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2007年01月12日

「ブームはどう始まりどう終わるのか」中川右介




【はじめに】

◆おはようございます、smoothデス。

今日ご紹介するのは、年末に読んだ、鮒谷周史さんの裏メルマガ(『「平成進化論」発行者の頭の中。』)で紹介されていて、思わず購入してしまった一冊。

著者の中川さんは、クラッシックカメラブームの中心人物だったお方だとか。

流行ブームに興味のある方は、必読デス!

【目次】

序論 「ブーム力」と「ブームの壁」
 ブームとヒットの違い
 ブームは商品寿命を短くする ほか

第1章 ブームの発見―1993年‐94年
 中古カメラブームが新聞で報じられる
 ブームの背景 ほか

第2章 ブームの構造―1995年‐97年
 教祖の登場
 聖地の発見

第3章 ブームの変質―1997年‐2000年
 メディアの影響
 他業種からの参入 ほか

第4章 ブームの終焉―2000‐03年
 成功は失敗を隠す
 前年割れの理由はすぐに見つかる ほか



【気になった点など】

★ブームとヒットの違い

⇒ブームとは、時代の雰囲気を象徴するもの

⇒「ヒットならば計算して生み出すことは可能だが、ブームを意図的に作るのは難しい」(下記の本に収録の角川春樹らのインタビューより)

ザ・ブーム (1982年)ザ・ブーム (1982年)


★ブームの法則

◆本書では8つの法則が述べられていますが、その中から抜粋して。

■法則2 複数の教祖が表れる

⇒ブームがメディアで取り上げられるためには、複数の著名人が必要(「複数だと対談が組める」


■法則3 何らかの「特別な地」が必要とされる

「中華街の法則」

⇒「店」ではなく「地域」にお客さんが付く(「中古カメラ→銀座」「古書→神田」など)


■法則5 大新聞がとりあげたときがピークである

(デパートで行われる中古カメラ市の記事が朝日新聞に掲載去れたのを受けて) この記事の出た翌日、デパートの関係者は誇らしげだった。朝礼では、「この記事が出たので、今日は大変な人手が予想されます」と語っていた。しかし、実際はほとんど例年とかわりはなかった。(中略)
 だいたい、クラシックカメラのファンで、この記事を読んで初めて中古カメラ市のことを知った、という人はほとんどいないだろう。ある日の新聞を見て、「お、今日から日本シリーズか。今から切符が買えるかな」と思うようなファンがいないのと同じで、熱心なファンであれば、とっくに知っている。


■法則6 必ず新規参入する人・企業が現れ、市場を荒らす

⇒大資本の参入は一時的にはその業界を活性化させるが、結果的には市場を荒らして立ち去っていくことが多い


■法則 売り上げ下落の理由が見つかるときはもう終わり

「売り上げの伸び率が鈍った」というのが、ブーム終焉の最も明確なシグナル

⇒絶頂期なら、何があっても、どんな障害も乗り越えてしまうのがブームというもの


★ブームを起こすための方法論

ブームは意図的に起こすことはできないが、あえてブームを起こすための方法論を考えれば、当事者が夢中になること、必死になることではないだろうか。「あんなに夢中になっているのだから、きっとおもしろいに違いない」と、多くの人が思ってくれればブームとなる、かもしれない。計算を度外視した必死さ、それがブームの条件かもしれない。


【読後の感想など】

◆大学時代に経済学科であったにもかかわらず(笑)、「流行の研究」と称して、「ミニスカートとジーパン」をゼミ論の題材に選んだsmoothデス。

そんなワタクシですから、本書の内容は、かなり「ツボ」(笑)。

題材的には、まったく自分がわかっていない「クラッシックカメラ・ブーム」ということで、実際に渦中にいたり、ブームにはまっていた方は、また違った印象を持つかもしれませんが、少なくとも、「一つのブームのはじまりから終わりまで」を、専門誌の発行者として見つめ続けた著者の視点には、参考になるものが盛りだくさんでした。


◆ただ現在は、このブームが起きた当時よりもインターネットが普及しているので、ブームの消費速度は、もっと速くなっているかもしれません。

影響力のあるテレビ番組で取り上げられた商品やサプリメントが、あっと言う間に売上を伸ばし、同じくらいのスピードで廃れていく・・・そんな消費活動がアタリマエなのかも。

むしろ、昨今のネットビジネスですと、いかに乗り遅れないように参入して、廃れる前にいかに売り逃げるかがキモになっている感じが(汗)。


◆本書の場合、著者の中川さんが専門誌を発行する立場にいたため、、単純に物販の話だけではなく、ブームを取り扱う出版の話も楽しめました。

・・・新しい出版(特に雑誌)のネタを考えている人も、一応読んでおいたほうがいいカモ(笑)。


流行を作り出したい方に!


【編集後記】

◆昨日は出勤時に、珍しくムスメの「パパ、行かないで(涙)!」攻撃を受けたワタクシ(汗)。

そのせいか、仕事てんこ盛りであるにもかかわらず、久しぶりに早く帰宅して、ムスメとお風呂に入りました(笑)。

やはりバカ親のヨカン(汗)。


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Posted by smoothfoxxx at 07:55
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!
ブームですか、
商売に乗っかれると、凄そうですが。
企業で考えると、設備投資やら、人の問題とかで、ブームにせずに息長く売れるほうが、
ありがたいですね。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2007年01月11日 23:11
smoothさん、
おはようございます。
ブームは、時代の雰囲気を象徴するもの。
あまり考えもせずいましたが、
興味深い内容です。
お笑いブームはどうやって起こったのか。
とか考えてしまいました・・(^-^;)

Posted by たなか@心レベル at 2007年01月12日 08:14
こんにちは。
ライブドア何とか直ったのでしょうか。
たしかに、ブームとヒットは違うでしょうね。
今は、ブームがおきにくい時代かもしれません。

Posted by こばやし at 2007年01月12日 12:02
ブームの本、面白い視点ですね!!
なるほど〜〜。

Posted by 齊藤 正明 at 2007年01月12日 12:56
smoothさん、こんにちは!
ミニスカートとジーパン・・・どんなゼミですか(笑)。
聖地もですが、聖「人」なんかも存在するともっとブームになりそうですよね。(いわゆるカリスマ?)

Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年01月12日 13:32
日本はブームの波がきて、すぐ去っていくような・・・
あまりに早くてついてけません(笑)
それにしてもライブドアしっかりしてほしいと皆が言ってますよねぇ〜!

Posted by イヴォンヌ at 2007年01月12日 14:07
ブームって独特ですよね。
ある意味流れ的な感じなんでしょうね。
その時代、時代のリズムみたいなものでもあるんでしょうね。ぽちっ

Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年01月12日 14:33
ブームに乗ればなんとかなると思ってる人に読んでもらうといいかもしれませんね。
こいうい流れに乗れないなら、始めから乗るなと言えば説得力あるかな??
住宅業界でもブーム大好きな多いんですよ。
そういう人のためにチェックしておこうっと。

Posted by ビルダーナース at 2007年01月12日 15:52
こんばんは!
なるほど、大新聞が
取り上げたときがピークと。
株式や不動産も同じような
気がしますね。

Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2007年01月12日 18:52
smoothさん、こんばんは
昨日のしくみ系の本と組み合わせると効果が期待できそうですね。
早速読んでみます。

Posted by まちすけ at 2007年01月12日 20:20
smoothさんこんばんわ。
ライブの不調はこまったもんですね・・・
どなたか”社長を出せ!”といってくれれば解決する?(汗
smoothさんの研究テーマ面白いですね^^
レポートよみたいで〜す!

Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年01月12日 23:07
ずいぶん面白そうな本ですね。
これは、買いですね。
なんか土井先生が講演しそうなことが
書いてありますね。
あとライブドア、ここのとこ参りました。

Posted by 栗原敏彰 at 2007年01月13日 00:59
こんばんは。
ご指摘のとおり、最近のブームの消費期間は早いですね。
子供ネタでいうと、たまごっちで遊んでいる子供を見かけなくなりました。
ブームにのって、一緒に消えるより、起爆剤にして後は息の長いスタイルへ転向していくのが良いかと思いますね。

Posted by タツ at 2007年01月13日 20:26
smoothさん、こんばんは!
> ブームの法則
は面白いですね。やっぱりブームだけあって狭いところでは無理だと言うことですね。

Posted by 手文庫 at 2007年01月14日 01:29
おはようございます。
livedorブログ、私も不調でした。く---っ。
ブームはメディアに大露出する前の
ほんのほんの芽のうちに
いかに見つけるかでしょうね。
がんばらなくては〜〜。

Posted by meg at 2007年01月14日 05:18