティ・スタイル」
 単なる自己紹介ではない「プロフ」
 昔からあるサービスが突然ブレイク!? ほか

第4章 インターネットの「世代間格差」
 「PC世代」の誕生
 「ケータイ世代」の誕生 ほか

第5章 「ケータイ世代」がネット文化を席巻する日
 進む「ケータイ優位」のネット社会
 携帯電話はPC世代も取り込みつつある ほか



【ポイント】

■携帯世代の特徴(抜粋)
●10代〜20代前半の若者が主流

●「一極集中」ではなく「地方分散」

●電話番号やメールアドレスに対する意識が希薄

13歳から18歳の中高生1146人のうち、1年間に1回以上メールアドレスを変更しているユーザーが5割近くいる(エンタメサイト「GAMOW」調査より)



■ケータイ世代の情報発信
⇒携帯サイトにおいては女子中学生を中心に、より高度で充実した情報発信を行うため、ブログではなくホームページ作成サービスが使用されることが多い

⇒携帯電話向けのホームページ作成サービスの機能の充実振りは、下手なPC向けCGMの機能をはるかに凌駕するほど


■地方の若者の情報発信を支えるホームページ文化
⇒携帯電話の場合、通信速度を除けば全国でほぼ同じサービスが利用可能

⇒利用者が若年層に偏っているため情報発信・閲覧に対する欲求が強いことから、その利用者が全国に広がっている

⇒地方では若者向けの情報を得る手段が少なく、テレビや雑誌などで提供される情報は、人口構成ゆえにファミリーや高齢者向けのものが大半

⇒実際、「ケータイ小説家は地方在住者が多い」魔法のiらんど・伊東氏)


■携帯における検索スタイル
●ケータイ世代の検索動機は「テレビ」「暇つぶし」

「暇」に関連したキーワードで検索されるケースが多い


●キーワード数は少なく、諦めが早い

⇒リテラシー向上につれて変化する?


予測変換機能の影響でキーワードは正確かつ長い

⇒人気アーチスト(「倖田來未」「L'Arc〜en〜Ciel」等)は、予測変換機能により正確に入力されていることが多い


■「パネェ画」
⇒文字だけを使った「文字画」(待ち受け画像)で、「半端ねぇ」の略

<実例>⇒パネェ画投稿掲示板「パネコン」

(注)本書内で紹介されたサイトは携帯でないとアクセスできないので、当方で見つけてきたものです


■PCではニュースにならない携帯サイト
⇒携帯電話の話題で、PC世代が最も関心を示すのは携帯電話の「端末」、そして「キャリア動向」の2つ

⇒一方、ケータイ世代が強い関心を示す「コンテンツ」は、多くがプレスリリースの概略であったり、1行コメントと共にリンクが掲載されたりする程度

⇒理由は、PC世代が普段携帯サイトや携帯コンテンツをほとんど利用しないため、非常に関心が低く、ニュース系サイトでもあまりアクセスを集めないから


■「暇」の概念の変化
⇒ケータイ世代にとっては、携帯電話を使う時間は「暇」と考えられうる

⇒よって、テレビを見ている時間も「暇」であり、お風呂に入っている時間も「暇」

「携帯電話のアクセスが最も伸びているのは、寝る前の3時間」(ドコモ・ドットコム・村上勇一郎氏)


■本格化するケータイ世代の社会進出
1999年にiモードは誕生しており、この年に中学に入学して携帯ネットサービスが当たり前の存在として育ってきた「真の携帯世代」が、2008年、2009年にかけて社会進出を始める


【感想】

◆相変わらず、ケータイを使ったことが無い(PHS一筋)の私が知ったかぶって書いてみました(汗)。

基本的な内容としては、今までご紹介してきた「誰も知らなかったケータイ世代」や、「モバゲータウンがすごい理由」と重なる部分もあります。

ただ、もうちょっと「社会科学的」というか、ビジネス臭が希薄というか(笑)。


◆著者の佐野さんご自身が、過去携帯関連の本を何冊も出されているだけあって、分析もなかなか鋭いです。

もともとは

Webやゲーム、携帯コンテンツなどの開発を手がけるデジタルコンテンツエンジニア(本書裏表紙より)

とのことなので、技術的にも明るいのではないか、と。

ただ、本書は専門書ではなく、あくまで新書という形態をとっているので、本書のような「社会科学的」切り口になったのだと思います。


◆本書で特徴的だったのが、ケータイ小説に関する部分に、ページを割いていたこと。

多くのケータイ小説が、アマゾンのレビュー等で酷評されていることを踏まえて、「一度ケータイ小説を携帯電話で読んでみたら」というアドバイスもアリ(笑)。

私にとっては、相変わらず鬼門なので、まだ1冊も読んだことはないのですが、携帯ビジネスを考える上では、やはり目を離せません。

最近は、モバゲータウンの成功ばかり注目されていますけど、コミュニティという形だけではなく、一人一人の情報発信という点からも、ケータイ小説や個人サイトといった、携帯サイトも今後の成長が予想されます。


◆「情報発信」という点では、「携帯コンテンツに地方在住者が多い」、というのも要チェックですね。

これも、ビジネスを考える上で、ポイントになりそうなヨカン。

知識だけ頭に詰めといて、何かの機会に活用したいところです。


◆それと、本書の最後の方にあるように、「ケータイ世代とPC世代のリアルでの衝突」というのも、今後、各職場で実際に問題になってくるのかもしれません。

私なんぞ、顧問先の経理の女性(20代後半)からもらった仕事上の質問メールに「どぉしたらいいでしょう」とあっただけで、あたふたしているくらいですから(笑)。

これが仕事上、携帯メールで連絡とっているところだったら、デコメールがデフォルトになるヨカン(汗)。


今からこの本読んで備えておきましょう!



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「書評 - 大人が知らない携帯サイトの世界」:404 Blog Not Foundさん


【関連記事】

【携帯世代】「誰も知らなかったケータイ世代」市川茂浩(2007年07月22日)

【携帯流】「モバゲータウンがすごい理由」石野純也(2007年07月09日)

【iPhone】「iPhone 衝撃のビジネスモデル」岡嶋裕史(2007年06月28日)

モバイル大変革時代のケータイ通販ビジネス(2007年04月21日)



【編集後記】

「しましまタウン」の後、同じビル内の「アラカンパーニュ」にて。

18824851.jpg











ディスプレーにへばりつくムスメ(笑)。

そこで店内へ。

94df8648.jpg











画面は逆光で暗いですが(笑)、店内は吹き抜けがドーンとあって、大変明るく綺麗でした。

25711852.jpg











吹き抜けを下から撮ったところ。

なかなか壮観でした!


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Posted by smoothfoxxx at 10:22
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この記事へのコメント
携帯が苦手の私ですが、最近、電車の中で
携帯鳴らしてる中年の女性をよく見かけます。

携帯って車内は禁止でしたよね?!

エチケット知らずのオバサンが若者より
多いかも。
Posted by イヴォンヌ at 2007年09月20日 17:54
smoothさん、こんにちは!

「パネェ画」は、参考になりました。

詩人ですね。最近の子供は。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年09月20日 18:06
私もPHSなのでケータイの世界はよくわかりませんが、ビジネスで活用できる道も模索したいなぁと思っていたところ。
PC世界とどう違うかをまずは確認しておかないと。

しましまタウンって時間制課金方式なんですねー。
でも行きたいっ。
Posted by ビルダーナース at 2007年09月20日 18:23
こんばんは、樽井です。
 ケータイについては、もう若い世代についていけないおじさんになってしまいました^^
ただ、プロフについてはついていけるとかついていけないとかは別にして、あれは危険すぎるのでなしにしてしまった方がいいんじゃないかなぁと思います。
 知り合いの18くらいの子は、それで毎日のように女の子を拾って来ています。危険ですよ、あれは。
Posted by 樽井 at 2007年09月20日 18:30
smoothさん、こんばんは
ケータイ関連の記事を他社某メディアに執筆しましたが、「パネェ画」はびっくりです。
先日20代の若者を相手にセミナーを行いましたが、世代間のギャップを感じますね〜。やはり15歳理論は合っているかも。(笑)
Posted by マチスケ at 2007年09月20日 21:05
>イヴォンヌさん

おばさんの場合、エチケット以前にマナーモード設定の仕方がわからない、というオチがある予感。
ウチの母がそうですし(汗)。

>ニタさん

私らの子供達もこうなるんでしょうかね(汗)?
近所の子供さんが最近高校生になって雰囲気変わったのを見て私も心配です。

>ビルダーナースさん

個人的な大胆な予想としては、iPhoneスタイルに落ち着くような・・・?
「しましまタウン」もですが我が家は「アンパンマンミュージアム」もお気に入りです(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年09月21日 00:37
>樽井さん

ケータイ関連の情報については、実はあまり通常のネットから拾えないのが痛いです。
プロフ、そんなに危ないなら、ムスメには決してやらせません!
てか、「拾って」って・・・(汗)。

>マチスケさん

何というか、「新人類(死語)」よりスゴイ世代みたいですよ、彼ら。
私は、20代相手じゃセミナーどころか世間話もムリです。
さすがですね〜。


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年09月21日 00:41
携帯も使いこなすとかなりのことできる時代ですね。

どんどん新しいことができるようになってますしね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年09月21日 00:57
smoothさん、こんにちは。

「パネェ画」が一番驚きです。
メーリスやらチェンメも認識がPC世代とは異なるようで、新しい視点という意味でえらく新鮮ですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年09月21日 09:01