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2006年10月23日

「まっとうな経済学」ティム・ハーフォード


まっとうな経済学
まっとうな経済学

【はじめに】

◆おはようございます。

雨の日の朝はユウウツなsmoothデス(汗)。

ここに引っ越してくる前の家も、最寄り駅は同じだったのですが、今の家の方が広くなった代わりに、そこより3分以上駅から離れているんですよ。

雨が降ると毎回、引っ越したことを後悔しているという(笑)。←女々しい


◆さて。

今日ご紹介するのは、久しぶりに読み切った重厚な一冊(汗)

本にカバーをつけないワタクシでも、「ヤバい経済学」に比べたら、電車の中でも安心して読めます(笑)!


【目次】

第1章 誰がためにそのコーヒーはある
第2章 スーパーマーケットが秘密にしておきたいこと
第3章 完全競争市場と「真実の世界」
第4章 交通渋滞
第5章 内部情報
第6章 合理的な狂気
第7章 本当の価値をなにひとつ知らなかった男たち
第8章 なぜ貧しい国は貧しいのか
第9章 ビールとフレンチフライとグローバル化
第10章 中国はどのようにして豊かになったか


【気になった点など】

★価格ターゲット戦略における一考察

「価格ターゲット戦略」とは、簡単に言うと、価格に敏感な層には相応の商品を、価格に無頓着な層には、高値の商品を販売すること。

この場合、大事なのは「価格に無頓着な層に、安い商品を買わせないこと」です。


◆スターバックスコーヒーのメニューには、バリエーション豊かなトッピングがありますが、実際に支払う料金差ほど、原材料のコストの差はありません。

要は価格に無頓着な客をあぶり出しているのです。

製造コストがほとんど変わらない商品にまったく異なる値段をつければ、価格敏感度が低い客をあぶりだせる。気前よい客を完璧に見抜く術はスターバックスにはないため、店頭で自由に選ばせるようにしているのだ。

な、なるほど(汗)!


◆同じような例としては、こんなものが。

●世界各国の空港の出発ロビーがおしなべてお粗末なのは、「エグゼクティブ・ラウンジ」の潜在層が、逃げ出さないようにするため。

●「お値打ち価格」のスーパーのストアブランドのパッケージが野暮ったいのは、「もっと高い金額を払っても良い」と思っている客を遠ざけるため。



◆そしてきわめつけ(?)なのが、某社のレーザープリンターのお話。

ある2種類の製品では、低価格モデルと高価格モデルで、全く同じ部品が使われています。

唯一違うのが、低価格モデルに組み込まれた「印刷速度を遅くするチップ」

なんと、「客に高級モデルを買わせるために、低価格モデルの印刷スピードをわざわざ遅くしている」のだとか(汗)!

ゆ、許せん(汗)!!!


★その他のお話

◆スイマセン、本書には上記のような興味深い内容がしこたま詰まっているのですが、一つ一つのテーマが結構重い(この辺が昨今の新書と違う(笑))ので、要約も引用も上手くできませんでした。

ホントは上に書いたようにあと3つほど書いたのですが、正直読む気がしないくらい長文になってしまったので、省略(笑)。

それではアンマリ(自分も(笑))なので、超要約&その他のポイントをピックアップしてみますと・・・。

■中古車市場と情報の開示

■年金生活者と「ヘッドスタートの定理」

■交通渋滞と外部性課金

■アメリカの医療保険の問題

■イギリスの電波免許の入札

■貿易障壁と「特殊利益集団」

■中国の躍進の秘密
などなど・・・。


◆うーん、3回くらいに分けて書きたい気分(笑)。


【読後の感想などなど】

◆久々に読み応え満点でした。

途中で他の本に浮気等していたとはいえ、読み始めてから結構経っております(汗)。

「右脳ラーニング」の効果が台無し・・・。


◆日経の広告によると重版かかってるようなのですが、ブログ等でもそれほど盛り上がっているようでもなく。

その辺は「ヤバい経済学」に比べると、ネタが日常的(というかアチラが異常なんですが(笑))なので、本当の意味で経済学に関心のある方しか購入していない可能性もあります。


◆個人的には、必死に書き込んでしまった(笑)「価格ターゲット戦略」の話がやはり一番ヒットしました。

「スーパーの値段は、特売価格が実は通常価格」であって、「特売セールをやめる時は、実は大幅な値上げである」と考える方が自然、というくだりに思わず納得

身の回りで起きている事象を、冷静な視点で分析しています。


◆もっとも「経済学?はぁ?」という方には、一歩間違うと参考書チックな捉えかたをされてしまうヨカン(汗)。

まぁ、それくらい「まっとう」な内容だということで(笑)。


ヤバくはないですが、オススメ!

まっとうな経済学
まっとうな経済学


【トラックバックさせて頂いたブログ】

実践起業!成功への道。blogで人脈は作れるか?さん


【編集後記】

◆昨日は、ヨメとムスメと3人で、ちょっと離れた地域のお祭りに参加。



お祭りというよりは「バザー」といった感じで、小学生くらいの子供たちが、実際にモノを売ったりしていました。

小さいうちから、こうやってお金を稼ぐことの大変さを学習すると、大きくなってからも変な無駄使いとかしないんじゃないのかな、と思ったワケで。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 07:54
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この記事へのトラックバック
本書の、原題は、"The Undercover Economist"です。 覆面...
『まっとうな経済学』ティム・ハーフォード(著)【独立起業ビジネスブログ日記:実践起業!成功への道。blogで人脈は作れるか?】at 2006年10月23日 10:00
この記事へのコメント
smoothさんこんにちは。未読本の山が…

この本もおもしろそうですね!手帳のコメありがとうございました。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年10月23日 08:05
smoothさん、おはようございます!

やばい。とまっとう。
確かに電車の中ではまっとうの方が読みやすそうですね!(やばいを読んだほうがチョイ悪風かも(^-^;))

IBMプリンタの話。ほへぇーって感じでした。
まっとうか・・・と思ってしまいましたよ・・

特価のお話。

私がホームセンターでアルバイトをしていたころ。
ホームセンターに少しだけ作業着みたいなのがおいてあったのですが、値札を高く書いて、それをけして安い値段に書き換えるよう言われたのを思い出しました。

あの時は、んーなるほど。っと学生ながら関心しましたが。
今は複雑です(^-^;)
Posted by たなか@心レベル at 2006年10月23日 08:06
smoothさん、こんにちは!

稲盛さんも、値付けは、経営なり、と言ってますから、
価格戦略は興味津々です。
でも、読むのに時間かかる本は・・、迷いますね。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年10月23日 09:04
こんにちは。

価格のところは、とくに、おもしろいですよね。

個人的には、経済学で言うところの「外部性」の話がおもしろかったです。

経済学をあまり知らない方には、むずかしいですが、基本的なことが、日常的なことからわかるので、読んでみると、良いかなと思います。
Posted by こばやし at 2006年10月23日 10:31
smoothさんおはよーございます!

面白そうな本ですね!

今足元に「スティグリッツの経済学入門」が積まれている状態なのですが、ご紹介の本の方が「面白そう」という理由で先に手をつけてしまいそうな予感です。
Posted by 赤っぴ at 2006年10月23日 11:35
わざと印刷速度を遅くするのですか・・・

あこぎ〜 (^^;)
Posted by 齊藤 正明 at 2006年10月23日 12:15
↑同感。
なんちゅうあこぎな(涙)。
たまには
遅読もいいじゃありませんかww
Posted by ぼうや at 2006年10月23日 18:53
smoothさん、こんばんは!

スタバはともかく、空港のロビーの話はちょっと以外性もあって興味津々です。

プリンタだけじゃなく、PC業界あたりでも、製品性能で似たようなことやってたりして(笑)
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年10月23日 19:28
おもしろいですね!

こういう価格のからくりとか見ると、スーパーに行った時に
安いものが素直に喜べなくなっちゃうかもですね(笑)
Posted by イヴォンヌ at 2006年10月23日 21:04
smoothさん、こんばんは
右脳ラーニング効果台無しですか、重厚そうですね。さっそく直行します。
Posted by マチスケ at 2006年10月23日 21:05
こんばんわ。
そうじ力を読んで、古いバッグを一挙に
捨てました。あ〜すっきリ・・・とは行かないです。
だってまだ捨てるものが山ほどあるから。
少しずつやって行きます。

これから「顧客は追いかけるな」を
追いかけます。
楽しみです。
Posted by hanta at 2006年10月23日 21:30
うちも高い顧問料に誘導するために
あえて処理スピードを落とした
低価格コースを作りましょうかね(^_^;)

Posted by ヨシザワ at 2006年10月23日 23:23
smoothさん、こんばんは!
今回も勉強になりました。ありがとうございます。
「価格に無頓着な層に、安い商品を買わせないこと」というのはへぇーと思いましたね。気前のいい客を見つけるというコツみたいなものでしょうか(それでも実感はできない私です・・・)。
Posted by 手文庫 at 2006年10月24日 02:09
この本気になってたんです。
「まっとうな」という表現がなんとも良いですね。

価格は確かにどう付ければいいか迷います。
住宅業界はローコストが流行りましたが、これはやはりそういう層しか惹きつけられないので、難しい・・・。
価格を訴求するお客さんと仕事しても面白くないですし。

正解がないだけに、こういった本から知恵を得ねば〜。
Posted by ビルダーナース at 2006年10月24日 13:23