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2007年06月12日

「売れるマーケティングのしかけ」堤 香苗





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【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けするのは、前々から書店で平積みになっているものの、あまり存じ上げない著者の本ということで、スルーしていた一冊(汗)。

今般、改めてチェックしたところ、なかなかツボを突かれていて、急いでご紹介することにしたという(笑)。←出遅れ


◆著者の堤 香苗さんは、「10万人主婦のネットワーク」が強みの株式会社キャリア・マムの社長さん。

本書も、主婦ならではの視点と、マーケティング理論がミックスされた仕上がりになっています。

マーケティング好きなら、要チェック(汗)!


【目次】

第1章 今までのマーケティングじゃもう当たらない?!
 マスマーケティングの限界―成熟した日本の消費者
 だって、使ったことないものは評価できないじゃない! ほか

第2章 情報ツールを手に入れた消費者たち
 情報化社会の到来で何が変わったのか
 企業と個人の「情報格差」はどこまで縮まった? ほか

第3章 「Search」する消費者のハートをつかむマーケティング戦略
 情報とはなんぞや?!―情報化社会で企業が持つべき視点とは
 正直ものに福来たる ほか

第4章 「Share」する消費者を巻き込むプロモーション戦略
 “感動”は強烈に伝播する
 人間の感情の「最大公約数」を探せ! ほか

第5章 コミュニケーションマーケティング勝利の法則
 逆転マーケティングのすすめ
 マーケティングは川下から発想せよ ほか



【ポイント】

■マーケティングの失敗事例から学ぶ
●キッズ用携帯を持たせたいのはセレブママ?

⇒広告代理店の考えでは「キッズ用携帯」のニーズがあるのはセレブママで、そこからセレブに憧れる一般ママに普及すると想定

⇒実際のセレブお受験ママは子供につきっきりなので、携帯は必要ない(むしろ持たせたくない)

⇒商品戦略、販売戦略からプロモーションまで大幅な路線変更


●主婦はずっとキッチンにいる?

⇒メーカー側は、主婦が長時間キッチンにいる、という前提で「居心地のいいキッチン」を提案

⇒実際は1日平均約145分

⇒それに関連して、調理時間が短い「中華」が手作り料理の中では一番多い


■アンケートはうのみにしない
⇒一般的なアンケートでは、消費者のホンネは聞けない

「第三者がとる」「こっそり出せる」等の工夫が必要


■4Pから4Cへ
4P<Product(商品)、Price(価格)、Place(流通及び売り場)、Promotion(販促・PR)>

「売り手主導型の理論」


4C<Customer Value(顧客価値)、Customer Cost(顧客コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)>

「買い手主導型の理論」

⇒情報化社会におけるマーケティングでは、特にプロモーションに力を入れるべき

⇒「Product(商品)さえ良ければ売れる」、という時代は終わった


■「目的買い」と「ながら買い」の違いに注目!
「商品を比較してから買物をしている」のは、買う商品が確実に決まっている「目的買い」の場合に限られたこと

「ながら買い」の場合は「こんなものないかな」「何かいいものないかな」という風に特に商品は決まっていない


■メディアにとりあげてもらうコツ
⇒万人共通の「こうだったらいいな」という期待感に応える切り口で自社の情報を発信する


■「売れた」と「売れる」の違い
⇒「なぜ買ったか」を消費者に聞くと、品質等のスペックを中心とした答えが返ってくることが多いが、それは「買う気」になってから選んだ理由に過ぎない

⇒マーケッターが本当に探らなければならないのは、その少し前の、人に「買う」という行動を起こさせた「買ってもいいかな」という深層心理の部分


■当たるプロモーションのキーを探す
⇒消費者は「Share=共有」したがるもの

⇒企業は「誰かに伝えたくなる」情報を発信すべき

Panasonic "Hito"のテレビコマーシャル(結構ウルウル来ます!)




【感想】

◆今回も何やかんやで列挙しまくってしまいました(汗)。

一応、これでもプレビューを見て、何箇所か削除しております。


◆内容的にも、マーケティングの移り変わりや、情報の流れ方の変化(インタラクティブ化など)について、うまくまとめられていたのではないか、と。

ただ、商品開発からサイトの作りまでちょっと欲張りすぎな気も(まぁ、中小企業では全部一人でやってる事考えたら当たり前ですか(笑))。

なお、個々の内容については、下記の関連記事の本にも詳しいです。


◆ちなみに、上記でご紹介したYouTubeのCMは私は始めて見ました(・・・そもそもテレビ自体あまり観てないもので(汗))。

本書によると2000年頃放映されていたものだとか。

確かにいいCMですし、口コミになりやすいタイプのような。

今ならば、mixiやブログもありますし、話題になる可能性はかなり高いです。


◆ただし「いいCM」が必ずしもその商品の販売に貢献するとは限らないもの、また事実。

その辺のことは、米国のコカコーラのイメージ広告のある事例が載っている本にこのような一節が。

お客に1本でもコークを買わせるという、このゴールを達成しないコマーシャルのために高価なCM時間枠を買い続けることのほうが、はるかに大きな無駄なのである。

わが国にも、エリマキトカゲのCMとかありますしね(笑)。

・・・って、感動的なCMにケチつけたみたいでスイマセン(汗)。


◆いずれにせよ、本書は値段の割りに(?)、内容充実。

最近出たマーケティングの本の中では、かなり好みです。

個人的にオススメ!



【関連記事】

「五感マーケティング」高橋 朗(2007年02月17日)

「クチコミュニティ・マーケティング」日野佳恵子(2006年09月08日)

「これ、知ってました?集客に、お金はかからないのです。」藤村 正宏(2006年05月21日)

『「物語力」で人を動かせ!』 平野日出木(2006年03月18日)

「キキダス・マーケティング」 中山マコト(2005年10月27日)


【関連図書】

◆記事にしておりませんが、併せて読まれると本書の内容が腑に落ちます。

これから何が起こるのか
PHP研究所
田坂 広志(著)
発売日:2006-11-23
おすすめ度:4.0


【編集後記】

◆昨日に引き続き、キッズパークの模様を。

2ea9dfef.jpg











ムスメも大好きボールプール(笑)。

てか、デカすぎですよ、ここ(汗)。


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Posted by smoothfoxxx at 07:11
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!

でも、パナのレッツノートは強いですよ。モバイル環境で仕事する人はけっこう使っているような気がします。このCMの影響ではないと思いますが。

ちょっと、そそられる本ですね。

Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年06月12日 08:01
smoothさんこんにちは。深層心理ってところが肝ですよね。心理系のマーケ本よみなおそっと!CMについては、作品なのかプロモーションなのか?で結果は歴然ですよね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年06月12日 09:53
smoothさん、こんにちは。

最終的にはやはり買う側の心をいかに察して動かすかってことなんですね。
それにしてもプールでかいですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年06月12日 10:12
こんにちは。

最近のCMでは、某携帯会社のが評判悪かったですね。

>実は結構こばやしさんのオススメって、私には難しいことが多いです。

これは、狙っているところもあります。
簡単に理解できることばかり知っても、差がつかないですし、すぐ真似されますからね。
これに気づいている人って、あまりいないのかなあと、紹介している本の売れ方などを見ると思いますが。

Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年06月12日 14:32
アンケートとかは結構難しいものありますよね。

いろいろとその辺の工夫は必要ですよね。

ボールプール意外と面白いでしょうね。^^
応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年06月12日 19:49
smooth様こんばんは。
>⇒消費者は「Share=共有」したがるもの
うん、うん!としきりに納得です。とりわけ主婦は、ね。

関連記事のコーナーにある【キキダス】中山さんのお話を先日拝聴しました。う〜ん、やっぱり天才でした。
Posted by meg at 2007年06月12日 22:57
smoothさん、こんばんは!

関連図書に田坂さんが挙がっているようなので、自分の中でのポイントが一気に上がりました(笑)。

少し手元のタスクが片づいたら読んでみます〜。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年06月12日 23:42
smoothさん、こんばんは。

正直「思わぬ掘り出し物」という印象ですね!

シェアの話、アンケートの話など、「生活者」の視点が強く出ているところが好感大です。

本屋で表紙だけ眺めてたらスルーしてただろうな〜(汗)

・・・そういう意味でも今日の記事に感謝感謝です!
Posted by プチファイ!@今日僕が学んだこと。 at 2007年06月13日 02:21
はじめまして、突然のコメント失礼いたします。

「日本ブログ新聞」と申します。

よろしければ、当紙面に記事を掲載されませんか? ランキング形式ではございますが、少しでも、貴方様のブログへのアクセス増にお役に立てればと思います。

よろしければ、ご参加下さい。

サンプル http://www.japanblog.jp/ranking.php?mode=new

なお、このご案内が重複しておりました場合は、ご容赦下さい。

失礼いたします。m( _ _ )m

http://japanblog.jp/

japan.blognews@gmail.com
Posted by 日本ブログ新聞 at 2007年06月13日 04:14
>ニタさん

普通に中小でマーケティングに興味がある会社なら結構オススメ。
パナは当時からノート頑張ってたんですね。

>hikaruさん

意外と皆さん、この動画についてコメントないんですが、ご覧になったんでしょうか?
私はウルウル来ちゃったんですが・・・。

>LuckyUSさん

最近、ご紹介される本が私好みというか、結構カブってますね(笑)。
このボールプールはかなり楽しめました。

>こばやしさん

それって「ド●モに移転ゼロ」ですか(笑)?
ご紹介の本は、もうすぐ届くハズなんですが、昨日八重洲で初めて手にとって見て、やはり難しそうでした(ヘタレでスイマセン)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月13日 07:02
>院長サマ

アンケートは確かに私も正面切ってダメだしはできませんねー(汗)。
ボールプール、外にボール投げ出す子供とかいて、管理が大変かも、と思いました(笑)。

>megさん

本書の著者さんが「主婦のとりまとめ役」ですから、その辺は得意なのでしょうね。
中山さんは「天才」だと思います。
そのスキルをうまく落とし込めれば、すごいコンテンツになるかと。

>淺田さん

えーっと、その部分は「ニューミドルマン」絡みで挙げたんです(笑)。
購買者を向いている、という。

>プチファイさん

プチファイさんは、あまりマーケ本買われませんものね。
お気に召すといいんですが・・・。
それにしても「カフカ」っすかー(汗)。

>「日本ブログ新聞」さん

今てんぱってますのでまた後日検討させていただきます。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月13日 07:09