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2007年07月30日

【資格試験】「大人のための最短・最速勉強法」中村一樹





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「平成の資格王」」こと、中村一樹さんが、一般書として書き下ろした勉強本。

昨今、色々な方が勉強本を出版されてますが、中村さんのウリは、何といってもその取得した資格の数です。

「行政書士」や「宅建」といったメジャーなものから、「落語通検定」「時刻表検定」といったマニアなものまで大小合わせて、「資格取得数400超」だそう。


◆また、中村さんの大量合格の秘訣の1つが、「心理学」

過去問を解くにしても、問題を読んで、ただ解くのではなく、「出題者が何を考えているのか」「どういう合格者を想定しているのか」等を徹底的に研究して、合格率を高めたのだとか。

これに関しては、本書の第4章に「問題を解く裏技」として、具体例が挙げられています。

資格試験を受ける方には見逃せない一冊かと!


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【目次】

プロローグ 「平成の資格王」はこうして生まれた
第1章 資格にはメリットがいっぱい
第2章 勉強計画の立て方と時間術
第3章 効率が決め手!最速勉強法
第4章 中村流!問題を解く裏技
第5章 いよいよ本試験に臨む
エピローグ 今後の資格・検定試験と勉強のあり方


【ポイント】

■試験や勉強に対する考え方

⇒野球で言う素振り「暗記」ノック「問題演習」練習試合「模擬試験」公式戦「本試験」

⇒勉強にも、「PDCAサイクル」

⇒試験では「合格」が究極の目標であり、勉強中にどうしても理解できない部分や納得できない部分があっても、あまりこだわらずに勉強を進める


■勉強法あれこれ

●耳からの学習法

⇒覚えたいテキストの箇所などを読み上げて、その声をテープに吹き込む

長い文章を暗記する場合、これに勝る方法はない

クイズ方式で音源を作るのも効果アリ

(例)・・・『「○○を英語で言うと?」というように問題を読み上げ、回答に要する時間だけ間をあけ、その後正解を読み上げる』等


●パソコン活用法

⇒宅建や行政書士、TOEIC、情報処理技術者試験等は、学習ソフトが充実している

⇒専門学校では、オンラインによる通信教育も

メールマガジンサイトも利用価値アリ


●携帯電話

メールマガジンを有効活用する

⇒電車の待ち時間等でも、問題に挑戦できるサイトがある


■過去問

●なぜ過去問が重要なのか?

⇒試験問題の特性で特に重要なのは、次の3点

「毎回、受験者の実力を同一のレベルではかれるものである」

「試験の合否を確定するのに適した難易度である」

「合格者として必要と考えられる知識を確実に身につけているかどうか、判断できる」


⇒この3つの基準を満たしている唯一の素材こそが過去問


●過去問が繰り返し出題されるわけ

⇒出題範囲が決まっている試験においては、問うべき重要な箇所はそれほど多くなく、全ての知識を一度出題してしまえば、その後は必然的に同じような問題が出題される

⇒毎回、受験者の実力を同一のレベルではかるためには、過去の出題を参考にして問題を作り上げるしかない

⇒全ての試験は「適性試験」としての側面を有しており、理想の合格者像が変化しない限り、その適性を試す問題も似たり寄ったりになる


●過去問の勉強法

⇒四肢択一、五肢択一の過去問の勉強する際、正解の選択肢以外には目を通さないのは、過去問を活かしきれていない(もったいない)

⇒ゆえに、「1問1答式」(問題に1つ1つの選択肢を照らし合わせて分析するやり方)が原則

⇒最近では、多くの入学試験対策、資格試験対策の問題集にも、この「1問1答式」の学習法が採り入れられている


■消去法

⇒引っかけの選択肢に惑わされないようにするには、普段の勉強で問題文の各選択肢を消去法で検討する癖をつけておく

⇒消去法では、直接的に正解肢を探すのではなく、「正解肢になり得ないものを排除していく」のがポイント


■「中村流! 問題を解く裏技」(抜粋)

●『注目すべきは「100%表現」と「限定的用法」』

「100%表現」とは、「・・・は常に支払わなければならない」「・・・な場合には、必ず事前に行う」というような「例外がない」ことを意味する表現のこと

⇒どのような場合にも例外がないような原則は「ほとんどない」(ただし、全体の5%弱ぐらいはあるので、それには注意する!)

⇒逆に「原則として・・・」とか、「・・・する場合もある」というような表現は、暗に例外があることを匂わしており、正しい可能性が高い

⇒同じように「・・・の場合に限り認められる」「・・・金銭のみである」というような表現(「限定的用法」)も、限定した場合以外に1つでも例外があれば、その選択肢の内容は誤りとなってしまうため、この表現を含む選択肢も誤りであることが多い


●『複雑な計算式が正解を導く』

⇒出題の選択肢の中に、計算をさせる選択肢と計算の必要のない選択肢が混在している場合、計算をさせる選択肢の方に正解が含まれている可能性が高い

⇒一般的に、計算を含まない選択肢が正解の場合よりも、計算を含む選択肢が正解の場合の方が正答率が低い

⇒資格試験は適性試験としての性格を有している場合が多いので、計算能力を試す選択肢が正解となることが多い


●『問題文の長さで判断する』

問題文自体が長い場合には、正解が後ろの方の選択肢に隠されていることが多く、逆に問題文全体が短いような場合には、正解が前の方の選択肢に隠されていることが多い

⇒試験問題の作成者は、苦労して作った問題を読み飛ばさずに全部の選択肢を検討して欲しいと思っているので、長文の問題では後ろの方の選択肢を正解とし、最後の選択肢まで受験生に検討してもらおうとしている


【感想】

◆誤解を招かないように一応書いておきますが、本書には、いわゆる勉強本の定番的な内容である、「スランプ脱出法」「勉強時間捻出法」等々の内容も収録されています。

ただ、この辺はどの方も大体同じようなことを言われているので、大胆に省略(笑)。

結果、他の方の本であまり拝見しなかった内容が中心となりました。


◆特に、「出題者側の心理から考える」というアプローチは、個人的には「目からウロコ」

上のポイントでは「解答法」ばかり取り上げましたが、もちろん、勉強する時点でそういう意識があると、過去問を見る目も変わろうというもの。

「自分が出題者だったら」という視点を持つ事も大事ではないでしょうか?


◆ちなみに、私が唯一ちゃんと受けた資格試験である税理士試験は、選択肢や○×問題は一切ありません。

よって、この解答法が、どのくらい効果があるのか正直見当つかず(汗)。

ただ、言われてみて「なるほどねー!」と思ったのは事実です。


◆あ、これも念のために書いておきますが、この解答法はあくまで「正答率を高めるためのもの」だそう。

つまり、一発で正解を見抜くのではなく、選択肢を絞り込む過程において用いるならば、全然わからない問題であっても、「エイヤ!」で選ぶべき対象が、例えば「1/5から1/2」とかになるわけです。

どうせわからないなら使ってみる価値はありそうな(笑)。


◆こういうやり方(?)で受験することについて、違和感をもたれる方もいるかもしれませんが、本書で中村さんは、「資格を取ってもそれがゴールなのではなく、そこから実務経験を積むことが肝心である」、と言われてます。

ただし大事なのは、場合によっては

資格試験に合格しなければ、そもそも「スタートライン」にすら立つことができない

ということ。

実感をこめてワタクシが言わせていただくと「確かにその通りです(涙)!」←資格取得にてこずった人


資格試験の受験を考えてらっしゃる方に!

中村 一樹 ¥ 1,260


【編集後記】

◆先日、ヨメがママ友達と出かけて「良かったよ〜」と言っていたのが、ここ。

"Skip Kids"

・・・私は行ってないので、画像はございません(汗)。

遊具施設ではなくて、基本はカフェらしいです。

パスタ&ピザは好物なので、今度家族で行ってみようかと・・・。


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Posted by smoothfoxxx at 07:13
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは。

「出題者の心理」は大学受験の時に
感じていたので、まあ普通でしょうか?
例えば、数学で大きな設問1つに対して、3つ小設問があったら
設問3から答えを考えていくとか。

資格試験に合格しなければ、そもそも「スタートライン」にすら立つことができない

これは確かにそうです。で、思ったのが、
参議院議員選挙で当選した人が万歳する光景。
誰がいつから始めた行為かはわかりませんが、あれを見て
「まだスタートラインに立っただけやん。民意を反映させてから万歳ちゃうん?」
ってことです。
ああいう光景、これからも続くのかな?

では(^^)/~~~
Posted by ryosuke-star at 2007年07月30日 08:18
パソコンでの学習もしやすくなってますよね。

いろいろとソフトも充実してますし、
e-ラーニングもありますしねぇ。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年07月30日 20:06
smoothさん。こんばんは。

『資格取得≒ゴール』というのは、非常に共感できます。

会社の資格奨励金制度も資格取得で出すのでなく、資格取得+αという
形で出せば効果的かもしれませんね。

Posted by 長谷川佳之@読書による経験価値 at 2007年07月30日 23:48
>ryosuke-starさん

なるほど、大学受験で経験済みでしたか(笑)。
大学が付属校だった自分には、アリエナイやり方なんですが(笑)。
選挙についても当選と落選では天と地ほど差があるようですからね(汗)。
また、応援者のためにも万歳をやらざるを得ないのでは?

>院長サマ

私は税理士受験中は、一切ITとは無縁で過ごしました。
多分、ネットとかやったらそっちに逃避しそうだったんで(笑)。

>長谷川さん

実は本書にも「資格奨励金制度」の一覧表(どの資格だといくら位手当てがつくか)があったんですが、そういうのを目的とするのもどうかな、と個人的には思ったので、抜粋しませんでした。
確かに+αにした方が正しいと思います。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月31日 07:36