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2006年09月29日

「グーグルのすごい考え方」二村高史 (著)


グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」
グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」

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【はじめに】

◆おはようございます。

昨日は厚着して行って大変な目にあったsmoothデス(汗)。

元来寒がりな上に、今の家が異様に寒いので油断していました(笑)。

まぁ、寒いよりは暑い方がマシ(個人的には)なんですけどね(笑)。


◆それはさておき。

今日ご紹介するのは、先日床屋さんに行った帰りに寄った、下北沢のとある書店で見つけた一冊。

場所柄ビジネス書なんてほとんど置いてないということもあり、どれを買うかで悩みまくりでしたよ(涙)。

しかたなく文庫本の棚に行き、たまたまこの本と遭遇。

文庫本ということもあり、「あー、またGoogleの入門本かよー」と最初はなめていたんですが、手に取って眺めてみるとこれはこれは・・・(汗)。


【目次】

1章 ウェブ2・0時代、グーグルが「情報の価値」をガラリと変えた!
 なぜ、グーグルの「トップページ」はシンプルなのか―「検索サイトの価値は、トップページで決まる」と考える
 なぜ、グーグルの「トップページ」は短時間で表示されるのか―ネット社会では、「人は三秒以上待てなくなる」 ほか

2章 グーグルは「広告の考え方」を180度くつがえした!
 なぜ、グーグルで検索すると「有用なページ」がすぐ出るのか―情報は「格付け」してこそ価値が出てくる
 なぜ、「グーグルのページランク」は知の世界を再構築したと言われるのか―いいサイト・悪いサイトは「リンクの数」で決まる ほか

3章 グーグルは「未来についての見方」が新しい!
 グーグルは「グーグルビデオ」で何を目指しているのか―「デジタル図書館」であれば“すごい映像”が集まる
 なぜ、グーグルは「デジタル図書館」を作ろうとしているのか―ユーザーと情報の出会いは「意外性」があればあるほどいい ほか

4章 グーグルは「検索サイトの可能性」を拡大した!
 なぜ、グーグルは「少数民族の言語でも扱えるようにした」のか―経済・地域・教育…「格差の解消」がビジネスにつながる
 なぜ、グーグルは「翻訳機能にこだわる」のか―グーグルは「英語に代わる世界共通語」になり得る ほか

5章 グーグルは、あなたの「仕事の常識」も変えていく!
 なぜ、グーグルには「20%ルール」という規則があるのか―20%ルール 「就業時間の五分の一」は未来を考える時間
なぜ、グーグルは「10の真実を発見した」のか―「すばらしい、では足りない」ことを考える ほか


(長々とスイマセン(汗))


【気になった点など】

★Google が発見した10の事実

◆検索ページ以外、あまりGoogleのお世話になっていなかった私にとって、Googleの会社情報にこのような記載があるとはしりませんでした。

「Google が発見した 10 の事実」

1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。
2. 1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。
3. 遅いより速い方がいい。
4. ウェブでも民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。
6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。
7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. すばらしい、では足りない。

上記リンク先には、それぞれのテーマについて解説が載っていますので、是非ご一読を。

そして、本書ではそれらについてもっと掘り下げて解説がなされています。


★Win-Winの考え

GoogleアドセンスにおけるGoogleの考え方は、実は末端の個人サイトとの「共存共栄」です。

Googleは基本的に「コンテンツがない企業」ですから、ニッチな個人サイトであっても、それらがすたれることは、そのままGoogleにとってもダメージになるんですね。

逆に無数にある個人サイトが繁栄することにより、ますますGoogleも繁栄するという仕組み。

実際ワタクシも、小銭稼ぎ(笑)で別のところで密かにブログを(ry。


★携帯へのアプローチ

◆先日「Mobile2.0」なんて本をご紹介したばかりですが、Googleも負けてはいません。

2006年4月にGoogleは「音声を利用した検索技術の特許」を取ったそう(出願は2001年2月)。

これは明らかに、「携帯電話に向かって音声を発することにより、検索する技術を開発しようとしている」のに他なりません。


◆また、Googleは各国の携帯電話事業者と次々に提携しています。

これも携帯の持つ位置情報アドワーズに生かすためと考えて間違えないでしょう。


◆実際上記の「10の事実」の中にも、「5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。」とあります(汗)。

Googleも次の主戦場は携帯だと思っているのかもしれません。

・・・ますますPHSから携帯へ変えなきゃいかんか、自分(汗)。


★「渋谷」と「渋谷区」の違い

◆例えばラーメン屋を探す時。

「ラーメン 渋谷」と検索した場合、恵比寿駅近辺のラーメン屋さんがGoogle Mapで表示されたらどう思われるでしょうか?

恵比寿駅周辺でも立派な「渋谷区」です(笑)。

でも、これって、東京に住む人の感覚とは違いますよね?

フツウに考えたら、渋谷駅周辺「渋谷」ですから。


◆逆に(私は知らなかったのですが)、「マンハッタン」という場合、アメリカ人にとっては「マンハッタン自治区全体」を指します。

これは電車社会と車社会の違いにもよるのかもしれませんが、アメリカのサービスをそのまま日本に持ち込んでも、成功しないかもしれない、という例です。

もちろん、Googleは対応しています。

そして世界中の他の国に進出する際にも、こういったズレを意識してサービス展開しているそう。

ちなみに「ラーメン 東京」でググってみたところ、「東京駅周辺」のGoogle Mapは出ませんでした(笑)。

この辺は同じ日本国内でも、ビミョウな部分もありそうですが(笑)。


【読後の感想など】

◆冒頭で書きましたように、「10の事実」というのは、全く知りませんでした。

今あらためて10の文章を読んでみても、「アタリマエと言えばアタリマエ」のものが結構あったり。

「3. 遅いより速い方がいい。」ですとか(笑)。


◆ただ、逆にこういうプリミティブなものの中に、重大な真実が含まれているのかもしれません。

何たってあの天才集団のやることですから、裏に何か隠されていても不思議ではないような(汗)。


◆目次の中身は全部は書ききれてません(Amazonでも公開されていないので)が、そのほとんど全てが「なぜ〜」で始まるものばかりです。

基本的なものもありますが、「そんなこと疑問に思ったこともなかったよ」という問いから、新しい発見もありました。


文庫本の書き下ろしという変わったスタイルですが、この内容で税込み560円はお買い得かと。

ネットビジネスに携わる全ての人に!

グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」
グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」


【編集後記】

◆昨日は、私の仕事中、母が孫(ムスメ)に会いに来ていました。

ムスメは昼間はしゃいだせいか、結構眠かったらしく、夕食中に久しぶりに撃沈(笑)。

今この記事書いてる時点で、まだ寝ています。

顔むくれる事必至(汗)!


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この記事へのコメント
               
smoothさん、おはようございます!

「Google が発見した 10 の事実」は
面白いですね〜。
リンク先のGoogleのページで見て
掲載されていたことに驚きました!

つぎは音声検索に向かうのですね〜。
はやく試してみたいですね♪
Posted by エムストーン at 2006年09月29日 08:58
               
smoothさん、
おはようございます。

あまり関係ないですが、
「床屋」って出版上は
使ってはいけない用語みたいですね。

「理髪店」に変えられました。
編集者も個人的には
「よくわからない」と言ってましたが。
Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年09月29日 09:11
               
画面表示を3秒以内に。

システムを作成する時、スピードはとても意識していました。
3秒以上架かる処理はチューニング。どうしてもかかる場合はステータスバーを出して処理してるのが分かるように・・と工夫したりしてましたよ(^-^;)

携帯音声認識の技術
検索ではありませんがそれに近いものが出てきていますねー(^-^)
http://www.advanced-media.co.jp/newsrelease/newsrelease.cgi?detail=20060718164726
Posted by たなか at 2006年09月29日 10:50
               
ググルから目が離せませんね。この本は買います。数冊未読本があるので。それが済んだら。いつもナイスです。
Posted by ぼうや at 2006年09月29日 11:12
               
ずおー、完全に、私にとって未来話です。
想像も付かないです。

今、smoothさんが紹介されていた、鈴木さんの書かれた、『SEO対策テクニック』を読んでます。

私のブログ、まずタイトルの時点で、SEO対策なってませんね。

改善点山盛りです。ありがとうございます!

>笑いは検索エンジン的には意味無いかもしれませんが、ファンは増えますよ、きっと(笑)。私も負けじと頑張ります!

 確かに!SEOとバランスを取って、やっていきます。

 いつもありがとうございます。
 とても勉強になります。

Posted by 齊籐 正明 at 2006年09月29日 12:16
               
smoothさんこんにちは。大好物きましたね!掘り出し物ですね。ぱくっ!
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年09月29日 12:40
               
smoothさん、こんにちは!

金額といい、お手頃な本ですね。
何かの、ついでに、買います。


Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年09月29日 12:44
               
「遅いより早いほうがいい」
これ、当たり前と思うんですけど、なかなか出来ないです〜

やっとこ昨日、イトーヤでジェットストリーム購入しました^^;


Posted by mami at 2006年09月29日 13:55
               
smoothさん、こんばんは
>Google が発見した10の事実
そのまま見るとふ〜んですがきっとgoogleのことですから凄いことやってるんでしょう(笑)。文庫本の書き下ろし珍しいですね。
Posted by マチスケ at 2006年09月29日 19:45
               
ネット系に興味ある方にはとってもいいのでしょうね。

私にはちとむずかしいですが・・(汗)
Posted by イヴォンヌ at 2006年09月29日 19:56
               
こんにちは。

最近は、グーグル以上のサービスを出すところも出て来ているように思います。

それでも、やはりネットの代表的な企業ですよね。
Posted by こばやし at 2006年09月29日 21:17
               
グーグルの「トップページ」ってなんであんなの?という疑問を持っていました。
この本読めばそれも解決しそうですね。
560円でこの内容は深いっ。

PHS駄目でしょうか・・・?
ネットもこれでやってるから便利なんだけどなぁ。

Posted by ビルダーナース at 2006年09月30日 01:42
               
smoothさん、こんばんは!
Googleの本を読むたびに、そこで働いている人の凄さというか次元の違いを感じます・・・。遠いです。
応援クリック!
Posted by 手文庫 at 2006年09月30日 01:43
               
連続コメントで失礼します

>大村さんのお話の続きは週明けになりそうな(笑)。

  がんばって、今日、進めました!(-_-;)

Posted by 齊藤 正明 at 2006年09月30日 09:35
               
グーグルの先見性を
知れば知るほど、
驚かされることばかりです。

その一部でも
徐々に吸収していきたいですね。
Posted by ひなみっくす at 2006年10月04日 21:27