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2007年08月01日

【企み系】「仕事がどんどんやってくる 目立つ技術」中山マコト





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日キャンペーンの業務連絡をした(笑)中山マコトさんの新刊。

6月にもご本(『お店の「バカ売れ」ポイントをつくる技術』)を出されたばかりなので、一瞬「パワー分散」を懸念しましたが、あにはからんや!

切れ味鋭い変化球に胸元をえぐられてしまいました(笑)。


◆アマゾンの「商品の説明」より。

サラリーマンをやめて、独立! それまでの人脈を一切捨てたにもかかわらず、あっという間に新規顧客を開拓。現在、ゆうゆうと生計をたてている著者は、どうやって道をひらいたのか? お金を使わない、効果バツグンの「相手と良好な関係を築く」テクニックを1冊に凝縮! 大事な人と会う、1時間前にお読みください!

ここだけのハナシ、今までの中山さんのご本の中では、ワタクシ的には一番ツボでした!



【目次】

プロローグ はじめに読んでほしい、目立てば、稼げる
01 目立てば、稼げる!
02 営業が嫌いな人は、この方法を覚えなさい!
03 相手の意識の中で優先順位 1位!になる方法とは? ほか

第1章 「自分名刺」で話のきっかけをつくりまくれ!
01 「世界中でたった一つの名刺」があなたを売り込む!
02 ありがちな似顔絵は、かえってマイナスに!
03 自分キャッチフレーズで、「お!」と思わせる ほか

第2章 たった1枚の「MAP」が、相手をひきつける!
11 自作MAPがお客の興味をひく
12 「面白メニューの店」MAPでグッとひきつけろ!
13 「魅力的なラーメン店」MAPは誰もが欲しがる! ほか

第3章
「目立つ書類」に営業させる!
16 タイトル一つで、企画書が「営業マン」になる!
17 見積書に「営業」させる方法とは?
18 自分案内の冊子で、「この人とつきあいたい!」と思わせる ほか

第4章
「チョイおせっかい」で恩を売る
20 お年玉年賀ハガキの当選番号でビジネスをする
21 相手の会社の地図を勝手に作っちゃえ!
22 相手のキャッチコピーを勝手に作っちゃえ! ほか

第5章
「楽しませるしかけ」で相手を釣る
25 宝くじで、釣る!
26 ケータイクリーナーは、皆、欲しがる!
27 出身地情報を出すとウケる! ほか

第6章 「こいつ、ちょっと変わっている」と思わせる
28 色にまつわる物語で、印象づける!
29 お歳暮、お中元は目立つ時期に贈れ!
30 面白ペンや、面白手帳で驚かせる! ほか

第7章 「感動」を与え、自分のファンにする
33 年明けから、年賀状で感動させる
34 「落とすメール」の書き方を知っておく
35 「グッとくる物語」で、泣かせる ほか

エピローグ 最後に読んでほしい、重要な3つのこと
01 絶対にやってはいけないこと
02 組み合わせて、効果を倍増させる!
03 「あなたらしさ」があるものが、より効果がある ほか


【ポイント】

■目立たなければ「存在しないのと同じ」

⇒セールステクニックやスキルは相手から認められて、はじめて生きてくるもの

⇒ゆえに、商品を売るテクニックを用いる前に「相手から認められる」必要がある

⇒大事なのは『「相手との良好な関係性」をつくるためのテクニック』

⇒プロセスは、「目立つ」「記憶される」「思い出してもらう」「仕事がやってくる」の順(どこか一つが欠けても「良好な関係」にはならない!)


■「目立つ技術」の基本的考え方

「恩を感じてもらう」(お仕着せにはならないように!)

⇒気の利いた「おせっかい」

「珍しがられる」(人は珍しいものには興味がわく)

「楽しませる」(相手も何とかしてお返しをしようとする)


■目立つ名刺

⇒相手の興味、関心をひく「自分キャッチフレーズ」を肩書としてつける(中山さんの場合は「シンクロニスト」)

⇒「自分キャッチフレーズ」や台紙の色を変えて反応を見る(名刺でテストマーケティング


■自作MAP

⇒具体的には「○○がおいしい店」「今、人気の○○スポット」のような、飲食情報をまとめたもの

相手先の近所でいい店を見つけて、MAPにするのもアリ

⇒このMAPにより、「ありがたい人」という位置づけがされたり、相手と「仲間意識」が生まれたりする

⇒「人と違う」切り口の例・・・「カレーのおいしい喫茶店」「ミニスカートのウェイトレスのいる喫茶店」etc...(詳細は本書を(笑))


■「目立つ書類」に営業させる

●企画書

⇒企画書は、「周囲の人の目」を意識してタイトル付けを!

⇒気になって手にした人は必ず企画書の奥付を見るので、ここは超重要!(必要事項は必ず書いておく!)


●自分案内

⇒「会社案内」ならぬ「自分案内」を作る

⇒「冊子の後半に役立つ情報を掲載する」「冊子の最後に値段をつける」等、捨てられない工夫をする


■楽しませるしかけ

●宝くじ

⇒打ち合わせや、ごあいさつの後に、相手に1枚進呈し、当選番号が発表されたらすぐに電話をかけるかメールを送る

⇒これだけで、電話やメールをする大義名分が立つ


●ケータイ電話用のクリーナー

低コストで数百個単位で作ることが可能

⇒ただし、目的はあくまで「使ってもらうこと」(役に立つもの、使えるものをくれる人、という印象を残すこと)

⇒よって、自分の会社名やロゴは入れないこと!


■DMの工夫

⇒捨てないで開けてしまうDMとはかさばるもの

⇒上記の「携帯クリーナー」なら、軽くて郵送料もかからず、もらった方も役に立つ


■「グッとくる物語」で泣かせる

⇒人は物語を持っている人に魅力を感じ、その話をしてくれた人を好きになる

「ディズニーランドでのエピソード」

「神様のお話」

(上記2つの話が収録されている本)


【感想】

◆何と言いますか、中山さんの『「企み系」の本領発揮』とでも言いますか。

こんなにネタばらしちゃっていいんでしょうかね(笑)?

似たような(とはいえかなり劣化した(笑))やり方を試している自分としては、ライバルが増えそうでちょっと怖いです(笑)。

そのため、今回は、抜粋箇所を少なめに設定。

実践したかったら、ぜひ本書を買って読んで下さい。


◆ワタクシごとですが、以前、某著名な成功者さんにお手紙を出すときに、とある工夫をしたことがありました。

その方のところには、毎日大量の郵便物や荷物が届いているようだったので、開ける前から絶対目に付くような手紙を送ってみたんですが。

後で、その手紙について予想通りのツッコミが入りました。

「アレは気になって開けてしまいますよ」と(詳細はヒミツ(笑))。


◆他にも、最近では、篆刻で作った住所印を使っている自分。

たまに「どこで作ったんですか?」と聞かれるんですが、スイマセン、smooth父の自作でございます(汗)。

本業ではないので、オーダーは承っておりませぬ。


◆自分もこういう工夫というか、変化球を考えるのは好きなんですが、やはり中山さんは一枚上手でした。

特に、「相手の会社近辺のMAPを作ってしまう」なんてのは、目からウロコ

普通、作ったとしても、良くて、「自分の会社の周辺」ですよ(汗)。

こういうおもてなしの心が、コミュニケーションの秘訣なのだと、改めて認識した次第。

掲載されているネタをそのまま使うのもアリなんですけど、その奥にあるマインドを真似したいものです。


「企み系」の人必携!



【関連記事】

「販売スタッフがワクワクつくる!カンタン・アイデア販促ツール」進 麻美子(2007年04月03日)

「人脈の教科書」藤巻幸夫(2007年01月23日)

「タテ型人脈のすすめ」志賀内泰弘(2006年08月01日)

「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ (著) 本田直之 (訳)(2005年06月09日)


【トラックバックさせて頂いたブログ】

「目立てば80%が成功だ●目立つ技術@中山 マコト」@「フォトリーディング@Luckyになる読書道」さん


【編集後記】

◆一昨日は、「土用の丑の日」ということで、お昼にコンビニでウナギ弁当を買いました。

c47387e1.jpg













コンビニ弁当なので、値段は特に見なかったのですが、後でレシート見たら、1380円もしてました!

・・・いつもお昼は5〜600円程度で済ませているのに(涙)。

意味もなくスタミナ付けてガンガレ自分(笑)!


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●先日告知をした、中山マコトさんの本を読了。 予想に反して(?)、マーケティングではなく、ブランディングの本であった。 「ちゃんとアマゾンのページ見ろよ」というツッコミが入りそうな(汗)。 ●内容としては、「仕事がやってくるようになる」には、まず「目立...
目立つ技術【ビジネス・ブック・アーカイブ】at 2007年08月02日 13:40
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは。

トラバありがとうございます。
確かにこんなに書いちゃって良いの?
というくらいネタ満載ですよね。

著名な人に会うテク、かならず巻物に
思いをしたためて贈るというのを聞いたことがあります。
やはり「企み」が大事ですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年08月01日 07:56
               
smoothさん、こんにちは!


恐らく、話題の中国産ではなく、
国産だったので、お高いものだったのでしょうね。
中山マコトさんの企み系の本、早く、読まねば。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年08月01日 08:53
               
ネタが尽きないってすごいことです。

私はネタを変えます。(・ω・)/
Posted by ヨシザワ at 2007年08月01日 13:11
               
smoothさんこんばんは。まっ!祭りですか!うらやましいかぎりです。アフォな私は、予約投稿を間違って放出してしまったので、苦肉のキーワード作戦でこの難局をしのぎたいと思います。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年08月01日 20:23
               
私の顔のハンコを作ってもらうこともできますか?
生徒の提出物に押す検印にしたいのですが
Posted by さやすず at 2007年08月01日 22:34
               
ポイントをおさえてますよね^^

携帯のクリーナーは確かに使い勝手もいいですしね。
送るのも簡単ですね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年08月01日 23:37
               
smoothさん、こんばんは!
(ご無沙汰です)

なんだかこの記事だけでも結構お腹いっぱいな感じになります(汗)しばらく読んでないのがたたったのでしょうか^^;
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年08月02日 00:14
               
>LuckyUSさん

いえいえどう致しまして。
ライブドアのトラバって、1度に5個が限度なんですよね。
毎回、更新通知用あわせてデフォルトで4箇所送ってるので、基本的に他の方へはトラバしなくなっちゃってます(汗)。
私の場合は「巻物」ではないですが、結構強力かも(笑)。

>ニタさん

このご時勢ですから、当然国産でしょう。
逆に話題にならなければ、中国産を食べていた可能性が大です(汗)。

>ヨシザワさん

不本意なネタで盛り上がると、哀しくなりますよね(涙)。

>hikaruさん

お互い、毎日更新はツライっすよねー。
祭りはおかげさまで沈静化しつつあります。
日経BPNetさんでハズした分、取り戻せたかな、と(笑)。
・・・読者層が違いすぎますが(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月02日 07:36
               
>さやすずさん

うーん、本人は彫ること以上に「篆刻の字を書く」のが好きなので、イラストのハンコはどうだか・・・。
ちなみに本人のイラストはヘタです(汗)。

>院長サマ

携帯クリーナーって、実はあまり見たこと無いんですよ(汗)。
自分がストラップすらつけないからかもしれませんが。
でも、もらった相手が喜んでくれるなら、値段といい重さといい、かなりいいかも(笑)。

>淺田さん

昨日の橋本さんの講演でも「短文化」がキーワードだったんで、お腹一杯も納得です。
それ以前に、ブログの背景黒いし(笑)。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月02日 07:40
               
まさに、mindを真似したら、さらに活きるかと。
次から次に自分のオリジナルな企みもわいてくる本ですね。

暑くなりました。ご自愛ください。
Posted by meg[ at 2007年08月02日 11:35
               
>megさん

中山さんのアイデアはサスガだと思いました。
ホント、このマインドを頂きたいところですね(笑)。
megさんも、お体気をつけて!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月03日 00:51