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2007年06月15日

【読書術】「差がつく読書」樋口裕一


差がつく読書
角川書店
樋口 裕一(著)
発売日:2007-06


【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けする一冊は、このブログでは初めて(笑)の樋口裕一先生の最新刊。

樋口先生を含め、基本的に多作な方は、実はこのブログでは敬遠しているというのが本当のところ。


◆ただし、その内容が「読書」に関するものなら別です!

ヒトサマの読み方は大変気になるワタクシ。

そう言えば斎藤孝さんの唯一のご紹介本も速読術の本(下記関連図書参照の事)でしたし、このブログの読者さんには、手に取って頂きたい一冊です!


【目次】

第1部「実読」の方法

第2部「楽読」の方法

第3部私が読んできた100冊


【ポイント】

■「実読」と「楽読」

●「実読」

⇒何か行動に結びつけるために、情報や知識を得ようとして行う読書

⇒何かに役立てようとする読書


●「楽読」

⇒何かに役立てたいと思うのではなく、ただ楽しみのために読む読書


●両者のバランス

⇒この2つの読書の両方があってこそ、人生は豊かになれる

 私の知り合いに、一切「楽読」をしない人が何人もいる。実用書を追いかけ、スキルアップのためのノウハウを知りたがっている。その種の本を読み漁り、その種のことが雑誌に特集されると読みふける。だが、その人と話していて、底の浅さをどうしても感じてしまう。人生の幅がない。深く人間を考えることがない。目先のノウハウを追いかけるのでなく、もっとじっくり社会や人生について考えてほしいと思うことがある。

(中略)

 逆に、「楽読」しかしない人がいる。知的専門職に就き、いわゆるビジネスの社会に生きている人間ではないので、もちろん本人としては、それに少しも不足は感じていない。(中略)
だが、その人の浮世離れした感覚には、正直言って戸惑うことが多い。


■「実読」のための2つの心構え

●「実読」は発信しなければ意味が無い

⇒何かの役に立てたくて本を読むということは、その本を読んだ後、何らかの意味で発信する必要がある


●全ての本は「良書」と考える

自分の身の丈にあった本を探して買うのが読者の務め

⇒本について語るからには、あらゆる本に愛情を持つべき


■「実読」「楽読」に共通する2つの読み方

●著者の意図を正確に読む読みが必要な本

⇒「専門書」「仕事に関する本」「それについて公に語る(書評・ブログなど)つもりの本」など


●正確に読み取る必要のない本

⇒「啓発書」「楽しみの本」「提言書」「趣味の本」など


■「多読」と「精読」

●両者の関係

 私は、精読というのは、多読の後に来るものだと考えている。多読して、本の面白さを知る。だんだんと本の細かい部分の理解が進んでくる。(中略)精読はそれからで十分なのだ。


●両者を併用する

⇒1冊は専門書などの骨の折れる本をじっくり読む(1冊に1ヶ月かかっても良い)

⇒もう1冊は多読ための本を読む(1〜2日で1冊程度)


●使い分け

⇒本は精読のための本か多読のための本か明確に分ける

⇒著者の考えをしっかり読み取る必要がある本については、精読が原則

⇒そうでない本は多読


■「部分読」

⇒本書では、本の隅から隅まで読むことを「全読」、一部分だけ読むことを「部分読」と呼ぶ

⇒「部分読」には以下の種類がある

・『アリバイ作り読み』⇒実際には読んでいないのに「読んだ」というアリバイを作る時の方法

・『独立読み』⇒関心のある部分、大事な部分だけ読む方法

・『裏づけ読み』⇒自分の主張を裏付けるための方法

・『飛ばし読み』⇒ほぼ全体を読むが、大事なところを拾い読みする方法

・『斜め読み』⇒ほぼ全体をざっと読む方法


(詳細は本書を(笑)!


■読後感をまとめる

●200時程度の読後感

・「第1部」⇒その本から得たこと

・「第2部」⇒その理由


●本格的な読後感(1000〜2000字)

・「第1部」⇒きっかけ

・「第2部」⇒要約

・「第3部」⇒得たこと、おもしろかったこと

・「第4部」⇒まとめ、評価


【感想】

◆今日こそはコンパクトにまとめようと思っていました。

というのも、本書は目次にもあるように「実読」と「楽読」で前後半に分かれており、後半の「楽読」部分にはほとんど付箋を貼らなかったから(笑)。

それなのに結局・・・(涙)。_| ̄|○ 


◆もちろん、バランスを取るためには、本来「楽読」も必要で、本書の後半にはそのノウハウについて細かく書かれています。

ただ、その内容について、私自身が評価する基準をもっていないので、今回は割愛させて頂きました。

日頃、ストーリーものを読まれる方は、この部分にも目を通していただき、発信してもらえると助かります(他力本願(笑))。


◆本書の内容で言うと、私の場合、ほとんど「楽読」はしておらず、バランスが悪い事この上ないです。

個人的には、実用書というかビジネス書を「楽読」しているつもりなんですが、そんな読み方は樋口先生的にはどうなのか(汗)?

今さら「ダメ」と言われても、読み方は変えられそうもなく・・・。


◆「実読」部分なのに割愛してしまった内容として、「線の引き方」なんていうのもありました。

また、「部分読」細かいテクが書かれていたものの、これ以上のネタバレはまずいかな、と自重(汗)。

これらは「目的に応じた読み」という点で知っておいて損はないです。


◆第3部の「私の読んできた100冊」は、ジャンル的に「哲学」「純文学」「諸外国文学(アフリカ文学、イタリア文学、ラテンアメリカ文学など)」が中心で、このブログで紹介した本は1冊もありません(爆)。

なお、村上春樹の『ノルウェイの森』の紹介部分で、樋口先生が村上春樹に共感を覚えていることを挙げた上で、

とりわけこの小説は、私はまるで自分のこと、自分の内面を書かれているように感じる。モデルは俺なのでは?と疑う部分がいくつもあった。

とあって、思わず茶を吹いたことはヒミツです(笑)。

いえ、樋口先生、その後でちゃんと

私は村上氏とは面識がないので、そんなはずはないのだが。

とフォロー(?)されてますが・・・。


◆というわけで、結局自分は最初の100ページ強しか活用できなかったです。

ただ、その100ページはかなり濃厚(アマゾンアタッカーには(笑))。

税別686円以上の価値は十分にありました。

読書好きにはオススメ!



【関連記事】

「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日)

「情報考学」橋本大也(2006年12月03日)

斎藤孝の速読塾(2006年11月01日)

「成功読書術  ビジネスに生かす名著の読み方」 土井英司(2005年04月27日)


【トラックバックさせて頂いたブログ】

「差がつく読書 」@ビジネス・ブック・アーカイブさん


【編集後記】

◆今日はムスメの検診に行くため、仕事はお休み。

おかげですっかり寝坊してしまいました。

ていうか、3連休取って、大丈夫か、自分(汗)?


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 07:55
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この記事へのトラックバック
あ、これちょろっと立ち読みしましたよ。なかなか興味深かったです。本を一杯読みたい人に特にお勧めします。 買おうかなぁ…。
[本]【読書術】「差がつく読書」樋口裕一:マインドマップ的読書感想文【愚者のニュース】at 2007年06月29日 05:45
この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!

>『アリバイ作り読み』
私の場合、これかもしれません。
よく、本当に読んでいるんですかと聞かれます。底浅い人間というのも、言えてます。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年06月15日 08:04
smoothさん、こんにちは。

ビジネス書の「楽読」で全然OKだと思います。
「だって好きなんだもーん」と軽くいなしましょう。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年06月15日 10:11
元予備校講師の樋口氏らしく、
読書法も予備校スタイルのようだというのが第一印象です。

私は、予備校での浪人経験があるのですが、その頃身につけたものが、今でも役立っているなあと感じる機会が増えました。

smoothさんのこの本のレビューを見ると、
予備校での英文読解に通じますね。

精読⇒駿台式読解・構文。⇒たしかに、SVOCなどで線の引き方までありました。(笑)

多読⇒長文、パラグラフリーディング。

部分読み⇒スキミング。

などなどですが、よくよく考えると、
これらは、普通にある程度のレベルの
受験生なら誰もがやっていることなんですよね。
Posted by 中里 貴幸 at 2007年06月15日 10:21
読書本ですか^^

部分読みの項目が面白いですね。
動機付け的な読み方ですよね^^;

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年06月15日 14:29
最近あまり本を読んでないので、うすっぺらな人間になってるのではないか?と
心配になってる私ですが、もともと楽読に欠けてるのでやっぱり薄っぺらな人間なのかも(笑)

読書はやっぱり人生を豊かにしますよね♪
Posted by イヴォンヌ at 2007年06月15日 21:30
>ニタさん

私も一応「全部目を通す」だけなんですけどね(汗)。
あと経営本がお好きなニタさんは、「底浅」ではないですよ(笑)。


>LuckyUSさん

そうですよね!
「好きだからいいじゃん」でいきたいです。
たまに言うんですが、私にとっては、CD鑑賞と変わらない趣味なので。

>中里さん

大学の付属高校出身の私には、何のことやら(汗)?
正直、高校受験のときの英語の方が、レベル高かったです(笑)。
でも、こういう関連性があると知れたのは収穫!(ありがとうございます)

>院長サマ

自分は今のスタイルだけで十分だと思ってましたが、かなり参考になりました。
目的に合わせた読み方がいいんでしょうね。

>イヴォンヌさん

あまり本を読まれないのに、こんなブログまでお越しいただき感謝です(涙)。
本だけが人を豊かにするわけではないと思いますよ!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月16日 00:22
smoothさん、こんばんは。

朝、タイトルを見た瞬間、今まで読むのを我慢していました。
だって木曜朝にワンクリックしたものだから(笑)。

私も前半のみ(^^)。3部構成で1部が半分。
「ダメ」と思わず、自分なりの読書を楽しみましょう。
それが「楽読」だとも言えるかな。

では(^^)/~~~
Posted by ryosuke-star at 2007年06月16日 00:29
smoothさん、こんばんは!
本を読む前の(読みながらの)準備と読んでからのアウトプットが大事なんですね。私とは姿勢が違います。
Posted by 手文庫@ビジネス書で問題解決 at 2007年06月16日 01:47
>ryosuke-starさん

私は記事にも書いたように「ノルウェイの森」の部分にもしっかり付箋貼りましたよ(笑)。
あと、記事には書きませんでしたが、樋口先生ご自身が、書評で叩かれていることをなげいてらっしゃったのが印象的でした。

>手文庫さん

樋口先生はともかく、私の場合は趣味でビジネス書読んでますからね〜(笑)。
「実読」なので、何かアウトプットしようかと。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月18日 01:20