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2006年10月25日

「あしたの発想学」岡野雅行


あしたの発想学
あしたの発想学

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【はじめに】

◆おはようございます。

昨夜は寝る前に、寝室のあまりの寒さに凍死するかと思ったsmoothデス(マジ)。

ていうか、寝室に限らず寒すぎる我が家

まさか10月に暖房入れる羽目になるとは(汗)。


◆それはさておき。

今日ご紹介するのは「痛くない注射針」などの独自の技術で有名な、岡野工業の岡野雅行さんのご本。

新書なので、お財布にも優しい(笑)!


【目次】

発想と応用―なぜ、可能になるのか?
自由気まま―不真面目と莫迦は似て非なるもの
打破―世の中には最初から実績のあるやつなんていない
習慣―つくる発想、できる発想
周期―いま取り組んでいるものが未来をつくる
反骨―手を動かせば解決方法が見えてくる
勘―図面がないとできないのは本当の職人ではない
縁―その名人は無名人
忍耐―転んでもただでは起きない
秘守―人気のラーメン屋がスープの秘密を教えるわけがない〔ほか〕


【気になった点など】

★発想や創意工夫は子供の頃から?

◆岡野さんが、社員旅行でベトナムに行って買ってきたモノは、現地の子供が作った怪獣のおもちゃ(笑)。

ところがこのおもちゃ。

部品は、オートバイのギアやガットという全部そこらへんに落ちている屑というシロモノ(汗)。

しかも随所に岡野さんでさえ思いつかないような工夫がされているとか。

げに恐ろしいのは子供の工夫(汗)


◆同じように岡野さんも、小僧同然だった40年ほど前に、お得意さんから「1枚板で鈴を作る」という課題を与えられ、それを1年半かけて達成したそう。

(なお、その金型は350万円(当時の価格)で売れたとか。)

ちなみに2年ほど前、岡野さんが、その鈴を某大手メーカーの副社長に進呈したところ、その方は自社の社員に同じものを作らせようとしたのですが、未だできないとか。

やはり小さな頃から一生懸命工夫しているのとそうでないのとでは、発想力にも差があるらしいです(汗)。


★ハイテクとローテク

◆今、コンピュータでできる作業は、軒並み中国に持っていかれている日本。

岡野さんは言います。

「精密な難しい技術を必要とする製品をつくることでしか、中国や東南アジアの国々と勝負できないということなんだよ。」


◆私も全然知りませんでしたが、昔あった「白金カイロ」も、今の金型の技術ではできなくなってしまったそう。

まさに「雑貨の技術はハイテクに応用できるけど、ハイテクから雑貨は生まれない」のですね(汗)。


◆そこで岡野さんの予言(?)。

いままではハイテクだったものが、これからは再びローテクに戻ってくるものもあると思うよ。落語でも古典を知らなきゃ、新作はできないでしょ。基礎ができなければ応用はできない。それと同じでローテクができなければハイテクもできないんだよね。

実際、揺り戻しについては、田坂先生も、この本で述べられていたような。

使える 弁証法
使える 弁証法


★異分野との交流

◆同じ分野の人間だけで物事を見たり考えたりしていると、どうしても行き詰る傾向があるというのは、他の本でも読んだことがありました。

岡野さんの会社でも岡野さんがローテク、腹心の部下の縁本さんがハイテク、と住み分けができています。

実際、岡野さんが3,4ヶ月悩んでいた問題についても、緑本さんのちょっとした助言が突破口となって、解決したことがありました。

 将棋なんかでも、脇で見ていると「こういうふうに指せば勝てるのに」とわかるじゃない。それと同じでね、全然関係のない第三者が見ると「ああやればいいんじゃないかな」ってわかるわけ。うちは緑本という違った視点でものを見る人間がいるから、ほかではできないものもできるようになったんだよ。

そもそも「アイデア」自体も、異なった分野の情報なり知識が「ぶつかった所」で発生する、という話もありますし、これまた納得でございます・・・。


【読後の感想など】

◆本書のあとがきにこういうフレーズがあります。

 この本は、あたしのいろんな発想、考え方や経験を思いのままに綴ったんだけど・・・、どこの頁をめくっても、昔からのふつうのことばかりだったかもしれない。

そうなんですよねー。コレと言って目からウロコの発想法が列挙されているということはないんですよ(涙)。

まぁ、そういう「ノウハウマニア」チックな考えが、一番タチが悪いんですが(汗)。


◆ホントのところ「こういう発想の仕方だからこういう風に行動した」と取れないこともないんですが、逆に、「こういう行動をしているとこういう発想ができる」のかもしれません。

岡野さんの行動、ご自身によるとこうなります。

本当はあたしゃ、特別なことなんて何もない。ただ、時流に流されず、変わらずに日本人気質を続けながら手を動かして額に汗かいて働いてきただけ。でも大切なのは、日本人ならではの、この気質なんだ。この日本の美しい習慣が、この国を世界一の工業国にし、世界経済に大きく影響を及ぼしてきたんだからね。


◆本書の最後に「あしたのための小言118連発」というのがあります。

一、できないことを当たり前にするな。

一、流行は10年、20年の周期で戻ってくるから、知識や技術は絶対に捨てるな。

一、値段が高い、安いではなく、大切なのはお客の満足。

一、するのは失敗、しないのは大失敗。


・・・などなど、「声に出して読みたい(笑)」小言が満載です。

意外と発想法というのは、こういうシンプルな言葉の中に潜んでいるのかも(汗)。


【編集後記】

◆最近、ムスメのおままごと熱が激しすぎて困っております。

昨日も私が仕事から帰ってくると、開口一番

「パパ、ご飯食べるんだからお座りして〜!」


◆そう言うムスメの前には、すさまじい数(笑)のおままごとの道具が(汗)。

まだ本当の夕飯も食べてないのに小さなガラステーブルの前に座らされるワタクシ。

なんとかならんもんですかのー(涙)。


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Posted by smoothfoxxx at 07:54
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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!

岡野さんの本は、いろいろ気づきとなる言葉が満載ですよね。

ムスメさんの、ままごとは、けっこう続きますね。わたしの想像では、ある程度本が読めるようになるまでは、それ一本か。さらに、お店屋さんごっこに発展するという展開です。
でも、ごっこ遊びは、子どもの発育上、非常に重要なのではないかとも思います。ちなみに、ウチのは、「家族ごっこ」「幼稚園ごっこ」「お店やさんごっこ」の三つのパターンを持っています。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年10月25日 08:19
この本もまたまた面白そうじゃないですかー!迷ってます。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年10月25日 10:18
こんにちは。

昨日は寒かったですね。風邪ひかないように注したいところです。

発想法は、基本的なところは変わらないでしょうね。

人間的な観点から考えると。

そういうのを超えてしまうのが、天才とか言われるのかもしれません。
Posted by こばやし at 2006年10月25日 11:04
ローテクからハイテクが生まれる。
含蓄がありますね。

日本の今後が心配ですね・・・

女の子はおままごと好きですね!
男は、トンと興味が無いのは不思議です。

生まれつき、そんな差があるんですかね〜?
Posted by 齊藤 正明 at 2006年10月25日 12:25
目的的に動くと、結論まで一直線にいけます。

例えば、怪獣おもちゃが欲しければ、それをどこかで入手する。

ところが、自分で作るとなると、そこでいろいろな工夫(=トレーニング)が発生します。

豊かな発想は、目的のみでは生まれないのかな?
などと感じた次第です。
Posted by タツ at 2006年10月25日 12:53
ハイテクとローテク。

基本を分かってこそ、そこから工夫が生まれるような感じでしょうか。

おままごと。

私も子供のころ。「お店やごっこ」なるものを近所の子供達とやってました!
子供のころ隣に糸工場がありまして(おばさんが経営してたんですが)そこから毛糸をもらって、やきそば〜いらんかー。

・・・ふと思い出してしまった(^-^;)
Posted by たなか@心レベル at 2006年10月25日 14:40
>岡野さんの会社でも岡野さんがローテク、腹心の部下の縁本さんがハイテク、と住み分けができています。

なんとうらやましい会社。
うちはローテクオンリーです(涙
Posted by ぼうや@文房具 at 2006年10月25日 14:51
こんばんは!


異分野の常識を取り入れることで、
他社に対する特徴的優位性を
発揮できる場合もありますよね。

ですから、積極的に
異業種の方とは
接したいものですね。

って、異業種じゃなかったですね(^^;

Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年10月25日 19:42
この岡野さんって私の家の近所らしいんですが・・・未だにどのヘンがそうなのか
しりません(笑)

ただ、やはり有名なので、地元の浅草の本屋では
新刊出ると一番目立つところに置いてあります。

読んでみようかなぁ〜。
Posted by イヴォンヌ at 2006年10月25日 21:17
お嬢さんが遊んでくれるのは
ホンのひと時、今のうちだけです。
たとえおなかが空いていても、
お嬢さんとの大事な時間を有効に使いましょう。
おほほほ・・・・
今がお父さんの一番幸せな時ですよ。
Posted by hanta at 2006年10月25日 23:04
こんばんは!

ハイテクとローテクの話が興味深かったですね。

最近、会社の先輩に言われて「!」と思ったひとこと。

「まずローテクで考え抜け」

そうすれば、ローテクで思わぬ打開策が生まれることもあるし、ハイテクを使わざるを得ない場合は使う理由が明確なので、技術を有効に活用できる、というのがその意。

よりよい発想のヒントって、意外とローテクに隠されているような気がする今日この頃です。
Posted by プチファイ! at 2006年10月25日 23:11
smoothさん、こんばんは!

なんだか「小言118連発」だけでも
食指が動きます(笑)

しかし、この中途半端(?)な数字って
どこから来たんでしょうか…。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年10月26日 00:57
smoothさん、こんばんは!
基礎って大事です。大事だと自分に言い聞かせています。
Posted by 手文庫 at 2006年10月27日 01:44