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2006年06月25日

「Web2.0でビジネスが変わる」神田敏晶(著)


Web2.0でビジネスが変わるソフトバンク新書
「Web2.0でビジネスが変わる」神田敏晶(著)

人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!

【はじめに】

◆おはようございます。

今日はヨメとムスメがお出かけなんで、ひとりで大人しくしているsmoothデス。

てか、また風邪引きそうなんですけど(汗)。


◆本日ご紹介するのは、昨日の記事でちょい見せしたこの本。

好きな方ならグイグイ引き込まれる内容です!


【目次】

序章 「ウェブの進化」より大切なこと
第1章 結局Web2.0とは何なのか?
第2章 マスメディアからCGMへ
第3章 ブログ、SMS、ポッドキャストの媒体力
第4章 ビジネス2.0をデザインする
第5章 好きなことを仕事にする―僕の体験的CGM論
第6章 Web2.1への宿題


【気になった点など】

★「技術」を深く知る必要はない

◆お馴染み「ウェブ進化論」に主に書かれていたのは、『ネットの「こちら側」から「あちら側」へのパワーシフト』のお話でした。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫 (著)
「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」梅田望夫 (著)

この考え方はキモでもあったんですが、逆にある一定年齢以上の方にとっては、結構なハードルだと思われているとか。


◆そこで、本書の著者である神田さんはこう言われています。

 だが、あなたが技術者でない限り、「あちら側」のシステムを支えるテクノロジーの話など深く知る必要はない。昨今、バズワードを「解説」しようと、タイトルに「Web2.0」と冠した本が数多く出版されているが、その内容は技術やインターネットの閉じられた世界の話が多い。
しかし大事なのは技術そのものの進化ではなく、その進化が実際に人間の行動を変えることだ。だから、Web2.0の本質を知るためにはまず、「2.0的」といわれるサービスをとことん使い込んでみることをお薦めしたい。

 (中略)

 だからこの本では、Web2.0によって変革するであろうライフスタイルや、そこから生まれる新しいビジネスのアイデアも紹介していきたい。
それらの一つ一つは、まだ突飛なビジネスアイデアに見えるものもあるかもしれない。けれど。僕はそう遠くない将来に「普通のこと・当たり前のこと」になっていると信じている。


★重要なのは行動の変化

◆上記の事に関連して、神田さんはこうも言ってます。

 技術の変化や進化は表層的なことにすぎない。Web2.0がもたらしたのは、「ウェブを通じて○○ができる」という人の行動様式の変化なのだ。
つまり、Web2.0が目指しているのは、「やりたいことをウェブで気軽に、快適にできるか」ということであって、それを実現するために新しい技術が開発されるという流れになりつつある。
このように、初めに技術ありきではなく、人ありきという発想が、もっとも大切なポイントなのである。 (太字はワタクシ)

ここは結構重要ですね。

「行動様式の変化」

ここに本質的な部分が集約されていると思います。


★ロングテールの小さな頭

◆神田さんによると、俗に言うネットビジネスにおける「ロングテール」は、主にに米国にみられるもの(米国という「個人主義」の大きなマーケットにおけるネット販売のケースにあてはまる)であり、日本は事情が違うのでは?とのこと。

確かに日本人の特性として、「周りの人が買ってる(使ってる)から」という理由で購買行動に出る人は多いです。

ただし、逆に日本特有のロングテールの現象というのもあります。

それが「マスメディアで取り上げられる前に一部で盛り上がる」、通称「ロングテールの小さな頭」

「電車男」「生協の白石さん」も、最初はニッチな部分で盛り上がり、それをメディアがとりあげ、結果的に大ヒットに繋がっています。

こういうった「大ヒット前の小さな頭」を見つけることにより、トレンドを見極めるというアプローチも、今後積極的に行われていくのでしょう。


★まずサービスを立ち上げてみる

◆新しいサービスの立ち上げ時には、各部門ごとの議論や検討を経て、開発やマーケティングを行い、長き活動の果てにやっとリリースされる(しかもその際、往々にしてシステムが落ちる(笑))というのが従来のパターン。

しかし「Web2.0的」な考えだとどうなるか?

 新しいサービスにどのような使い道があるのか。技術的な課題は何かを知るには、まずサービスを運用してみてユーザーの声を聞いてみるのが一番だ。
成功しているベンチャーのほとんどは、ベータ版でもアイデアを公開してリサーチをかけるのを恐れない。
先にアイデアを公開してリサーチをかけ、その結果、よりよいビジネスにつなげられるからだ。

この辺のやり方については、はてなさんが典型的ですよね。

「へんな会社」のつくり方 近藤淳也
『「へんな会社」のつくり方』近藤淳也(著)


【読後の感想など】

◆著者の神田さんは(私は知らなかったのですが)「セグウェイを公道で走行させたことで書類送検された」お方(笑)。

その際、罰金の支払いを拒んだので、東京拘置所に1週間入れられ、一部始終をブログに書かれています(「東京拘置所獄中記-4」)。

その記事が検索結果で上位にあることから、先日の「ホリ○モン騒動」の際には、各メディアから取材を受け、その記事の作りのいいかげんさ(あらかじめ記事にしたいことは、記者によって決められている)に憤慨(汗)。

さらには、強運(?)なのか「ロス地震」「阪神大震災」の両方にいあわせ、そこで既に、マスメディアの報道のウソに疑問を感じてらっしゃいました。


◆そんな経緯があったせいか(?)、本書では、「マスメディアに変わるもの」としてCGM(Consumer Generated Media:消費者発信型メディア)に多く触れられています。

「いいかげんなマスメディアより、確かなCGM」ということでしょうか。

目次ではさらっと書かれてるものの、第3章のブログやSNS、ポッドキャストあたりの掘り下げ方はなかなかのものかと。


◆実際、神田さんもライブドアの「PJ:パブリックジャーナリスト」という制度で、市民ジャーナリストとして記事を投稿されています。

私もつい最近知ったのですが、記者を随時募集しているんですね。

登録後、「ジャーナリスト講座」を受講後、試験にパスすれば、記事の投稿ができるそうです(掲載されるには、デスクのチェックを通らなければいけないんですが(汗))。

なお、原稿料はライブドアポイントで支払われるそうですので、どなたか、是非挑戦してみて下さい!


◆ところで。

上記のベータ版で思い出したのが、初代京ぽん(京セラ エアエッジフォン)「ヒトバシラー」

当時としては斬新フル・ブラウザー機能(PHS端末で、PCサイトを閲覧できる)を持っていたこの機種は、何度かファームアップ(内部のソフトの書き換え)を行いました。

その際、某巨大掲示板の該当板には、何故か関係者と思われる人物(?)によって、まだ一般には公開されていないファームの情報が流され、一定時間を過ぎると削除される、という事が連発。

京ぽんマニア(通称「京ぽなー」)達は毎日のようにそれらの情報を入手しようと掲示板に張り付き、ファームを入手して、ファームアップ成功したと言っては喜び、失敗したと言ってはガックリし、ある種の「祭りに参加している感」がありました。


◆ここでウワサされていたのが、「単に俺らはメーカーの実験台になってるんじゃね?」ということ。

つまり、不確実なベータ版を一部のマニアを実験台として検証し、問題点を洗い出し、その後完成したものをオフィシャルに発表する、というやり方が実は取られていたのではないか、と・・・。


◆しかしそんなことにひるむ「京ぽなー」ではありません(そういう問題か(汗)?)。

いさましく実験台となって、しかばねとなった報告とともに、掲示板にはこのようなアスキーアートが・・・。
           ___
         | ヒ | 
         | ト |
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と、実験に参加し、たまたま生き延びた私が思い出話を語ってみました(笑)。


Web2.0でビジネスが変わるソフトバンク新書
「Web2.0でビジネスが変わる」神田敏晶(著)


【編集後記】

◆えー、どうやらオシム日本代表監督の話はガセではなかったようですね(汗)。

個人的には、ジーコ路線を推し進めた川淵会長が、今大会での結果に対する批判の矛先をかわすために、口を滑らせた(というか単なるネタ振り)のだと思いますが。


イヌゲノムさんからの転載(6月23日のところ)。

> こんにちは、ジェフスレ。
> ご無沙汰してます。
> オシムさんを次の日本代表監督に、という声があちこちから挙がっていますね。
> 最近サッカー協会から打診があったらしいという話がありますが、
> 私が知っている限り本当です。

> しかもそのオファー、オシムさんは断っていません。
> 断ったのは協会の方です。
> オシムさんは、監督を引き受けるための条件を提示しそうですが
> (もちろん金銭ではなく体制について)協会側が受け入れられないと断念したのです。
> その話を聞いたとき、サッカー協会は日本サッカーの未来のために
> 本気で改革するつもりはないのだと感じました。
> とても残念なことです。

> もっともオシムさんは、代表チームよりジェフというチームで
> 世界を相手に戦いたいと本気で考えているようで、
> アジア進出を足がかりし、世界クラブ選手権にチャレンジできる> まで
> まだまだジェフを率いるつもりみたいですよ。
> A3、皆で応援しましょう。

この辺の「金銭以外の条件面=協会の体制」で協会側が折れるつもり、ということで先走ったのならまだしも、単なる牽制球だとしたら、かえってこじれそうな・・・(汗)。


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Posted by smoothfoxxx at 09:45
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この記事へのコメント
こんにちは。

Web2.0、東洋経済でもとりあげられて、だいぶ普及してきましたね。

具体的に、この流れにどう乗るのか、思案のしどころですね。

応援クリック!
Posted by タツ at 2006年06月25日 09:51
おはようございます。
この本、昨日買おうかと思い手に取った本です。結局、読みたい本が別にあったので買いませんでしたが。

「行動様式の変化」ですか。
これは、ビジネスにおいて、いろんな意味で興味のあるテーマですので、今後読んでみます。
いつも有益な情報ありがとうございます。
応援ポチッと
Posted by 藤間IM at 2006年06月25日 10:05
こんにちは。

『ウェブ進化論』よりもわかりやすいかなと思います。

用語集とかついてますし。

ここから先を考えたいところですね。
Posted by こばやし at 2006年06月25日 10:48
smoothさん、おはようございます。
おっしゃる通りでテクノロジーの変化によって人の行動様式がどのように変化するかがビジネスを展開している者にとって最も関心の高いところです。
ところで、先日の飲み会で「オシムガンバレ」が印象に残っておりましたが、最近の報道にはビックリですね。予言でしたか?(笑)
Posted by マチスケ at 2006年06月25日 15:58
オシム日本代表監督ほんとみたいですね^^;

くちを滑らせていってしまったようですね。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年06月25日 17:15
Web2.0が何だかよくわかっていないので、勉強しなきゃーと焦りがありましたが、「あなたが技術者でない限り、「あちら側」のシステムを支えるテクノロジーの話など深く知る必要はない」ってことで、安心しました。
行動様式の変化を知る方が大事ですよね。
ぼちぼちそちらを勉強していきまーす。
Posted by ビルダーナース at 2006年06月25日 23:55
>タツさん

確かに各「経済週刊誌」には1度は取り上げられていたような(笑)。
技術的な部分より「行動様式」デスぜ!

>藤間IMさん

私のように書評ブログだと、気になったらほとんど食いついてます(笑)。

「行動様式」って、要は「スタイル」ってことですよね。
こないだの高城剛さんの本でも同じこと言われてましたし、要チェックです!

>こばやしさん

確かに「ウェブ進化論」よりはわかりやすかったですね。
ここから先は、アイデア勝負なんですかね。

Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評 at 2006年06月26日 07:32
>マチスケさん

上にも書きましたが、「行動様式の変化」にご興味ありましたら、高城さんの本もオススメです。

オシムさんの件は、裏情報があったんですが、マジだったとは(汗)。

>院長サマ

まだ本人が何も言ってないので、五分五分だと思います。
川淵氏は口が滑ったのではなく、完全な保身ですね(汗)。
やり方が何というか・・・。

>ビルダーナースさん

私も技術的なことは何もわかってませんから(笑)。
むしろ「行動様式」というか「スタイル」については、ビルダーナースさんの方が敏感に察知していると思いますよ!
Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評 at 2006年06月26日 07:36
smoothさん、コメント、ご無沙汰です。
私もこの本読んだのですけど、龍司さんも記事にしていたし、そうこうしているうちに?? smoothさんまで。

で、ワタシはどこを書こう・・・と思索にふけっています。

ところで、ライブドアって、ブログ接続環境は快適なのですか?

アメブロではいつも苦戦しているので、マイサーバーないとやってけないのかと、心配になってきました。

ではでは、また、かけたらトラバりにきます☆

Posted by sayuri at 2006年06月26日 22:40
>sayuriさん

こちらこそご無沙汰ですー。
この手の本は私や龍司さんは、反射的に買ってると思われます(笑)。

私の場合は色々と思惑もあったりしますが(笑)。

ライブドアブログは会社自体が一番危ない(笑)ので、安心はしておりませんが、アメブロは投稿以前に、閲覧できないことがあるのがヒドイですよね(汗)。

マイサーバーまではいかなくても、ドメインとって、いつでも逃げ出せるようにしておくのが一番だと思います・・・と言ってる私もドメインないんですが(汗)。

トラバもお待ちしております。
もし反映されなかったらご一報下さいマセ。

一応リンクがない記事は弾くようにはしてあるのですが、トップでsayuriさんのブログにリンク張ってあるんで大丈夫かな、と・・・。





Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評 at 2006年06月28日 00:30