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2006年07月25日

「この本は一〇〇万部売れる」井狩春男(著)


この本は一〇〇万部売れる―ベストセラーづくり一〇〇の法則 井狩春男(著)
「この本は一〇〇万部売れる―ベストセラーづくり一〇〇の法則」井狩春男(著)


【はじめに】

◆おはようございます。

今日の夜は豪勢な会食に行く(本業で(笑))smoothデス(笑)。

実は、てっきり昨日だと思い込んでおり、夜に備えてお昼を軽めに済ませてしまったアフォですが、何か(逆ギレ)?


◆気を取り直して。

本日お届けするのは、先日の記事でチョコッと書いたところ、tenさん経由でマーケットプレイスで2冊売れてしまい、高値が付いてしまった(汗)一冊。

いや、ショージキ、著者&出版関係者さん以外は、そんなに関係ないですって(笑)。


【目次】

まえがき 謹啓 ベストセラーの担い手たちへ

1 100万部の1/100の本づくり―「売れてなくても良書」で本当に満足ですか
 ・良い本、ダメな本という差別主義を捨てましょう
 ・立ち読みで読了されたらラッキー
 ・大新聞の書評に載ってもベストセラーにはなりません ほか30

2 100万部の1/10の本づくり―良書がベストセラーと化す条件
 ・軽い本が売れる
 ・薄い本が売れる
 ・「身近」が最大のキーワード ほか36

3 100万部の本作り―これで夢は叶います
 ・書店さんはパンストがお好き
 ・「報奨金」の切れ目が縁の切れ目
 ・「手練(てだ)れ編集者ベストテン」実例・ベストセラーの作り方 ほか34

あとがき では、100万部突破記念パーティで


【気になった点など】

★要チェック項目

◆本書はサブタイトルの通り、「100の法則」から構成されています。

今回はその中から「これは(汗)」と思ったものを簡単に抜粋してみようかと。

■「分かっていない」を自覚しましょう

→ ベストセラーになる要因は、むしろ内容以外の要素が大事!


■立ち読みで読了されたらラッキー

→ 本は立ち読みで読了できるくらい薄い方が売れる(ただし立ち読みで内容を全部消費されるような「薄っぺらな内容」なのはダメ)。

<例>

いつでも会える
いつでも会える

◆・・・私も立ち読みして、もらい泣きしそうになりました(汗)。


■ベストセラーの4大定番テーマ

→ ダントツ1位「恋愛がらみ」(ただし、離婚・再婚・ホ○&レ○・片思い等は定番に入らない)

<例>

マディソン郡の橋
マディソン郡の橋

→ 以下順不同

 ○食べること関係―特に身近な料理であればなおよし

 ○ダイエットあるいは美容がらみ

 ○ちょっとした生き方本

 ○お金にまみれて、がらみ



■失敗の原因はたいていタイトルにあります

→ タイトルの意味を長々と補足しないと分からないようでは、店頭で読者の琴線に触れることは不可能

<例>

カシコギ
カシコギ

「父親」という生きものは、どうしてこれほど哀しいのだろう?親であり、子であるすべての人に贈るせつないまでの愛の物語。160万部突破の韓国ベストセラー小説。


◆・・・確かにタイトルだけではさっぱりわかりません。

一応「カシコギ」とは、韓国では誰でも知っている魚のことらしいんですが(この辺をご参照のこと)。


■ベストセラーカラーというものがあります

→ 暖色系でベストセラーカラー(赤と白、クリーム色と赤系統、ピンクやオレンジ、黄色などの組み合わせ)の色使い

◆それもですが

「装丁は本の内容に合わせるのではない。その本を読む読者の気持ちに合わせてデザインすべきなのです」

という部分に付箋貼りました(笑)。


■絵本をミリオンセラーにする

<例>

葉っぱのフレディ―いのちの旅
葉っぱのフレディ―いのちの旅

→ 原書が売れなかった理由

 ○絵本として売り場に並べた
 ○写真と文字だけだった

→ 変更点 

 ○イラストを加えて日本人向けにお色直し
 ○ビジネス書として売る(「ビジネスマンに癒し本として読んでもらう」ため)


◆・・・結果、ミリオンセラーになったわけですね。


【読後の感想など】

tenさんのコメントで、「20分くらいで読めた」とありましたが、私は薄い本の割には結構てこずりました(汗)。

内容的には全然難しいということはないです。

単に、以前参加した「出版マーケティングセミナー」の内容や、既にご紹介済みの「ベストセラーの作り方」といった本の内容と、すりあわせ作業を行っていただけで。

基本的にワタクシは、ビジネス書しか読んでいない関係上、その他のジャンルの本での法則について、どうこう言えるだけの情報もないのですが、それでも、「書店さんへのアプローチ法」ですとか、「新聞広告の打ち方」といった部分については納得しまくりでした。


◆ただ、思うんですが、「明らかに売れない本」というのは分かっても、「絶対売れる本」というのは、非常にわかりにくいと思うんですよ。

ていうか、わかってたらミリオン続出ですし(笑)。


◆出版に携わる方の場合、ご自身が置かれた状況で、「変えたくても変えられない部分」があるわけですから、それ以外の「自分で手を加えることが出来る部分」について、この本を参考にして戦略を練っていくのが宜しいのではないでしょうか?

とりあえずこの本には、「あの手この手」が満載です。

100個の法則のうち、ひとつでも効果があれば、十分元はとれるハズ(笑)。

というわけで、「著者が無名」で、「出版社が中小」であっても、手を尽くせる部分は色々ある、ということです!



・・・私のような部外者に言われたくないですよね(関係者の方、スイマセン)。


◆まぁ、実際に鵜呑みにするかは別としても、確かに、出版を志したり、実際に編集に携わっている方は、「必読」と言ってもいいかもしれません。

ただし、「裏写りするのはダメ」と書いておきながら、当の本書自体が「裏写りしまくり」というのは、カンベンして欲しかったカモ(笑)。


【編集後記】

◆先日、後楽園のラクーアを家族3人で訪れた際、頭上を走るジェットコースター(「サンダードルフィン」というラシイ)を見上げて、

「うわー、アレ乗りたい!」

と言ったところ、ヨメに

「パパ、それよりアレやって!」

と言われて見た先にあったものは・・・。

「バンジートランポリン」

「パパのカッコイイところ見たいなー!」


・・・てか、アレが「カッコイイ」って、どういうセンスなんですか、アナタ(汗)。


◆数分後

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ジャジャーン!

smoothの運命やいかに(汗)?

(続く)


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この記事へのコメント
               
smoothさんすごいことになってますね(汗。
私絶叫系のアトラクションダメなんです。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年07月25日 08:23
               
こんにちは。

タイトルは大切だと思いますが、どんなタイトルが売れるかは、よくわかりません。

健康系がこれから、売れる気もしますね。

潜在需要は、非常に大きいでしょうから。

Posted by こばやし at 2006年07月25日 10:44
               
こんにちは。

あれ、シンクロニシティですかね?

私と同じ本のレビューですね。

あんなに高騰するなら、売ればよかったなとおもったけど、どこへいったやら。。。

応援していきますね。
Posted by タツ at 2006年07月25日 12:15
               
「バンジートランポリン」やったんですか^^


これやってみたいですねぇ。
どうなったんでしょう?^^;ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年07月25日 12:23
               
ラクーアの上を通るジェットコースター、見た目からしてパスです!

ラクーアごと、揺れるじゃないですか!あれが通ると!

トランポリン、どうなったのでしょう??

また本論について触れず終い m(_ _)m

>今日は硬派にまとめましたね!

 今日は軽いです (^^;)
Posted by 齊籐 正明 at 2006年07月25日 12:30
               
先日、紹介されていました
「ミリオンセラーのつくり方」を昨日買ってきて、休憩の合間に読みはじめています。

「あらしのよるに」は絵本も映画も見ていないのですが、著者さんの日常にとても関心しました。

いい本の紹介ありがとうございました(^-^)

トランポリン、続き気になります(^-^;)
Posted by 心レベル@たなか at 2006年07月25日 14:35
               
smoothさんこんばんは!

この記事は大変参考になりました。

でも、現実には、私のような
無名の著者には関与出来ない部分
かも(T T)

部数、価格はもちろん
装丁やタイトルまで
著者に決定権はありません。

本来は作成段階から
こう言うところまで出版社と
著者が話し合いながら
作っていく必要があるのかと。

ただ、そのためにはまずは
相当な実績が必要でしょうね。

あと、貴重なアドバイス
ありがとうございました。

うちは、同じコンテンツマッチ
広告でもTrendMatchというのを
採用してみました。

こっちだとAdsense狩りとか
されないそうなので。

このあたりは、いつか
記事にしてみようかと
思っています。

Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年07月25日 17:27
               
この本は100万部売れるってすごいタイトルですね!

パパのかっこいいところ・・・どうだったのか気になります(笑)
Posted by 金光サリィ at 2006年07月25日 21:06
               
smoothさん、こんばんは!
バンジートランポリン楽しそうですね。
もしかして初の写真公開ですか?(笑)
Posted by マチスケ at 2006年07月25日 21:44
               
数日前のコメントを読み返すと、

確かに予告されてましたね。

すいません。。見落としてました。

カチッ
Posted by タツ at 2006年07月26日 07:32
               
smoothさん、こんにちは

ブログのご紹介ありがとうございます。

最近同様な本を読み漁っているので、読むのが速かったのかも。

確かに、裏移りが激しくて、普通の紙ではないですよね。どんな意味が込められているのか、ちょっとだけ考えましたがわかりませんでした。

Posted by ten@10倍ブログ at 2006年07月26日 10:52