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2007年08月15日

【感動】「ココロでわかると必ず人は伸びる」木下晴弘


ココロでわかると必ず人は伸びる
総合法令出版
発売日:2004-06-25
おすすめ度:5.0


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、伊藤 賢さん先日ご紹介頂いた一冊。

著者の木下晴弘さんは、関西では有名な進学塾のカリスマ講師だったお方です。

しかもアマゾンの「商品の説明」には、「読書のすすめ」の清水克衛さんの「推薦のことば」まで(汗)!

一部を引用します。

てェへんだ!!てェへんだ!!!

こんなにおもしろくて、笑えて、ためになって、素敵な涙が自然とこぼれ落ちる本に私は生まれてはじめて出会いました。
こりゃ一人で読んじゃあもったいない!!
読み終わったあなたは、ふるえるほど感動する! 間違いない。
よくある誇張した宣伝文句じゃありませんぜ。私の心からの叫びです。
こういう本に出会えるから、本屋をやっていて『幸せだなぁ』と思えるんですよ。


◆この清水さんの言葉はウソではありません(多少オーバーかもしれませんが(笑))。

ただし、ただの「お涙頂戴」でもありません。

「自分を奮い立たせる」「人の心を動かす」

自分の人生の節目節目で、本書に書かれていたことを、私も意図せずやっていたような・・・(汗)。

今になってわかった「成功(?)」の秘密(汗)???


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【目次】

1章 人を教え伸ばす力は「感動」にあった
2章 こうすれば「教える力」は飛躍的に伸びる
3章 言葉と心が人を動かす武器になる
4章 「教える力」は家庭にこそ使える
5章 人の気持ちがわかると自分も伸びる
6章 熱い心で目いっぱい感動の涙を流そう


【感想などなど】

◆本書には木下さんが、実際に授業で話をされ、「生徒や相手の心を掴んだ」感動を呼ぶ話がいくつも出てきます。

それらをいつものようにポイントだけ列挙しても「全然感動しようがない」ので、今回はまたちょっと書き方を変えて。


◆まずは、木下さんが塾の「ダメ講師」から「トップ」に生まれ変わる過程において得た「真理」

つまり大阪風に言えば「人間、涙を流してナンボ」。うれしいときでも悲しい状況でもいい。人は泣くほどの感動を体験すると、一皮むけて仕事でも何でも自発的に頑張るようになる。

よく、仕事でも勉強でも「モチベーションを高める」とかサラーっと言ったりしますが、ホントにできてるんでしょうかね?

・・・ってできてる人はいいんですが(笑)。

また、たとえ自分ができたとしても「人を教える立場」の方なら、相手にそうなってもらう必要があるわけで。

木下さんによると、どうもその鍵となるのが、「感動」らしいんですよ。


◆それを経験側的に語ったのが次の部分。

 感動ということについて、私は塾生活の最後の何年かで不思議なことを発見した。子どもを入試の直前に感動させると合格率が上がるのである。
 なぜだかはわからない。数も多くはないのでどこまで厳密な観察であるか、確かなことは言いにくいのだが、そういう傾向があるのは確信している。

これ、本当だとしたら、結構凄くないですか??

「感動」しただけで合格率が上がるなんて・・・。

「勉強本オタク」としては、ノウハウとして、是非取り入れたいところですよ(マジ)。


◆本書では具体的にどういうことをやったかまで書かれているんですが、確かに自分が生徒でその状況にいたら泣きます(笑)。

本書で書かれているのは本当に「試験直前」(入試会場)のお話で、その後に勉強して新たな知識が得られるとかじゃないんですよ(詳細は本書で)。

ただ「感動」させるだけで、試験に合格するという、摩訶不思議(汗)


◆これについては、実は私も思い当たるフシがあって。

税理士試験の最後の年は、ちょっと遠征して受験したんですが(笑)、私はテキストとともに、あるマンガを持参したのでした。

そのマンガを読むと、毎回

   ( TДT) ダー

ってなってたんですよね、感動して(笑)。


◆ちなみに内容は「悲しい」とかじゃなくて、「やってやる!」系です。

やっぱり泣くと「浄化」というかある種のカタルシスを得られるようで、勉強もはかどったし、その結果合格できたのではないか、と。

もちろん、試験会場に行く前にも読んで泣いてました(アフォ)。

木下さんのところの受講生さんも「やってやる!」系で泣かれてますし、同じような効果があったのかもしれません。

・・・こんなことなら、もっと前の年から泣いときゃよかった(爆)。


◆それともう一つ。

私は就職活動中、尊敬する人として「長嶋茂雄」氏の名前を挙げていて、そのことで面接時に激しく突っ込まれたことがありました。

「尊敬している」と言いながら、長嶋さんの選手としての基本的な記録もチェックしていなかったのが原因なんですが(笑)。

そこで、窮地に陥った私は、次のように答えたのでした。

「実は周りの友人たちに反発して、巨人が好きだったのに巨人戦を観たことがなかったこと」

「ゆえに、現役選手としての長嶋さんのプレーも観たことがなかったこと」

「さすがに長嶋さんの引退試合だけは、学校から帰ってテレビで観たこと」

「あの有名な"わが巨人軍は永久に不滅です"というフレーズを聞いた瞬間、"長嶋さんゴメンなさい"と号泣したこと」

「その後、監督になってからは必死に応援していたこと」



◆つまり、「選手・長嶋茂雄」はよく知らないけど、引退後は尊敬しているんですよ、という言い逃れ(?)。

別にだからといって、選手時代の記録を知らなくていい、とも思えませんが(汗)。

ところがその面接は、何故かパス(次の役員面接で落とされましたが(笑))。

今考えると、これも「涙」のおかげだったのかもしれません。

いえ、作り話ではなくて、本当なんですって(笑)。


◆本書では「感動」を生み出す具体的な方策が他にも色々あげられています。

●感動を演出するパラダイムシフト

 では、どうしたら人は感じ、動くのか。私は感動には大きなパラダイムシフトが必要不可欠だと考えている。

そしてパラダイムシフトが起きるケースとして、次の3つの例が挙げられています。

 1 無意味 ⇒ 意味付加

 2 複雑 ⇒ 単純

 3 見えない ⇒ 見える



感情を共有するには?

授業に感動するというのは、教師と生徒との間に心のつながりが生まれてこそ実現するものなのである。

(中略)

 だから「授業が面白い、もっと先生の授業を受けたい」と思わせるには、生徒になるべく早くこちらへ感情移入してもらうことが求められる。

そこで感情移入してもらう方法。

⇒こちらが相手に感情移入する

⇒話すときはなるべく疑問の形で語りかける

⇒のっぺり無表情に語るよりは、喜怒哀楽を大きくハッキリ示す


◆ちなみにここで注意すべきが、話をする順序

正しい順番で話せば、生徒に与えられるパラダイムシフトも、逆に話すとドッチラケになりかねません。

本書の例でも、途中までは誰(どの会社)の話かわからないところ、最後に主人公が分かった瞬間に「おぉ!」となる話がいくつかあって、これまたここでは紹介できないという(汗)。


◆私も普通の人よりはある程度本を読んでいるわけで、当然、その過程において色々なエピソードを吸収しています。

それを人に話す時に、ただ考えずにダーっと話すのではなく、順序を再構築するだけで、相手に与えるインパクトが全然違うハズなんですよね。

今まで、「●●さん(著名人)の昔話でこういうのがあって・・・」とまず間違いなくやってましたが、一考を要するところかと。

最後の最後で「誰の話だったか」を言うことでおきる「パラダイムシフト」ってかなりある、ということが、本書を読んでよくわかりました。

特に人前で話す機会がある人なら、知っておくと絶対ツカミが違うと思います。


◆その他にも、「子育ての注意点」「クレーム対処法」など、「ココロ」に関するお話が盛りだくさん。

なお、本書の一番最後に収録されている「難関高校を受験したK君」のお話にはたまげました。

これまたネタバレになるので、状況説明は一切できないのですが、そういう生き方もあるのだな、と。

清水克衛さんが、オススメするのも納得の一冊。

ココロに汗をかきたい人に

ココロでわかると必ず人は伸びる
総合法令出版
発売日:2004-06-25
おすすめ度:5.0


【関連記事】

【五者たれ!】「できる人の教え方」安河内哲也(2007年07月24日)

「だから、部下がついてこない!」嶋津良智(2006年09月30日)

「お父さんだからできるわが子を東大合格に導く12の力」星野 哲(2006年09月06日)

『「親力」で決まる ! 子供を伸ばすために親にできること』 親野 智可等(2006年04月25日)


【編集後記】

◆今週は保育園でムスメが「お当番さん」をやっています。

「お当番さん」というのは、朝礼やお昼ご飯のときに、クラスの皆の前に立って、挨拶や号令をかけたりする役目のこと。

クラスで一番幼い(単に生まれが3月の終わりなため)くせに妙に仕切りたがり屋のムスメは、この制度が始まってから、自分に順番が回ってくる日を心待ちにしていました。

んで、いざ順番が来ると・・・お盆で半分くらいの子供がお休み(涙)。

ガンガレ、ムスメ!


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Posted by smoothfoxxx at 07:22
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!

感動ですか、気になりますね。
さすが、大御所が紹介するだけあって、
レベルの高い1冊ですね。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年08月15日 08:01
こんにちは。
感動というか、心を動かすのは大切ですよね。
よく“ギャップ”で動くと言われますね。

で、そういう関連の話を聞いて思うのは、テクニックよりも、どれだけ本気かということのような気がします。
下手でも、気持ちが入っているものは、伝わりやすいですね。
Posted by ビジネス書:こばやし at 2007年08月15日 10:47
感動がですか!
面白い情報ですね。

意外な結果ですが、
詳しく調べたら何かわかるのかもしれませんね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年08月15日 10:58
暑いですね。

すみません、
出来れば「ダー」っとなる漫画の方を
教えてください(・ω・)/
Posted by ヨシザワ at 2007年08月15日 17:54
smoothさんこんにちは。

スラムダンク!に一票!
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年08月15日 19:16
smoothさん、こんにちは。

感動について書かれた本ですか!
これは面白そうな本ですね。
早速注文しようかと。
話す順番、なるほどなるほど。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年08月15日 19:50
smoothさん、こんばんは!

またまた興味深い本ですね〜!
ワタシもだーっとなる漫画、とても興味があります(笑)。
涙を流した後はすっきりするし、精神的にもよさそうですね。
Posted by ニャロメ at 2007年08月15日 21:42
smoothさん、幣ブログにコメントありがとうございました。また、そうそうたる書評ブログが並ぶ読書関係Linksに幣ブログのリンクを張っていただき、重ねてありがとうございます。

幣ブログからもリンクさせていただきました。

今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 師匠 at 2007年08月16日 00:16
>ニタさん

この本、ニタさんには「対社員さん」や「対お子さん」で読む価値あるかと。
私はもちろん子育てに応用します(笑)!

>こばやしさん

「物語力」だけでなく、こういう手法もあったんだな、と。
確かに「気持ち」入ってるかどうかは重要ですよね。

>院長サマ

ホントはその部分だけ、激しく掘り下げて欲しかったですね、私としては(笑)。
専門家でないとわかりえないのかもしれませんが。

>ヨシザワさん

いやー、ヨシザワさんは「超左脳人間」って言われてたんで、多分泣かないと思いますよ(笑)。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月16日 06:39
>hikaruさん

おしい!
でも「スポーツ系」というのはあってます!

>LuckyUSさん

そちらで扱われた本とも「涙」で関連しているかも(笑)。
もしお買い上げ頂いていたら感謝です(涙)。

>ニャロメさん

というわけで、「スポーツ系」とだけ。
それにしても、この暑い中皆さん走られているんですか(汗)?

>師匠さん

リンクばれましたか(笑)。
コメントしない方が良かったですかね?
いや、考えてることとか、ちょっと前の自分とダブってる気がして、つい(笑)。
もっとも私はガチガチの文系ですが。
お互い頑張りましょう!!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月16日 06:46
はじめまして!!

私も木下先生の講演会や本で感動した1人です。

そして、念願叶い、私の所属する岐阜県学習塾協会主催で岐阜にて木下先生の講演会を行うことになりました。

是非、ご参加いただければうれしいです。
教育フェアぎふのHPより参加申込みができます!

http://www.gifu-ja.net

Posted by 教材展示会・教育フェア岐阜 at 2010年09月22日 06:12
はじめまして。

木下晴弘さんのことを調べていたら貴HPにたどり着きました。

木下先生の講演会に出席して、感動し、この度、私が所属している岐阜県学習塾協会が主催するイベントで木下先生に講演していただけることになりました。

教育フェア岐阜のHP:
http://www.gifu-ja.net

岐阜なので、遠いかも知れませんが、模試よろしければご参加ください。


このブログで紹介されている本はまだ読んだことがないので、早速読んでみたいと思います。


Posted by 教材展示会・教育フェア岐阜 at 2010年09月23日 15:31
>教材展示会・教育フェア岐阜 さん

はじめまして。
コメントありがとうございます!

残念ながら岐阜は遠くてお邪魔できませんが、講演の成功を陰ながらお祈りしております。

また機会がありましたら、当ブログもよろしくお願いします。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月24日 02:42