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2007年07月24日

【五者たれ!】「できる人の教え方」安河内哲也


できる人の教え方
中経出版
発売日:2007-07-11
おすすめ度:5.0


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「できる人の勉強法」「今日から始める「やる気」勉強法」で、当ブログでは既にお馴染みの、安河内哲也さんの最新作。

・・・って安河内さん、2日連続ですね。

いえ、特に特集組んでるわけでは(汗)。


◆ただし、今回のテーマは「勉強法」ではなく「教え方」

何といっても講師歴20年ですから、その重みも違います。

『講師歴20年のカリスマが、その教授法を教えてくれるとあって、即座に飛びついたのですが、その内容は決して期待を裏切りませんでした。』と、土井英司さんも大推薦してますし。


◆アマゾンの「内容紹介」より。

講師歴20年。数多くの社会人・学生を教え、周囲に見放された「伸び悩んでいる人」「落ちこぼれた人」を助けてきた著者が、相手の「満足度×伸び率」を高める指導法を初公開!誰かを教えるときに、何をどうすればいいかを豊富な現場経験をもとにアドバイス。

部下育成、後輩の指導、社内研修、子どもの教育・・・教え方しだいで「できない人」も「できる人」に変えられる!みんながわかる、安河内流「できる人の教え方」!

部下のいる方も、いずれ部下が出来る方も要チェックです!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!



【目次】

はじめに
プロローグ なぜ、人に教えなければならないのか
第1章 「教える」とは、どういうことか?
・1 「教師たるもの五者たれ」
・2「学者」100を知ってこそ1を教えられる ほか
第2章 相手にわかってもらう教え方
・1 教える内容は徹底的に「シンプリフィケーション」すべし
・2 「論理ブロック」を使えば、わかりやすい説明になる ほか
第3章 相手のやる気を引き出す教え方
・1 相手のやる気を高める7つの方法
・2 「虎の威をかる」決めの一言で、相手のやる気を高める ほか
第4章 相手のタイプにあわせた教え方
・1 まったく質問してこない人に対しては…
・2 なんでもかんでも質問してくる人に対しては… ほか
第5章 多人数を前にしたときの教え方
・1 集団を教える場合、レベルはどう設定するか
・2 かぎられた時間内での「起承転結」のつくり方 ほか
エピローグ 20年間、教えつづけてわかったこと


【ポイント】

■「波及力」
⇒教える力がない人で、長期的に組織のリーダーになれた人はいない

⇒「伝えようとする力」(「波及力」)を持つ人は、長い目で見れば、信頼値も高まるし、収入も確実にアップする


■「教師たるもの五者たれ」
⇒この言葉自体は、ことわざや格言の類らしい

⇒教える立場の人は、「学者」「役者」「易者」「芸者」「医者」でなければならない


●学者

⇒「1を知っていれば1を教えられる」は間違いで、教える側の人は「100を知っていなければ、1も教えられない」


●役者

⇒「教える」とは、知識や技術を教えるだけではダメで、話し方自分のみせ方(身だしなみも含む)などの「役者」としてのスキルも研究する必要アリ


●易者

⇒相手を励まし、「成功することを前提に物事をつねに考えていける思考プロセス」を植えつける

⇒成功する確率が52%でも「きみは絶対うまくいく!」


●芸者

⇒教えるなかに、「笑い」「わくわく感」を入れること


●医者

⇒相手のタイプ(「思考型」と「暗記型」等)を見抜いて、適切なアドバイスをする


■「論理ブロック」で分かりやすい説明を
⇒基本は、話す内容を「トピックの提示」「サポート」「具体例・反論」「結論」の4つのブロックに分け、その順番で話を組み立ていく


●「トピックの提示」

⇒導入&最後の大きな「結論」にいたるための前段となる主張


●「サポート」

⇒自分の主張の理由や背景


●「具体例・反論」

⇒具体的な話や反論(具体例や経験談を織り込むと良い)


●「結論」

⇒最初の主張を一気にすすめ、一番「言いたいこと」を主張する


■教える手法
⇒その場で演習させ、復習させ、確認させる

⇒テストは過去の範囲まで全て含む「累積型テスト」

⇒長期的に教えるなら、同じ内容を最初は浅くやり、回を重ねるごとにどんどん深くする「スパイラル方式」が効果的

⇒聞き手がすでに知っていることを5〜8割盛り込み、「知っていること」→「知らないこと」→「知っていること」→「知らないこと」を交互に織り交ぜていくと、聞き手は油断できなくなり、集中して話を聞く


■配布資料の作り方
⇒教えるべき大事なことは穴埋め形式で!

⇒逆に「大事ではないこと」全部書いてしまう(受講生に勉強ではない「作業」はやらせない

「完全保存版」の一言で捨てづらい配布資料になる


■多人数を前にしたとき
●教える前の準備

⇒「予習=準備」ではなく、「予習=暗記」と考え、教える内容はしっかり暗記し、ノートやテキストを見ないで当日スラスラ話せる状態にする

⇒丸暗記してあれば、余裕ができ、聞き手の理解度をじっくり観察できる


●見た目

⇒聞き手にとって第一印象が良くなければ、どんなにいい話をしようとも、なかなか聞く耳をもってはくれない

⇒大前提は「身だしなみ」で、もっとも重要なのが「清潔感」

⇒高校生相手の講演会では、相手との距離を狭めるために「カジュアル」で、小中学生相手に教えるときは、立場の違いを明確に示すために「スーツ」を着用した


●板書

⇒きちんと頭に入っていないのであれば、何時間やっていようと、それは「勉強」ではなく「作業」であり、板書をノートに書き写すことも結局は「作業」に過ぎない

⇒1回の講義で100教えるべきところを10に絞り込めば、板書する内容は格段に減る

⇒残り90については、テキスト等で補い、記憶する必要のない補足的な内容は口頭で言えば済む


【感想】

◆日頃、他人に何かを教える機会が極めて少ない私にとっては、本書は、抜き出していても、正直、今ひとつ腑に落ち切れませんでした。

「ここ大事だよね(わからないけど(汗))?」みたいな。

まぁ、それはいわゆる「コーチング」関係の本を読んだ時も同様なんですけど。


◆ただ、この本自体は専門書ではなく、幅広い読者を対象としたビジネス書としての仕上がりになっています。

部下や他の部署に「教える」業務がある方なら、目を通しておいて損はありません。

最後の方に書いた「多人数を前にしたとき」の部分は、プレゼンテーション等にも使えそうな。


◆実はこんなワタクシでもサラリーマン時代に、新入社員教育で、50人以上の人を前に講義をしたことがありました。

ただ、講義を依頼された事項が、他の講師が受け持った部分に比べてかなりつまらないモノだったので、自分なりに工夫しまくり。

笑いをとる工夫はさておき(笑)、自分なりに気を遣ったのが、声の抑揚話すリズムでした。

自分がよく人の話を聞いて眠くなっていたので、単にそうならないように注意しただけなんですが(笑)。


◆それにしても安河内先生の場合、相手をしてきたのが、小中学生から高校生、さらにTOEICの研修で社会人と、幅広い年齢層が対象です。

それだけに、書かれている内容については、かなり汎用性が高いのではないでしょうか?

私自身も「教える」機会があれば、ぜひ「五者」を心がけてみようかと。


【編集後記】

◆先週末は地元の小学校で夏祭りがありました。

会場には、テレビで見かける某男性俳優さんの姿も(汗)。

そんなことには全く関係なく、座ってかき氷を食べ続けるムスメ・・・(汗)。

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Posted by smoothfoxxx at 07:46
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!

わたしの場合、
よく喋ってますが、
何せ、相手は固定客(?)。

しかも、反論できない立場なので、
異論・反論・オブジェクションはほとんどないので、
逆に、もっと勉強しないといけないかもしれません。

Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年07月24日 08:17
smoothさん、こんにちは。

五者、面白い考え方ですね。
僕の場合は芸者と医者が少々弱いかなぁ。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年07月24日 11:11
こんにちは。

学ぶのもむずかしいですが、教えるのはもっとむずかしいですね。

相手ありきですから。
教えると学ぶことが多いです。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年07月24日 14:44
教えるのもまた技術ですよね。

かなり勉強になりそうな本ですね。
この本は読んでみたいです。

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年07月24日 17:21
smoothさんこんにちは。娘さんかわいらじぁないですか!私も明日から連休なので写真をたくさん撮ろうと思います。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年07月24日 20:18
ちょうど新聞でこの本の広告を見たので読んでみたいと思ってました。
五者を意識した方がいいんですね。
その視点は全然なかったから面白ーい。
いままで我流で教えてたからちょっとここらで勉強しておこうっと。
Posted by ビルダーナース at 2007年07月24日 21:53
個人的には昨日のよりこちらの方
が好みですね。

明日PCで買いに来ます。(・ω・)/
Posted by ヨシザワ at 2007年07月24日 22:47
>ニタさん

ニタさん達の場合は、どちらかというと、理解というより、相手に納得してもらう話法ですかね(笑)?

>LuckyUSさん

私も医者の部分がどうも「ヤブ医者」の模様です(汗)。
道のりは険しい・・・。

>こばやしさん

勉強法でも、誰かに教えることによって学ぶ、というやり方がありますものね!
誰にも何も教えてないワタクシ・・・(汗)。

>院長サマ

自分が日頃教える機会がないせいか、土井さんのように「大推薦」には至りませんでした(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月25日 00:44
>hikaruさん

お!USJですよね!
行ってらっしゃ〜い!
画像楽しみにしてます(笑)。

>ビルダーナースさん

ビルダーナースさんの教え方は、もう完成の域に入ってると思いますよ(マジ)。
今の路線で宜しいかと。

>ヨシザワさん

またまたプレジテント掲載おめでとうございます!
画像がないのでちょっと残念でしたが、皆そうでしたね(確か)。
本書は、こないだのセミナー見た限りではヨシザワさんには不要かも(爆)。



Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月25日 00:48