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2005年01月24日

「論理的に書く方法―説得力ある文章表現が身につく」小野田 博一 (著)


「論理的に書く方法―説得力ある文章表現が身につく」小野田 博一 (著)

昨日のレビューで偉そうに「論理的か否か」などとコメントしましたが、そろそろ「そういうオマエの文章は論理的なのか?」とツッコミが来そうですね(汗)。

私の文章がどうかはさておき(?)、私個人としては「論理的に〜する」関係の本は、結構読んではいます。

・・・それが実践できているかは別問題ですが(汗)。

本屋さんでもそれなりに「論理的な本」のコーナーが出来ていたりしますし、「論理的」であろう、という姿勢を持ってる方も多い事でしょう。

そんな方々に個人的にオススメしたいのが掲題の本です。

この著者の作品には、他にも「論理的に話す方法」ですとか
「論理的に考える方法」と言った本もあり、どれも一貫した主張に溢れていてオススメできます。




さて、この本の冒頭で著者は言います。

「論理的に書かれていない文章が同意を得るのは、もともと同じ意見を持つ者からだけで、意見の異なる人を説得できるのは、論理的な文書だけです。」

なるほど・・・(汗)。

今までの私の文章は、皆さんを説得できていたのでしょうか?


参考までに、「論理的に書くための大基本」を抜粋します。

・何が言いたいのか、わかるように書く
・主張と根拠は絶対に書く
・主張する上でもっとも大切な事は「主張すること」
(日本では、きちんと主張がなされていない文章が非常に多いそうです)
・根拠をはっきり書く
・余分なことを書かない


イキナリ言われても、納得できる部分とそうでない部分があるかもしれません。
意味が良くわからない部分もある事でしょう。

しかしこの本を一読すれば、世間一般的に目にしている文章のほとんどが、(著者が言う所の)「論理的でない」事に気がつきます。

恥を忍んで自分でも犯している間違いを列挙しますと・・・。


・「主張を書くべき部分を疑問文にしてはいけない」

○日本人が大好きな表現「〜ではないだろうか」が、主張逃れの疑問文の代表格

→「読み手に判断を任せる文章なので、主張ではない」そうです。


・「「〜と思う」を、ごまかす表現として使ってはならない」

○「思う」を使うのは、「自信の無い時」「推測を書くとき」だけにしましょう

→主張をごまかす表現としての「〜と思う」は、反論を拒否するための表現で、また、他者へのはたらきかけを避ける表現で、主張ではないそうです。


なお、厳密には「論理的」であっても「説得力がない」事もあります。
何故ならば、論理学上、「論理的か否か」というのは、命題の内容の真偽を問わず、形式の正しさを問うところにあるからです。

簡単に解説しますと(「論理的に話す方法」より)

「XならばY、YならばZ、ゆえにXならばZ」

という、俗に言う3段論法は論理的に正しいです。

ここでXに「黒猫」、Yに「魚類」、Zに「不死」を入れてみますと、

「黒猫は魚類である。魚類は不死である。ゆえに、黒猫は不死である。」

となってしまいますが、これでも論理的には「正しい」のです・・・。

かえって混乱しちゃいますか(汗)?


ちなみに著者は東大医学部卒で、日本郵便チェス協会の代21期日本チャンピオンだそうです。
・・・この履歴は、「この本が論理的である」証明にはなりませんが、一応参考まで・・・。

(評価):★×7.5


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Posted by smoothfoxxx at 14:50
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