2005年04月10日
「ダーリンの頭ン中」 小栗左多里&トニー・ラズロ (著)
「ダーリンの頭ン中」 小栗左多里&トニー・ラズロ (著)
個人的評価:★×8
【はじめに】
◆当ブログ初めてのマンガです。
ご存知の方も多いと思いますが、著者の小栗サンは同じくマンガの「ダーリンは外国人」で有名なお方。
この本では特に、「語学オタク」であるダーリンこと、トニーさんと、
語学をネタに展開していきます。
これがまた面白いんです(笑)。
◆なお、異文化コミュニケーションということで、カテゴリは
コミュニケーションにしております(汗)。
【読書マインドマップ】
今回は省略します。
【読後の感想などなど】
◆マップがないので、ある程度内容について記しておきます。
まず冒頭のよくわからん(?)語句。
これは「日本語の音の変化」についてです。
◆一般的に「日本語は発音が簡単」とか「一つのカナに一つの音」
だと思われています。
少なくとも、私も「英語よりはシンプル」だと思ってました。
しかし、「日本語を学習する外国人」にとっては、必ずしもそうではないようで(笑)。
◆「語中音添加」というのは、例えば、「観音」は、本来「Kan-on」
であるべきところを、間に「n」が加わって「Kan-non」になるような事を言います。
「春雨」も「Haru-ame」のところを、「s」が加わって「Haru-same」になりますし。
◆「母音脱落」というのは、例えば、「立ち」に「た」が加わると
「立ちた」(Tati-ta)ではなく、間の「i」が抜けて「立った」(Tatta)となるような
変化を言います。
日頃普通に使っていると、そんな事気にもした事ないんですが(汗)。
◆さらに「日本語はひとつのカナに一つの音」という常識(?)についても、
以下の単語の「ん」が、全て音が異なるという事実を前にすると、
「日本語の発音も結構メンドクサイのかも」と思われるのではないでしょうか?
○はんのう ○はんぱ ○はんこ ○はんを ○はん
(どこがどう違うかはご自分で確認するか、本をご覧下さい(笑))
◆大学時代に、短期間とはいえ英国に語学留学してたせいか、私も結構
「言語関係」特に「比較言語学」に関しては、以前から興味がありました。
実際、「3ヶ月間英語でしか思考しなかった」結果、一時的に
「思考方法が変わる」(?)という体験もしましたし(笑)。
◆もっともこれは当たり前なのかもしれません。
「思考」は「言語」という「道具」を用いてする行動ですから、
「用いる道具が変われば、結果が変わっても仕方ない」ですよね(笑)?
そうじゃなくても、例えば、
「同じスイス人でもドイツ語系とフランス語系では気質が全然違う」
なんて事もありました。
先入観のせいかもしれませんが(汗)。
◆今の仕事である以上、英語を用いることは、まずありえないですし、
それ以外の言語については、もっと可能性が低いです。
でも「人生を豊かにするために」たまにはこういう本も良いかと・・・(笑)。
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ
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今回は省略します。
【読後の感想などなど】
◆マップがないので、ある程度内容について記しておきます。
まず冒頭のよくわからん(?)語句。
これは「日本語の音の変化」についてです。
◆一般的に「日本語は発音が簡単」とか「一つのカナに一つの音」
だと思われています。
少なくとも、私も「英語よりはシンプル」だと思ってました。
しかし、「日本語を学習する外国人」にとっては、必ずしもそうではないようで(笑)。
◆「語中音添加」というのは、例えば、「観音」は、本来「Kan-on」
であるべきところを、間に「n」が加わって「Kan-non」になるような事を言います。
「春雨」も「Haru-ame」のところを、「s」が加わって「Haru-same」になりますし。
◆「母音脱落」というのは、例えば、「立ち」に「た」が加わると
「立ちた」(Tati-ta)ではなく、間の「i」が抜けて「立った」(Tatta)となるような
変化を言います。
日頃普通に使っていると、そんな事気にもした事ないんですが(汗)。
◆さらに「日本語はひとつのカナに一つの音」という常識(?)についても、
以下の単語の「ん」が、全て音が異なるという事実を前にすると、
「日本語の発音も結構メンドクサイのかも」と思われるのではないでしょうか?
○はんのう ○はんぱ ○はんこ ○はんを ○はん
(どこがどう違うかはご自分で確認するか、本をご覧下さい(笑))
◆大学時代に、短期間とはいえ英国に語学留学してたせいか、私も結構
「言語関係」特に「比較言語学」に関しては、以前から興味がありました。
実際、「3ヶ月間英語でしか思考しなかった」結果、一時的に
「思考方法が変わる」(?)という体験もしましたし(笑)。
◆もっともこれは当たり前なのかもしれません。
「思考」は「言語」という「道具」を用いてする行動ですから、
「用いる道具が変われば、結果が変わっても仕方ない」ですよね(笑)?
そうじゃなくても、例えば、
「同じスイス人でもドイツ語系とフランス語系では気質が全然違う」
なんて事もありました。
先入観のせいかもしれませんが(汗)。
◆今の仕事である以上、英語を用いることは、まずありえないですし、
それ以外の言語については、もっと可能性が低いです。
でも「人生を豊かにするために」たまにはこういう本も良いかと・・・(笑)。
ご声援ありがとうございました!
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著/ 小栗左多里, トニ−・ラズロ
「ダーリンは外国人」コンビのトニー&さおりコンビが送る、英語と日本語の不思議や違いをわかりやすく面白く描いた、「言葉」エンタテインメント!
あいかわらずの「THE」論争や「V」の発音についてのすったもんだなど、笑いながら
ダーリンの頭ン中 英語と語学【booksjp】at 2005年04月25日 14:50
以前紹介した小栗 左多里+トニー・ラズロのコミック最新作。今回はハワイの旅行ガイ...
さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字 小栗 左多里 著【mono->log*netjinsei】at 2005年12月12日 09:48
この記事へのコメント
おはようございます。
>「3ヶ月間英語でしか思考しなかった」
スゴイですね。留学経験がるのですか?
英語が話せる税理士というのもニーズはあると思いますが、
この前聞いた話だと、外国人起業家が最近増えていて、
彼らの銀行交渉に立ち会ってりすることを商売にしている人がいました。
もっともその人は、特に資格もなく、1回○万と決めていると言っていました。
>「3ヶ月間英語でしか思考しなかった」
スゴイですね。留学経験がるのですか?
英語が話せる税理士というのもニーズはあると思いますが、
この前聞いた話だと、外国人起業家が最近増えていて、
彼らの銀行交渉に立ち会ってりすることを商売にしている人がいました。
もっともその人は、特に資格もなく、1回○万と決めていると言っていました。
Posted by ニタ at 2005年04月10日 07:59
いつもお褒めのコメントをありがとうございます。
smoothさんも毎日ほんの紹介助かります。
図書館なんかは、利用しますか?
ほとんど買っちゃうほうですか?
私も今までずーと購入していて、過去3000冊ぐらいを
超えた所から、今は、一部図書館利用をしております。
smoothさんも毎日ほんの紹介助かります。
図書館なんかは、利用しますか?
ほとんど買っちゃうほうですか?
私も今までずーと購入していて、過去3000冊ぐらいを
超えた所から、今は、一部図書館利用をしております。
Posted by 栗原敏彰 at 2005年04月10日 11:26
>ニタさん
いえ、使わないと英語なんてアッつーまに風化しちゃいますよ(笑)。
元々3ヶ月しか外国にいなかったワケですし。
ただ、外国人相手、っていうのは、話として面白いですね。
仕事としてやるには、色々面倒な事もあると思いますが・・・。
>栗原さん
本なんて、高くても3000円ですけど、セミナーは安くて3000円
じゃないですか(笑)。
そういう意味では、ホント栗原さんには頭が下がります。
「ハズレ」のセミナーもあったとは思うんですが・・・。
そして本は「全部経費」にできるんで買ってます(笑)。
3000冊ですか(汗)。
そっちの書評ブログでも、面白いのが書けると思いますよ。
私なんか、マジ読み始めたのって、今年に入ってからですもん。
それまでは"CD評ブログ"できる位、音楽関係にしか
お金使ってませんでした(汗)。
いえ、使わないと英語なんてアッつーまに風化しちゃいますよ(笑)。
元々3ヶ月しか外国にいなかったワケですし。
ただ、外国人相手、っていうのは、話として面白いですね。
仕事としてやるには、色々面倒な事もあると思いますが・・・。
>栗原さん
本なんて、高くても3000円ですけど、セミナーは安くて3000円
じゃないですか(笑)。
そういう意味では、ホント栗原さんには頭が下がります。
「ハズレ」のセミナーもあったとは思うんですが・・・。
そして本は「全部経費」にできるんで買ってます(笑)。
3000冊ですか(汗)。
そっちの書評ブログでも、面白いのが書けると思いますよ。
私なんか、マジ読み始めたのって、今年に入ってからですもん。
それまでは"CD評ブログ"できる位、音楽関係にしか
お金使ってませんでした(汗)。
Posted by smooth foxxx at 2005年04月10日 22:21
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