スポンサーリンク

       

2007年03月12日

「だめんず症候群」倉田真由美


だめんず症候群
扶桑社
倉田 真由美(著)
発売日:2007-02


人気blogランキング応援クリックありがとうございます!


【はじめに】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けするのは、扶桑社新書ネタの第2弾。

「だめんずうぉ〜か〜」でおなじみの倉田真由美サンの初新書(多分)。

日頃のマンガでのお笑い風味は影を潜め、かなり真面目に「だめんず」と呼ばれる女性を分析しています。

「だめんず」からの脱却のための切り札、「魔人方式」とは?


【目次】

第1章 「だめんず症候群」の基礎知識
第2章 ヒモ、暴力男・・・・・・etc
第3章 誘発しがちなダメ恋愛の予防と応急処置
第4章 脱却への処方箋
最後のだめおし−あとがきにかえて



【気になった点など】

■ダメ恋愛の具体的症状

⇒そもそも「ダメだ」と思い続けている時点で、健全な恋愛感情はない

⇒無意識的にでも自分の中で言い訳を探しながら付き合っている傾向が強い

⇒第三者に彼のことを話すときでも「ノロケ」ではなく「言い訳」


■だめんず症候群に陥りやすい女性の傾向

●客観性がない

●本能的に行動する

●他人に流されやすい

●他人のマイナスな感情に弱い


■タイプ別問題点など

「金銭にルーズ」

⇒男性にお金を出すのは女性にとってストレスだが、出さないことによるさらなるストレスを回避している


「ギャンブル狂い」

⇒ギャンブラーはお金に対して、いくらでもプライドを捨てられるので要注意


「暴力をふるう」

⇒関係を泥沼化させないためには「最初の1発目を許さない」


■ダメ恋愛の予防と応急処置

「男の夢」に惚れてはいけない

⇒惚れたのは「彼本来の姿」ではなく、「夢の世界にいる彼」では?

⇒「夢追い中の彼」と恋愛中ならば、自問自答して、「売れなくてもいい」という言葉の後に「だって、彼は謙虚だし・・・」といった「言い訳」が出てきたら、それも「ダメ恋愛」


「大切に扱われて当たり前」と思う

「2号マインド」(2番手ポジジョンを受け入れる)を染み付かせない(自分を卑下(ひげ)しないこと)!

⇒「嫌われないための努力」と「好かれるための努力」は違う


■脱却への処方箋

失敗と向き合って学習せよ!

⇒同じような行動パターンで男性と付き合って失敗する人は、その行動パターンに問題があると反省すべき!

⇒ダメ男が持っている自分にとっての「アレルゲン」をきちんと認識し、あらかじめ避ける!


「ダメ男が好き」と言ってはいけない

⇒付き合う男性が「ダメ男」ばかりな人は、「ダメ男が好き」なのではなく、「ダメ男としかつきあえない」だけ

⇒ダメ恋愛に疲れても「ダメ男が好き」と開き直っては、本当の幸せの形が見えなくなる


■「魔人方式」とは?次の問いに答える

Q あなたの前に、万能の"恋愛魔人"が現れて言いました。「おまえが望むなら、どれだけ高望みで手が届かないと思うような男でも、両思いにさせてやる」。さあ、魔人に伝わるように、あなたの望む男性像を思う存分イメージして、言葉で説明してください。

⇒それでも「じゃあダメ男で・・・」という人はいないはず

理想の男性(芸能人、スポーツ選手等)を具体的に思い浮かべてみる

⇒さらにその男性を「どうして望むのか」を考える

⇒その際、躊躇する点(「浮気しそう」等の気になる点)があれば、それが自分の恋愛の「アレルゲン」である可能性が高い


【読後の感想など】

◆ぶっちゃけ私個人としては非常に面白かったです(笑)。

「豊富な事例」というのは、どの世界(業界)でも見受けられますが、さすがに「ダメ男好きの事例ばかり」というのはまずないかと。

しかも、後追いで誰かがやったとしても「だめんずと言えばくらたま」と、既にブランドもできていますから、恐らく一人勝ち・・・って、本書はそういう「ブランド論の話」のビジネス書じゃないですね(笑)。


◆独身時代、自分の周りには世遊び仲間の女性が結構いて、やはり色々なケースを見てきましたが、基本的には「金銭」や「暴力」といった類はなく、ほぼ全てが上記で言うところの「2号マインド」問題でした。

まぁとりあえず恋愛も、一種の「資本主義」みたいな部分もありますから、「富める人」と「貧しき人」が存在するわけでして(汗)。

さらには「食物連鎖」のように、「A子が尽くしているB男は、実はC子のアッシー君だった」なんてこともよくある話。


◆この辺は、実はこの本でかなりわかりやすく解説されています。


何というかあまりに「身も蓋もない」お話なのが私好み(笑)。

ただ、だめんず(と思われる女性)にこの本を薦めたり、書かれていることを引用して説明しても「馬の耳に念仏」状態でしたね。


◆そういえば、今出ている雑誌「SPA!3月13日号」の114ページに新書ブームのコラムがあって、そこに面白いことが色々書いてありました。

細かい事(「単行本に比べ値段が安いのに、なぜ作るのか?」等)は実際に読んでいただくとして(笑)、そのコラムの最後から引用します。

 不思議なことに、これだけ拡大が進んでも、新書を読むのはまだ圧倒的に男性が多い。これで女性も読む新書が作られれば、本当の意味での市場拡大になるのだけれども。

本書はターゲットは女性ですし、最近ではこういう本もありました。



まぁ、一般的な女性の場合、装丁から考えていかないと、なかなか手に取ろうという気にもならなさそうですが・・・。

どこかの出版社さんが、「女性向けの新書シリーズ」でも出したら面白いかもしれませんね(無責任発言)。

だめんずなアナタに!

だめんず症候群
扶桑社
倉田 真由美(著)
発売日:2007-02

「ダメ男=本当は惚れていない男」。こんな単純明快な事実に気
がつかず、もしくは気づいても見えないフリをして、満たされない不毛な"ダメ
恋愛"に振り回され続ける「だめんず症候群」の女性たち。そんな彼女たちに潜
む問題点と、そこから脱却する方法を、実例をもとにわかりやすく解説する。


【編集後記】

◆電車に乗っていて読む本が途中で切れてしまい、中目黒の本屋さんで「平積みだったので」(笑)買った一冊。

ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版
ソフトバンク クリエイティブ
スティーブ・クルーグ(著)中野 恵美子(翻訳)
発売日:2007-03-01


まだ読みはじめたばかりですが、えらく面白いです。

前作の存在を知らずに買ったところ、実は前作もかなりの高評価でした。

実際にサイトを持っている方にはオススメ。


人気blogランキングご声援クリックありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ

「マインドマップで読書感想文」トップへ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

これは、昨日本屋で見かけましたが、たぶん、かぶるのだろうと思い止めました。心理学的には「共依存」というテーマだと思います。
私も、今日は、新書です。
すぴりちゅある・・も、買いました。
使った金額だけ考えると、十二分にはまってますから(笑)。
Posted by ニタ@教えて会計 at 2007年03月12日 08:03
               
smoothさんおはようおございます。
ウェブユーザビリティの法則が気になりますね〜
とりあえず書店でチラ見してきます。
スピハマはゲットしました(笑
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年03月12日 09:20
               
smoothさん、こんにちは。

魔人方式、良いですね。
私が人から聞いた話では、魔人方式の後に
自分が望む人のポイントを全て書き出す、
というのがあります。
顔とは、性格とか、思いつくまま全部。

50個くらい書いて全部にマッチした人が
現れて結婚したって実話が知人に。


Posted by LuckyUS at 2007年03月12日 09:59
               
こんにちは。

だめんずも、スピリチャルも、人間の認識の問題なのだと思っています。

この辺を理解しておくと、また違った反応ができるのでしょうけど。

それを、他人に言っても、わかってもらうには、相当のエネルギーがいることでしょうね。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年03月12日 10:02
               
smoothさん、おはようございます。

だめんず・・。
ちょっと、身近にいそうな雰囲気があるので
読んでみる価値は十分にありそうですね。

以前、駅前カップルの男が定食屋さんの目の前で
クーポンが使える、使えないでもめていたのを
目撃した時には私的には早く決めろよっ!と
言いたくなってしまいましたね(笑
Posted by doug at 2007年03月12日 11:07
               
だめんず症候群ですか^^;

処方箋って。。。
この本ではだめんずが病気
みたいに書かれてるってことですね(汗)

応援クリック!ぽちっ

Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年03月12日 12:38
               
魔人方式、笑いました♪
確かに、どんな望みも叶えてくれるという人を前にして、それでも「じゃぁダメンズで・・・」なんて言いませんよね!

私も、いつ魔人に尋ねられてもOKなように、リアルに恋愛模様を描いてみよっと☆


Posted by mami at 2007年03月12日 14:07
               
だめんずとは反対な素敵な男性が多い世の中だと思ってますが、実際には本になるほど多いのでしょうねぇ。
ミステリーゾーンを覗きたい心境で読んでみたい1冊です。

新書は装丁にデザイン性が付加されれば充分女性市場に広まると思いまーす。
どんな中身でもあの装丁ではちょっと・・・。
イケてないったらありゃしない。
Posted by ビルダーナース at 2007年03月12日 16:53
               
こんにちは。
だめんずなので気にはなってたんですよね。
でもまぁ金を払ってまで読みたくもないかと。
smoothさんの記事でだいたいのこともわかりましたし。
感謝です。
と、スピリチュアル〜はまぁまぁでしたね。
その手のものにハマってる人は読んで損はないですが
懐疑的な人間は特に読む必要はないかと。
薄っぺらいですし。
Posted by シン@偽哲学者 at 2007年03月12日 18:48
               
smoothさん、こんばんは!

こういう本見かけると、自分はだめんずじゃないよなぁ、とかビクビクしてくるわけですが(笑)。
ちなみに、まだ扶桑社新書は購入0(どころか立ち読みも0)です^^;
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年03月12日 20:31
               
こんばんは!

電車で読む本が切れたからと
すぐ本を買うなんてかなりの
「読書依存症」じゃないですか。(^_^;)

Posted by ヨシザワ at 2007年03月12日 23:26
               
smoothさん、こんばんは!
別の本で倉田さんのお話を読みましたが、「なんで?」と自分には理解できないようなことにも理由はきちんとあるんだなと思った覚えがあります。
Posted by 手文庫 at 2007年03月12日 23:27
               
「だめんず症候群」って女性でだめ男を好きになる人のことをいうんですか?!

しりませんでした(汗)

ある意味私も男性を見る目がないかも・・
この本でも読んで勉強するかな!(笑)
Posted by イヴォンヌ at 2007年03月13日 00:10
               
smoothさん、こんにちは。ダメな男に惹かれるのは、母性本能のなせるワザなのですかね?女性には奥深いものを感じます。
Posted by パピヨン土方@成功者になるための!!オンライン図書館 at 2007年03月14日 06:16
               
smoothさん、こんにちは。


恋愛もビジネスも、自分の欲しいものを明確にしろってことでしょうか。

smoothさんの言うとおり、「だめんず=くらたま」という図式が出来上がっていますよね。
ブランディングにおいて圧倒的に優位ですね。


Posted by 決断コーチ at 2007年03月14日 12:45
               
おはようございます。
装丁はとても大事ですね。
電車の中で読んでも恥ずかしくない装丁
持ってうれしい装丁
かわいい表紙,知的に見える表紙。
書店のカバーも、いまいち工夫がありませんしね。
これは課題だと思います。
Posted by meg at 2007年03月17日 05:59