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2007年07月28日

【脳】「なぜいい女はパッとしない男に惚れるのか?」澤口俊之





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、あらまたこんなタイトル(汗)?な一冊(意味不明)。

著者の澤口俊之さんは、アマゾンの内容紹介によると、こんなプロフィールです。

北海道大学理学部卒。京都大学大学院理学研究科修了。エール大学学部を経て、北海道大学大学院医学研究科高次脳機能学分野教授。理学博士。現在、人間性脳科学研究所所長。

アヤシイどころか、思いっきりプロフェッショナルな肩書きじゃありませんか(汗)!

というわけで、本書もタイトルはアレですが、中身は極めて真っ当

脳を鍛えたい方にオススメです!


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【目次】

第1章 脳が作る性格の不思議
第2章 脳を知ることがすべての始まり
第3章 脳と人生
第4章 脳が作り出す可能性
第5章 脳を知れば回避できる
第6章 脳と欲望



【ポイント】

■神経質な人と楽天家の人の脳の違い
セロトニントランスポーターを作り出す遺伝子には、大きく分けてL型とS型の2つがあり、この遺伝子の組み合わせと「神経質度」は深い関係がある

S遺伝子を2つ持つ人(SS型の人)は弱気で臆病、神経質な傾向が強いとされている

⇒日本人はSS型の人が欧米に比べて圧倒的に多く、日本人の70%近くの人がSS型(アメリカでは20%弱


■IQ、EQ、HQ
●IQ

IQは、知能を表す客観的指数として今でも多用されているが、IQは真に天才的な能力とはあまり関係がない

⇒いくつかあるIQの種類のうち、「一般的IQ」("general"の頭文字をとって「g」と呼ばれることもある)は、人生の失敗や成功と密接に関係することがわかっている


●EQ

EQとは、「感情をうまくモニターし、コントロールする能力」

⇒EQはアドホック仮説(その場限りで提唱された仮説)に近く、また、IQと異なり標準化されていないことから、私(著者)は批判的に見ている


●HQ

⇒上記IQの中の「g」を担う脳領域が前頭連合野であり、HQはその前頭連合野の知能のこと

⇒HQを伸ばせば社会的にも成功し、幸せになれる

⇒HQが低いと、「すぐにキレる」「犯罪を犯す」「仕事が長く続かない」等々の諸症状が出てくる


■前頭連合野の重要性
⇒前頭連合野は、未来に向かって目的志向的に生きることに深く関わっている

⇒人類に最も近縁な霊長類であるチンパンジーの前頭連合野でさえ人間の1/6しかなく、数時間か1日先のことまでしか考えられない


■ワーキングメモリ
⇒ワーキングメモリとは、意味のある情報を一時的に意識に留めながら、操作・組み合わせて「答え」を出す機能

⇒与えられた情報を受身的に処理しているだけだと、ワーキングメモリは衰える

⇒脳の衰えや頭の良し悪しの「要」はワーキングメモリであり、よりよく働かせるよう努力すれば、ワーキングメモリの能力も伸びる


■PTSD(心的外傷後ストレス障害)
⇒PTSDは大人になってからのトラウマ体験によってだけでなく、子供の頃の過度なストレス体験、特に児童虐待によって起こることがかなりある

⇒アル中になるほどの過度な飲酒は、実は、子供の頃のストレスが原因になっていることがある

⇒幼少期での行き過ぎた英才教育は、大人になってからアル中になりやすく、自殺する確率も高まる


■「理系の脳」と「文系の脳」
⇒脳内には、数学用の神経システムや言語用の神経システムが多重して存在しており、片方に特化して発達することにより、「理系の脳」「文系の脳」という違いが出てくる

⇒どの知能・神経システムが発達するかということには、遺伝的な要素があり、理系の脳を持つ両親からは理系の脳を持つ子供が、文系の脳を持つ両親からは文系の脳を持つ子供ができやすい


■集中力を高める方法
ADHD(注意欠損多動性障害)の原因として現在のところ重要視されているのは、「テレビやビデオの見すぎ」なので、まずテレビやビデオを見ることをやめる

⇒逆に集中力を伸ばすのに良いのは、「読書」(速読)や、「コンピュータプログラムを書くこと」

⇒集中力は「目的志向性」や「動機づけ」と強い結びつけがあるので、きちんとした目的を持つことが集中力を高めることになる


■読書と脳
⇒人類は言語のための脳領域(言語野)を生まれながらにして持っている

⇒会話や思考のような他の言語活動に比べて、読書という言語活動の起源はきわめて新しいのにも関わらず、私たちの脳には読書用の脳領域がある

⇒読書をしているときは、高度な思考や判断、理性、集中力といった精神活動を担う前頭連合野が盛んに活動しており、「読書は脳に良い」と言える


■頭を良くする方法
⇒脳科学から見れば、「頭が良い」とは「前頭連合野の働きが良い」ということであり、特に欧米では(上記HQの)一般知能「g」を伸ばすことが重要と考えられてきた

ワーキングメモリ能力をアップさせることで、「g」が高まることが最近わかってきた

⇒ワーキングメモリを伸ばすための最も簡単な方法は「咬合是正」(噛み合わせの是正)

⇒脳力に深く関係するのは、活性化ではなく効率化(脳をより効率よく使う)


■語学学習のコツ
⇒だいたい8歳くらいまでの言語環境によって母国語用の脳が作られるため、大人になってから新しい言葉を身につけようとすると、言語野を作り変える必要がある

⇒英語について言うなら、うまく聞き取ることが、語学習得のカギ

⇒日本語の周波数は実はかなり低く、最大1500Hzくらいしかないが、英語はその倍である3000Hzの周波数を持っている

⇒私たちは低い周波数用の言語野で、高い周波数を持った英語を苦労して聞き取ろうとしているが、高い周波数を聞く習慣をつければ、自ずと英語が聞き取れるようになる

モーツァルトなどのクラッシック音楽(特にバイオリンなどの弦楽器を使ったもの)は高周波の音をたくさん含むのでオススメ


【感想】

◆何やかんやで、結局付箋貼りまくってしまいました(汗)。

しかも肝心の恋愛絡み(?)の部分まではご紹介できず。

せっかくのタイトルが台無しです(笑)。


◆参考までにご紹介できなかった部分の小見出しで、付箋を貼った部分を抜粋すると「出会い系サイトにハマる人」「なぜ日本人の性器は小さいのか?」「脳=セックス器官」「浮気の勧め」などなど・・・。

え?「何故そっちを紹介しないのか?」ですって(笑)?

それはもちろん、アナタに「アマゾンアタックしてもらうため」でございます(笑)。


◆・・・というのは冗談ですけど、個人的には、今回ピックアップした事項が中心の、堅いタイトルの本にして欲しかったというのが正直なところ。

電車で本を読むときに、久しぶりにカバーをかけてしまいましたよ(爆)。

副題の「誰も知らない60の脳のお話」の方をタイトルにしても全然オッケーなのに、あざとくいくのが新書のデフォルトなんでしょうか?

このタイトルが故に手を出さない人たちが読んだ方が、本書の良さを理解できると思うんですが・・・。

そういう意味では、昨日の水口さんの本と同じなのかもしれません。


◆個人的には、ワーキングメモリ読書の重要性ですとか、語学学習のコツ辺りが、もろツボでした。

実はウチのヨメが、今一生懸命英語の勉強をしているので、この本にあったモーツァルトでもプレゼントしてやろうかと思っているワタクシ。

詳しい方がいらっしゃいましたら、「弦楽器」という括りで、オススメを教えて頂ければ嬉しいです。

・・・もっとも、ヨメが私の言うこと聞いて、モーツァルト聴くかが問題ですが(汗)。


◆なお、記事には書きませんでしたが、「スピリチュアル的なもの」をバッサリ否定したり、性差別的(?)な発言があったりするので、好き嫌いが分かれる可能性大(特に女性の方)。

そういう部分さえ気にならなければ、脳オタクなら満足の1冊かと。




【関連書籍】

「ブレインハックス」佐々木正悟(2007年07月19日)

「脳が冴える15の習慣」築山 節(2006年11月18日)

「脳も身体も病気にならない「海馬」活性トレーニング」児玉光雄(2006年09月14日)


【編集後記】

◆うちのメタ坊が、ムスメにこんなイタズラをされてしまいました(汗)。

ムスメ的には、可愛くしようとしてやった模様。

いえ、そういう問題では・・・(汗)。


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Posted by smoothfoxxx at 10:38
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この記事へのコメント
こんにちは。

タイトルは、重要ですよね。
インパクトを狙ったのかもしれませんが。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年07月28日 10:38
smoothさんこんにちは。
USJで疲労困憊して日常を取り戻せずに苦しんでおります。

さてそんなことはおいといて、
本日のご紹介本もなかなか魅かれますね^^

脳の仕組みを知ることで、
知的生産活動において差がつきますよね。
ということでぱくっ!
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年07月28日 11:16
あやしい風ですがすごい方が書いてるんですね^^;

脳はほんと奥が深いですしね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年07月28日 14:09
smoothさん、こんにちは。

こんなタイトルなのに中身はマジメですね。
タイトルの部分も理由は語られているんでしょうか?
それを確かめるにはアタックしかないのか(汗)
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年07月28日 15:35
>こばやしさん

ご本人のブログを見た感じでは、タイトルについては、不本意っぽいというか自虐っぽかったです。

>hikaruさん

家族サービスお疲れ様です。
本書の内容は個人的には、結構ためになりましたよ。
ブックカバー無しで読みにくいのがアレですが(汗)。

>院長サマ

院長サマが読まれたら、結構腑に落ちるのではないでしょうか?
私は意外に知らなかったことが多くて、付箋貼ってましたけど。

>LuckyUSさん

スイマセン(汗)。
タイトルうんぬんよりも、個人的に大事な部分を抜き出しているので、この件については、書かれていても私にとってはどうでもよかったようです(笑)。
記事書くときに付箋付けたとこしか読まないのですが、出てこなかったので(笑)。



Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月29日 00:32
お久しぶりですっ★
私が、脳に関心を持ったのは、
結局、自分が自分(脳)をコントロールしているのではなく、
脳に自分はコントロールされているのでは・・?
という疑問が生まれたから。。

今回も、読みたくてウズウズしてしまいますねぇ〜★

息子ちゃんスクスクですねっ★

私が子供が生まれて必ずする事。。

●ドライブインにて普通より大きなサイズ で売っているおせんべ・プリッツなどを 買い、赤ちゃんと一緒に並べ、「こんな にちっちゃくなっちゃったっ!!」を写 す。

●アフロをかぶせ、「こんなに生えちゃったっ!!」を写す。

Posted by chiekonyan at 2007年07月29日 01:14
>chiekonyanさん

ご無沙汰です〜。
ウチなんか2人でヒーヒー言ってるのに、4人も育てられているなんて、ホントにすごいと思います。

ムスコ完全に「メタ坊」という愛称が定着しそうです(汗)。
プリッツのアイデアはいいですね(笑)!
大きくなってから感謝(?)されそう。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月29日 16:46
脳オタクなので買いですね(笑)
タイトルと本文がどうからむのかナゾなので、それが知りたいです。

モーツァルトのCDで、七田チャイルドから出ているのはなかなか良いらしい。
倍速で聞けるらしいですが、倍速で聞くことにより脳が活性化されるのだと。詳細は↓
http://www.kandou.ne.jp/modules/zox/index.php?main_page=product_info&cPath=2&products_id=9
Posted by ビルダーナース at 2007年07月29日 20:24
>ビルダーナースさん

>タイトルと本文がどうからむのかナゾなので、それが知りたいです。

あまりそれに固執されないほうが(笑)。

それとCDのご紹介ありがとうございます。
速聴は私も音声商材でやってますけど、まさか音楽まであったとは(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月30日 07:16