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2005年01月20日

「他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい」三浦 哲(著)


「他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい」三浦 哲(著)


またもやビジネス書のレビューの棚卸しです。
読むだけ読んでも、なかなかレビューできない自分ですが・・・。

さて、この本、タイトルに思いっきり「億万長者」などという大胆なフレーズが挿入されてますが、基本的には

「洋書に対するアプローチの仕方」

がメインですので、これを読んだからと言って、別に億万長者になれるわけではありません。

それでは何故このようなタイトルになったのか・・・?

金森氏のように、「アドワーズで市場調査」でもした結果なのでしょうか(汗)?



内容的には「中学生程度の英語」であっても、「洋書が理解できるテクニック」がいくつか披露されており、これは確実に使えます。

私にとってはこの本の「本としての」価値のほとんどが、これらのテクニックにあると思ってます。

特に理解のスピードにおける「ボトムアップ方式」に対する「トップダウン方式」の優位性などは、わかりやすい例とともに納得させられます。


ただ、内容における「説得力」にはいくつか疑問点あります。

○本全体が「著者」と高校の後輩であった「生徒」との会話形式で話が進められており、洋書の理解の度合いは、あくまでも「生徒」氏の自己申告に過ぎず、客観性に乏しい事

(実際は、いくつもの事例で証明済みなのだろうが、本の形式上明らかにされてはいない)

○いくつかの部分について、「結論」を証明する「根拠」が提示されていない(ひょっとして著者の周りでは常識なのかもしれないが、いずれにせよ根拠レス)事

(例)
「アメリカの経営に関する本の方が、日本より少なくとも5年は進んでいる。」

→その根拠は?


とっつきやすさ、という点では、「メルマガを読むような感覚」と表現すればいいでしょうか?
活字量的にも、先日の「ブログで始める超速起業入門」以上に(以下に?)少なく、通勤の帰りの電車内の30分程度で読みきってしまいました。



ちなみに「この本には書ききれなかった続きがあります」と書かれた紙が本の最後の方に挿入されており、URLで飛んで、メルアドを入れると、続きが読めます。

内容はご想像にお任せします・・・。

ちなみに、私はURLでサイトまで行って、やっとこの本のタイトルの「意味」がわかりました。

(先日の金森氏の著作を読んだ後だと、そう理解せざるを得ません。これは著者の活動に対する批判でもなんでもなく、そういう営業もありだな、と個人的には思っています。実際に入会しようとしている自分がいますし(笑))

評価:★×7(洋書に対するアプローチのテクニックとして)

人気blogランキングご声援ありがとうございました!


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他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい【エンジニアがビジネス書を斬る!〜『エンビジ図書館』〜】at 2005年01月28日 01:17
               
◎今日の一冊「他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい」三浦哲(著)1365円中経出版 ISBN 4806121339学習の基本を学べます。三浦さんと後輩の後藤さんとの10日間の会話で英語を学ぶ方法が書かれています。英語だけではなく、全ての学習法の基本です。...
他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい【知りたい人】at 2005年02月17日 15:03
                               
この記事へのコメント
               
そうですよね。
億万長者にはなれないかもしれないけど、
学び方については良くわかりますよね。
Posted by 知りたい人 at 2005年02月17日 15:02
               
>>知りたい人さん
あ、こちらにも(汗)。コメントありがとうございます。
そうなんですよ、「テクニック」として、
かなり有用だと感じました。
Posted by smooth foxxx at 2005年02月17日 19:11