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2006年10月06日

「グーグル・アマゾン化する社会」森健(著)


グーグル・アマゾン化する社会
グーグル・アマゾン化する社会

人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!

【はじめに】

◆おはようございます。

昨日は久々に「1日中スーツ&ネクタイ」で長時間打ち合わせして疲弊しまくりのsmoothデス(汗)。

あー、でも普通サラリーマンってそれがアタリマエですね(ゴメンナサイ)。


◆さて。

今日ご紹介するのは、またもやグーグル関係・・・と思いきや、ちょっと違うんですよね(笑)。

新書にありがちな「タイトル付けのやり方」なのかもしれませんが、むしろ内容的にはツボかも(笑)。


【目次】

第1章 多様化が引き起こす一極集中現象―巨大な一極とフラット化した世界
第2章 Web2.0の世界―「ユーザー参加型」「膨大なデータベース」
第3章 Amazon―参加のアーキテクチャー
第4章 Google―半強制的な参加のアーキテクチャー
第5章 スケールフリー・ネットワーク―金持ちほどますます金持ちになる理由
第6章 個人への一極集中―タグとパーソナライゼーション
第7章 「民主主義」によってつくられる“主体性ある思考”



【気になった点など】

★米国アマゾンの「ユーザー参加」

◆実は「アマゾン本」について読んだのは初めてなので、全く知らなかったのですが、アメリカのアマゾンは、日本版とはちょっと違います。

とにかく情報量が多い(汗)!


◆本書で例としてとりあげられたのが、私が逃げている(笑)「フラット化する世界」

フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)

フラット化する世界(下)
フラット化する世界(下)

これが本国版だとこうなってます(リンクは上巻のみ)。

「The World Is Flat」(amazon.com)


◆私も英語がよくわからないのですが(笑)、日本版との違いで気になるところを本書よりピックアップします。

●「インサイド・ジス・ブック」

⇒当該書籍に含まれるキーワード的な単語が、15ほど並べられている

⇒単語をクリックすると、当該単語がその本にどれだけ含まれているかが表示され、さらに、その単語が使われている箇所の前後の文章も読むことができる


●「このページを見たユーザーが最終的に買った書籍」

これは結構面白いですね(笑)。

ヤバイ経済学が一番買われていると言うのはいかがなものかと(笑)。

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する


●「タグ・ジス・プロダクト」

⇒キーワード検索用のタグ=キーワードを入力できる


●「スポットライト(カスタマー・レビュー内)」

⇒カスタマー・レビューの中でも、多くの他のユーザーから高く評価されたレビューが特別枠のような形で、カスタマー・レビューの上段に掲載されている


●「ディスカッション」

⇒レビューの内容を踏み越えた事象について、意見や議論を交わす場


◆そしてこの後に、日本版でもお馴染みの「リストマニア」「カテゴリー」があるんですが、正直ここまででお腹一杯(汗)

これはもはや、参加者によって作成されたメディアですよ。

果たして日本版もこうなるのか(汗)?


★「金持ちほどますます金持ちになる」

◆本書では、第4章でグーグルについて検証しているのですが、私のようにGoogle本を乱読している人間には、特に目新しいものはなかったです。

それよりその後の章を使って論じられているのが、ネットやその他の世界における「一極集中」について。

第5章では、まず「スケールフリーネットワーク」について分析されています。


スケールフリーネットワークとは、その接続規模(スケール)に成約がない(フリー)こと。

これは簡単に言えば、「60ヶ所以上の空港と1日300本を超える過密な運行をこなしている羽田空港」と、「東京と大阪の2空港との間で1日3往復しかない佐賀空港」が存在している状態です。

一方高速道路について言うなら、物理的な限界等もあり、それほど極端な違いはありません。

そして、インターネットは当然スケールフリー・ネットワークとして存在します。

この辺について詳しくお知りになりたい方は、コチラの本を。

 新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

(参考記事:【マインドマップ書評】「新ネットワーク思考」 アルバート=ラズロ・バラバシ (著)←とんでもなくでかいマインドマップが描かれてます(笑)ので、是非拡大してご覧下さい)


◆また、「富」についても、ごくごく一部の「超大金持ち」と「そうでない人」という形をとる、「スケール・フリー状態」であり、この傾向はますます顕著になってきています。

俗に言う「金持ちほどますます金持ちになる」ということですね。


その原因の一つとして著者が挙げたのが、「情報とマネーの親和性」

どちらも成長時にはスケールフリー・ネットワーク的な挙動を示します。

「両者が何らかの関わりの中で連動し、ともに収穫逓減が起きているのでは?」と言うのが著者の考え。

なるほど、ありえない話でもないですね・・・。


★ロングテールで成功するのは結局ヘッド?

◆最初にロングテールの話が出てきた時に、「私には関係ないな」と思ったワケが、本書では上手く表現されていました。

ウェブでB2Cビジネスが始まった直後から、ウェブの強みは「中抜き」にあると言われてきた。メーカーサイドや大手小売りが、直接ウェブでの販売を手がけるようになれば、中小小売は難しい。もちろん多少の売上は立つだろう。だが、グーグルやアマゾンに代表されるような爆発的な成功は望むべくもない。
 要は、在庫設備や営業力、宣伝力など、事業スケールによる体力差が、徐々に現れてきているのだ。
 アマゾンやグーグルでのロングテールの成功が大きく取りざたされることは、裏を返せば、もはやアマゾンやグーグルといったスケーラビリティをもつサイトにしか、本当の成功はないということだ。つまり、ロングテールで成功したのは、もともとヘッドという存在だったからということになる。現在業界では薄く広く儲けるビジネスをもってロングテールと称しており、グーグルも自らをそう呼んだ。だが、その対立軸となるヘッドはどこなのか。ヘッドがあってロングテールがあるべきだが、そのヘッドについては言及されていない。ロングテールビジネスの勝者は、業界における一部のヘッド=グーグル、アマゾンだけということではないか。

もちろん例外として「ニッチビジネス」(販売する商品・サービスがニッチ)があげられていますが、いずれにせよコモディティやそれに近い商品では、誰もがロングテールで成功できる、というわけではないですね・・・。


【読後の感想など】

◆うーん、記事書いていて、正直前半部分で力尽きました(笑)。

本当は「沈黙の螺旋」の話なども踏まえて、ネットにおける民主制、さらには公職選挙法の改正後の、ネットでの選挙活動の重要性などのお話にも言及したかったのですが、私には荷が重いかも(汗)。


◆他にも例えば、「靖●問題」とググった場合に上位表示される検索結果と、新聞(もちろん、新聞自体が偏っている可能性も大ですが(汗))の世論調査結果との乖離の話などは、結構アレですね(汗)。

私もあんまり突っ込みたくないですねー(汗)。


◆アマゾンのレビューでも何人かの人に書かれているように、「本書の本質」は「単なるグーグルやアマゾンの話」とはちょっと違います。

そういう「本質」部分が好きな方なら、読み応えがあるのではないかと。

私は上でも書いたように、米国アマゾンの話とかが普通に楽しめましたけど(笑)。


【編集後記】

◆昨日外出中に、なつかしい場所を通過しました。

b53ec947.jpg










ほんの4年ほど前までは、結構良く通っていた、とあるクラブ(踊る方(笑))でございます。

こんな場所に外が明るい時間にいるなんてありえませんでしたよ(笑)。

あ、徹夜明けだと外明るかったか(爆)。


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Posted by smoothfoxxx at 07:04
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この記事へのコメント
smoothさんこんにちは。今回の本のエッセンスのレビューありがとうございます。アマゾンもアメリカ式に進化していくのでしょうね。レビューの有名人の登場なんてことが起きたりして。わくわくします。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年10月06日 09:19
早速のお越しありがとうございました。
いや〜、今日のお話しも難しい・・・
途中まで読ませて頂いて、じゃあ、超ニッチな私はどうなるのだろう?と、思いました。
で、超ニッチはやっぱり大したお金には
ならないのね。
Posted by hanta at 2006年10月06日 10:01
こんにちは。

日本のアマゾン、変わっていくのでしょうかね。

日本は、あまりコミュニティを作る気持ちがないような感じもします。






Posted by こばやし at 2006年10月06日 11:03
本場アマゾンサイトはすごいですね。
靴まで売ってるなんて。
思わずそっちもクリックしちゃいました。
グーグルだけでなく、アマゾンもどうなっていくのか知っておかないと!

フラット化する世界、めっちゃ読みたいのですが、まだ図書館に入らない・・・。
Posted by ビルダーナース at 2006年10月06日 11:29
いつも、拝見いたしております。マインド・マップは大変参考になりました。
僕が注目している紹介いたしますので、良かったら、ブログに書いてみてください。

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Posted by 税理士受験生 at 2006年10月06日 12:55
smoothさん、こんにちは!

中小企業に身を置く私としては、今日の著者のご意見には、ちょっと疑問(不満)です(笑)。

>裏を返せば、もはやアマゾンやグーグルと>いったスケーラビリティをもつサイトにし>か、本当の成功はないということだ

そんなことは、歴史的に見ても、あまり無いと思えるのと、それを言っちゃしまいで、本もあまり売れないのではないかと?
Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年10月06日 13:06
自分も「グーアマ化する社会」面白く読みました。すごく丁寧に書評、解説されていますね。ぜひこの本と対比して読んでほしいものに「Web2.0が殺すもの」という本があります。こちらの方がより批判の姿勢は明確でした。こちらの評もあわせて読んでみたいと思いました。
Posted by k-yoda at 2006年10月06日 13:45
amazonとグーグルの一人勝ち?二人がち?WEB2.0。言葉だけが踊りますが、実際はそうでしょうし、なかなか神と帝国は覆らないでしょうね。
Posted by k-bouya at 2006年10月06日 14:51

私もAMAZONは良く利用します。本ばかりですが、でも気がつけばAMAZONに・・。
不思議なものです。

CDはHMVで買ってしまうし・・。

楽天で買うとポイント貯まるよ。って言われたこともあります・・(^-^;)

googleも最初見た時は会社で同僚が検索していて、なにこれ?って感じでした。
I'm Feeling Luckyって・・斬新でした。
それまではinfoseekとyahooで検索ばかりでしたが、googleを良く使います。(^-^;)


Posted by たなか@心レベル at 2006年10月06日 17:29
アマゾンのお話はつきないのでしょうね。

ほんの少し前までアメリカのアマゾンで本を購入してたのにアットいう間にメジャーになっちゃって驚いてます。

ランクのHPのご紹介ありがとうございます。私もこういう事をもっと勉強しなくっちゃですよねぇ。

smoothさんほんの数年前までクラブに通ってたんですね。若いなぁ〜!
Posted by イヴォンヌ at 2006年10月06日 18:25
amazonもグーグルもどちらもすごいですよね。

グ−グルも徐々に日本で認知たかまってきてますし、
これからさらに期待ですよね。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年10月06日 22:02
smoothさん、こんばんは
私はアマゾンとグーグルをよく使いますが、一部の機能しか使ってませんから、きっと知るほどにビジネスチャンスに気づきそう。。
Posted by マチスケ at 2006年10月06日 22:35
こんばんは

日本のアマゾンしかよく見ていなかったので
イマイチweb2.0企業というイメージが
わかなかったのですが
本場ではスゴイことになっていたのですね。
Posted by ヨシザワ at 2006年10月06日 22:51
smoothさん、こんばんは!

米国のアマゾンってそんなに多機能なんですね…。
日本語でもキーワード載せてくれたりとか、
キーワードどうしで本を結びつけたりとか、
そんな機能があったら便利なんでしょうけど…。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年10月07日 00:42
smoothさん、こんばんは!
「金持ちほどますます金持ちになる」
これホントに感じますよ・・・。
応援クリック!
Posted by 手文庫 at 2006年10月07日 02:41
こんにちは。

久しぶりにわたしもアマゾンUSAを見ましたが、すごいですね。

重層的な情報の塊で、おもわず買ってしまう仕組みがいっぱいです。

街の本屋はいよいよ苦しいですね。
Posted by タツ at 2006年10月07日 20:43
マインドマップを検索していたらたどり着きました。Amazonすごいですね。


たまたま過去に読んだ英語の本でどの箇所にキーワードがあったか調べようと思っていたのですが、英語だと覚えていないことが多いので大助かりです。さらに前後の文章わかるなんて!

助かりました。


Posted by ASIS2005 at 2006年10月08日 14:22
>街の本屋はいよいよ苦しいですね。

タツさんのコメントに全く同感ですが、最近自分の変化に気付きました。

アマゾンができてから、本をたくさん買うようになったことです。

もともと町の本屋では決して買わなかったものを買っています。アマゾンの機能により読者層が拡大すれば、アマゾンがもたらす良い影響を町の本屋も享受できるかもしれないな、なんて考えていました。
Posted by ASIS2005 at 2006年10月08日 14:28