2007年01月07日
「Web2.0的仕事術」丸山 学
と、ところが(汗)!(続きは【編集後記】で(笑))
◆気を取り直して(笑)。
今日ご紹介するのは、行政書士というより、最近ではコンサルタント的な活動が目立つ、丸山 学さんの新作。
タイトルに「仕事術」とありますが、実際はもうちょっと根本的な、ビジネスモデルのお話です。
【目次】
第1章 ビジネスのルールが変わったことを認識する
自分の能力だけで道が切り開けると思わないこと!
先行者が圧倒的に有利な時代の幕開け
第2章 ちょっと非常識な「Web2.0講座」
Web2.0とは自社の価値を効率よく高めてくれるもの
非常識なWeb2.0用語解説 ほか
第3章 あなたのビジネスをWeb2.0的に変身させる方法
専門家(士業、コンサルタント等)は自分の知識が「0円」になると認識する
情報起業家は今すぐキャッシュ・ポイントを変更する ほか
第4章 10年後もWebで生き残るためのヒント
「No.1」しか生き残れない時代が到来する
今あなたが取り組むべきは「蓄積」と「継続」
【気になった点など】
◆抜粋中心で。
■「損して得取れ」が実行できるか?
⇒この発想が出来るか否かが、起業がうまくいくかどうかの分かれ道
⇒顧客の中に蓄積された「価値」がやがて購買行動という見返りになる
⇒「Web2.0的発想」で、損の部分を効率よくクリアすることが可能
■ビジネス視点から捉えなおしたWeb2.0用語解説
●「ユーザー参加」 ⇒ 「給料を払わないで人に労働をしてもらう方法」
●「集合知」 ⇒ 「自分の知識の無さをチャラにしてくれうる現象」
◎集合知の例
1.多様な意見を集めて多角的な評価を行えるようにする(Amazonのカスタマーレビューなど)
2.多数の知を集結させて、正解を導き出す(Wikipediaなど)
■専門家(士業、コンサルタント等)は自分の知識が「0円」になると認識する
⇒自分の知識を惜しげもなく公開して、サイトを運営する
⇒自身の「情報」ではなく、「編集能力」の方に価値を置いて、お金を払ってもらう
■成功する情報起業と失敗する情報起業の差
⇒成功している人は情報起業だけでなく別に実業を営んでいる
⇒情報起業は新鮮な情報が常に必要だが、実業の方でその情報を仕入れて、それを情報起業として販売するようにする
【読後の感想など】
◆「自力で必死になってコンテンツを作るのではなく、ユーザー参加型の「場」を設けて、そこに気持ちよく書いてもらおう(結果的にそれがコンテンツとなる)」というのが、本書における丸山さんの主張。
そのためのツールとして、WikiやSNSサービスがあげられています。
丸山さんが実際に作られたWikiがコレ。
SEO対策塾〜検索エンジン最適化の極意@Wiki〜
このサイトはライブドアの無料サービスで作られているそう。
◆また、SNSもmixiのような大手のサービスだけでなく、自分独自のSNSシステムが作れるサービスもあるんですね(恐るべしFC2(汗))。
FC2 SNS
◆ただ、これらのキモはいずれも「ユーザーが上手い具合に参加してくれるかどうか」。
全く盛り上がらなかったり、炎上してしまっては元も子もありません。
自分でコンテンツを作成していくより、ある意味高度なテクニックが必要とされそうな(汗)。
「空気を読む技術」だとか(笑)。
◆本書で紹介されている「上手い具合に回っている」サイトのひとつが「セミナーズ」。

セミナー主催者が喜んで告知記事を書くことにより、良質なコンテンツが蓄積されていく、という、ある意味「コンテンツの自動生成」ぶりには、丸山さんも「何とも美しいビジネスモデルといわざるをえません」と脱帽されています。
(もっとも、最初は「自己投資に積極的な人(=優良顧客)のメルアドを何万も集めていて凄いなー」程度にしか思っていなかったとか)
◆同じように「場」の持つ力について、間接的(?)に書かれていたのがこの本。

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
(参考記事:「ハンバーガーを待つ3分間の値段」斎藤由多加 (著))
リクルートに入社して、雑誌「住宅情報」を「場」であると見抜いた、著者の斎藤由多加さん。
鋭すぎます(汗)!
今は、ネットを使ってさらに効率的に「場」が作れるわけですね。
◆本書を読んで、すぐに「Web2.0的ビジネスモデルを構築する」というのは難しいかもしれませんが、例えば、こういうブログでも、自分が記事に書いていない単語で検索されて訪問があるケースがあって、大抵そんな時は、コメント欄でどなたかが書かれています。
お題ではないですが、記事で質問を投げかけて、ご自分のブログのコメント欄を賑わさせる、というのも、SEO対策的にはアリかも(笑)。
栗原さんはそれ狙い(笑)?
【トラックバックさせて頂いたブログ】
「創造マラソン」さん
「行政書士開業準備研究室ブログ」さん
「InnerChild triumphs!!」さん
【編集後記】
◆・・・というわけで餅つき大会。
時間は一応「10時から12時」とのことだったので、11時過ぎにノンビリ出かけたところ、餅つき自体は終わってました(涙)。

ス、スマヌ、ムスメよ(汗)!
この記事のカテゴリー:「ITスキル」へ
この記事のカテゴリー:「ビジネススキル」へ
「マインドマップで読書感想文」のトップへ
◆気を取り直して(笑)。
今日ご紹介するのは、行政書士というより、最近ではコンサルタント的な活動が目立つ、丸山 学さんの新作。
タイトルに「仕事術」とありますが、実際はもうちょっと根本的な、ビジネスモデルのお話です。
【目次】
第1章 ビジネスのルールが変わったことを認識する
自分の能力だけで道が切り開けると思わないこと!
先行者が圧倒的に有利な時代の幕開け
第2章 ちょっと非常識な「Web2.0講座」
Web2.0とは自社の価値を効率よく高めてくれるもの
非常識なWeb2.0用語解説 ほか
第3章 あなたのビジネスをWeb2.0的に変身させる方法
専門家(士業、コンサルタント等)は自分の知識が「0円」になると認識する
情報起業家は今すぐキャッシュ・ポイントを変更する ほか
第4章 10年後もWebで生き残るためのヒント
「No.1」しか生き残れない時代が到来する
今あなたが取り組むべきは「蓄積」と「継続」
【気になった点など】
◆抜粋中心で。
■「損して得取れ」が実行できるか?
⇒この発想が出来るか否かが、起業がうまくいくかどうかの分かれ道
⇒顧客の中に蓄積された「価値」がやがて購買行動という見返りになる
⇒「Web2.0的発想」で、損の部分を効率よくクリアすることが可能
■ビジネス視点から捉えなおしたWeb2.0用語解説
●「ユーザー参加」 ⇒ 「給料を払わないで人に労働をしてもらう方法」
●「集合知」 ⇒ 「自分の知識の無さをチャラにしてくれうる現象」
◎集合知の例
1.多様な意見を集めて多角的な評価を行えるようにする(Amazonのカスタマーレビューなど)
2.多数の知を集結させて、正解を導き出す(Wikipediaなど)
■専門家(士業、コンサルタント等)は自分の知識が「0円」になると認識する
⇒自分の知識を惜しげもなく公開して、サイトを運営する
⇒自身の「情報」ではなく、「編集能力」の方に価値を置いて、お金を払ってもらう
■成功する情報起業と失敗する情報起業の差
⇒成功している人は情報起業だけでなく別に実業を営んでいる
⇒情報起業は新鮮な情報が常に必要だが、実業の方でその情報を仕入れて、それを情報起業として販売するようにする
【読後の感想など】
◆「自力で必死になってコンテンツを作るのではなく、ユーザー参加型の「場」を設けて、そこに気持ちよく書いてもらおう(結果的にそれがコンテンツとなる)」というのが、本書における丸山さんの主張。
そのためのツールとして、WikiやSNSサービスがあげられています。
丸山さんが実際に作られたWikiがコレ。
SEO対策塾〜検索エンジン最適化の極意@Wiki〜
このサイトはライブドアの無料サービスで作られているそう。
◆また、SNSもmixiのような大手のサービスだけでなく、自分独自のSNSシステムが作れるサービスもあるんですね(恐るべしFC2(汗))。
FC2 SNS
◆ただ、これらのキモはいずれも「ユーザーが上手い具合に参加してくれるかどうか」。
全く盛り上がらなかったり、炎上してしまっては元も子もありません。
自分でコンテンツを作成していくより、ある意味高度なテクニックが必要とされそうな(汗)。
「空気を読む技術」だとか(笑)。
◆本書で紹介されている「上手い具合に回っている」サイトのひとつが「セミナーズ」。
セミナー主催者が喜んで告知記事を書くことにより、良質なコンテンツが蓄積されていく、という、ある意味「コンテンツの自動生成」ぶりには、丸山さんも「何とも美しいビジネスモデルといわざるをえません」と脱帽されています。
(もっとも、最初は「自己投資に積極的な人(=優良顧客)のメルアドを何万も集めていて凄いなー」程度にしか思っていなかったとか)
◆同じように「場」の持つ力について、間接的(?)に書かれていたのがこの本。

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
(参考記事:「ハンバーガーを待つ3分間の値段」斎藤由多加 (著))
リクルートに入社して、雑誌「住宅情報」を「場」であると見抜いた、著者の斎藤由多加さん。
鋭すぎます(汗)!
今は、ネットを使ってさらに効率的に「場」が作れるわけですね。
◆本書を読んで、すぐに「Web2.0的ビジネスモデルを構築する」というのは難しいかもしれませんが、例えば、こういうブログでも、自分が記事に書いていない単語で検索されて訪問があるケースがあって、大抵そんな時は、コメント欄でどなたかが書かれています。
お題ではないですが、記事で質問を投げかけて、ご自分のブログのコメント欄を賑わさせる、というのも、SEO対策的にはアリかも(笑)。
栗原さんはそれ狙い(笑)?
【トラックバックさせて頂いたブログ】
「創造マラソン」さん
「行政書士開業準備研究室ブログ」さん
「InnerChild triumphs!!」さん
【編集後記】
◆・・・というわけで餅つき大会。
時間は一応「10時から12時」とのことだったので、11時過ぎにノンビリ出かけたところ、餅つき自体は終わってました(涙)。

ス、スマヌ、ムスメよ(汗)!
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは。
丸山さん、2年くらい前にビデオを購入して見たことがあります。
1度きりで内容もあまり覚えていませんが(^-^;)
餅つき。実家の父の兄の家で毎年餅つきをやっているんですがもう10年近く見にいってません。
ふと、おっちゃんは70歳超えてるなぁ。
いとこがついているのかなぁ?と考えてしまいました。お餅だけはちゃっかり送ってもらったのですが・・(^-^;
丸山さん、2年くらい前にビデオを購入して見たことがあります。
1度きりで内容もあまり覚えていませんが(^-^;)
餅つき。実家の父の兄の家で毎年餅つきをやっているんですがもう10年近く見にいってません。
ふと、おっちゃんは70歳超えてるなぁ。
いとこがついているのかなぁ?と考えてしまいました。お餅だけはちゃっかり送ってもらったのですが・・(^-^;
Posted by たなか@心レベル at 2007年01月07日 11:17
こんにちは。
たしかに、仕事術というより、ビジネスモデルですね。
いろいろヒントはあったような気がしますが、なかなかすぐには、思いつきませんね。
もちつき残念でしたね。
もう少し早く行けば、良かったですね。
たしかに、仕事術というより、ビジネスモデルですね。
いろいろヒントはあったような気がしますが、なかなかすぐには、思いつきませんね。
もちつき残念でしたね。
もう少し早く行けば、良かったですね。
Posted by こばやし at 2007年01月07日 11:34
こんにちは!
わたしFC2ユーザーですけどそんな機能
があるのを知りませんでした。
知っても活用できないですけど。(≧▽≦)
わたしFC2ユーザーですけどそんな機能
があるのを知りませんでした。
知っても活用できないですけど。(≧▽≦)
Posted by ヨシザワ at 2007年01月07日 11:37
smoothさんこんにちは。
ライブにwikiがあるのは知っていましたが活用していませんでした。コンテンツを自動増殖させるためには、ソリューションサービスを提供するに限ると思います。
掲示板なんかでも、Q&A系の版は結構にぎわいますもんね。私一つ大ブレイクする可能性のあるネタあるんですよ!
ネタだけですが何か・・・(汗
ライブにwikiがあるのは知っていましたが活用していませんでした。コンテンツを自動増殖させるためには、ソリューションサービスを提供するに限ると思います。
掲示板なんかでも、Q&A系の版は結構にぎわいますもんね。私一つ大ブレイクする可能性のあるネタあるんですよ!
ネタだけですが何か・・・(汗
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年01月07日 13:18
wikiって名前だけ知ってますが、中身がよく分かりませんでした。
丸山さんのを覗いて、なんとなくこんな感じっていうのはわかったような・・・。
どういう風に使うのが良いのか自分なりに探ってみようかと思います。
教えていただきありがとうございました。
丸山さんのを覗いて、なんとなくこんな感じっていうのはわかったような・・・。
どういう風に使うのが良いのか自分なりに探ってみようかと思います。
教えていただきありがとうございました。
Posted by ビルダーナース at 2007年01月07日 16:48
こんばんは。
場がコンテンツになるという話を始めて聞いたのは、主婦を集めてのマーケティングをやっていた日野さんです。
これも神田さんのCDネタ。
それがWeb2.0だったとは!
場がコンテンツになるという話を始めて聞いたのは、主婦を集めてのマーケティングをやっていた日野さんです。
これも神田さんのCDネタ。
それがWeb2.0だったとは!
Posted by タツ at 2007年01月07日 22:21
smoothさん、こんばんは
記事を拝見して。オンラインとオフラインはどちらがでなく両方必要ですね。
餅つきですが私もボーイスカウト時代に経験していますが楽しいですね。むしろ父兄の方が楽しんでいるようですね(笑)。
記事を拝見して。オンラインとオフラインはどちらがでなく両方必要ですね。
餅つきですが私もボーイスカウト時代に経験していますが楽しいですね。むしろ父兄の方が楽しんでいるようですね(笑)。
Posted by まちすけ at 2007年01月07日 22:24
こんばんは。
今後、情報化社会は益々進行していきますので、専門家(士業、コンサルタント等)の知識は「0円」になると私も思います。
また、世界レベルでの競争になると思うので、人件費の安い国の専門家を活用するようになるのでしょう。
既にアメリカは、インド、ロシア、東欧の安い専門家(弁護士、会計士、医者など)を活用しています。
今後、情報化社会は益々進行していきますので、専門家(士業、コンサルタント等)の知識は「0円」になると私も思います。
また、世界レベルでの競争になると思うので、人件費の安い国の専門家を活用するようになるのでしょう。
既にアメリカは、インド、ロシア、東欧の安い専門家(弁護士、会計士、医者など)を活用しています。
Posted by 藤間IM at 2007年01月08日 00:02
smoothさん、こんばんは!
TBありがとうございました〜。
分野を絞って集合知をうまく生成していく、という感じですよね。SEOの知識を集めた集合知なんかできたら、そのサイト自体がSEO対策で完璧・・とかなりそうです(笑)
TBありがとうございました〜。
分野を絞って集合知をうまく生成していく、という感じですよね。SEOの知識を集めた集合知なんかできたら、そのサイト自体がSEO対策で完璧・・とかなりそうです(笑)
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年01月08日 00:16
smoothさん、こんばんは!
> ■「損して得取れ」が実行できるか?
私、弱いです・・・。ケチなのか、欲深いのか。
> ■「損して得取れ」が実行できるか?
私、弱いです・・・。ケチなのか、欲深いのか。
Posted by 手文庫 at 2007年01月09日 00:17
なんとなく『ヒューマン2.0』のイメージ(内容、でなくイメージ)と被る感じがします。
何を読んでも「時代は変わった、オマエも変われ」と言われて疲れました(笑)。
何を読んでも「時代は変わった、オマエも変われ」と言われて疲れました(笑)。
Posted by a_aji at 2007年01月09日 09:08
お久しぶりですがw
丸山氏の本は以前にも読んだことがありますが、「場」に注目されるのはさすがですね。これからは、「場」を操る企業だけが生き残っていくでしょうね。
ためになる記事です。ありがとうございます・
丸山氏の本は以前にも読んだことがありますが、「場」に注目されるのはさすがですね。これからは、「場」を操る企業だけが生き残っていくでしょうね。
ためになる記事です。ありがとうございます・
Posted by ぼうや at 2007年01月09日 17:11

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