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2006年03月11日

続「バズ・マーケティング」 マーク・ヒューズ (著)



まず、この本の目次をご紹介します。

マーケティングの再起を賭ける
地図に載った企業名―究極のバズ・マーケティング・モデル
第一の秘訣 バズの六つのボタンを押す
第二の秘訣 マスコミの注目を集める
第三の秘訣 確実に注目を集める広告を打つ
第四の秘訣 誰も成しえなかったことに挑戦する
第五の秘訣 独創性を見出す
第六の秘訣 製品をきちんと管理する
ミラー・ライト―時代に先んじた成功ブランド
アップルのマック・アタック―「1984コマーシャル」の成功秘話
クリアプレイ―法廷、物議、大衆の声
コーラ戦争―「ペプシ・チャレンジ」の真相
マスタングのバズ神話―独創性で一人勝ち
超人気番組『アメリカン・アイドル』―視聴者を巻き込んだバズの渦
ブリトニー・スピアーズ―緻密な計算による大ヒット・エンタテイナー
個人起業家のバズ戦略―グリーンフィールド氏の場合


◆コレを踏まえた上で、次にこの本の中で私がチェックした部分を・・・。

★バズ・マーケティングとは?

あなたのブランドや会社について話題にすることが楽しく、魅力的で、報道価値のあることになるまで、消費者とマスコミの注意を引くこと。


★広告の現状

この本における前提として、著者はこう言います

消費者は広告環境のクラッター(混雑)に直面しており、その混雑があまりにひどいために、大半の消費者は広告を気にも留めなくなっている。


じゃー、「どうしたら注目を集められるの?」ということで、色々なバズが紹介されていきます。


★アップル1984コマーシャル

◆これはバズの色々な要素が含まれているのですが、特に「独裁者(ゴリアテ)であるIBMに対して挑む、ダビデであるアップル」という構図が、G・オーウエルの小説『1984』になぞられており、かなり話題になったそうです。

さらに、当時はまだ広告価値として低かったスーパーボールで「1回だけ」放送されました。

この排他的な雰囲気がまた話題となり、大きなバズになったわけです(本当は再放送する予算が無かっただけ(笑))。


◆実は放送前にこのCMを支持していたのはS・ジョブズとマーケティング担当の副社長であったF・クバムだけでした。

役員会で披露されたものの不評を買い、同じリドリー・スコット監督によるCMで失敗した「リサ」のこともあったため役員会はスーパーボールのCM枠を売却するようクバムに命じます。

命令に従い、クバムはCM枠を売却していきますが、最後に残った60秒枠にも買いの申し出の電話があった後、部下にこう言います。

「この電話はなかったことにしよう」

まさにこれこそが「アップルを永遠に変えることになる、きわめて重要な瞬間」だったのです。


★クリアプレイ

◆クリアプレイというのは、DVDプレーヤーに搭載されるフィルタリングシステムです。

これにより、暴力や乱暴なことば、猥褻な画像等がフィルタリングされるわけです。


◆この製品に対し、スピルバーク他14人の有名監督と映画会社8社は「芸術の完全性に手を加える行為」だとして訴訟を起こします。

すると、この手のフィルタリングシステムを取り扱う会社は、恐れをなしてしまい一部の会社は撤退してしまいます。


◆ところがクリアプレイCEOのビル・エイホーだけはひるまず法廷で戦うことを決意します。

敵の稼ぎの総額は、第三世界諸国の国内総生産を超えてしまうのに、こちらは社員18人の小さな会社。

この構図もまさに「ダビデとゴリアテ」であり、まさにマスコミが飛びつきたくなるようなバズです。

実際、エイホーはブランドを売り出すには広告よりもバズの方がずっと効果的であることを直感で理解していました。


◆ただし、「マーケティング予算を全額訴訟費用に注ぎ込む」手段はあまりにリスクが大きすぎます。

著者曰く

だが、ここにバズとの奇妙な共通点がある。先の事を考えると滑稽に思えるが、あと知恵で考えるとすばらしいアイデアだという点だ。


◆エイホーは、「映画がテレビ放映される際にヌードシーンが削除されたり、不適切な言葉が編集されるているのに何も抗議しないのは、TV局から金をもらっているからで、彼らの問題は"芸術性"ではなく"金"なのだ」と主張しています(確かにそうだ(笑))。

相変わらず監督達は一歩も引かないものの、映画会社8社は和解しつつあるそうです。

そしてクリアプレイのライバル会社はどこもマスコミにとりあげられていません。



◆ほかにも目次にありますように、面白い事例が満載です。

・・・結構マインドマップには書き込んだんですけどね(SEO関係なしに(笑)))。

今回のマインドマップは画像を駆使していますので(笑)、後日マップを見直すだけで、リマインドできるかと思います。


というわけで、純粋に面白い本でした(マジ)。

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今夜は家で食事しなくてはいけないので、ご挨拶は後ほど・・・

Posted by smoothfoxxx at 18:07
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クチコミっていう響きは、すでに何だかあなたをワクワクさせませんか?僕はします。 『バズ・マーケティング』(マーク・ヒューズ著) メーカーやIT企業のマーケティング担当を経て、マーケティング・コンむA
【お勧め】『バズ・マーケティング』@これが現代の王道。【今日、僕が学んだこと。〜一歩ずつ愚直に前進、プチファイ・ライフ〜】at 2006年09月22日 21:41
この記事へのコメント
smoothさん、こんばんは!

何だか、スゴイ、長文の紹介ですね。
また、買おうかな(笑)。

もう少し、寝かして、本当に欲しかったら買います。
そう言えば、アマゾン中毒とか、アマゾン依存症というのは、けっこう使われているみたいです。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年03月11日 21:13
面白かったぞ、って声が聴こえてきそうな熱い書評ですね!
バズマーケティングを戦略的にやるってのは相当腕が要求されるのかもしれませんが・・(汗)
Posted by 2000の単語を超速で暗記する!ブログ 雄宇 at 2006年03月11日 22:56
う〜んおもしろそうですねぇ^^

本屋で立ち読みしてみます(笑)

まだ読んでない本がなかなか消化できてないですね。。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年03月12日 01:58
smoothさん、こんばんは!
映画を見てましたら、あっという間に
こんな時間!(笑


今日私は「バズマーケティング」を
またまた引用しました(^^

smoothさんの記事を読んでビックリ!
同じ場所です(^^

アップルの1984☆

私はこれが大好きなんですよね
アップルの戦略のうまさは模範になりますね
Posted by 龍司 @∞最前線 通信 at 2006年03月12日 03:12
こんにちは。

アップル関連(?)のついでに、『スティーブ・ジョブズ-偶像復活 』も、読まれると良いかもしれません。(ものすごく分厚いですが。)

わたしは、『バズ・マーケティング』では、ブリトニー・スピアーズの売り出し方が、そうだったのか、と、思いました。
Posted by こばやし at 2006年03月12日 10:25
こんにちは。
ムムム、濃い書評、読まずにいられない?!
smoothさんは、すごく理知的な方ですね。
わたしと“近い香り”だなんて、
恐れ多くてとんでもありません!!!
Posted by Kao〜ゆりのたね〜 at 2006年03月12日 14:48
smoothさん、こんにちは。

かなり力の入った書評でしたね〜。
早速本屋でチェックしてみます。

では、また。
Posted by YOSHI at 2006年03月12日 15:34
たしかに我々は広告環境の
クラッターに見舞われて
見ない場合はありますね。

クラッター(混雑)という新しい用語
ありがとうございます。
Posted by 栗原敏彰 at 2006年03月12日 17:22
SOHOスペースを確保していました。おかげで家のなかはめちゃくちゃです。そんな中、とあるサイトを作りたくなり鉄也いや徹夜で作成!メルマガにて告知しようと思っています!
Posted by SOHOスペースを確保していました。おかげで家のなかはめちゃくちゃで at 2006年03月12日 20:03
smoothさんこんばんは!
久々の休日でワイン飲みながらコメントすることをお許しください。笑

こういう目立ち方もあるんですね。
普段さえないマジメ君が学校でも有名な名物番長にキレてケンカする図をなぜか想像しています。謎

お忙しそうですね。。。
私ももう少し忙しそうです。。。
腰痛が。笑
Posted by koji at 2006年03月12日 20:24
smoothさん、TBありがとうございました!

記事も拝読しました。いや〜すごい!
やはりブログタイトルから「マインドマップ」は残しておかれたほうが・・・?(汗)
Posted by プチファイ! at 2006年09月22日 21:42